介護は突然やってくる - はじかれ人の生活

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孤独な障害者の生き方

介護は突然やってくる

昨日の朝、母から呼ばれた。

朝の6時だった。

1階に下りていったら母が台所で椅子に座り足をさすっていた。

どうしたのかと問いかけると頭がふらついて立てないと言う。

詳しく聞いてみると朝起きて布団を畳むまでは何ともなかったのに朝食の用意をしているときに急に頭がふらつき倒れたと言う。

私は焦った。

もしや脳梗塞かと。

とりあえず脳梗塞のチェックをしてみた。

両手足や指を動かせるか試してみた。

それは大丈夫のようだったので次に表情。

話をしているときの顔の具合を確認した。

それも大丈夫だった。

自分の誕生日や今日の日付も言えた。

椅子に座れば頭のふらつきはないとのこと。

さてどうしよう?

救急車を呼ぶべきか?

母はそれほどではないのでいいと言うが

では病院に連れて行こうと考えたが土曜日なので休みだ。

いつも行く診療所は土曜日もやっているので8時半まで待って連れて行った。

朝食はいつものように食べることはできお腹は空いていると言っていた。

診療所で先生がいろいろと脳梗塞のチェックをしてくれたがそれほど重篤な様子ではなかった。

それでも心配なのでどこか大きな病院はないかと聞いてみた。

そして探してくれてさっそく母を連れて行った。

その病院は車で1時間ほどかかり遠かったがMRIと血液検査をしてくれた。

結果はすべて問題なしだったので一安心した。

しかし母は左足がまだ動かしづらそうで歩くのが一苦労だ。

私が支えていなければ倒れてしまう。

昨日までは一人で散歩までしていたのに。

先生の話では頭のふらつきは貧血からではないかという。

食事にレバーや肉類を増やすように言われた。

そういえば我が家では肉をあまり食べない。野菜ばかりだった。

たんぱく質が足りないとも言われた。

帰りにさっそくスーパーへ寄ってレバーや鶏肉や豚肉を買って来て食べた。

今朝は母もふらつかなくなったそうだが左足にまだ不自由さを感じると言っていた。

心配だ。

このまま歩けなくなりそうな気がしてきた。

89歳 もうそろそろ介護が必要な歳になったのかもしれない。

今日は母の足をマッサージしたり軽い運動をさせて足の回復を願っている。

だんだんと嵐が近づいてくるような嫌な気分だ。

今介護している人たちもこんな気持ちだったのだろうか。

歳を取るのが恐ろしくなってしまった。

とりあえずはできることから始めようと思う。

母もまだ少しは歩けるのだから。







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