世界で活躍する最強のミュージカルスターが、ここ日本の地で、ミュージカルの素晴らしさを存分に歌い上げる奇跡のコンサート『4Stars 2017』が12月に上演されます!
2013年に開催された『4Stars』初回は、『ミス・サイゴン』のヒロイン・キム役のオリジナルキャストであるレア・サロンガ、『オペラ座の怪人』のファントム&クリスティーヌとして人気を博し、その続編『ラブ・ネバー・ダイズ』ではファントム&クリスティーヌ役のオリジナルキャストを務めたラミン・カリムルーとシエラ・ボーゲス、そして日本が誇るスター・城田優の4名が集結して、世界レベルの歌声を響かせ、熱狂のステージとなりました。
その『4Stars』が4年ぶりに登場!
第2弾となる今回は、前回に引き続き城田優、ラミン・カリムルー、シエラ・ボーゲス、そして新たに『天使にラブ・ソングを...(SISTER ACT)』のロンドン公演で主人公デロリス役のオリジナルキャストを務め、2013年にはブロードウェイ公演『ピピン』のリーディング・プレイヤー役でトニー賞最優秀女優賞を受賞したパティーナ・ミラーが参加!
新しい『4Stars』がやってきます。
この公演に並々ならぬ意気込みを持つ城田優さんに、お話を伺ってきました。
★★ 城田優 INTERVIEW ★★
●4年ぶりの「4Stars」が始動!
―― 4年ぶりの『4Stars』ですね。前回の公演、とても素晴らしかった思い出があります。今回の第2弾については、どなたかが「またやりたい」と仰ったんでしょうか?
「(手を上げて)はい! 僕が言いました!!」
―― おぉ、素敵です! ではまず、第1回目だった2013年公演をちょっと振り返って...。日本でこのメンバーの共演を観られるなんて、と思う最強の3人の海外スターとご一緒でしたが、城田さんは初日前の囲み会見で「緊張して泣きそう」と仰っていましたね。
「そうなんです、あまりの恐怖と感動で泣きました、本番直前に。稽古の時は「なんとかなるかな」と思っていたのですが、いざ本番直前、場あたりやゲネプロになったら、みんなの、それまでのリラックス状態からの爆発力がハンパじゃなくて、怖くなっちゃって! さらに、衣裳をつけてライトを浴びて、マイクを通して聴こえる3人の声があまりにも感動的で。感動と恐怖という相反する感情が混ざったら、涙になっていましたね。脳内がパニクってました」
―― その恐怖を超えて、本番はどんな心境でしたか。
「実際に僕、本当にゲネプロで5回くらい歌詞も飛んで、1曲の中で2度飛んじゃうくらいだった。ヤバイヤバイどうしよう、ってなってたんですが、みんなシリアスに受け止めるでもなく「どうしたの(笑)」「優、何言ってるの、大丈夫だよ」って励ましてくれた。これは僕、色々なところで言ってるのですが、レアがそこで言ったのが「Yu, you watch my eyes, you are fine(私の目を見なさい、それで大丈夫だから)」。カッコいいでしょう(笑)! そんなこと、言えますか普通! ......で、僕、実際舞台の上で緊張したら、そうした(レアの目を見た)んです。そうしたら、初日から千秋楽まで、一度も歌詞を間違えることなく終わりました!! すごいでしょう(笑)。でもそれは紛れもなく、レア、ラミン、シエラが僕に勇気をくれたおかげなんです」
―― そんな経験があって、またやりたいと。
「前回、とにかく楽しかったし、自分にとってはすべてが勉強になった。彼らのメンタルの強さや自分をコントロールする力というものは、僕に足りない要素だったから、結果的に自分がすごく成長できました。やっぱり、速い人と走ると自分も速くなる...みたいなもので、世界のトップの人たちと一緒にやることで、自分のレベルも格段に上がるんです。何よりみんな温かくて、しかも日本が大好きで、実は前回の公演が終わった瞬間からみんなで「またやりたい!」と言っていたんです」
―― 全員が言っていた、というのは素敵ですね!
「それに、このメンバーで、この日本でショーが出来るということの素晴らしさは、誰よりも僕が実感しています。で、去年の春か夏かな? そのあたりで「4Starsをまたやりたいんだ」って言ったら、梅芸さんも考えていたところだったようで、結構円滑にこの第2弾が決まりました」