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不動産高騰に泣く庶民
不動産の値上がりが社会問題になっているが、統計局の発表では南部リゾート地のアルガルベ地方、リスボンの値上がりがより深刻だ。
記事によると全国平均で1平米平均銀行査定価格1525ユーロに、これは昨年同月と比べると7.6%もの値上がりになる。あくまで銀行査定価格なので実勢価格はそれを大きく上回る。
メトロポリタン・リスボンでの平均価格は2048ユーロ/平米で、国民所得が他のEU諸国より一段と低い庶民にとっては頭の痛い問題で、地方からの学生にとっては宿確保が大学入試よりハードルが高いおかしな現象になっている。
観光ブームで街中は観光客に占領されホテルが乱立、B&Bも負けじと数を増やしてしまった現状がポルトガル人の生活を圧迫している。現在は簡単にB&Bなどの宿泊施設の許認可をおろさない方向に舵を切ったが時は遅し、一部の不動産投資家に荒らされた住宅事情は目を覆いたくなる。
政府は学生に住宅補助金を出すようだが、どこまで事情緩和に寄与するか甚だ疑問である。
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