タイにいながら昭和の香り
タイ語学校では「〜しましたか?」は〜แล้วหรือยังレオルーヤンと習うはずだ。
しかし実際の会話ではそんな長くまどろっこしい言い方はしない。
ตื่นยังトゥンヤン=起きた?(大体10時過ぎに聞くような言葉ではない(。>д<)
เลิกงานยังルークンガーンヤン=仕事終わった?
กินข้าวยังキンカオヤン=ご飯食べた?
นอนยังノーンヤン=寝た?
全てแล้วหรือレオルー=「し終わりましたかそれとも」を省略している。
参考までに発音をカタカナで書きましたが、そのまま読んでもまず通じません。実際に使う際は、辞書等で発音記号を確認してください。
今日は今の会社の社風について書いておく
今の会社は日本の会社のタイ現地法人なので、基本的には日本の親会社の社風と言ってもいいかもしれない。
1,基本的にパワハラ系(親会社)
業界というか顧客が体育会系なので自然とそうなるのだろう。
オーナー企業という側面もあるだろう。
某会社情報サイトによると親会社は「創業家の神格化」と半島国家のような体制になっているようだ。
まあ、タイにいればそんなの関係ないが
日本の本社の人でパワハラ系の人を2人ほど見た。
2,昭和の雰囲気が漂う
昔の日本のサラリーマンと言えば時間に厳格かつ休まず残業・休日出勤をバリバリやるのを美徳とする(というか休むことを忌み嫌う)傾向が強い。
***
時間に厳格なのは今でもそうかもしれないが、何でもかんでも時間厳守という考えはオレには合わない。
タイの人もそうだと思うが「時間を守らないと大きな不利益がある」というか、そのものの価値によって時間を厳守すべきか多少遅れても問題ないかを判断して決める
過去の経験から約束の80%は実は多少遅れても何の問題もない(ダマスカスの経験上)。
時間を守った方がいいのは15%、絶対に守らなければまずいのは5%程度未満しかないはずだ
それが気に食わない(単に気が短い?心配性?)人に合わせるのは非常に苦痛
要するにほぼ意味のないことに神経を削るのはオレの性に合わない
タイの人は時間を守らないと多くの人(日本人もタイ人も)が言うが、彼らは自分(達)の価値観に従って時間管理をしているだけ。
ちなみにタイの人たちは飛行機のチェックイン時刻はきちんと守る、というか3時間くらい前から並んでいることも珍しくない。
要は、飛行機のチェックイン時刻に遅れたらまずい!というか、重要性を十分認識しているのだろう。
(抗えない相手と認識しているのかもしれない)
有給休暇取得も同じ(ダマスカスの経験上)
絶対に終日休めない日は実は出勤日の全体の5%もないはずだ
***
今の会社にはこの昭和の価値観が充満している。
(1)有給取得は悪
経営者は常日頃タイ人に対して「また休むのか~、気楽なもんだな~」と日本語で平然と言う
有給休暇は「取得する」のであるが「休ませていただく」とか訳の分からない言い回しをよくする。
少し前には経営者が「有給休暇を取るなんて会社に何の貢献もしていない」と言い放っていた。
確かに駐在者はあまり休暇を取らない。
そういう社風というか圧力があるのだろう。。。
もちろんオレには関係ないので100%取得しているが、内心苦々しく思っているのだろう(しるかー)
(2)残業バリバリ
駐在者は残業バリバリで休日も頻繁に出社するようだが、経営者は「最近本社がうるさいのでやり過ぎるなよ」というだけ
日本の本社ではいまだに残業時間の予算化をしていて、予算オーバー分は翌月以降に振替・・・っていう昭和の制度が残っているようだ
年棒改定の際、大幅な手当アップを要求(というか当然の権利なのに出さないと言ったので、退社を匂わし撤回させた)をした。
結果的には要求を飲ませたが、その際の経営者の言葉に啞然とした。
「分かった、その代わり残業一杯やって休日も出てきて会社に貢献するのだよ」と。。。
ハイとは言ったが当然そんなことはしていない
う~ん、昭和・・・
(3)意味の分からない時間管理
「始業時間の最低5分前には着席するように」と就業規則にある。
じゃあ、その5分間の賃金を払っているのか?そもそもこの類は就業規則ではなく「就業時の心構え」ではないだろうか?
始業時ギリギリに来ると「遅い!」とか言われるがオレは無視している
先日「17:00ちょうどに退社のタイムカードを押す人が多いが、これは終業前からカードリーダの前で待っているからではないか?少なくとも17:01とか17.02とかでないとおかしい」
と経営者がのたまっていた。
笑いを堪えるのが苦痛だった
17:00ピッタリまでは仕事に集中しろと言いたいのだろうけど、ちょっと細かすぎないか???
3,ケチ
全般的に言えることは経営者がケチ
給与、手当を削ることだけ考えて、従業員へのよりよい福利厚生をほぼ考えていない。
給与水準は日系企業の中では低い方
休日数、有給休暇日数や各種手当も法定最低限の水準。
そういった中で、更に身を削られそうになっているので皆うんざりしている。
昇給もボーナスも最低レベル
個人の評価でも「○○できればA評価」とか言っているが、AとB評価の違いは数十~100バーツ/月程度なのに「それでやる気を出させる」とか言っているのでやる気が出るわけがない。
数十~100バーツ/月の昇給をしたらしたで「今後いかに会社に貢献できるか考えないといかん!」とのたまっている
今時こんな金額でやる気が出ると思っているのか?
***
以前25年間勤めた大手製造業
ここも平成初期までは昭和のしきたりがあった。
10-15年くらい前だったかな?社員の生活重視を打ち出して残業0化、有給休暇取得率向上を目指す様になった。
最初のうちは週一日のノー残業デーだとかだったけど、ある時一律に残業禁止令が徹底され、劇的に残業が減った。
有給休暇も部門別取得率が公表される様になった。
そんなことが行われる前から、オレだけ残業なし、有給休暇取得率100%以上(過去に溜まった有給を切り崩している)を達成し、管理職として会社に多大な貢献をしてきた(実際には白い目で見られていたが・・・)。
結局、今では残業ゼロ+有給取得率の大幅上昇を達成している様だ。
時代の最先端を突っ走っていたオレ、生まれてくるのが少し早すぎたのだと思う。
大手では、すでに10年以上前から昭和の香りが失われているのだが、中小特にオーナー系はいまだ昭和から時代を抜けられていない様だ。
平凡な人が就職するなら大手が良い。
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| 現地採用生活2021 | 19:25 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑