実際に使用されたことがある黒子のバスケの必殺技まとめ(動画あり)
TVアニメ黒子のバスケについて……
ついにTVアニメ黒子のバスケは最終回を迎えてしまいました。私は以前、京アニにスラダン山王戦を作って欲しいとか色々妄想してたんですが、まさかIGと黒子のバスケがバスケアニメに革命をもたらすとは思ってなかったですね。迫力ある必殺技と、リアルなバスケ描写が融合した素晴らしいアニメーションでした。今とちぎテレビで再放送しているTVアニメスラムダンクと見比べるとそのクオリティの違いは明らかですw
……と、前置きはこれくらいにしておいて、今回は作中に出てくる技のなかで実際の試合で使われたことがある技をまとめてみました。アニメーションとプレー動画を比べてみるのも面白いかもしれません。なお必殺技解説は黒子のバスケ - Wikipediaのものを引用させてもらいました。無いものは私が適当に解説しています(^^;)
アニメオンリーの人はネタバレ注意!
宙を歩く(エアウォーク)
使用者:火神大我
超人的な跳躍力で実現する、まるで空中を歩いているかのような長い滞空時間のこと。 これによるレーンアップを披露した際には、脚力を消耗していたとはいえブロックのために後から跳んだ紫原のほうが先に地面に接地するという現象を引き起こした。
使用者:マイケル・ジョーダン
ご存じ、AIRこと、マイケル・ジョーダン。ダンクコンテストではレーンアップ(フリースローラインからのダンク)でダブルクラッチも決めています。
型のないシュート(フォームレスシュート)
使用者:青峰大輝
天性のボールハンドリングとテクニックに敏捷性、そこに変幻自在なストリートバスケットの動きが合わさった青峰の「無限」のスタイルから放たれる様々な変則シュート。例として「ボードの裏からのレイアップ」「体を地面とほぼ平行にし、かつ通常よりループの高いフェードアウェイシュート」などの常人にはおよそ真似できない離れ業を披露している。 シュートに限らず青峰のプレイスタイルは基本とされるフォームからかけ離れており、その型破りな動きには一切の読み合いが通じない。
- バックボード裏からのシュート
使用者:それなりにいる
ランキングが作られる程度には見かけるプレー。しかし、青峰のようにリングを見ずにシュート入れてる選手はいないと思う。
- 上体をそらしながらのフェイダウェイシュート
使用者:ドゥウェイン・ウェイド
バランスを崩しながらもバックボード上の方を正確に狙ったバンクショット。青峰のフォームレスシュートのうちのひとつ、「上体をそらしながらのフェイダウェイシュート」に似ている。ただ、青峰は上体をそらしながらシュートを撃って、なおかつしっかり着地してるんだよなぁ…。どんなバランス感覚してるんだ!?
- 変幻自在のボールハンドリング
使用者:ホット・ソース
正直言うとストバスは守備範囲外(^^;)…メジャーどころで言えば、ホット・ソースのトリッキーなドリブルは有名。
- その他 予測不可能なシュート
いわゆるサーカスショットと呼ばれるもの。昨シーズンの抜粋だけでもこれだけのプレーが飛び出している。中には青峰が作中に放ったシュートのようなものも含まれている。
超長距離3Pシュート(スーパーロングレンジスリーポイントシュート)
使用者:緑間真太郎
フォームを崩されない限り100%の精度を誇り、超長距離・超高度を飛ぶ3Pシュート。シュート範囲は「コート全て」[7]。 緑間自身の高い上背による打点の高さによってフォームを崩すことすら困難だが、ゴールから離れれば離れるほどシュートまでのタメが長くなるという決定的な弱点も存在する。重量のあるボールを高く長く飛ばすという性質上、一度放つだけでも全身に激しい負荷がかかるために弾数制限が存在するが、WC都予選において緑間は試合全体を通してこのシュートを投げ続けた。緑間いわく「火神対策にひたすら基礎体力を向上させて限界を突破した」。またフェイクを織り交ぜたり、シュートで敵をひきつけてからパスを出すことで味方は数的有利の攻撃を展開できる。
使用者:ケビン・ラブ
シュートレンジはコートすべて…どころかエンドラインの後から決めてます、試合中ではないけど。当然100%で決めるのは無理です。詳しくは↓の記事を参照してね。
↓ちなみに緑間のシュートを本当にやるとすると、こんなことになるらしい。
ゾーン
使用者:青峰大輝、火神大我、紫原敦
余計な思考感情が全てなくなりプレイに没頭する、ただの集中を超えた極限の集中状態。選手の持つ力を最大限引き出せる反面、トップアスリートでも偶発的にしか経験できない稀有な現象。ゾーンに入った人物は瞳から光の筋のようなものが出る描写があり、汗の描写がなくなる。ただし集中力の継続には当然時間的な限界があり、青峰は練習不足からこの限界が火神よりも早く訪れ敗北した。
使用者:トレイシー・マグレイディ 他多数
「ゾーン」はバスケットボールで一般的に使われている言葉。どんなシュートも落とさない状態…ネットで特に有名なのは35秒で13点取るこの動画。
後出しの権利(あとだしのけんり)
使用者:木吉鉄平
相手の次の手を見た後で、プレーを変える能力。 大きな手でバスケットボールをハンドボールのように掴めることで、常人ならボールを放してしまうタイミングでもプレーの選択を変更できるというもの。
使用者:マイケル・ジョーダン
ボールをつかんでフェイク……というと、マイケル・ジョーダンのシュートと見せかけてドライブという一連のムーブが思い浮かぶ。
特に、1991年のNBA Finalsで見せたダンクをダブルクラッチレイアップに切り替えたプレーはマイケルジョーダンのキャリアハイライトとして有名。
バイスクロー
使用者: 木吉鉄平、紫原敦
バスケットボールのワンハンドキャッチ。高さ勝負において、多くの選手がリバウンドしたボールを片手で取った後両手で取る場面で、片手でボールを取りボールを片手で鷲掴みできる程の大きな手で相手の上からボールをもぎとることができる。紫原は見様見真似でこの技を使用し、木吉の上からボールを奪った。
使用者:マイケル・ジョーダン
後だしの権利が使えるんだから、こっちも使えます。
使用者:ジャベール・マギー/サージ・イバカ
そして、リバウンドどころかダンクを片手でキャッチしてしまうプレーヤーがいるのがNBA。
ゴール破壊
使用者:紫原敦
ダンクでゴールを破壊した。
使用者:シャキール・オニール
NBA史上最強のセンター、シャキール・オニールはルーキーシーズンに2度ゴールを破壊している。これがきっかけでNBAのゴールのリングの付け根にショック吸収ばねがつくようになった。
ゴール破壊シーンは1:42から。
カウンターの長距離パス(回転長距離パス(サイクロンパス))
使用者:黒子テツヤ
体全体のバネを使ってコートの端から端をぶった切るカウンター専用の回転式パス。
使用者:ドゥウェイン・ウェイド&レブロン・ジェームス
試合の流れを変えるため黒子が長距離パスを飛ばしカウンター…作中にはこういうシーンが何度も出てくる。現実には回転したり、掌底でボールを飛ばしたり、まっすぐコートをぶった切るパスをする選手はいない。ただし、カウンターの長距離パスというくくりで言えば昨シーズンNBAの優勝チーム、マイアミヒートのドゥウェイン・ウェイドとレブロン・ジェームスのホットラインによる「タッチダウンパス」が有名。ウェイドのパス精度とレブロンの走力とポジション取りが光る。
超長距離アリウープ(加速するパス(イグナイトパス)&アリウープ)
使用者:黒子テツヤ
パスを中継地点で加速させるパス。強力ゆえに受ける側の負担も大きい。当初は「キセキの世代」と火神のみが取れるパスであったが、時を経て成長した誠凛メンバーは全員キャッチ可能になった。ただしキャッチした時の衝撃が大きいため火神以外のメンバーは何度も続けてキャッチすることは困難なようである。
ウェイドとレブロンのタッチダウンパスの中でも特に凄かったのが、コートの端からのパスをアリウープでレイアップに持ち込んだプレー。このプレーを検証した番組の解説によると、レブロンがパスキャッチできるタイミングはたった0.19秒なんだとか…。
第107Qの霧崎第一戦では、ゴール下の黒子がイグナイトパスを飛ばし、火神がそのままダンクしたが、あの凄まじいスピードのパスをジャンプしながら片手でキャッチするだけでも並はずれた運動神経だと言える。そもそも、28mもあるコートの端から端まで、バスケットボールを掌底で飛ばすこと自体かなりのパワーが必要。しかも、コートを横断してもなおキャッチするのが大変なくらいの球威。黒子の掌底は世界を狙える破壊力なのではないか。
流星のダンク(メテオジャム)
使用者:火神大我
通常のレーンアップとは違い、距離を犠牲にした代わりに火神の跳躍力を最大限に活かして相手のブロックより高く跳んだ状態でシュートを叩き込む。 陽泉戦までにアレックスから伝授された技で、作中ではゾーンに入った状態の1本のみ成功している。
使用者:ドワイト・ハワード、ブレイクグリフィン
現在のNBAナンバーワンセンター、ドワイト・ハワードがスラムダンクコンテストに見せたパフォーマンス。おそらくこれが元ネタだろう。ちなみにハワードは身長211cm。190cmしかない火神がこれをやるとなれば、さらに20cm以上高く飛ぶ必要があるわけで……。
飛距離こそ短いが、試合中に相手のブロックの上から叩きこむという観点で言えば、現在のNBAを代表するダンカー、ブレイク・グリフィンの一発が衝撃的だった。208cm113kgの巨体が浮いたように飛び上がりもの凄い勢いでボールを放り込む姿は圧巻。
鷲の目(イーグルアイ)
使用者:伊月俊
高い空間把握能力によってコート全体の様子を脳内で上から見たように把握することができる、いわゆる視野の広さ。常にコート全体の動きを把握できるため、チームの司令塔であるポイントガード向きの能力である。
元日本代表PGでミスターバスケットボールと呼ばれた佐古賢一氏はイメージトレーニングの際、コートを真上から見るイメージで選手を動かしながらフォーメーションを考え、試合中もこうしたイメージでパスをしているそうだ。イーグルアイもこのあたりにルーツがあるのかも(「上から見下ろすイメージ」というのはサッカーなどでも言われていることではある)
ミスディレクション
使用者:黒子テツヤ
手品の代表的なテクニックであるミスディレクションをバスケットに応用したもので、持ち前の影の薄さを利用し他人の目線を自分自身から逸らす黒子独自の技術。黒子のパス重視のスタイルと合わせて非常に強力な技術だが、相手方の「慣れ」による効果の減衰があるためフル出場が出来ないことや、「鷹の眼」に代表される視野の広く高い空間認識能力を持つ選手の視線からは逃れられないなど、明確な弱点も存在する。
ミスディレクションについては↓の記事で考察しています。
最後に…
この技も使われてたぞ!っていうのがあったら是非教えてください!