昨日りんごのお葬式を終えました。
なにがなんだかわからないまま、でもごく普通に時間は過ぎて行きます。
お葬式は2時から、お骨上げが4時前からでした。
お骨上げの前からまっ黒な雲が近づき、パラパラと降ってきましたが、家に到着するまでは
持ちこたえ、その後は激しい雨に。
りんごが「僕はまだここでみんなと一緒にいたかったのに」と泣いているようでした。
葬儀に向かう前のりんごは、お腹はぽんぽこ、毛並みはふわふわ、
どこも悪いところがあったようには見えず、実際健康だったと思います。
実は2か月ほど前の6月末ごろ、ちょっとおしっこの色が濃い日があったので、病院へ検査に。
去勢手術以来行ったことがなかったので、10年ぶりの病院でした。
検査結果はすべて問題ない数字で、、、ただ心臓マーカーは検査していませんでしたが、
していたら何かが違ったんだろうか?
食欲旺盛で元気にしていたと、ただあまり走り回ったりはしませんでしたが、寝ているだけと
いうことも無かったので・・。
このところ変わったことと言えば、、「きーな」が亡くなってからマーキングが減りました。
マーキングと言っても壁にというよりは、クッションの上の敷物をくしゃくしゃにして、毎日のように
おしっこをしていた時期もあったのですが、きーなが亡くなってから、それが物凄く減ったのです。
始めたのは「きーな」が歩けなくなってからでは無いので、どう関連するかは不明ですが、
きーなに結構手をかけているのを見ていたので、思うところはあったんでしょうね。
大きな体でしたが甘えん坊で、結構我儘で、お魚が自分のところに回って来なくなると拗ねたり。
でもお膝に乗りたいと駆けてきて、「はやた」と被ると、かなりの確率で「りんご」が引いていたり。
我が家でたった1匹、思い切りへそ天で寝ていたり、、お膝に乗るのが大好きだったり。
亡くなった日は夕ご飯後、片づけをしておる間もずっとお膝に乗せてと追いかけてくるので、
しばらくお膝タイムをしていました。
でも夕ご飯の支度があるからと無理矢理膝から降ろし、すると「りんご」はカリカリを食べに来て、
「まだ食べるの?」とか言いながら、食べる姿を見ながら部屋を出ました。
それが、私が見た生きている「りんご」の最後の姿となりました。
その後2時間夕食で部屋を離れていた間に、「りんご」は亡くなってしまいました。
部屋に入った時「、りんご」は大きく移動した座布団、その横の猫ベッドに首をもたげで倒れていて、
きっと苦しさで暴れたんだろうと思います。
ただ口から泡を吹いたりとか、涎が出ていたりということはなく、体温もごく普通に暖かく、
おとーさんと名前を呼び、胸をさすり、口から息を吹き込みと、足掻いてみましたが効果は無く、
身体はぐらぐらのままで動き出してはくれませんでした。
あの日
まだまだ暑い日で、でも涼しい室内で猫たちは食後まったりした穏やかな幸せな時間。
膝の上のりんごをぎゅっと抱きしめ、心の中で話しかけました。
「このまま死んでしまってもいいね」と、
が、いやいや、猫さんたちが亡くなるのはあり得ない、なので
「ここでもうずっと籠っていたいね」
初めて思ったことでもないし、心の声だし、すぐに言い直したのですが、
「りんご」は初めの言葉を真に受けてしまったのでしょうか・・?
ただ膝の上で嬉しそうにこちらを見上げていました。