深宇宙: 木人の天体写真日記
2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ

深宇宙

2024年11月 1日 (金)

ステファンの五つ子(セミラッキーイメージング)

久しぶりに晴れた! と思ったら風が強い。
こういう日は拡大モノは無理だよな~、、、が
そもそも拡大仕様の機材しか持ってきてない。
とりあえずセッティングを済ませて導入してみると
めちゃくちゃシーイング悪いです。ピントが合いません。
露光時間を1秒にしていますが、像がボケボケ(T_T)
しかも風も強いのでほとんどのカットがブレブレです。
せめてブレだけでも防ぐため、短時間露光でやってみることに。
5秒、10秒と試写してみましたがちょっと露光不足気味なので15秒で
撮ってみることに。
15秒だとタイミングによっては星が点になっているカットも
あります。
ある意味ラッキーイメージングですね。

結局280枚撮りました。
Pixinsighに放り込んだところ、約20%を除外してくれました。
で、カラー画像と合成して、、、

Pilrgbsns
BKP200 ASI678MM R60フィルター 15s×280(80%スタック)
ASI294MCPo 60s×25

だいたい1時間分くらいの露光です
BXTの力もあってかなりマシになりました。

L画像は流行りのIRではなく普通のR60フィルターを使用。
なぜって? たまたまあったからです。
ある程度暗いところで撮っているのでIRでなくてもそこそこ効果アリかな。
ちょっと像があまいけどこれで妥協。

2024年10月19日 (土)

プラネタリーカメラで撮る「宇宙のバラ」

彗星祭りも落ち着いてきたようなので、、、


有名なバラ星雲ではありません。
通称「バラ銀河」とも呼ばれるArp273(UGC1810)です。

以前、一度狙ったことがあるのですが、あまりに小さくて
挫折していました。
星ナビに連載のラッキーイメージング法の解説を読み
プラネタリーカメラ(非冷却のスモールセンサーカメラ)にて
再度挑戦してみました。

Arp273
BKP200 純正コマコレクター 
ASI678MM 60秒×56枚
ASI294MCPro 60秒×30枚 LRGB(L-C)合成
いつもはレデューサーを使っているのですが、初めてコマコレを
使い800mmのままで撮りました。
それでもかなり小さくて少々クロップしています。

なかなかいいじゃないですか!
が、フレーミングをミスってしまい左が北になりますが
縦画にするとバランスが悪くなるのであえてこの向きで御勘弁。

実は短時間露光+大量撮影法もやってみたのですが
60秒露光のほうが画質が良かったのでこちらを使いました。

それにしても非冷却でこの低ノイズとは、、、
最近のカメラは優秀ですね~。



最近のトラックバック