トヨタが、ミニバン「ヴォクシー」のフルモデルチェンジ発売を発表しました。
新世代となり魅力をアップしたトヨタ新型ヴォクシーについて、スペックや価格などを最新情報からご紹介します。
▼この記事の目次
- 【最新情報】新技術満載!「新型ヴォクシー」フルモデルチェンジ発売!
- トヨタ新型ヴォクシーの【変更点まとめ】
- 309万円から!トヨタ新型ヴォクシーのグレード、価格は?
- 新型ヴォクシーを動画でチェック!
- 力強く!トヨタ新型ヴォクシーの外装(エクステリア)デザイン
- 全6色!新型ヴォクシーのボディカラーは?
- 3ナンバー化!トヨタ新型ヴォクシーのボディサイズは?
- 質感UP!トヨタ新型ヴォクシーの内装(インテリア)デザイン
- 新型ヴォクシーをカスタム!モデリスタ&GRパーツも設定!
- ハイブリッド4WDも!新型ヴォクシーのスペックは?
- 23.6km/L!トヨタ新型ヴォクシーの燃費は?
- 新機能!トヨタ新型ヴォクシーの安全装備は?
- いつ?トヨタ新型ヴォクシーの発売日は?
- トヨタ・ヴォクシーを「おさらい」
【最新情報】新技術満載!「新型ヴォクシー」フルモデルチェンジ発売!
▼新型ヴォクシーの画像
トヨタが、ミニバン「ヴォクシー」のフルモデルチェンジ発売を発表しました。
トヨタ・ヴォクシーは、ブランドのミドルクラスとしてラインナップされ、ノアと基礎を共有した主力ミニバンとなっています。
▼新型ヴォクシーの画像
フルモデルチェンジし90系となった新世代モデルでは、標準デザインとエアロ仕様を設定する「ノア」と、エアロ仕様のみとされる「ヴォクシー」をラインナップ。
トヨタの新世代プラットフォーム「TNGA」を採用しボディをこれまでの5ナンバーサイズから3ナンバーサイズに拡大したほか、最新のハイブリッドパワートレインを搭載。ハイブリッド4WD「E-four」も新設定することで、使い勝手や燃費性能をアップ。
また、装備には8インチディスプレイオーディオのほか、10.5インチディスプレイオーディオを設定。
エアロ仕様最上位グレード「S-Z」では、「快適パッケージHi(ハイ)」として、室外サイドスイッチ付パワーバックドアや7人乗りキャプテンシートも選択できるように。
安全装備には、ハンズオフドライブが可能となる「アドバンスドドライブ(渋滞時支援)」のほか、スマートフォンを使って駐車操作が可能となる「アドバンストパーク(リモート機能付)」をトヨタ初採用することで使い勝手が高められています。
新型ヴォクシーは2022年1月13日に発売。価格は309万円~396万円となっています。
▼新型ヴォクシーの動画
▼トヨタ・ノア
【トヨタ新型ノア最新情報】フルモデルチェンジ!価格、サイズ、ハイブリッド燃費は?
トヨタ新型ヴォクシーの【変更点まとめ】
▼トヨタ新型ヴォクシーの変更点
- TNGAプラットフォームを採用し、ボディサイズを3ナンバーに拡大
- ハイブリッド車に4WD「E-Four」を新設定し、アクセル操作による減速に対応
- 電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能を標準装備
- ハイブリッド車にAC100V/1500W外部給電機能を採用
- 安全システムに、ハンズオフドライブが可能となる「アドバンスドドライブ(渋滞時支援)」のほか、「アドバンストパーク(リモート機能付)」、「プロアクティブドライビングアシスト」、「降車アシスト付きブラインドスポット警告」を装備
- 10.5インチディスプレイオーディオを設定
- 14インチリアエンターテイメントディスプレイを設定
- 開閉位置を調整できる「フリーストップバックドア」を世界初採用
- 最上位グレード「S-Z」に、パワーバックドア、オットマン&ヒーター付き7人乗りキャプテンシートをオプション設定
- 兄弟車「エスクァイア」を廃止
309万円から!トヨタ新型ヴォクシーのグレード、価格は?
▼トヨタ新型ヴォクシーの価格
▽ガソリン(駆動方式 FF or 4WD)
- 【エアロ仕様】
・S-G(7人乗り or 8人乗り)
FF:309万円、4WD:328万8000円
・S-Z(7人乗り)
FF:339万円、4WD:358万8000円
▽ヴォクシーハイブリッド(駆動方式 FF or 4WD「E-Four」)
- 【エアロ仕様】
・S-G(7人乗り or FF車のみ8人乗りも設定)
FF:344万円、E-four:366万円
・S-Z(7人乗り)
FF:374万円、E-four:396万円
▼装備
- 8インチディスプレイオーディオ
- 10.5インチディスプレイオーディオ(オプション)
- 14インチリアディスプレイ(オプション)
- 16インチホイール
- 17インチホイール(S-Zグレードのみ標準)
- AC100V/1500Wアクセサリーコンセント
(ハイブリッド車にオプション、S-Zハイブリッドに標準) - 格納式ステップ(オプション)
- 電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド
- アドバンスドドライブ
- アドバンスドパーク
- パノラミックビューモニター
- 【ドライビングサポートパッケージ】
・カラーヘッドアップディスプレイ
・デジタルインナーミラー - 【快適パッケージMiddle】
・ハンズフリースライドドア
・ナノイー
・フロントシートヒーター - 【快適パッケージHi】(S-Zのみ)
・パワーバックドア(室外サイドスイッチ付)
・ステアリングヒーター
・オットマン&ヒーター付き7人乗りキャプテンシート
トヨタ新型ヴォクシーのグレードは、「標準仕様」も設定され267万円からとされる兄弟車の「ノア」と差別化され、「エアロ仕様」のみを設定。「エアロ仕様」の価格はノアから「S-G」グレードで5万円、「S-Z」グレードで7万円アップしています。
駆動方式はガソリンとハイブリッドともにFFと4WDが設定されていますが、ハイブリッド4WD車では7人乗りのみをラインナップ。
装備では、エアロ仕様最上位の「S-Z」グレードでのみ「快適パッケージHi」オプションが選択でき、室外サイドスイッチ付パワーバックドア、7人乗りキャプテンシートなどを利用できるようになっています。
▼参考:トヨタ・ヴォクシーの価格(前モデル)
- HYBRID ZS(7人乗り/FF):3,347,300円
- ZS
FF:7人乗り 2,844,600円、8人乗り 2,813,800円 - ZS“GR SPORT”:3,306,600円
新型ヴォクシーを動画でチェック!
力強く!トヨタ新型ヴォクシーの外装(エクステリア)デザイン
▼新型ヴォクシーの画像
▼参考:ヴォクシー(前モデル)
トヨタ新型ヴォクシーの外装は、最新のデザインを採用することにより質感がアップされています。
ボディタイプには、前モデルと同じくよりアグレッシブなスタイルとしたエアロ仕様のみを設定。
フロントは、大型のグリルを採用することで迫力をアップ。
リアはこれまでよりスクエアな形状とし、アクセントラインをプラスすることで引き締まったスタイルに。
バックドアには、任意の角度で保持できる「フリーストップバックドア」を世界初採用し、バックドアを押すことで、“からくり”を使って任意の角度で停止可能とし使い勝手を向上。
パワーバックドア装着車は、両サイドのリヤクォーターパネルにあるパワーバックドアスイッチで開閉操作が可能となっています。
またスライドドアには、ロングアシストグリップを左右のBピラーに標準装備したほか、パワースライドドア装着車には、からくり機構で機械的にドア下部からステップを展開・格納する「ユニバーサルステップ」をオプション(3万3000円)設定。
ドアの動きと機械的に連動することによりモーターを省略し、部品点数を減らすとともに低価格化。ステップ高も2WD車で200mm、4WD車で225mmとされています。
全6色!新型ヴォクシーのボディカラーは?
▼新型ヴォクシーのボディカラー
- ホワイトパールクリスタルシャイン(有料色)
- メタルストリームメタリック
- マッシブグレー(ヴォクシー専用)
- アティチュードブラックマイカ
- スパークリングブラックパールクリスタルシャイン(有料色)
- グリッターブラックガラスフレーク(有料色)
新型ヴォクシーのボディカラーには、全6色がラインナップされています。
ノアには設定されないヴォクシー専用のカラーとして「マッシブグレー」が選択できるようになっています。
3ナンバー化!トヨタ新型ヴォクシーのボディサイズは?
▼トヨタ新型ヴォクシーのボディサイズ
- 全長×全幅×全高:4695×1730×1895mm
- ホイールベース:2850mm
- 最小回転半径:5.5m
- ※参考
▽トヨタ ヴォクシー(前モデル)
・全長×全幅×全高
標準仕様:4695×1695×1825mm(4WDは全高1865mm)
エアロ仕様(ヴォクシーZS):4710×1735×1825mm
・ホイールベース:2850mm
▽トヨタ アルファード
全長×全幅×全高:4950×1850×1950mm
ホイールベース:3000mm
トヨタ新型ヴォクシーのボディサイズには、全幅を1700mm以上とすることで3ナンバーサイズとされています。
前モデルは、標準仕様で5ナンバー、エアロ仕様で3ナンバーサイズとされていましたが、新型ヴォクシーでは最新プラットフォーム「TNGA」を採用し、先にフルモデルチェンジされ3ナンバーサイズとなっている「カローラ」シリーズと同じく全幅を拡大。
しかし、フラッグシップミニバンの「アルファード」から全長と全幅を抑えることで最小回転半径は前モデルから維持され、使い勝手と広い室内空間が両立されています。
質感UP!トヨタ新型ヴォクシーの内装(インテリア)デザイン
▼新型ヴォクシーの画像
トヨタ新型ヴォクシーの内装は、最新の装備を採用することにより、使い勝手がアップされています。
インフォテインメントシステムには、Apple CarPlayとAndroid Autoに対応する8インチディスプレイオーディオを標準採用し、HDMI端子やTVチューナーなどを備える大型の10.5インチディスプレイオーディオや車内Wi-Fi、スマートフォンを利用するデジタルキーをオプション設定。
無線通信または販売店での有線接続により、常に最新のソフトウェアに更新可能な「ソフトウェアアップデート」にも対応。
装備には、「ドライビングサポートパッケージ」として、カラーヘッドアップディスプレイやデジタルインナーミラーを採用することで、運転のしやすさをアップ。
リアシート用として、これまでより大型化した14インチリアエンターテイメントディスプレイも設定。
室内空間は、左右のCピラー間距離1295mm(従来比+75mm)と、左右方向に拡大。
室内高でも、セカンドシートの高さを地面から20mmアップしつつ、室内高1405mmと5mm拡大。シャークアンテナの50mmを含む全高の70mm拡大が室内高拡大に貢献しています。
2列目シートでは、キャプテンシートの7人乗りの場合で745mmのロングスライドを実現。
最上位グレードの「S-Z」には「快適パッケージHi」がオプション設定され、室外サイドスイッチ付のパワーバックドアやオットマン&ヒーター付き7人乗りキャプテンシートも利用できるようになっています。
8人乗りのセカンドシートでは、3人掛けベンチシートタイプの6:4分割チップアップシートを採用。705mmのロングスライドが可能に。
ラゲッジスペースには、大容量104Lのスーパーラゲージボックスを採用し、高さのあるものやスーツケースなどの収納に便利な床下収納スペースが確保されています。
▼新型ヴォクシーのインテリアトリム
- 「S-G」グレード
エアロ仕様専用ブラック内装&ファブリックシート - 「S-Z」グレード
エアロ仕様専用ブラック内装&上級合皮コンビシート
新型ヴォクシーをカスタム!モデリスタ&GRパーツも設定!
▼モデリスタ「エアロパーツセット」装着車
▼モデリスタ「クールシャインキット」装着車
新型ヴォクシーには、モデリスタとGRパーツから専用のカスタムパーツが設定されています。
モデリスタは、メッキパーツを効果的に使用することで質感をアップ。
▼「GRパーツ」装着車
GRパーツは各所をブラックアウトすることで、スポーティなイメージが引き上げられています。
ハイブリッド4WDも!新型ヴォクシーのスペックは?
▼トヨタ新型ヴォクシーのパワートレインとスペック
- 【ガソリン】
直列4気筒2Lガソリン「Dynamic Force Engine」
出力:169ps/20.9kgm
トランスミッション:発進ギヤ付きCVT「Direct Shift-CVT」 - 【ハイブリッド】
直列4気筒1.8L+電気モーター
エンジン出力:98ps/14.5kgm
モーター出力:72ps/16.6kgm
システム出力:137ps - 駆動方式:FF or 4WD【ハイブリッドに新設定】
トヨタ新型ヴォクシーのパワートレインには、「TNGA」パワートレインとして開発された最新の2Lガソリンと1.8Lハイブリッドが搭載されています。
▼「Dynamic Force Engine(2.0L)」の技術解説動画
2Lエンジンは、高速燃焼技術、可変制御システムの採用のほか、排気・冷却・機械作動時などの様々なエネルギーロスを少なくして熱効率を向上させるとともに高出力を実現。
世界トップレベルとなる熱効率41%を達成し、従来型エンジンに比べて、低回転から高回転まで全域でトルクアップをしています。
ハイブリッド車は、これまでハイブリッドシステムに「THS(Toyota Hybrid System)」の名称が使用されていましたが、新世代モデルでは「THS」が1世代進化した第5世代となったことから、一般的なハイブリッド機構を現わす「シリーズパラレルハイブリッド」に名称を変更。
リダクションギヤ部分をコンパクト化し、高密度電池セルを採用したほか、出力をアップしたフロントとリアモーターを採用。
リアモーターはアシストを100km/h以上の領域まで可能とすることで、より積極的に機能するようになっています。
23.6km/L!トヨタ新型ヴォクシーの燃費は?
▼トヨタ新型ヴォクシーの燃費
- ヴォクシー(ガソリン):15.0km/L
- ヴォクシーハイブリッド
FF:23.6km/L、4WD:22.0km/L
トヨタ新型ヴォクシーの燃費は、新世代のパワートレインにより大幅に改善しています。
前モデルはハイブリッド車で19.0km/Lとなっていましたが、新型ヴォクシーハイブリッドでは23.6km/Lまで燃費をアップすることで、使いやすさが高められています。
▼参考:トヨタ・ヴォクシーの燃費(前モデル)
- ヴォクシー(2Lガソリン):13.2km/L
- ヴォクシーハイブリッド:19.0km/L
※WLTCモード値
新機能!トヨタ新型ヴォクシーの安全装備は?
▼新型ヴォクシーと前モデルの安全機能比較
新型ヴォクシーの安全装備には、最新の「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が装備されています。
▼プロアクティブドライビングアシスト
搭載されるシステムは、トヨタ初となる「プロアクティブドライビングアシスト機能」に加え、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」をトヨタ初採用。
「プロアクティブドライビングアシスト機能」では、これまでの安全システムより早く歩行者の横断などの危険性を検知し、事前にステアリングやブレーキなどにより運転を支援。
「アドバンスドドライブ(渋滞時支援)」は、0~40km/hにおける渋滞時のレーダークルーズコントロールおよびレーントレーシングアシスト作動中に、ドライバーモニタリングカメラによりドライバーが前を向いていることが確認されるなど一定条件を満たすとシステムが作動。
自動追従走行、3分間の停止機能、ステアリングのハンズオフドライブなど、高度な支援機能が可能とされています。
また、高度な機能を活かして、スマートフォンを使っての「アドバンストパーク(リモート機能付)」にも対応。
「アドバンストパーク(リモート機能付)」では、バック駐車に加え前向き駐車も可能とされ、トヨタ初採用となっています。
いつ?トヨタ新型ヴォクシーの発売日は?
フルモデルチェンジしたトヨタ新型ヴォクシーは、前モデルの新規受注を2021年9月末に停止、新世代モデルは2022年1月13日に発売されました。
トヨタはヴォクシーと兄弟車のノアを新世代とすることで、さらなるユーザーにアピールしていく予定です。
トヨタ・ヴォクシーを「おさらい」
▼トヨタ・ヴォクシー(初代)
トヨタ・ヴォクシー (VOXY) は、初代が2001年に登場したミドルクラスミニバンです。
ヴォクシーの車名の由来は、英語の「VOX(言葉・声)」からの造語となっており、「BOXY(箱型)」を連想させながら若々しい響きがあることから採用されました。
初代は商用車「ライトエース」をベースとしたワゴン「ライトエースノア」の後継車として企画され、前モデルで後輪駆動だった駆動方式を前輪駆動とすることで低床化、両側スライドドアを採用するなど、ミニバンとしての使い勝手がアップされました。
「ライトエースノア」と同時期に販売されていた兄弟車「タウンエースノア」も、「ヴォクシー」の登場にあわせ兄弟車の「ノア」に切り替えられました。
▼トヨタ・ヴォクシー(2代目)
2007年登場の2代目まではヴォクシーがネッツ店、ノアがトヨタカローラ店で販売されていましたが、2014年に登場した前モデルの3代目ではトヨタ店とトヨペット店向けとして上級装備を採用した「エスクァイア」がラインナップされ、実質的な全店併売車種となっています。
3代目では「プリウス」からくる電動システムに2Lエンジンを組み合わせた「ヴォクシーハイブリッド」も新設定されたことからコンパクトカーを凌ぐほどの販売台数を記録し、ライバルであるホンダ・ステップワゴン、日産セレナにも影響を与えました。
新型トヨタ・ヴォクシーについては今後も最新情報が入り次第、随時更新していきますのでお楽しみに!