*Come Home*
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無題 その2

大震災から3ヶ月弱たちました。


大切でかけがえのないものが 
ある日 突然 壊れ 消え去ってしまう映像を
連日のように目にしているうちに
すっかりわたしは不安定になってしまっていました。

『確かなもの』だと思い込んでいた
自分が手にしているこの幸せは
いつか すっと 消えちゃうかもしれない なんて

以前の記事に
「ここに いつものようにいる」と書いたけど
変わらないでいることの難しさを痛感した3ヶ月でした。





原因不明の発熱 発疹 久しぶりでした
以前は追い詰められるとよくあったのですが

気が付けば ここに引っ越してきてから丸一年を過ぎ

この土地で出会ったすべてのものに
ただただ『感謝』『感激』で過ぎた1年目は終わり

さて2年目 
どうやって 今までいただいた たくさんの幸せを
みなさんに分けていこうか

自分の”立ち位置”を模索する試練の年になりそうです。




なんとなく
引っ越してきたばかりの自分は お呼びでない気がしていた
『かっこ舞保存会』
ありがたいことに お仲間に入れていただき
これで名実共に「神余人」になれるかしらと
張り切って笛をやり始めました。

元来 筋金入りの負けず嫌い
そこに ”神余出身じゃない”という負い目も手伝い
「かっこ舞ってなに?」篠笛を見るのも持つのも初めて
ってところから始めて 2ヶ月半で
何とか全ての演目を吹けるようになり
6月5日 あわ夢まつりで かっこ舞 笛師デビュー

すっごく充実!!達成感! のはずが
・・・なんとなくスッキリしない・・・
夜中に 悔し泣き


師匠からは 身に余るお褒めのお言葉をいただいているのに
もっともっと上手くやれたはず と素直に喜べない
そのくせ 褒めてもらえないと不安で不安で


あー めんどくさい 自分のこの性格


じゃぁ 笛なんてやめちゃうか?

いや もう生活の一部ですから・・・
朝 車の中で かっこ舞の笛&太鼓の演奏CDを聞きながら出勤
信号待ちで笛を取り出し 指使いの確認
昼休みは 食事をするのも忘れてひたすら練習
夜も 毎日1~2時間以上練習 
夜勤の時だって 当直室で吹いてたし(フロアまでは聞こえないのだ)
ふと出てくる鼻歌も かっこ舞
ボールペンを持つ指の動きが 笛の指使いだったり!

さみしい時や 悲しい時も
必死で笛を吹いてたら 救われました。

多分、おばあさんになってもやってるかも?(許されれば)
笛師を目指す若い子にむかって
「わたしは もっと早くおぼえたもんだよ ウヒッ」とか言ってみたい。



そう あやうく見失うところでしたが
かっこ舞保存会は かっこ舞を代々継承するためにあるもので
わたしもその一員で
自分が褒められるために 笛をやるんじゃありません。
次の世代のことを考えねば!

曲をおぼえるために
笛の音階と音符を組み合わせた自己流の楽譜を作っていましたが
そのうち必要なくなって 未完成のままだけど
いつか完成させて 誰かが笛を始める際に
お役に立てることができたらいいなと

わたしも 保存会の皆さんが作成してくださった
かっこ舞 踊り&笛練習用DVDのおかげで ここまで できたから。


そっか
「自分の立ち位置」 ここにもあったんだ。発見!








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2011-06-06 : 未分類 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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無題

東日本大震災が起きてから 一週間以上経ちました。


あちこちのブログで 震災・原発事故について様々なことが語られています。

わたしも なにか 書かなくちゃ とは思っていましたが
震災の被害もほとんどなく 食料も住居も困らない安全な環境の中で
電気を使用し パソコン何ぞ使って 自分の思いのたけを叫んでみたところで

どんなに言葉を尽くしても きっと
ただの綺麗事になってしまう ヒステリックな金切り声になってしまう

そんなのは 嫌だった。なので 黙っていました。



未曾有の被害を受けたにもかかわらず
極限状態の中でも 暴動など起こさず
じっと寒い避難所の中で耐えている 被災者の皆さま

世界中からの批判に晒されながらも
まさに命がで 原発事故を治めようとして体を張ってくださっている皆さま

その方たちを前にして 恥ずかしいことはできない。しちゃいけない。
同じ日本人として。




わたしが今できることは

愛する土地で 愛する人たちと一緒に 同じ生活を続けること
ただ 静かに。

何かをしなくちゃいけない このままでいいのか? って 焦る気持ちもあるけれど

ただ 静かに 『今までどおり』を選んだことも それも能動的な選択なのだと
そう思う。





ネットやテレビの情報なんかよりも

ただ ただ 一点の曇りもない 強い気持ちで信じられる 
愛する土地 愛する人たちに恵まれていることの幸せ。
それだけで 他に何もいらない。




被災された方々に想いをはせつつ

毎日ひたすら
勤務先施設で 余震や停電に怯えるお年寄りたちを守るべく
安全を確保し 健康管理をし 精神的ケアにも心をくだく 
看護師という仕事を 精一杯やっている毎日 
それがわたしの誇り



あなたがいてよかった
あなたがいるから わたしもここにいる
そう 思ってもらえるような人でありたいと 願い生きている毎日
それがわたしの核(コア)


 

結局 まとまりがつかなくなってしまいました。



『そんなに ここ(房総・館山・神余)が好きなの!?』って
言われるのが誇らしくて 始めたこのブログ

またのんびりと お気に入りスポットをアップできるようになる日が
一日でも早く来るように 

ただ 静かに
ここで暮らしつつ 待っています。



 



2011-03-20 : 未分類 : コメント : 0 : トラックバック : 0
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神余のかっこ舞

かっこ舞とは
腹につけたかっこ(太鼓)を叩きながら3匹の獅子が踊る雨乞いの踊りです。
現在では館山市青柳 神余 南房総市多田良 鋸南町市井原 鴨川市和泉 北風原の
6ヶ所に伝えられています。

本日は 館山市立博物館特別展として 
神余のかっこ舞が 城山公園天守閣前と博物館前で披露されました。 

神余住民のわたし
(やっと自信をもって「神余住民」と言えるようになったのです
それまでは引っ越してきたばかりのわたしが 神余を名乗るのは おこがましい とか思ってた)
絶対観に行かなくちゃと 仕事も休み取りましたとも

天守閣まで坂道がきつく
息子と2人 ゼェゼェ ハァハァいいながら到着
なんとか間に合いました


笛と太鼓の音で入場
画像 129

しめ縄が張られ 獅子がスタンバイ
画像 131

3匹の獅子 「親獅子」「中獅子」「雌獅子」
神余では高校生が舞います。 体の大きい子が親獅子をやるんだとか
画像 132

笛グループ みなさん 長年使い込んだ笛を大切にしています
画像 134

すごい迫力です
3キロ近くある獅子頭をつけて 太鼓を叩きながら舞うのは 若くないと無理とのこと
画像 136

しめ縄と戦う獅子
「しめ縄が怖くて入れないんだけどね なんとか入ろうと戦ってるの」と
神余産まれ神余育ちの子が教えてくれました
画像 135


女の子達は笠をかぶり ”ささら”という竹製の楽器?を鳴らします
笠の紙垂れは雨だれをあらわし ささらの音が蛙の鳴き声を表しているそうです
画像 141

ささら隊の中に入って獅子達が舞ってます
画像 139


演目としては
「大しめ張り」「踊り込み」「中獅子舞」「親獅子舞」
「三匹舞」「きり舞」「二匹舞」「三匹舞」の8つで
二匹の雄獅子が一匹の雌獅子をめぐって争うというストーリーなのだそうです。

神余のかっこ舞は 館山市指定無形民俗文化財です

神余には かっこ舞保存会というのがあり
高校生~の若者が中心となってやっています。
代々 先輩から後輩へ 舞や笛が 大切に受け継がれているのです。

戦争や震災で中断したこともあったそうですが
また こうした形で復活・伝承できているのは
神余と かっこ舞を愛するみんなの気持ちと 努力のおかげなんですね

保存会っていうのがあるってことは知っていたけれど
なんだか とても神々しいもののように思えて
本当の神余人(むかーーしから代々神余に住んでる人たち)のモノ って思っていたのですが

「やりたいなら 言えば(仲間に)入れてくれるよ」と聞いて
半信半疑で保存会メンバーに聞いてみたら 二つ返事で
いやぁ~うれしかった


わたしは笛やります
やるからには テキトウはいやです 明日から自主練習開始です

・・・いや でも 難しそう
中学の頃 半年ばかり吹奏楽部で アルトサックス吹いた以来だけど 大丈夫かしら


今回の記事を書くにあたり
館山市立博物館のパンフレットと 神余かっこ舞保存会配布のリーフレット
神余住民の先輩のお話を参考・出展させていただきました。
ありがとうございます




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2011-03-06 : 館山 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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Flower Spot 花夢

大切な記念日にお呼ばれされたので
お花を贈ろう と決めていたのですが
この辺りで センスが良い花屋さんってどこだろう
・・・と探していたら 

こんなメッセージボードを見かけたので
画像 123

検索して行ってみました 『花夢』 館山市役所近くです
画像 120

お姫様にはこちらのブーケ
画像 121

王子様にはこちらのブーケ
画像 122

ブーケのオーダー時 贈りたい相手の年齢・性別・イメージ 贈る目的など細かく聞いてくれて
そのまま伝えたら、こんなステキなブーケが出来上がってきて感激でした

Flower Spot 花夢

奥田民生似??のお兄さんが 作ってくれます。
配送もしてくれるみたいです。


~アドバイス~
よくある”花束”でなくて
花嫁さんが持つような”ブーケ”風に作る場合
大きさは小ぶりでも 花束型よりも お花をたくさん使うため、
費用がかかるようですよ
でも 花夢 さんは良心的な価格だと感じました。

フラワーアレジメント教室もやってるようです。
自分でこんなブーケを作って大切な人に贈れたらいいなー と思うのですが
それは また いつかね

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ブーケとともに 久々に焼いた手作りクッキーを添えました。
姫と同じ年齢の頃に覚え それからこの歳になるまで なにかあるごとに焼き続けてきた
大切なレシピのクッキーなのでした

①無塩バター200gに三温糖1カップを混ぜ なじんだら
卵黄1個分を混ぜ なじませる

②薄力粉4カップを練らないように混ぜ なじませ ひとつにまとめる

③出来た生地を形作って焼く トースターで焼くと早い


三温糖を使うと、サブレっぽい固めの食感になり 甘さも控えめです。





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2011-02-25 : 館山 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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学校の帰り道

小学校から遠い我が家 
1年生の息子は毎日、家の門から学校の門まで 車で送り迎えでした。

このままでは 徒歩通学の子達に比べて 足腰が弱くなってしまうし
せっかく空気と景色のきれいなところに住んでいるのに 車通学じゃ もったいない

これからどうしようかな・・・と 2年生ママに相談したら
『うちまで送ってくれれば、うちの息子と一緒に通わせるよ!』と言ってもらえ
3学期から”半徒歩通学”が実現しました 

息子は毎日 テンションあがりまくり
お友達と一緒に登校できるのが うれしくてたまらない様子です。

この地のすばらしい景色と 澄んだ空気と 息子の喜ぶ顔
わたしもテンションあがりまくり


2年生のお友達と、そのご家族 みんなのご協力があってこそ
かねてからの希望が叶いました。

本当にいい人たちに出会えたなー
本当にいいところに来たなー 
感謝 感謝 の毎日です 


帰りも同じルートを逆にたどって 2年生のお家まで徒歩で一緒に帰ってきて
そこから車で帰ります。

学校から出て、県道を渡り、下りると橋があって 下にはこの地域を流れる小川があります。
子ども達は この川に何か投げ入れてみたりだとか
画像 114

こんなすばらしい眺めには目もくれず
畑に棒っきれを突き刺してみたりだとか
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こーんな 暗くて細い道を駆け抜けて
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石ころ蹴りながら しりとりしたり
画像 104

ちょっと先に見える学校までの間に広がる原っぱ(休耕田?)で駆け回り
上級生達が竹やぶの中に作った”秘密基地”にもぐり込んだり
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いやん こんなところを歩いたりするから、お母さんはヒヤヒヤします
画像 119



ほっぺたを真っ赤にしながら、晩ご飯のテーブルで登下校の出来事を話す息子
毎日ズボンのポケットには不思議なもの(ビンのふた 何かの死骸等)が入っていて
お膝やお尻はどろんこで お洗濯が大変だけど
これから息子がお友達やこの土地から 何を学んでいくのかな と
それが本当に楽しみです

すでにお友達の影響からか「房州弁」が身につきつつあり
朝、玄関先で「ママー早く来やっしぇぇよーぅ あにしたぁー?」と呼ばれます
なのでわたしも「ちーと 待ってくらっしぇぇよーぅ」と答えるのでした


ほんとに いいとこに 来たなー



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2011-02-16 : 学校 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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Author:みづほ
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