Posted in 05 2004
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土屋隆夫、他『軽井沢ミステリー傑作選』(河出文庫)
ゴールデンウィークのど真ん中で出社。先日のデータ破損による被害などをあらためてまとめたり、急ぎの仕事をこなしているとアッという間に午前様。しかし本日は車で出社したので、終電も気にならず。ガラガラってほどでもないが、いつもよりは全然空いている都心の道を気持ちよく飛ばして帰る。
読了本は『軽井沢ミステリー傑作選』。収録作は以下のとおり。
土屋隆夫「異説・軽井沢心中」
大坪砂男「天狗」
鮎川哲也「白い盲点」
戸川昌子「嬬恋木乃伊」
梶龍雄「色欲の迷彩」
内田康夫「シゴキは人のためならず」
大沢在昌「冬の保安官」
栗本薫「軽井沢心中」
タイトルどおり軽井沢に関係あるミステリーを集めたアンソロジーだが、作品集としての出来は低調である。さすがに大坪砂男の「天狗」は別格だが、土屋隆夫、鮎川哲也の作品もこの二人の水準作からは少し落ちる気がするし、その他の作品はさらに落ちる。「シゴキは人のためならず」なんてあほくさくて無理矢理読んだほどだ。
なお、謎に関する部分はイマイチだが、トータルな魅力では戸川昌子の「嬬恋木乃伊」は悪くない。女史お得意のエロチック・サスペンスで、何とも奇抜な設定が馬鹿らしくもあり妖しくもあり。
読了本は『軽井沢ミステリー傑作選』。収録作は以下のとおり。
土屋隆夫「異説・軽井沢心中」
大坪砂男「天狗」
鮎川哲也「白い盲点」
戸川昌子「嬬恋木乃伊」
梶龍雄「色欲の迷彩」
内田康夫「シゴキは人のためならず」
大沢在昌「冬の保安官」
栗本薫「軽井沢心中」
タイトルどおり軽井沢に関係あるミステリーを集めたアンソロジーだが、作品集としての出来は低調である。さすがに大坪砂男の「天狗」は別格だが、土屋隆夫、鮎川哲也の作品もこの二人の水準作からは少し落ちる気がするし、その他の作品はさらに落ちる。「シゴキは人のためならず」なんてあほくさくて無理矢理読んだほどだ。
なお、謎に関する部分はイマイチだが、トータルな魅力では戸川昌子の「嬬恋木乃伊」は悪くない。女史お得意のエロチック・サスペンスで、何とも奇抜な設定が馬鹿らしくもあり妖しくもあり。