前回、構図をミスって半失敗だった「クラゲ~モンキー界隈」
撮り直してみました。今度はちゃんとRawで。
D810A ISO6400 RedCat51Ⅲ
120s×39枚
うん、やっぱり縦画のほうがしっくりくるな~(悦)
今回はニューアイテム「OPTOLONG L-Quad Enhance」フィルターを
使ってみました。
流行りの超ナロー系ではなくて、マイルドな特性。
唯一所有する光害カットフィルター「Astro LPRⅡ」よりも青が
良く写りそうな気がしてちょっと前に購入した物。
ようやく使う機会がやってきました。
なかなか自然な感じに写っているようです。
前回は90秒露光でしたが今回はフィルターの効果もあって120秒まで
延ばせたのでクラゲの頭の湯気が良く写りました。
常用フィルターとして使えるかな?
実は同時にCBPフィルターも購入したのですが、なかなかテスト
できません(T_T)
オマケでアノテーション。
「クレオパトラの瞳」。
ルパンが狙いそうなネーミングですね。
惑星状星雲、NGC1535の別称だそうです。
C9.25 ×0.73レデューサー SV705C(ゲイン120)7秒×58枚
ジェット気流が吹き荒ぶ真冬の東北。
1000mmオーバーの焦点距離ではほぼピントが合いません。
Pixinsighが140枚ほど撮ったうち58枚を選別してスタックしてくれました。
それでもかなりボケボケ。
毎度ながらBXTは偉大なり、、、。
もっとゲインを上げて売りの「HCGモード」を使い、短秒露光すべきなのか
悩みましたがこれくらいのゲインのほうが綺麗に撮れるっぽい気がする。
もう少し検証が必要ですね。
実は比較撮影しようと思ってたら曇ってしまった、、、。
また次の機会に。
前回のM42に続いてSV705Cのテスト撮影です。
ターゲットはいろいろと都合があって「NGC2371 ドッグボーン星雲」。
ところが、月が近い。
離隔はざっと30度くらいでしょうか。
光害も相まって淡い星雲を撮るにはかなりキビシイ状態。
なぜそんな日にそんな場所を、という疑問はもっともなのですが
北方面は雲、南方面は街明かり、そして久しぶりの晴れ。
という訳で無理して撮りました。まあテストだし。
C9.25 SV705C ゲイン360 8秒×235枚
PixinsighのABEとSTFのみ。 微調整もしてません。
悪条件の割にまあまあ写ってますね。
ちなみにピントが合わないほどシーイングが悪く、長時間露光だと
ボケボケにしか写らないようなので8秒露光にしてみました。
スタックの時点でPixinsighが1/3ほどはじいてくれました。
DSSよりも選択が厳しいのか仕上がりがいいです。
まあ、それでもちょっとボヤっとしてるのですけど、
「偉大なり、ラッキーイメージング」です。
余談ですが、どこが「ドッグボーン」なのかいまいち良く解らない
のですが、どっちかと言うと
こういうヤツのほうが似てるような気も(笑)
条件のいい日に撮り直してみます。
ついポチってしまいました、SVBONYの「SV705C」。
IMX585という小さめのセンサーを使った冷却機能無しのいわゆる
プラネタリーカメラです。
小さめとはいっても11.2mm×6.3mmというちょっと面白そうな
サイズ。
実はZWOのASI585MCを狙っていましたがちょいと高めなので迷って
いたところ、SVBONYからのメール。
「クーポン券送るから使ってね」との事。
さらに「ブラックフライデー」が重なって驚きの価格に!
あまりの安さに一抹の不安を抱えながらもテスト開始。
まずASCOMドライバーが機能しません(T_T)
いままで使っていたキャプチャーソフト「Nebulosity」が動きません。
(メーカーでは公式キャプチャーソフトにリストアップされてるのに、、、)
とりあえずSharpCapは使えそうなので、いざ撮影。
まだ月が大きいので明るそうなM42をシュミカセで撮ってみました。
30秒×20枚です。
ノイズ無いやん。
気温が低い冬の撮影とは言え、冷却無しダーク無しでこんなに写るの??
とりあえずは売りのHCGモードが適用されないゲイン120での撮影。
実はハイゲインでも撮ったけど、やっぱりこういう明るい対象は低ゲインで
多少露光を多めにかけたほうが綺麗に仕上がりますね。
ガチ撮影は後日予定。
「アイピースレデューサー」
各所で販売されているアイピースの先端に付けて使うヤツです。
総じてあまりいい評判を聞かないのは私だけでしょうか?
そしてマニアなら一度は「撮影にも使えるんじゃない?」と思い
カメラに装着してはピントが合わないという悲劇を味わった方も
多いのでは?
実は使い方によっては「なんとなく使える」事もあるので
たまに実験がてら使っていました。
望遠鏡はもちろん、顕微鏡でも無問題 「小さい宇宙を撮る」
この時はASI290MCで撮影。
拡大系と違って縮小系だと収差とかもほとんど目立ちません。
ところでこの商品、いろんなところからノーブランドで発売されています。
「中身はみんな同じじゃないの?」と思い込んでましたが
右の製品、
サイトロンジャパン製でした。
しかも最近発売の0.75倍ではなくて0.5倍。
ググってみたけど情報が出てきません。ひょっとして幻の製品?
よくよく比べてみると画質が結構違います。
左のヤツは中央はいいものの周辺は結構歪んでます。
比べてサイトロンのものは
周囲まで驚くほどキレイです。
で、いろいろと試してみたくなりました。
まず、カメラへの装着方法。
誰もが思いつくこの付け方
この付け方だとほぼピントが合いません。
このレデューサー、センサー面に近づけるほど効果が少なくなるので
0.5倍などと欲張らずに0.7~0.8倍あたりに設定すればピントも合います。
このようにセットすればスモールセンサー機ならば十分に使えます。
(たしかSamさんやあぷらなーとさんが電視の現場で使われていたハズ)
でも今回はサイトロン製レデューサーの性能に期待し、限界を探るべく
フォーサーズの294MCProに装着してみました。
一番奥までネジ込みましたがさすがにフォーサーズだと4隅がキビシイですね。
やってみたかったのはレデューサーの2段使用。
とりあえずはシュミカセです。
普段、STARIZONA製のレデューサーを使っています。
C9.25に使うと0.63倍 1480mm相当です。
まずはこの状態でM42を撮影。
この大きさです。ちょっとピン甘なのは御勘弁。
これにアイピースレデューサーをプラス。
3秒×600枚 PixinsighのSTFのみ。
少し小さくなりました。だいたい1200mm相当です。
元からだとF5.1くらいになってます。
想像通り4隅はケラレているようです。
星像もそんなに悪くないかな。
ちなみにフラット補正無しです。
BXTをかけると
グッと締まりました。
少しレベル調整
フラット無しだとムラが目立ってきてこれくらいが限界かな。
想像以上に良像範囲が広いように見えます。
ケラレてるところを切ればそのまま使えそうな感じ。
1インチの533とかなら余裕じゃないかな?
実はちょっと前に撮った「コマドリの卵星雲」はこの組み合わせで
撮りました。もちろんトリミング有。
小さいセンサーで極小銀河なんかを狙う時に使えそう。
最近発売されたサイトロンの0.75倍はどうなのかな? とか
F4のニュートンに付けたらどうなるの? とか
夢は膨らむばかり。
Pixinsighのアノテーションです。
凡庸な写真でもムダにカッコよくなります(笑)
が、網羅されないというか、どうやっても表示されない星雲があります。
ステラナビゲーターで調べるとシャープレスナンバー(sh2-〇〇というヤツ)
のようです。
あちこちググってみましたがやり方が解りません。
↑ の写真は今年の10月末に撮ったモノ。
それから約1ヵ月ググりまくっていましたがどうしても解りません。
検索ワードを変えてみたりしているとSamさんのブログ「ほしぞLoveログ」
に辿り着きました。
Samさんのアノテーションにはちゃんとシャープレスナンバーが表示されています。
で、さっそく教えていただきました。
教えてもらえば簡単な事なのですが、これはなかなか気付かないかも。
さんざんググってもぜんぜん出てこない情報なので、もしかしたら
自分と同じく解らない人が多いのかも(もしくは需要がないのか、、、。)
という訳で方法を記しておきます。(逆に常識でしたらスイマセン)
アノテーションの設定画面で黄色矢印の箇所の+ボタンを押します。
すると大量のカタログが出てきますので、「シャープレス」を選択します。
無事、選択項目に「シャープレス」が追加されました。
やってみると、、、
おお~! カッコ良さのレベルが少しあがりました。
Samさん、ありがとうございました<(_ _)>
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