松木幸夫的思考 2012年09月04日
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2012.09.04 (Tue)

雷おっかねえ



 心臓に剛毛が生えているような人ならばいざ知らず、超根性なしの僕としては昨夜未明と云っても一番激しい時間帯は我が家の場合は午前3時だったけれど、豪雨に加えて激しい雷が鳴り響いた時分にはまんじりともできず形だけは大の字に寝ていた。

 おそらく大きめの声でなければ話が通じないくらいの激しい雨音の中、部屋中が少し青みがかった冷たい光に覆われて、息を詰めて数を数え始めようとした刹那に激しい雨の音などまったく掻き消すような猛烈な爆裂音のような雷鳴。

 圧倒的な光と音は、まさに恐怖を呼び覚ます効果があると思った。

 それをコンクリートの壁1枚隔たった部屋の中でそれらを体験しながら、ふと先日札幌市南区に現れた熊のことが頭を過った。

 あの晩街中に現れた熊はおそらくまだ子供の熊だろうから、おそらく母熊はその周辺で見守っていたことだろう。

 その親子があの大雨と猛烈な雷をどのように凌いでいたのか。

 肩を寄せ合うかどういう恰好になっているのか分からないが、できるだけ身体を小さくして雨に当たらないようにして、おそらく空が光ったら僕と同じように息をひそめて爆音の鳴る恐怖に身構えているのだろうか、なんて風景が見えてきて、次いで僕が何処かの山の中にいたとしたらどうやってその状況を乗り切ることができるだろうか、考えた。

 山と云ってもそう簡単に窪みなんか見つかるはずもないし、雨が降れば道は川に早変わりするだろうから歩くことさえ容易なことではない。

 急いで避難できる場所を探さなければ体温はどんどん失われてしまうだろう、道端に生える細い竹や植物は雨に濡れればもの凄くよく滑るからそんな物の上に足を乗せればあっという間に谷筋に墜落するだろうという恐怖感がピークに達するときに起こる雷の大爆音、光ってから1秒後に雷鳴が轟くと云うことは雷鳴は340m程度離れたところで発生したと云うことだろう、と云うのは音は1秒間に340m程度の早さで伝わるというところからの類推。

 なんてことを考えているうちに雷は、光ってから音がするまでに10秒以上の間隔が必要な程度に離れていった。

 程なく自転車の音が聞こえ始めてきた。

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テーマ : 音楽的ひとりごと - ジャンル : 音楽

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