2010/12/21
侵略!イカ娘 第12話 「戦わなイカ?/ピンチじゃなイカ?/もっとピンチじゃなイカ?」 感想
オールキャストによるビーチバレー大会とさよならイカ娘。
AパートBパートそれぞれ全くテンションの異なる話だったのだけど
どちらも最終回っぽい雰囲気になってたのが面白かった。
Aパートは単純にみているだけでも楽しかったのだが
特に小学生チームを叩きのめして大はしゃぎする
イカちゃんと栄子が大人気なさ過ぎて噴いた。
Bパートは、今まで当たり前だったものが突如消えてしまうお話。
イカちゃんにとってのイカ能力、栄子達のとってのイカ娘と
大事なものを失って茫然としている姿は、そのまま今週で
イカ娘を見れなくなってしまうわれわれ視聴者にも繋がっている訳で
感情移入せずには居られないわけですよ。
最後、EDで振り返ったイカちゃんの笑顔がいいですね。
劇中と同じように時を経てイカ娘が復活してくれることを期待しましょう。
【総評】
★★★★★★★★★☆(9:面白かった!)
イカちゃんが可愛ければそれでいい・・
そんな風に思っていた時期が私にもありました。
いや、イカちゃんの可愛さは重要なんですけどね、超大事。
それがこの作品の肝であるのは疑いようがないのだけど
それを踏まえた上で貪欲に面白いものを作ろうという
スタッフの姿勢に拍手を贈りたいと思います。
また、エロもない、毒もない、ストーリーだって
それほどドラマチックな訳でもないのに、
それでもこんなに面白くみんなに愛される作品が作れるんだという事実は
過激さばかりがどんどんエスカレートしている今のアニメ業界を
見つめ直す意味でも重要な意味があったんじゃないでしょうか。
しかし、水島監督はホントに外しませんね。
おお振りのようなシリアスからドクロちゃんのようなハイテンションギャグに
今回のような緩いコメディまで幅広い作風で仕事をされているのに
これだけ安定して良作を作り続けているのは本当に凄いと思います。