伊藤みどりさんが好きです。
30代以上の日本人なら、誰もがテレビの前で伊藤みどりさんの演技にワクワクした思い出があるのではないでしょうか。
手足の長いスマートな犬の集団に、コロコロな柴犬が1匹紛れ込んでいる、みたいでした。
ヨーロッパ系とのスタイルの違いで、みどりさんの点数が抑えられてるのかしら・・・なんて思ったこともあったなー。
当時はジャッジの点数に国名が表記されていたから、特に低い点が出ると「あの国は日本が好きじゃないのね」と悲しくなったりした事も。
すみません。つい愚痴を(> <;)
伊藤みどりさんといえば、女子で初めて3A(トリプルアクセル)を成功させた人。
また、3回転-3回転のコンビネーションジャンプを跳んだのも、女子ではみどりさんが世界初だったんです。
・とにかくスピードが速くて、クルクルと高回転で回る
・「これからジャンプを跳びますよ」という構えなしの突然のジャンプ(しかも高い)
・いつもニコニコ
・氷上では凄い存在感で大きく見えるのに、リンク外ではインタビュアーが膝を深く曲げてマイクを向けるほど小柄(145㎝)
世界選手権優勝。オリンピック銀メダリストという輝かしい実績もさることながら、みどりさんは「記憶に残るスケーター」な気がします。
そんなみどりさんが現役を引退し、プロになってからの競技会の動画を見つけました。
引退してるのに、狭いスケートリンクなのに、大きくて高い3Aをはじめ3回転やコンビネーションジャンプをバンバン決めています。
しかも演技時間がFS(4分30秒)より長い6分!
本当にパワフルなスケーターだわ、みどりさんって。
▼1993年世界プロ選手権:優勝伊藤みどり(得点49.7) 「次にこんなスケーターが現われるのは50年後」
3Aに関しては、「ビューティフル!」、「バスケ選手もビックリの高さ」、「着氷後も離氷前と同じスピードで信じられません」
・・・と大絶賛のみどりさん。
日本人として本当に誇りに思います!
さて、このプログラムに使われている曲は、当時は「X」の『Rose of Pain』。
(1992年8月24日ロックフェラーセンターにおいて「X」から「X JAPAN」に改名)
「Rose of Pain」は、メジャーデビュー後初のアルバム『BLUE BLOOD』収録の曲。
作詞・作曲はYOSHIKI 。 編曲はX。
YOSHIKIがタイトルと表紙絵に惹かれて購入した澁澤龍彦の『世界悪女物語』の中で描かれている、エリザベート・バートリの残虐行為をテーマに作ったそうです。
冒頭にバッハの『フーガ ト短調』のフレーズが流れ、それが随所で使われ独特の世界を醸し出しています。
みどりさんのプログラム用には、YOSHIKIさんが編曲したということです。
TOSHIさんが歌うLIVE動画はコチラ↓↓↓ (X「Rose of Pain」1992.01.07)
https://youtu.be/zIS6H1H7QPk 参考までに・・・
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