クロスリバーの欠片 未分類
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クロスリバーの欠片

ルアーショップ クロスリバーの店長だった男のブログ

執筆進行状況

原稿は一旦手元に帰っております。

納得の行く仕上がりになっておらず、手直しの連続です。

今回、行ったニシン番屋のことも加えて書いております。

春には間に合いそうにありません。

夏までにはと、少々焦りも覚えますが、納得のいく出来栄えまで妥協なく書き続けます。

頑張ります。


石狩湾


やはりニシン漁はすごかった。

ものすごい衝撃を受けた。

ご協力いただいた石狩、小樽の皆様に感謝。


北海道

札幌に来た。

やはり、リアルに触れてみたかった。

遠洋漁業の歴史や本当のニシン漁。

あの頃、聞いた話の裏付けだって欲しい。



それにしても、今日の札幌は暖かい。

昼間に限って言えば、マフラーも手袋も要らない。

どちらも着用すると汗ばむくらいだ。

数日前の福岡の方が寒かった。

「吹雪の北国みたいなのを期待してきたのになぁ」

前を歩く青年の集団が冗談っぽく話しているのが聞こえた。

同感だ。

遥々九州から来たのに九州よりも暖かいとは残念だ。

至る所にうず高く積もった雪の塊だけでは、北国感の演出に足りていない。

キンと引き締まるような冷えた空気こそが、北国感の演出に欠かせないのだろう。



札幌駅はカラカラとスーツケースを引く観光客の往来で賑わっている。

駅のコインロッカーも充分な設置数だと思えるのに、意外と空きが見つからず歩き回った。

荷を楽にしたところで、街を歩いてみることにした。

観光で来た訳でないことを念頭に置きながらも、知らぬ街並みに好奇心が沸く。



札幌駅前通を南へ下った。

足元の悪さを予想して、ゴアテクスが貼ってある軽登山用のブーツを履いてきた。

正解だった。

この街は「雪」と「水溜り」で出来ている。

踏み固められた雪は滑りやすく、不慣れな者には歩きにくい。

茶色く濁った水溜りは、避けられない大きさで路上に広がる。

歩道はどこもかしこもカラーコーンとバーで仕切られ、狭い通路が作られている。

屋根や看板に積もった雪が解け、頭上から雫が落ちてくる場所を通らせないようにするためだ。

良心的なのだが歩きにくいことには変わりない。

驚いたのは信号。

ほとんどの交差点がスクランブル交差点のように、一旦車の往来を全て止め、歩行者が東西南北だけでなく斜めにも自由に行きかう。

その間、車用の信号は東西南北全て赤なのだ。

そのくせ、横断歩道の白いラインはクロスには引かれていない。

逆に、車用信号のどれかが青だと、それがどの向きであっても歩行者用信号は全て赤だ。

車が雪でスリップしやすいのを見越してなのだろうか。

それでも左に見える車用の信号が赤になると、いつもの癖で渡りだしてしまう。

だが目の前の歩行者用の信号は赤なのだ。

向こう側にいる警備員に大声で注意され引き返した。



しばらく歩いて左に曲がると有名な時計台が見える。

時計台

さらに南に歩くと大通り公園。

雪祭り

雪祭りの準備で忙しい。

このあたりの店舗もまた、雪祭りのセールやキャンペーンで忙しそうだ。

大通りを少し歩いて左に曲がると北海道庁旧本庁舎が見えた。

北海道庁旧本庁舎

今日の目的は、この国指定重要文化財の中にある北海道立文書館。

マニアックな書物がそろっている。

中に有益な情報を見つけることが出来た。

満足がいった。



明日はいよいよ石狩の浜に立つ。

想いは膨らむばかりだ。
















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おきてがみ

新年

今、遠洋漁業に行った話を書き終えた。

昨年中に書き終えるつもりが、今日になってしまった。

随分、時間がかかった。

釣り雑誌に書いていた頃は、締め切りがあり時間で縛られた。

今回は違った。

書きたいだけ書くように言われていた。

書いては消し、書いては消しの繰り返し。

何度も読み返して表現を選びなおして。

頭の中にある映像を言葉にする作業はなんと骨の折れることか。

書き終えて、ここに戻ってくると心に決めてから3ヶ月も経とうとは。

まだまだ手が入るのだろう。

タイトルさえもまだ決まっていない。










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おきてがみ