雑損控除は使える
- 2012/08/06
- 06:44
私事ですが、昨年盗難の被害に遭いました。額も結構大きく数十万円。
残念ながら犯人は見つからず。完全にやられ損です。
悔しい!
今回はそんな私の心とお財布を少しだけ慰めてくれる税制について紹介します。
残念ながら犯人は見つからず。完全にやられ損です。
悔しい!
今回はそんな私の心とお財布を少しだけ慰めてくれる税制について紹介します。
雑損控除というものをご存知でしょうか?
年末調整や確定申告をする際、配偶者控除や住宅ローン控除、生命保険料控除なんてものがありますよね?
あれの類です。(雑損控除は年末調整では行えません。このあたりが認知度が低い理由かも。)
控除という名前がついているだけあって、利用すると税金が安くなります。
では、雑損控除とはどのようなものでしょうか?
<精度の概要>
国税庁HPより
つまり、災害や盗難等の被害にあった人は税金を安くしてあげるよーって制度です。
利用できるのは確定申告をする本人とその扶養家族。
<適用範囲>
国税庁HPより
<具体例>
・日常生活に必要な家具、設備、衣類、住宅
※「日常生活に必要な」というところがポイントです。事業用の資産や「ぜいたく品別荘」書画、骨とう、30万円を超える貴金属等には適用できません。
ちなみに、ピアノやマウンテンバイクは日常生活品と判断され、適用できるそうです。
・通勤に使用する車
※通勤というところがポイントです。それ以外の場合は適用できません。ケチ。
・居住用の土地、建物
※シロアリ被害にあった家屋も含まれます。別荘はだめ。ぜいたく品ですから。
・ネズミやシロアリ駆除に要した費用
※私の大嫌いなゴキブリの場合は対象外。おそらく無害という認識だと思います。あんなに怖いのに。
<計算方法>
いずれか大きい方の金額が控除されます。
①(損害額+災害関連費用-保険でカバーされる金額)-(総所得金額等)×10%
② 災害関連費用支出の金額-5万円
※損失額が大きくその年の所得金額から控除しきれない場合には、翌年以降(3年間が限度)に繰り越して、控除することができます。
<手続き>
国税庁HPより
①警察に被害届を提出
②警察に雑損控除用の確認願の発行を依頼
(こんな被害届が提出されましたよーという内容の書類。)
③被害額を証明する書類と、②の書類で確定申告
(私の場合はe-taxで行いましたので書類は家に保管。)
<まとめ>
この雑損控除。被害額をすべてカバーしてくれるものではありません。しかし、適用範囲が意外と広い。マイナーな税制ではありますが、知っておくと損害保険のような使い方ができます。しかも、保険料は無料。利用価値はあると思います。
年末調整や確定申告をする際、配偶者控除や住宅ローン控除、生命保険料控除なんてものがありますよね?
あれの類です。(雑損控除は年末調整では行えません。このあたりが認知度が低い理由かも。)
控除という名前がついているだけあって、利用すると税金が安くなります。
では、雑損控除とはどのようなものでしょうか?
<精度の概要>
国税庁HPより
災害又は盗難若しくは横領によって、資産について損害を受けた場合等には、一定の金額の所得控除を受けることができます。これを雑損控除といいます。
つまり、災害や盗難等の被害にあった人は税金を安くしてあげるよーって制度です。
利用できるのは確定申告をする本人とその扶養家族。
<適用範囲>
国税庁HPより
次のいずれかの場合に限られます。
(1) 震災、風水害、冷害、雪害、落雷など自然現象の異変による災害
(2) 火災、火薬類の爆発など人為による異常な災害
(3) 害虫などの生物による異常な災害
(4) 盗難
(5) 横領
なお、詐欺や恐喝の場合には、雑損控除は受けられません。
<具体例>
・日常生活に必要な家具、設備、衣類、住宅
※「日常生活に必要な」というところがポイントです。事業用の資産や「ぜいたく品別荘」書画、骨とう、30万円を超える貴金属等には適用できません。
ちなみに、ピアノやマウンテンバイクは日常生活品と判断され、適用できるそうです。
・通勤に使用する車
※通勤というところがポイントです。それ以外の場合は適用できません。ケチ。
・居住用の土地、建物
※シロアリ被害にあった家屋も含まれます。別荘はだめ。ぜいたく品ですから。
・ネズミやシロアリ駆除に要した費用
※私の大嫌いなゴキブリの場合は対象外。おそらく無害という認識だと思います。あんなに怖いのに。
<計算方法>
いずれか大きい方の金額が控除されます。
①(損害額+災害関連費用-保険でカバーされる金額)-(総所得金額等)×10%
② 災害関連費用支出の金額-5万円
※損失額が大きくその年の所得金額から控除しきれない場合には、翌年以降(3年間が限度)に繰り越して、控除することができます。
<手続き>
国税庁HPより
私の場合は盗難の被害でしたので以下のように行いました。
①警察に被害届を提出
②警察に雑損控除用の確認願の発行を依頼
(こんな被害届が提出されましたよーという内容の書類。)
③被害額を証明する書類と、②の書類で確定申告
(私の場合はe-taxで行いましたので書類は家に保管。)
<まとめ>
この雑損控除。被害額をすべてカバーしてくれるものではありません。しかし、適用範囲が意外と広い。マイナーな税制ではありますが、知っておくと損害保険のような使い方ができます。しかも、保険料は無料。利用価値はあると思います。
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