6月から3ヶ月ほどかけて続けてきました「遠洋漁業に行った話」ですが、この度、某書房さんより書籍化のお話をいただきました。
順調に行けば、来年の春頃、書店に並ぶ予定です。
皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
このブログは、単なる検索エンジン対策「SEO」の一環でした。
ろくに更新もしないようなブログを、他にもいくつか持っています。
その中の一つに、何気なく書きはじめた「遠洋漁業に行った話」。
いつの間にか本気で書くようになりました。
皆さんから頂いたコメントの後押しが大きかったと思います。
気が付けば、誰にも話さなかったことを、ぶつけるように書いていました。
書いていくうち、20年も前のことが鮮明に思い出され、それはある種のタイムスリップでした。
辛く暗い、あの経験が蘇り、ふさぎ込んでしまう事も多々ありました。
それでも残しておきたかった武藤さんと私の物語。
もしそれが本になるなら、こんなに嬉しいことはありません。
元々、この話を書くのにブログという形態は、少し無理があったかもしれません。
17話はつまらない繋ぎになってしまいましたし、7話は長くなりすぎて、ブログの1話にするための割愛をしてる部分があったりします。
また「1話ごとに緩急をつけなければない」という観念に囚われていたとも思います。
ただ、皆さんのコメントがなければ、ここまで書けてなかったことも事実です。
その点でブログという形態は有難かったです。
書籍化のお話を頂いた時、正直、少々戸惑いました。
でも、担当者さんは言いました。
「遠洋漁業を経験する人は、少ないながら他にもいるでしょう。でも、その中にそれを書ける人が何人いると思いますか?」
本にする決意を固める言葉でした。
また、担当者さんはこの物語の結末を聞かれませんでした。
担当者さんも「原稿で読みたいから」だそうです。
本にするならば、400字詰め原稿用紙250枚必要だそうです。
10万字との格闘に挑んでみようと思います。
あの時、言えなかった武藤さんへの思いを思い切りぶつけてみます。
話し半ばであとがきのようになってしまうのですが、以降このブログで「遠洋漁業に行った話」の更新はありません。
今まで読んでくださった方々には、本当に申し訳なく思っています。
このブログで最後まで書き終えることもできるのですが、この話を「ブログが本になった本」にしたくなかったのです。
「きっかけがブログだった本」それを望みます。
応援してくださった皆さんには、感謝感謝です。
以降、このブログでは「遠洋漁業に行った話」が本になるまでのことを書いていこうと思います。
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