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本日ゼネスト
国家公務員を中心にゼネストが行われている。
毎度の事だが、「政府は多くはストに参加していない」と発表するが、公共交通機関の殆どはストップし、病院、裁判所、税務署などなど、多くの機能がマヒ状態になっている。
ゼネストを仕掛けたCGTPは民間企業でも多くの社員がストに参加し、UGTと共に今回のゼネストは大成功と威勢を上げている。
一般市民の反応は同だろうか?
多くはストの権利は認めるものの、好意的な意見は少なかった。
病院での診察を何ヶ月も前に何時間も長蛇の列に並びようやく予約、たまたまスト日に遭遇した病人は診察を受ける事も出来ない、では満足する訳がない。
競り市場もストのようだが、漁師達は海に出て行った。
「俺たちは魚を釣って幾ら」
「仕事をしなくても、給与をもらえる奴らとは違うんだ」
「稼ぎが悪くても、仕事が出来る事が幸せ」「だからストなんて関係ない」
近くの海水浴場でもTV中継をしていた。
今日は海水浴客が少ないと言う。
「電車が動いていないので、何時もの賑わいじゃない」
「客にサービスをして、お金を稼いでいるんだ」
「小さなレストランの経営者が同じようにストに参加出来る訳がない」
ストを好意的にとらえない意見が多かったのは、「決して現政府の政策に満足している訳ではないが、貧しさの足を引っ張り合うようなストは止めて欲しい」が一般市民の本音だろう。
でも、ポルトガルのゼネスト。昔はガスや電気まで停められた事もあった。それと比べると少しは紳士的になった気がするが、生産がなければ発展、ましてや国民に幸せを呼び込むことは出来ない。
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