Diana Vreeland - THE EYE HAS TO TRAVEL [Entertainment]
元Bazaar, Vogue誌の編集者Diana VreelandのドキュメンタリーThe Eye has to Travel. 彼女をとりまく人々のリアルなコメントがDianaの人物像をさらに形とっていきます。
可愛い妹とは相反して幼い頃より母親から「醜い」と言われ続けてきたDiana. 自身の容姿にコンプレックスを抱きつつ成長。Londonで生まれた彼女は家族とともにNew Yorkに移住し、Bazaar誌の編集者の職を得ます。専門的な学位を持っているわけではなく、興味から発展していくファッション、アート、カルチャー、異国のインスピレーション等々を彼女ならではのユニークなコラボレーションで射止めていくのです。
またモデルを美の象徴ではなく、個性として活用した最初の人。くしゃくしゃに笑った顔、おどけた表情などを自然に捉えていきます。Barbara Streisandの長い鼻を古代エジプトの女神のコスチュームと共にアーティスティックに演出。ファッションは人間と切り離せないものであることを実践。
Vogue社退職後はMetropolitan Museumの衣装展を精力的に手がけていきます。個性的、時には尋常でないほどのバイタリティに周囲の人々は彼女と仕事をするのは難しかったようです。
デザイナーではなく、ファッション誌の編集という仕事。これは努力だけではなく感性が大きく物を言うと思われます。そしてあくなき追求心と好奇心。 なかなか興味深い映画です。
It's soup day [Food & Wine]
雨も少なく穏やかな天候が続いた11月のバンクーバー。今日は久しぶりの雨。肩をすぼめて歩きながら向かった先はJoeaux Café. いつも混雑している回転の早いレストラン。
スープの気分だったのでShrimp Wonton Noodle Soupを注文。待つこと数分、アツアツのスープがテーブルに!
「ブラックペッパーはありますか?」 と尋ねたらチャイニーズっぽいオバチャン
「ペパー???? ブラックはないけどフレッシュなのがあるよ」
…とスライスされたグリーンチリを持ってきてくれました。これはチリ、でしょう、オバチャン!
ともあれ澄みきったスープを一口。Aahhhh, woowwwww....フライドオニオンがパラパラとかかっているのがスパイスを効かせています。 エビが包まれたワンタンはシンプルそのものの味わい。細めんのライスヌードルとの絶妙なるマリアージュ。
ごちそうさま♪
Joyeaux Café
551 Howe Street
Vancouver, BC V6C 2C2
What is Canadian behaviour? [Other]
状況: オフィスの会議にコーヒーとクッキーを注文。室内は飲食禁止のため、廊下のテーブルに置いておきました。 30分後にどうなっているでしょう?
結果: もぬけのから
私のオフィスには医学生、医師、研究員、事務員、清掃人と様々なジャンルの人々が働いているのですが、この人々、食べ物を見つけるや否や誰のミーティングであろうとおかまいなしに手をつけるのです。 それは発展途上国の飢餓に苦しむ人々が食べ物にたかるような勢いであっという間になくなるほど。
最初は本当に驚きました。モラルのない幼い子供ならまだしも、教授クラスの人が「1枚ならいいよね~」と言いながらラップに包まれたクッキーを1枚とり、またラップをかけるという始末。
信じられない大人の人々。これがカナディアン?
マザー・テレサの本に彼女が貧しい家族にパンを渡したところ、その母親はパンを3つに分け、隣人に配ったというくだりがありました。
本当に飢えている人は誰なのか。
Little pussy [Thoughts]
この季節のバンクーバーは雨が多いのに、今年は穏やかな日々が続いています。嬉しいけれどglobal warmingの現象としたらちょっと問題。雨が多いから緑が豊かなのに。
穏やかに毎日を過ごしたいけれど、言うべきことはきちんと伝えるのが英語圏の世界。コミュニケーションなくしては何も動かないのです。
街で見つけたスローガン。今の気分にぴったり。
What are you hungry for? [Books]
あなたは何に飢えているのでしょう? 食べ物? 愛? 自己確立? 平和?
数々のベストセラーを発刊しているDeepak Chopra氏の新刊What are you hungry for。対象は北米人に多いダイエットに悩む人々へのヒント。ところが読んでみるとダイエットだけでなく食べ物といかに向き合うかのヒントが満載。
「人々の暮らしは複雑。悪習慣を捨てられなかったり、ストレス、寂しさを紛らわすために食べ物に走ったり。過食を防ぐには現在の自分に直面し、気付きを見出すことが大切なのです」
Chopra氏はヨガや瞑想を日常的に行い、食生活にも注意して体重を管理しているのです。
食べ物に対する考え方として
‐ TVを観ながらスナックを食べ続けていないか?
‐ 食事の前後にスナックを食べていないか?
‐ 空腹でないのに食事を取っていないか?
‐ 満腹なのにお代わりをしていないか?
うーむ、これは食に対する悪習慣ですね。 また食事時には
‐ 家族とともに食に感謝しているか?
‐ 会話をしながら楽しく食べているか?
‐ 1つ1つの料理にいちいち批判をしながら食べていないか?
‐ TVをつけっぱなしにして食べていないか?
アイスホッケーやクイズ番組をBGMに食事をしている我家への警告! さらにダーリンからの料理に対する細かな批判。これは食をそそるどころか、食べる気を失う大きな要因となります。
単なるダイエット本とは大いに異なる知的アドバイスと読みやすさはChopra氏ならでは。
真剣に食を向き合うことは、体や心と向き合うことでもあり、幸せにつながるのです。
Enjoy your meal with love.
Best benny in my life! [Food & Wine]
週末のブランチメニューの定番と言えばEgg Benedict. お友達に誘われて出かけたHeirloom Restaurantでも迷わず選んだのはMushroom & Leek Benny。ポテトとソーセージも追加してボリュームたっぷりで運ばれてきました。
これが卵1個? というほどのこんもりとした卵。それはそれは豊かな味わい。Egg Benedictには欠かせない
Holandaise sauce。ところが場所によってはあまりにも味付けが濃すぎるので、いつもはソースを外して食べるのですが、今日の味は…!!! 卵の自然の味わいたっぷり。きっと素材が違うのでしょう。ソテーされたマッシュルーム&リークとの兼ね合いも良く、笑顔がほころぶほどの美味しさ。付け合せのポテトも冷凍ものではなく、なんとも滋味深い味わい。1つ1つがどれも美味しく、お友達との会話もそこそこに幸せの一時。XX年の人生で一番美味しいEgg Benedictですっ!!
土曜のブランチをのんびりと豊かに楽しんでいるのは健康志向のバンクーバーの人々。食べ物の美味しさとともにエネルギーをたっぷり充電してきました。
Heirloom Restaurant
1509 W 12th Ave
Vancouver, BC V6J 2E2
Spa time [Beauty]
最後にマッサージに行ったのは何時のこと? というくらい間隔があいてしまったけれど、久しぶりにフェイシャル&マッサージに行ってきました。
場所はGrouponで見つけたSueno Spa. 30分マッサージとフェイシャルの組あわせ。オーガニック化粧品Eminence社の製品を使ったフェイシャルは肌の調子によって数種類から選ぶことができます。今日選んだのはVitamine C配合のStone Crop Brightening Facial。
まずはマッサージから。使用するオイルも数種類から選択ができ、迷わずラベンダーを。安らかな香りにつつまれる一時。
マッサージはまさに体当たり勝負。力の加減、ツボの抑え方は担当者によってまさに千差万別。今日の相性は70%くらいかな。
次は待ってましたのフェイシャル。説明も何も無く淡々とこなされていくので任せるしかありません 笑。
パックをして数分後、両腕のマッサージ。さらにデコルテと首の後ろへ。これが…! 素晴らしかった!!! この瞬間を待っていたのです!!
ほぐれた体とキレイになった肌に笑顔もリラックス。 自分の体、大切にメンテナンスしていきたいですね。
外に出るとほころんだ毛穴が瞬時に引き締まる寒さ、0℃のバンクーバーの夜。
The Umbrellas of Cherbourg [Entertainment]
あまりにも有名なメロディ「シェルブールの雨傘」、映画を初めて観ました。
こんなにも悲しく切ない歌だとは知りませんでした。若すぎる2人のはかなく熱い恋。そして避けられない別離。悲しみに打ちひしがれる17歳の娘に対して「愛で死んでしまうのは映画だけよ」と娘を愛しつつも実直主義の母親。
約50年前の作品であっても美しいメロディとともに心打たれる物語。
愛とは美しく気高いもの。けれど人間は幅広く強いもの。人に見えない心のひだはあっても、いつも幸せを求める思いは変わらない。再会した2人を悲しくとらえるか、私はむしろそれぞれが選んだ人生に静かな拍手を贈りたい。2人を愛するパートナーに対しても。
Love is the most strong thing in the world.
Break your fear [Body & Mind]
体と心のバランスに欠かせないヨガ。レッスンではどうしてもポーズの動きばかりに集中してしまい、呼吸を忘れてしまうことも。今日のレッスンの最初にインストラクターのKellyは
「このレッスンで集中すること。皆それぞれあると思うけれど、今日私は呼吸に集中するわ」と一言。
そうか、呼吸ね。私もやってみよう。
ひとつひとつのポーズをゆっくり時間をかけて行うことは、細かい足の角度やバランスも調整できて静かでも激しいレッスン。いつのまにか汗をじんわりかいている自分。日曜の午後、ゴールデンタイムに集まった人々のエネルギーに満ち溢れる時間。
「さあ、次は壁に近づいて。足をそのまま上げて休むのもよし、head standingに挑戦するのもよし。Pracrice is for you.」
いつもは怖くてとてもできないhead standingのポーズ。壁があるならやってみようか、と集中。
「そう、その調子よCecile」とKellyのアシストにより生まれて初めて上がった私の両足。
この感覚。あっけないほどの充実感に思わずガッツポーズをしたいくらいの喜び。レッスン終了後に初めてポーズができた喜びを伝えると
「そうね、もっと挑戦してみようね」とKelly.
そう、挑戦。とてつもなく大きなことでなく、ひとつひとつ小さな壁を超えて行くこと。雨上がりの空がやけに高く見えた一時。
Thank you, Kelly.
Another croissant [Food & Wine]
今日のクロワッサン探しはBeta 5へ。倉庫街のような通りの小さな店では作りたてのチョコレートやペイストリーが楽しめます。同店は2013 Canadian National Chocolate Awardsを受賞。知る人ぞ知るお店なのです。
カフェスペースはないので、サッとクロワッサンを買って店を後に。途中コーヒーを買って眺めの良い場所に移動。寒空が目に染みます。
箱に入れられたクロワッサン。なかなか美しいじゃあありませんか。
しっとりとバターの風味たっぷりの味わい。ごちそうさま♪
BETA 5
413 Industrial Ave.
Vancouver, BC
Show windows [Vancouver Life]
お洒落なウィンドー・ディスプレイに出会えるのは街歩きの楽しみのひとつ。ショッピングモールとは一味ちがう個性豊かなアイデアがいっぱい。
はっと目を引かれた彼女のまなざし。バンクーバーにもこんな素敵な場所があるのです。
International Development [Study]
いつものほほ~んと暮らしている私ですが、たまには勉強しようと思い、オンラインコースを選択しました。テーマはInternational Development。 メデイァやニュースで報道されている内容とその事実の根底は異化に…と単なる好奇心で選択したのですが、受講者はNGO勤務経験者、大学で専門に学んだ人等蒼々たるメンツ。しかもカナダ以外の各地からの参加。オンラインならではの醍醐味です。
6週間のコースは各週のテーマに沿った関連文献を読み、レポート提出、オンラインディスカッションをしていくというもの。受講者は5-6名毎のチームに分れ、最低2名に対してコメントするのも課題。
既に2週目なのですが、今回のテーマは「貧困」。OECDのデータより寄付国、受領国を選び、レポートしていきます。寄付国の日本に対して、トップの受領国がインドだということ、知っていましたか? 一気に我家で私の株が上がりましたよ、ダーリン。 笑。
レポートを無事提出後、チームメイトから
「日本には貧困の問題はないの?」 と質問が。貧困だなんてありえないだろう、と思って調べてみると、ショッキングな事実が。
「日本の貧困は見事に隠されており、実情を測るのは難しい。2009年の調べによると約6人に1人が貧困に喘いでいる」
さらに追い討ちをかけるように北海道の元炭鉱村で教師として赴任しているチームメイトのカナディアンは
「日本における部落問題、アイヌの人々、更に外国人に対する差別は計り知れないものがある」
と鋭い指摘もあり、新しいことを学ぼうとする意欲は一気に奥底へ。
事実を知ることは何よりの学び。 あと4週間気合を入れて参加していこうと思います。