Today's been a good day
何年か前、Macmillan (イギリスの癌チャリティー)の広告で、こんなのがあった。初老のカリブ系黒人男性が微笑みを浮かべて街路を歩いてくる。彼が言う。「Today's been a good day. Today hasn't been about cancer.(今日はいい日だ。今日は癌から離れていられた)」。
それな。誰しも、なにかしらトンデモナイものを背負っている。過去のトラウマ、今の職場の人間関係、家庭内不和、病気、遠くない死。それでも、今一瞬を享受してはいけない理由はない。今、この瞬間、愉しいなら、嬉しいなら、幸せなら、「でも私は癌なんだから/うつ病なんだから/ブスなんだから/もう長くないんだから」と今を打ち消す必要はない。
ひどい思いをしてきた。ひどいこともしてきた。でも、今日は、ひどくない。今日はいい日。