タイ東部4県庁訪問400kmライド(13)5日目、バンペー→チャンタブリー③正しい行いが評価されるとは限らない
นรก 地獄=魔界
ここまでの記事はここ↓
タイ東部4県400kmライド(序章)計画・準備編
タイ東部4県庁訪問400kmライド(1)1日目、バンコク→チョンブリー①事件の前兆
タイ東部4県庁訪問400kmライド(2)1日目、バンコク→チョンブリー②10人以上を巻き込んでiPhone6大捜索、感謝♪
No,73 チョンブリー県 จังหวัดชลบุรี
タイ東部4県庁訪問400kmライド(3)1日目、バンコク→チョンブリー③チョンブリーのお宿
タイ東部4県庁訪問400kmライド(4)2日目、チョンブリー→ラヨーン①地獄のゆる坂20数連発
No,74 ラヨーン県 จังหวัดระยอง
タイ東部4県庁訪問400kmライド(5)2日目、チョンブリー→ラヨーン②ラヨーンのお宿
タイ東部4県庁訪問400kmライド(6)3日目、ラヨーンの休日
タイ東部4県庁訪問400kmライド(7)4日目、ラヨーン→バンペー①雨で予定変更、パンクの前兆
タイ東部4県庁訪問400kmライド(8)4日目、ラヨーン→バンペー②犬の襲撃一回目
タイ東部4県庁訪問400kmライド(9)4日目、ラヨーン→バンペー③パンク一回目
タイ東部4県庁訪問400kmライド(10)4日目、ラヨーン→バンペー④ バンペーのお宿
タイ東部4県庁訪問400kmライド(11)5日目、バンペー→チャンタブリー①4桁国道を走る
タイ東部4県庁訪問400kmライド(12)5日目、バンペー→チャンタブリー②田舎道で2回目のパンク
パンクも直って気を取り直して再スタート。
googlemap上のチャンタブリー県庁までの距離は約35km。
つまりスカイレーン1.5周分だ。
スカイレーン1周が23.5kmなので、これを基準に残りを考えるようになる。
思い出すだけでおぞましい恐怖ゾーン(魔界?)への入り口が刻一刻と迫ってきているとも知らず。。。
前の記事で「4桁国道の落とし穴①」として、住宅街に入り込むので飼い犬の襲撃が増えるということを書いた。
①があるということは②もあるってこと。
その魔界への入り口がここだった。
その時はまさかここが魔界の入り口とは知らず、また魔界に入ってからはとにかく抜け出すことが優先で本当の魔界の姿の写真はないのが残念。。。
それではgooglemapのストリートビューで振り返ってみよう。
国道3399号線を走っていた。
そろそろ分かれ道だということもgooglemap上からわかっていたが・・・
《分かれ道の直前》
なかなか立派な国道3399号線。
交通量はごく少なく快適なサイクリング
《分かれ道-1》
さてそろそろ分岐点だな?とは思っていたが、当然のごとく3399号線のカーブに沿って左折(青矢印)。
が、googlemapの表示は「行き過ぎ」を示している。
???
もしかしてあそこを直進するのか〜?
正解は赤矢印の方角へ直進でした。
その先は・・・
ここはもちろん国道ではなく単なる農道・・・
《分かれ道-2》
で、ほんの10数メーター走るとまたgooglemapのルートを外れている。。。
???
恐る恐る戻ってみるとここが分かれ道だった。
その先は・・・
これは2013年撮影のようだが、現在はボロボロのコンクリートが剥がされ砂利道だった。。。
これが現在の姿↓
うわ〜!これはやばい!
またパンクするじゃないか〜!!!
戻って国道3399号線経由で迂回したほうがヨクナイ?
これが4桁国道迂回ルートの落とし穴②でした。
googlemapってこんな道も表示してくれるんで非常に重宝しているけど、実際にルートを決める時はかなりの慎重さが必要だと痛感した。
先を見てもこの砂利道が改善する様子はなく、むしろ赤土がむき出しの道が続いていた。
これはやばい国道に戻ろう・・・
そう思った時だった。
民家の前でUターンしようとしたその瞬間、両脇からいきなり犬が飛び出してきたのだ。
もうUターンなどして減速している余裕は全くなく、砂利道にもかかわらず全力疾走。
が、もうこうなるとおしまいだね。
その先の民家からも連鎖的に犬が飛び出してくる。
だいたいこんな農道を何の縁もゆかりもない外人が、見たこともない自転車と格好で突入してきたらそりゃあ警戒するよね〜
守衛としての当然の任務だとは分かっていたが、もう何匹に追われているのか全く分からず。
ようやく砂利道を抜けて赤土の道へ。
ただし、ここは日陰になっていて前日の雨の影響で場所によってはかなりぬかるんでいる。
そんなぬかるみに入るとタイヤがねっとりした赤土を巻き込んで、ブレーキ周辺は粘土を詰めたようになる。
もうおしまいか・・・
そう思った時救世主が現れたのだ。
サイドカーに乗った農夫婦が向こうからやってきた♪
すでに彼らのテリトリーを抜けたのか、迫ってくる犬はいなかったのだが、振り返ると後方で睨みを利かせている状況。
減速してサイドカーに合図を送ると相手も減速してくれた。
「こんな農道を何の縁もゆかりもなく、見たこともない自転車と格好の外人」に農夫婦も警戒していたようだが、「あの〜チャンタブリーへ行きたいんですがどの道行ったらいいでしょうか?この先の道をまっすぐ(googlemapが示している道)行くんでしょうか?自転車なんで非常に困難です。犬がいるんで戻ることもできません。」
自ら入り込んできて言ってることが支離滅裂なのは分かっているが、とっさに思いついた単語を並べるとこんな感じで言ったのだ。
すると農夫婦は「すぐそこを左に曲がって右にいくといい道に出る。その先が○○村だ。そこからチャンタブリーへ行けるよ」
そのほかにもいろいろ言っていたが分かったのはこれだけ。
googlemap上では直進だったが、多分そのままいっても赤土の道だったはず。
助かった〜
お礼を言って左折。
もう一軒でまた犬が出てきたけど、わき目も振らず走り抜けた。
そしてようやコンクリートの舗装道へ出る
こんなちゃちなコンクリートの農道が輝いて見えたよ♪
これが魔界の地図
青の点線が実際に走った道、赤の実線がgooglemapの示した道。
たしかに最短距離を示している。
googlemapは正しい!
つまりこれは「たとえ正しいことをしても、必ずしも評価されるとは限らない」という社会の掟を身を持って体験したということで納得しよう。
こうして魔界を完全に脱出してからは、国道3147線に入り順調に進む。
出発から7時間半後の15:00、本当に久々のというかこの区間初めて?の信号機に出会う。
こうして約8時間後の15:20、ついにチャンタブリー県庁に到着。
***
この区間はパンク・犬・ダートコースと三重苦ではあったが、到着してしまえば全てを忘れることができる。
県庁訪問を終え、途中のカフェで予約した今日のお宿へ向かうとするか〜
いよいよこの400kmライドも残す所あと一区間。
まだまだ続けたい気持ちが半分、早く楽になりたい気持ちが半分と複雑な心境の中で宿に向かうのであった。
■ルート
■走行距離(googlemap):90.0km
走行距離累計:311.9km
■走行距離(cateyeサイコン):105.55km
走行距離累計:327.63km
■走行時間NET(cateyeサイコン):5時間19分
記録忘れ、googlemapと同じとした。
走行時間NET累計:17時間01分
■平均スピード:21.0km/h
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| 2018タイ旅【2】東部4県400kmライド | 00:05 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
Googleナビって便利なんですがおっしゃるように4桁国道などは
最近新たにルートが整備されたとかナビが把握してないルートを
案内してくれる事が多々有るので直感力が要求されますね。
後、ナビを使わないでGoogleマップ上で現在位置を表示させて
走ることも多々あります。
| KK | 2018/03/29 08:01 | URL |