国内作家 新羽精之 - 探偵小説三昧
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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "国内作家 新羽精之"

Category: 国内作家 新羽精之    09 18, 2017
新羽精之『新羽精之探偵小説選II』(論創ミステリ叢書)
論創ミステリ叢書から『新羽精之探偵小説選II』を読む。 デビュー時から主な活躍媒体としていた推理小説雑誌『宝石』が廃刊になり、新羽精之はそれ以後、『推理ストーリー』や『推理界』、『推理文学』、地元の新聞など、さまざまな媒体に作品を発表することになる。本書はそんな新羽精之の後期作品を収めた作品集である。 「河豚の恋」「幻の蝶」「ボンベイ土産」「ロマンス航路」「華やかなる開館」「動物四重奏(アニマル・ク...

Category: 国内作家 新羽精之    09 06, 2017
新羽精之『新羽精之探偵小説選I』(論創ミステリ叢書)
 本日は論創ミステリ叢書から『新羽精之探偵小説選I』を読む。 新羽精之は1969年に探偵小説誌『宝石』でデビューした作家である。以前に感想をアップした著者唯一の長編かつ唯一の著書でもある『鯨の後に鯱がくる』は意外にも社会派ミステリだったが、本来は奇妙な味系の作家として紹介されることが多い作家である。 とはいえ元々はがっつり本格志向だったようなのだが、『宝石』の短編懸賞で受賞したのが奇妙な味の「進化論の...

Category: 国内作家 新羽精之    12 15, 2013
新羽精之『鯨のあとに鯱がくる』(幻影城)
 ちょっと珍しいところで、新羽精之の『鯨のあとに鯱がくる』を読む。かの幻影城ノベルスから刊行されたもので、著者唯一の長編推理。 新羽精之といえば、短編「進化論の問題」がいくつかのアンソロジーで採られているのでマニアには多少知られているだろうが、一般的な知名度としてはかなり低い方だろう。そもそも若くして亡くなったこともあって著作が少ない。本書の他には短編が十五、六作という程度で、現役で読めるものはほ...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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