屍姫 赫 第7話 「偽言魂」 感想
うん、ようやく面白くなってきた気がします。
ヒーロー気取りの屍が掲げる偽者の「正義」を否定しながら、
屍姫の行動も復讐や贖罪に過ぎないと知る切ない話ではあるものの
この作品には珍しいギャグ描写とかもあったりして
今までの話よりかは随分とっつきやすくなっていた印象。
オーリが自分から積極的に屍に会いに行ったのは
友達の為とか、単なる正義感というよりかは
屍と関わることで兄やマキナの考えを少しでも
理解したいという想いがあるんだろうなあ。
まあそれにしたって一人でノコノコ出掛けて行くのは
迂闊過ぎるだろという気はするんだが、徐々にオーリ自身の
意志が物語に介入してきてるのは良い傾向と言えるかも。
そういや今回の戦闘はダメージ反射という能力バトルの要素が
入ってきてたけど、これも現状何の力も持たないオーリを
頭脳サポートで活躍させる前振りかもしれないなあ。
貞本作監による戦闘シーンは豪快なカメラワークと
ピチピチスーツを肉感たっぷりに描いた作画が
エロ格好良くて素晴らしい出来だった。
ただ、これがメインヒロインのマキナではなく
サブキャラのミナイの戦闘なのは皮肉だが、
やはり銃による戦闘より近接格闘の方が
アクションを組み立て易かったりするのだろうか。
杉田ボイスの伊佐木は、不浄な存在である屍姫に欲情している
自分の気持ちを誤魔化すために暴力振るったりしてるのか
それとも本気でミナイに惚れてるけど、
相手にしてもらえなくて八つ当たりしてるのかわからないけど
どちらにしても悲しいくらいに小物だなあ(笑) てっきり屍姫に
何か個人的な恨みでもあるのかと思ってたのに・・子供か!?お前は!