会社で計画していたサーバーの入れ替えでデルのPowerEdge T610が届きました。XeonのE5530 (2.4GHz)をふたつにメモリーが16GB、1TB SASが5台のRAID5。という結構なスーパーマシンですがそんなに高くなりませんでした。サポートとかUPSも入れて70万円ぐらいです。この辺の値段はさすがデルですね。富士通のマシンとかで相見積もりしたのですが価格では全く相手にならなかったです。
届いた時の第一印象はそんなに大きくないな、でした。いや、箱はそれなりにでかいのですが去年のPowerEdge 2900 IIIと比べて一回り小さいような気がします。この時の箱はパレット構造も付いていましたが、今回のは簡素化されていて普通の段ボール箱でした。本体の大きさもラック搭載可能サイズなのでほぼ同じ大きさなのですが、PowerEdge 2900 IIIは本体下部にキャスターをつけられる、割と大きな足を取り付けていたのに対して、T610はキャスターの足は別部品となって、立てるだけには簡易的な足でそのぶん高さも抑えられているようです。大きさはPower Edge 1800と同じくらいで奥行きが数センチ長くなった感じですね。
電源を入れてまずはBIOSの設定内容の確認です。こちらに説明書がありますが、CPUの設定でHyper-ThreadingをOFFにします。いや、有効のままでもいいんですが、すでに4コアがふたつで合計8コアありますし、以前、数値計算するマシンではHT無効の方がパフォーマンスがよかったのでそれ以来Disabledがうちの流儀です。これはProcessor SettingsのLogical Processorの項目になります。説明書には「同時マルチスレッディング(SMT)テクノロジ」とありますが調べてみたらこれがインテルの言うHTのことなんですね。
そうそうBIOSの設定項目で知ったのですがUEFIを使えるようになっています。64bit OSなど今までのBIOSに代わる起動システムで、前の規格となるEFIはintel Macでおなじみです。おお。なんだか新世代という感じ。
で、マシンのチェックをしようと起動時にキーボードのF10を押してUnified Server Configuratorを実行するとこれが中国語になっています。ええー。ボタンにある是や否はわかるもののその他は何が何だかわからん状態です。こちらの説明書によると言語設定できるみたいなので、また明日にでもやってみようと思います。今日は、Memtest86+でメモリチェックだけかけました。ちなみにMemtest86+は最新のv2.11を使いましたがCPU種類はCore i7と判別され、チップセットについては空白になっていました。16GBのメモリーは一通りのチェックに2時間半ぐらいかかりましたよ。
5/13追記
Unified Server Configuratorの中国語表記を変更する件はこの日に記述しました。