海外作家 ノックス, ロナルド・A - 探偵小説三昧
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探偵小説三昧

日々,探偵小説を読みまくり、その感想を書き散らかすブログ


Posted in "海外作家 ノックス, ロナルド・A"

Category: 海外作家 ノックス, ロナルド・A    08 30, 2020
ロナルド・A・ノックス『三つの栓』(論創海外ミステリ)
 ロナルド・A・ノックスの『三つの栓』を読む。『陸橋殺人事件』で知られる著者が書いた二冊目の長編ミステリである。 『陸橋殺人事件』がミステリを茶化したような内容だけに、真っ当な本格ミステリとしてはこれが第一作、というのは解説の真田啓介氏の意見だが、まあ、そこまで厳密に定義付けすると逆にややこしいので、ここは普通に二冊目の長編ミステリとして紹介しておこう。 まずはストーリー。資産家の老人モットラムが...

Category: 海外作家 ノックス, ロナルド・A    11 02, 2004
ロナルド・A・ノックス『閘門の足跡』(新樹社)
 最近、就寝前に読んでいるのが、アルベルト・マングェル『読書の歴史:あるいは読者の歴史』(柏書房)という本。読書と読者の歴史を古今東西の大量の文献や図版とともにつづり、本を読むという行為の在りようを考える内容で、知的興奮という言葉を久々に実感する。かなりレベルが高いのでついていくのも大変だが、面白いネタも豊富だ。 例えば今読んでいるところでは、なぜ人は物を視ることができるのかという科学的解釈の歴史...

Category: 海外作家 ノックス, ロナルド・A    03 31, 2003
ロナルド・A・ノックス『サイロの死体』(国書刊行会)
 人気があるんだかないんだか、いまひとつわからないロナルド・A・ノックス。名のみ有名な『陸橋殺人事件』を初めて読んだのは、創元推理文庫での刊行がきっかけだった。だが悲しいかな、当時はそれが本格探偵小説のパロディ(解説の真田氏によればユーモア小説)ということにまったく気がつかず、けっこう真面目に読んだがために、その仕掛けや魅力を堪能できたとはとても言い難かった。 それから長い年月を経て、私もそれなり...

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プロフィール

sugata

Author:sugata
ミステリならなんでも好物。特に翻訳ミステリと国内外問わずクラシック全般。
四半世紀勤めていた書籍・WEB等の制作会社を辞め、2021年よりフリーランスの編集者&ライターとしてぼちぼち活動中。

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