The G/9 Group / Brazil Now! (1968)
The G/9 Groupの『Brazil Now!』(1968)です。
旧ブログでの7年前の方はあまりにも内容がないので改めましてのエントリです。
幻の名盤という触れ込みでようやくCD化されたとかいう話なので興味半分で手を出してみた訳なんですが。カヴァー曲主体で取っ付き易いものばかりなので妙に安心した記憶があります。
Baden Powell、Edu Lobo、João Donato、Tom Jobim、Marcos Valle、Caetano Veloso、果てはThe BeatlesにCole Porterと列挙してみるだけでも大変な有名どころで占められていますので。
そんな原曲の良さだけが際立っているのでないのは勿論のこと、軽やかで洗練されたリズムに爽快な男女混声コーラスが絡むという何とも理想的なジャズ・ボッサ(←こういう物言いが適切かどうかは不明)です。
軽く聞き流しているだけでも有意義な時間を過ごしている気分を味わうことが出来るんですから不思議なものですね。
もともとの録音のせいなのかマスタリングが上手く行われていないのか判りませんが、音質はいまひとつという印象ではあります。そんなことはともかく。一陣の涼風が確かに吹き抜けたのでした。