2014年
そう。バンコクのカオサン通りで睡眠薬強盗にあった時の話だ。
1人旅を始めて2日目だった。
夜の11時くらいに賑やかなカオサン通りを1人でブラブラ。
歩いていると東南アジア系のタイ人ではない外国人に話しかけられた。
男:
ハイ!どおよ!
どっから来たの?一人?
私:Yeah!
男:飲もうよ‼️
私:良いよ!!
旅2日目の私は話しかけられるのが嬉しくて心を完全に開いていた。
男:奢ってやるよ‼️
私:有難う!
路上で飲もうとの事で、彼が露店で買ったビールを飲むことに。
路上に座り、色々な話しをした。
彼は月に600万円稼いでいるとかで、君は幾ら?っと聞いてくるので答えた。
男:安いな !
私:そうだよ…
今思えば金をチェックしていたのか。
そう。東南アジアでは私のサラリーは決して安くないサラリーだった。
男:早く飲めよ‼️俺が次行けないだろ!
お酒が苦手な私はゆっくり飲んでいた。
男:飯を横に置いて飲めよ
食べていたパッタイを横に置く。
彼からビールを受け取る私。
そう。今思えばこの時にビールに睡眠薬を入れていたのか…
ビールを飲んでいると。
男:食えよ
彼にビールを持っててもらい、横の飯を取る。
この時にまた入れていたのか…
男:シークレットパンツ履いてるか
私のパンツの中に指を突っ込んで確認してくる。
流石に
ノー!!といい彼の手を弾く。
私:履いてないよ!
男:何故だ⁉️履いた方がいいぞ!危ないぞ
私:このポーチだけだよ‼️服の中に巻いてるから安全だ
男:そうか!
今思えばこの時に何処に大事なものが、あるかチェックしていたのか
リュックの鍵を締める私。
男:何故閉める?
私:危ないからだよ!
男:閉めないほうがいいぞ。
隠してるとバレバレだからな!
私:いいんだ、とにかく閉めるんだ俺は‼️
彼を信用していないので一応閉める私。
男:わかった!ところで、ここはうるさいから川沿いで飲もう‼️
私:川沿い?
いいよ!
2人で、川沿いに向かう。
暗い道だ。ここはどこだ。薄暗い道には売春婦が何人も道で立ちンボしている。可愛くない奴ばかりだ。
まーなんか、楽しいしいいか。
今思えば、この時既に薬が回っていて、意識も若干薄い。気持ちの良い感じになっていた。
完全には私も彼を信用していないので私は言う。
私:どこ行くの?ここは暗いし危険だ!
男:何故だ
私:俺はさっきあんたに会ったばかりであんたの事を知らないからだ
向こうも言ってくる。
男:それを言うなら俺も一緒だ‼️俺も危険だ!俺もお前のことを知らない!
まーそうだが…。
まーでもいざとなれば私は足には自信があるし逃げられる。鍛えてもいるから大丈夫か…。
道路を渡る。
危ないからと奴は俺の左手を繋ぐ。
今思えばこの時に既に薬が回っていて朦朧としている私が、人通りのある道路で倒れないようにしていたのだろう。
川岸に着いた。
腰を降ろす。
ここで完全に意識が落ちた。
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