Posted in "海外作家 馬, 伯庸（バ, ハクヨウ）"
- Category: 海外作家 馬, 伯庸（バ, ハクヨウ） 07 24, 2024
- 馬伯庸『両京十五日 II 天命』（ハヤカワミステリ）
- 馬伯庸の『両京十五日 II 天命』読了。『〜 I 凶兆』と合わせて900ページ越えの超大作なので読み切るのはさすがに大変だが、展開がシンプルでスピーディのため、途中で飽きることもなく堪能することができた。 さて、後半の本書では、政権の危機が迫る中、一行が遂に北平に辿り着いてからの顛末が語られる。と言ってもすんなり帰還できるはずもなく、いよいよ真の黒幕が明らかになる中、一行は散り散りになって、それぞれの立...
- Category: 海外作家 馬, 伯庸（バ, ハクヨウ） 07 20, 2024
- 馬伯庸『両京十五日 I 凶兆』（ハヤカワミステリ）
- ネット上で激賞しか見当たらないほど評判がよい馬伯庸（ば・はくよう／マー・ボーヨン）の『両京十五日』。ハヤカワミステリで上下巻合わせて900ページ超えという大長編なのでやや気後れしていたのだが、気力が充実してきたので、とりあえず上巻にあたる『両京十五日 I 凶兆』を読んでみた。 こんな話。舞台は明代の中国。時の皇太子、朱瞻基（しゅせんき）は、遷都を考える洪熙帝（こうきてい）の命で、首都の北平（北京）か...
