めざせ50代からサブ3、そしてその向こうへ : ボストンマラソン

めざせ50代からサブ3、そしてその向こうへ

単身赴任生活を機に52歳からメタボ対策でマラソンに挑戦。 2年5ヶ月でサブ3、さらに1年後サブ55を達成。 今や64歳、忍び寄る老化と闘いながら、どこまで行くのか...

ボストンマラソン

夏がやってきた ~Boston の公式記録証

梅雨の谷間に夏がやってきた。


久々の晴れ渡った空とともに、一気に夏。


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8時頃には25度を超え、どんどん気温が上昇。


9時前にスタートして山下公園を往復。


ここしばらくのように湿度が高くない分、日陰であればまだ大丈夫だったが、日向では日差しが厳しい。


先週は同じコースで山下公園までの往路でキロ5が一杯一杯になってしまったが、今日は最後まで何とかキロ5を死守できた。


だいぶ汗はかいたものの、先日までの湿度が無い分、思ったよりウェアは汗びっしょりにはならなかった。


明日は今日以上に気温が上がりそうなので、もう少し早めに走りに出ないと不味いかも。



ところで、Bostonの公式な記録証が発行されないな?と思っていたところ、一昨日、今回参加されたRUN友さんからBostonの公式記録証のこと知ってますか?と尋ねられ、「わかりません。見当たりませんね。」と返事。


そしたら、今日になって「ダウンロード先が分かった」との連絡をいただいた。


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言われてみれば、「ああ、ここか!」って場所からダウンロード出来たのだけど、正直分かりにくいし、参加ランナーにメールでお知らせぐらいあっても良さそうなものだけど...


まだ辿り着けていない方のために書いておくと、

「Boston Marathon」⇒「Athlete Village」(ログイン)⇒「MY LAST RACE」(自分の記録が書かれた黄色い大きなバナーをクリック)⇒「BOSTON MARATHON FINISHERS CERTIFICATE」をクリック

で上記記録証が表示されます。


Word ファイルなので、そのままでも保存、印刷はOKなものの、少し手間取ったが、やはり唯一無二のものにした方が、ってことでPDFに変換して無事保存できた。


タイム的には正直平凡ながら、一応これでも60-64歳男子カテゴリーでは1110人中77位。


ヒザの故障の再発があってのこの記録なので、世界中から集まった健脚自慢の中で上位7%なら、上出来中の上出来と言って良いだろう。


正直、サブ3までの復活は厳しいだろうが、できれば11月のつくば、遅くとも2月の別大までになんとか
3時間ひと桁(4'30"/km切り)までは戻したいところだが、果たしてどうだろうか?


真夏の間でも、今日のペースで
ハーフを走り続けられるようなら、
涼しくなれば4'30"/kmは射程圏の筈。
そろそろスピード練も無理のない
ペースで再開した方が良いかも...
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2024ボストンのホテル予約は今晩25時~

2024年4月のボストンマラソン出場を計画されている方への情報です。


以前にも書きましたが、ボストンマラソンのホテル確保は、価格高騰もさる事ながら、そもそも予約自体が大変です。


お勧めは、Marathon Tours & Travel社を通じての予約。


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ボストン市内や周辺地域の主要ホテルを一括して予約枠を確保しており、Booking.〇〇やHotels.〇〇などのホテル予約サイトより格安で予約可能です。


と言っても、そもそもが高いので市内中心部の名の通ったホテルだと最低1泊400ドル、地下鉄圏内でも200ドル以上は覚悟が必要ですが。


上記のとおり、現地31日正午(日本時間1日午前1時)から同社webサイトで予約受付が始まります。


特にフィニッシュ徒歩圏など好条件のホテルは10分程度でsold out必至なので、出来れば事前に候補を2~3見定めておき、速攻で押さえることをお勧めします。


因みに年内はキャンセル料が予約1件当たり30ドル程度なので、先ずは取れるところを複数押さえておいて、後からじっくりと決めるのもアリです。


因みに私は夫婦での宿泊ということもあり、フィニッシュ徒歩圏のハイアットリージェンシーとヒルトンを予約し、最終的にツイン部屋指定で予約出来たハイアットに決めました。


どちらも400ドル少々+税で日本の感覚ではとても高かったですが、これがアメリカ経済の実情なので仕方無いですけどね。


ということで、ボストンのホテル情報でした。


クリック合戦というほどでは無いですが、
ホテルの確保、頑張ってください。

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ボストン(アメリカ)旅行あれこれ

ボストンマラソン参加に当たって、20年以上ぶりのプライベートでのアメリカ旅行。


円安、物価高など色々と様変わりだが、来年以降ボストンやNY、シカゴなどへの参加を検討している皆さんに参考になる(かもしれない)情報を、ドタバタ話なども含めて。


(1)ホテル事情
 これはもう「高い!」のひと言。
NY、ボストン、シカゴなどマラソン大会前後は論外だが、平常時でもそれなりのホテルはホリデイインレベルでも300ドル、ヒルトン、ハイアット、マリオットなど大手ホテルチェーンであれば最低でも400~500ドルが当たり前。

ボストン参加であれば Marathon Tours & Travel  https://www.marathontours.com/ で手配するのがお薦め。例年5月に翌年のボストンのホテル予約受付がスタートする。2024 Bostonの予約は5月31日からと既に案内が出ており、フィニッシュ徒歩圏や地下鉄で比較的便利なケンブリッジのホテルは即日「瞬殺」でSold out になるので要check。


値段はBooking.comやHotels.com などのホテル予約サイトなどに比べても格安。

とは言え、徒歩圏の大手ホテルだと1泊最低400ドル、地下鉄圏内でも最低200ドル超の覚悟が必要。


ボストン市内、近郊のホテルは大会前後は一般予約サイトでは1000ドルも珍しくないほど高騰するので、早めに手配を。


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因みに、今回NY、SFのホテルにも泊まったが、それぞれホテル相場を頻繁にwatchしながら格安の部屋が出たのを見計らって予約。とは言え、どちらも2ダブルないし2クインで400ドル前後(NY; Crowne Plaza Times Square、SF; Nikko SF)だった。


(2)航空券事情
 今回、アメリカ往復(往路NY着、復路SF発)は夫婦分ANAのマイレージで1年前に確保。実は3年前(予約は4年前)にそれまで溜まっていたANAのマイルで確保していたが、コロナでキャンセルになり特例で丸々2年間(1年前購入で実質3年間)持ち越しになったもの。
 燃油サーチャージは1年前の水準で結果的には「割安」だったとは言え2人分で別途往復10万円ほど掛かった。コロナ禍で航空運賃が高騰気味だったことを考えれば、この点は気苦労なくアメリカ往復できた。
 

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米国内線はNY-Boston、Boston-Sacramentoをネットで手配。

Googleのフライト検索で、こちらも相場を見ながらどちらも底値近く、3か月ほど前に購入。

ボストン発着便は、マラソン需要を見越してか高騰気味だったが、結果的にNY-Bostonで125ドル、Boston-Sacramentoで400ドル(各1人当たり)ほどで確保できた。


あまり早く予約すると、この倍額近くしていたので、別途米国内に立ち寄る旅程がある場合はあまり焦り過ぎないこと。


因みに日本からボストンへはJALの直行便があるが、上記のような事情でボストン往復便の相場のことは良く分からない。


直行便やJAL、ANAに拘らないのであれば、相場はかなり変動するので、色々と検索して比較してみるのをお薦めする。


(3)米国内線搭乗事情
 今回、NY, La GuardiaからBostonへの国内線(Jet Blue)で、何と乗り遅れてしまった。幸い1時間後のフライトに無料で振り替えて貰えたが、米国内線は日本の国内線のように直前まで待ってくれたり、案内放送など皆無なので、早め早めの対応が必須。


実はそんなことも見越して空港には1時間半前には到着し、チェックインの際に荷物重量オーバーで多少もたついたことはあったものの、1時間以上前にセキュリティチェックを通過。余裕をかましてランチ(バーガーキング)を食べ、トイレに行ったりしてからゲートに到着したのが15分前。

 日本の感覚であれば、これからボーディングが始まるタイミングだが、実はすでにボーディングが終了し、ゲートは既に閉じられていた。


しばらくの間、やっぱりアメリカはのんびりしているな~、などとゲート近くの待合スペースで余裕をかましていたが、全くボーディング開始の雰囲気もアナウンスもない。


遂に出発時刻が来たので改めてゲートに確認に行くと、1時間後の次の便に案内表示が変わっているのを見て事態を悟った。


直ぐにゲートの係員に訊くと、別のゲートに担当がいるからそちらに行けと。


5つほど先の無人のゲートで、暫く待っていると同じような事情の人もやって来ていた。


そこへやおら係員が登場。


涼しい顔で、コンピューターに乗り遅れた便の情報を入力。


システムに繋がらない、などとブツブツ言いながら、ようやく10分ほどで次の便のボーディングパスを貰えた。


結果的に1時間遅れで無事ボストンに到着。チェックイン済のスーツケースも保管されていて無事に受け取ることができた。


教訓として、アメリカ国内線は荷物預かりが有料のケースが多いため機内持ち込み手荷物が多く、概して搭乗にとても時間が掛かる。とにかく早め早め(遅くとも30~45分以上前)に搭乗ゲートで待機しておくことが必須。


(4)スマホ事情
 今回、事前に日本国内でamazonからT-MobileのSIMを調達した。


海外旅行向けにレンタルWiFiを利用する方が結構多いと思うが、コスパや使い勝手を含めてスマホの現地プリペイドSIMを調達することを強くお薦めする。


旅慣れた方なら、現地でプリペイドSIMを購入し差し替える方も多いかもしれないが、マラソン参加など旅行者には万一の技術的リスクなども考えるとハードルが高いと考えるかもしれない。


結論から言えば、iPhoneであれば余程古い機種(7以前など)でもない限り、現地到着時にSIMを差し替えるだけでほぼ間違いなく簡単に使えるし、勿論電話番号は現地のものになるものの、後述のUber(タクシー)の利用などで現地の電話番号が必要になるケース(電話だけでなくSMSやセキュリティ認証など)も考えれば、スマホ1台で日本国内とほぼ全く同じように使えるメリットはとても大きい。


問題はアンドロイド端末で、多少機種によって不都合があるケースも無い訳では無さそうなものの、国内で格安SIMを使っていてMVNOの設定、SIMの差し替えを経験したことがある方であれば、ほぼ問題なく大丈夫だろう。


今回、10日間使い放題のT-MobileのSIMを3500円ほどで妻の分と2枚調達したが、私のアンドロイド端末は初日多少てこずった(モバイルネットワークの設定、端末の再起動など)ものの、ホテルでWifiに繋いでAmazon の販売業者のマニュアルを確認し(Lineでもヘルプ対応あり)あれこれ確認したところ翌日からは問題なく使えたし、妻のiPhoneは最初から直ぐに問題なく使えた。


とにかく、現地ではチケット購入やレストランの予約などを含め、スマホを米国内ユーザーと全く同じ条件(現地の電話番号あり)で普通に使えるのは、メリットがとても大きく感じた。


(5)Uber(タクシー)の使い勝手
今回、空港移動を含め街中の移動ではUberを使って非常に重宝した。妻や在米の友人との行動が多かったこともあるが、従来のタクシー(NYだとイエローキャブ)に比べて圧倒的かつ安心、快適に使えて、これはもう絶対に使うことをお薦めする。


勿論、NYやボストンのように地下鉄などの使い勝手が良い街であればタクシーなど不要、という向きもあるかもしれないが、言葉や経路、金額などを心配することなく、時間や安全を「買う」と思えば、こんなに便利で安全なものはないと感じた。


やるべきことは事前にスマホにUberアプリをダウンロードしアカウント設定するだけで、あとは乗車場所と行き先をアプリ上で簡単に設定でき、人数や荷物、待ち時間などに応じて表示される候補の車の中から選ぶだけ。金額、車種や色・ナンバー、待ち時間は勿論、車の現在位置も表示されるので、せいぜい乗車時に自分の名前をドライバーとひと言確認する程度で何も心配することなく目的地まで連れて行ってくれる。


料金は、配車時に確定の金額がクレジットカードにチャージされるだけだし、車から降りてからしばらくすると、ドライバーの評価とチップ金額を訪ねる(選択する)メールが送られてくるので、チョチョイと簡単に済ませることができる。

万一、待ち合わせがうまく行かない時などにSMSを通じてメッセージ交換や電話でのコンタクトも可能なので、前述の現地SIMの電話番号があるのも安心材料と言える。


実際、ボストン空港ではUber向けの指定待ち合わせ場所を知らず、1台目はキャンセル扱いになってしまったが、2台目とはSMSで指定場所を(空港内の案内表示を確認せよと)教えてもらい、無事に乗車することができた。


(6)チケットやレストラン予約
 日本国内とそう変わらないが、ミュージカルやスポーツのチケット予約・購入、レストランの予約などはスマホで済ませるのが基本。


今回野球やミュージカルのチケットを予約・購入したが、ほぼ完全にスマホアプリでの予約・購入、バーコード読み取りでの入場がデフォルト。


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特に人気のイベントやレストランは早めの予約が必須なので、可能ならば出発前に日本国内で。


(7)支払い、現金
 基本、現金を使うことはごく例外的なものを除いて皆無に近い。


今回、10日間で現金を使ったのはホテルでのチップ(ベッドメイク、ポーターなど)での1ドル札のみ。他はほぼすべてレストランなどのチップも含めてクレジットカード(もしくはデビットカード)で済ませることが出来た。


特にVISAタッチ(Masterなども)は、NYの地下鉄ではそのまま改札を通れたし、カフェカウンターやドラッグストアなど様々な決済端末で簡単に使えて便利だった。もちろん、カードを差し込んでICを読むタイプやサインを求められるものも少なからずあるが、タッチ端末の普及率はダントツに高い。


レストランでは20年前と大きく変わっていなかった。ほぼ全ての店でチップはカード払いでも自分で任意額を記入することも出来るが、予め計算された15~20%程度の候補額から選択し、一括でカード払いが普通。(もちろんチップだけ別途現金払いも可だが。)





以上、今回のボストン、アメリカ国内の旅で、飛行機の乗り遅れなど予期せぬトラブルもあったが、全体としては楽しく、そんなに困り果てるようなこともなく過ごせた。


4月のGW前の時点では、予想していた以上に日本人旅行者が少ないことを実感したが、GWを経て、コロナ関連の制約がほぼ全て撤廃されたので、徐々に元に戻っていくのだろう。


とは言え、物価高と円安は覚悟していたもののやはり日本(人)が貧乏になったと感じざるを得なかった。


25年以上前の日本が右肩上がりの時代と、低迷していたアメリカ経済が今や180度立場が変わってしまった。


やっぱり前を向いてチャレンジしていかないと、と痛感した。


陸上の為末が「なにかあったらどうする症候群」と名付けたようだが、未だマスクが取れずにいる日本人が大多数なのを見ると、まだまだ日本の復活は遠いのかもしれない。



これで取り敢えずボストン関連は
いったん終了しようと思う。
3年越しの参戦で、久々の夫婦
揃っての旅行だったこともあり
本当に楽しく思い出に残る
10日間だった。
ボストン以外のことは分からないけど
間違いなく一生に一度は出てみたい
マラソン大会と言えると思う。
関心のある方には強くお薦めします。
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ボストンマラソン総括

GWもあっという間に残り僅かに。


ボストンマラソンからもまもなく3週間になる。


1990年代のアメリカ暮らし以降も海外出張は何度もあったが、プライベートの海外旅行としては20年以上ぶり。


アメリカの様子も、基本はそんなに変わっていなかったが、デジタル化やキャッシュレスが徹底していたり、景気の良さを反映して色々と変わっていたことも多かったが、物価高に閉口したことを除けばとてもリラックスして楽しく過ごせた。


そして本題のボストンマラソン。


やはり世界最古の伝統あるマラソン大会だけのことはあり、公認コースでないとかタイムが出にくいとかは度外視して、世界中のランナーが一度は走ってみたいと思わせるに十分な大会だったと思う。


10日間のアメリカ滞在期間中で唯一の雨に見舞われてしまったが、それも含めて貴重な体験だった。


月曜日のPatriots’ Dayに開催されるが、ボストンに到着した金曜日には続々世界、全米からランナーが集結し始めていて、市内のいたるところでボストンマラソンの公式ジャケット(ウィンドブレーカー)姿が目に付く。


今年の明るいブルーグレイのものだけでなく、過去の大会のジャケットも多く目にした。


見知らぬ人からも"Congratulations!"(「ボストンマラソン参加おめでとう」の意)と何度も声を掛けられたし、街全体がボストンマラソンの雰囲気で盛り上がっていた。


レース当日は地元のABC系列のテレビ局が未明から夜遅くまでぶっ通してボストンマラソン一色。


正月の箱根駅伝の比ではないぐらいと言えば雰囲気が分かるかもしれない。


今回、カリフォルニア在住の妻の友人の手配で、スタート地点のHopkintonへはスクールバスではなくチャーターの観光バスで向かい、バスの中で待機できたため快適と言えば快適だったが、スクールバスの雰囲気も味わってみたかった気もする。


そして、アスリートビレッジのあるハイスクールから約1km歩いてHopkintonの町に移動。町のドラッグストアCVSの広大な駐車場全体に臨時トイレが設置され、そこで前のウェーブが出発後、Corralごとに仮整列し、さらに300mほどのスタート地点へ移動するが、全体としてスムーズでほぼストレスはゼロ。


スタート地点までの徒歩区間中、どこでも着ていた防寒の衣類を脱ぎ捨てて道端の大きなビニール袋にDonation(寄付)できるので、寒さに震えることもない。


スタートは思ったよりあっさりと普通に。

まあ第3ウェーブだった、というのもあるかもしれないが...


スタート後の沿道の応援もさすがアメリカ、と思うぐらい熱狂的で力を貰えた。


今回、27kmでヒザを傷めて、雨も強まりかなり落ち込みかけたが、ハードブレイクヒルなどでは沿道を煽って声援を求めることで元気を取り戻すことも出来た。


ボストンカレッジを過ぎて残り7kmはさすがに脚が逝ってしまい結構辛かったが、やはり沿道の声援が力になった。


フィニッシュのBoylton St は、広々とした通りの向こうにフィニッシュゲートが見えて、それまでの辛さが一気に吹き飛ぶような舞台設定だ。


そして、レース前に下見して目になじんだ黄色に青のフィニッシュラインをまたぐ。


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(レース後購入したMarathon FOTOのビデオより)



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Marathon FOTOより


日本の「オールスポーツ」に当たる大会写真サービスを購入した。


これまでオールスポーツは一度も購入したことがなかったが、すべての写真と15km、30km、フィニッシュのビデオのセットで99ドル95セント。


私は写真5枚とビデオのセットで79ドル95セントのものを購入した。


アメリカまで大金をはたいて行ったということもあるが、ホテル代で夫婦一泊500ドル近く払っていたことを思えばもう安いものだ(苦笑)。


Finish後にメダルを受け取り、チャーターバスが出発した近くのホテルまで歩いて向かったが、配られたビニール製の防寒ブランケット一枚でガチガチに震えてしまった。


預けた荷物を受け取り、ウィンドブレーカーを羽織って再び宿泊先のホテルへ向けて歩いたが、とにかく寒くて参ってしまった。


15分ほどトボトボと歩いてホテルに着くと、玄関ホールに陣取ったホテルのスタッフが暖かく派手に出迎えてくれた。


これで無事、ボストンマラソンが終わったが、今回、妻と一緒で色々な予期せぬトラブルもあった。


次回、最後にもう一度、番外編でその辺の舞台裏や、今後参加を考えている皆さんの参考になりそうなことを備忘録として簡単にまとめておこうと思う。


ボストンマラソンを含めた
20数年ぶりのアメリカ。
本当に楽しかった。
アメリカから戻って僅か3日で
妻のコロナ隔離に入りそのままGWへ。
ボストン(アメリカ)ロスが
いつまでも抜けずにいる(笑)
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ボストンマラソン・レース編(5)FINISH

ボストンマラソンもいよいよ大詰め。


ボストンカレッジ脇を抜けて35kmを通過。


再びハーフ以降のコース図を再掲。

Boston2023course2ndHalf



動画で何度も予習していたボストンカレッジ過ぎの下り基調のコースを右折、左折すると、ボストン市内に向かう長い直線コースに入る。


36km過ぎから40km過ぎのフェンウェイパーク(ボストンレッドソックスのホーム球場)近くまで延々とほぼ真っ直ぐな道が続く。


38km付近のごく若干のカーブを過ぎると、フェンウェイパークまで一直線。


ここで、遥か前方に前日のshakeout run で下見をしたフェンウェイパーク最寄り駅、Kenmore にあるビルの屋上にある"CITGO"の大看板が目に入った。


BostonCITGOsign


このCITGOは石油化学系企業の看板だが、フェンウェイパークのレフトスタンドの緑の壁「グリーンモンスター」の向こうに見える看板として有名らしいが、ボストンマラソンでもラスト1マイルほどのランドマークとして結構知られているらしい。


単調なコースに加え、レースも最終盤なので疲れもピークに達しているが、まだ遥か遠くではあるものの、あそこまで走ればラスト1km半あまりと思うと、気分的には半端ないぐらいに励みになる。


街路樹などに度々遮られながらも、この看板が見え隠れするたびにあと少し、あと少しとキツさを紛らわす訳だが、実はこの看板が見えてからがなかなか遠い。


ペースもいよいよキロ5を切るか切れないかで目一杯の状態。



そして↑写真の高速道路を跨ぐ短い上り下りを終えて、いよいよフェンウェイパーク前のKenmoreを通過。



ラスト1km付近で立体交差のアンダーパスを下り、上り切ると直後に右折。



そして100mほどで左折するとBoylston St. の最後の直線に入る。


ラストは600mほど。


通りを跨ぐFinishゲートに向かって最後の力を振り絞る。


広い通りの両脇からの大歓声。


そして前々日のExpoで下見したFinshゲートが目前に迫り、両手を挙げてあの黄色地にブルーのFINISHラインを跨いだ。




BostonFinish




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タイム(ネット)は3時間19分台半ば。


途中、予期せぬヒザの故障再発があったが、当初の目標だった15分切りは叶わなかったものの、コースの難易度を考慮すれば十分満足のいく3時間20分切りでFinishできて本当に良かった。


いくら書いても書ききれないほど、色んな複雑な思いが詰まったボストンマラソンだった。



次回、もう一度このレースを
全体的に振り返りたい。
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ボストンマラソン・レース編(4)

連休2日目。

今日は朝から雨が降ったりやんだり。


ボストンで再び傷めた左ヒザもさることながら、両脚のヒザ下のシンスプリント、特にスネの前外側がガチガチの症状が続いている。


走ること自体に支障があるほどではないにせよ、ヒザを曲げた姿勢(椅子や中腰)から立ち上がるときなどに結構ギシギシと痛みが走ったりする。


そんな状態だが、昨日、ボストン以来12日ぶりに少しだけゆっくり走ってみた。


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キロ7で5km。

まだ結構ヒザが痛くてこれ以上速く走れそうもないので、無理せずチンタラと切り上げた。


この感じだと復帰を焦るより、暫くは緩いJOGで様子を見ながら今シーズンの疲れを抜くことを優先して、6月頃から北海道に向けて始動するぐらいのつもりで良いかもしれない。


ヒザの状態も、1年前の4月29日の板橋荒川の時ほど酷くないにしても、別大以降の状態程度まで戻すには暫くかかるかもしれないので、1年前に戻ったつもりでじっくりと仕上げていくぐらいでちょうど良いかもしれない。


さて、ボストンの振り返りに戻ろう。



25kmからの下りを駆け下りて、26km付近からの4連続の上りの第1段に取りついた。


もう一度ハーフ以降のコース図と高低図を再掲する。

Boston2023course2ndHalf


26km付近からダラダラと25mほど登る坂が800mほど続く。


この辺りまでたまにパラつく程度だった雨が強まり始めたが、それほど気になるほどではない。


坂も思った程ではなかったので、4'50"/kmを割り込まない程度でしっかりと上っていけた。


思った以上に余裕で最初の坂を上り切りれたと安堵した矢先、左ヒザが「グキッ!」となった。


ヒザ関節のスジか何かが一瞬、不自然に伸び切ってしまったような感覚。


「ああ!やってしまった!」

と無念の減速。


ガーミンを確認すると、27km過ぎ。

北海道で「やった」時とほぼ同じで、まだ15kmも残っている。


最後まで走り切るのは無理なのでは、もしかすると歩きも覚悟しないといけないかも...と嫌な予感が頭をよぎった。


暫らく様子を見ながら軽くびっこを引くような感じで走っていたが、キロ5程度なら何とか普通に走れそうだと確認できた。


それまでのようにヴェイパーフライの厚底にグイッと乗り込む走りは出来なくなったが、ストライドを欲張らなければそれほどヒザに痛みが走ることもない。


ただ、周りのランナーにもどんどん置いて行かれるし、落ち込んだ心に追い打ちをかけるようにどんどんと雨脚は強まる一方。


28km過ぎでこのコースとしては初めての右折。緑が多い広々とした住宅地のコースへと入っていく。


土砂降りに近い雨脚の中、直ぐに2番目の上り坂に突入。


今度は距離は短いが、傾斜はかなりある。


ペースはさらに5'20"/km近くまで落ちたが、周りも同じぐらいまで落ちている。


ストライドが稼げないだけなので、上りなら比較的何とかなりそうだ。


雨でめげそうになりながら坂を上り切ると29キロ付近。



ここからしばらく下り基調になるが、やはりあまりペースを上げられない。


とは言え、何とか4’45"辺りのペースで坂を下り切ったあたりが30kmだ。


【25~30km】
 4'29" 4'42" 4'55" 4'53" 4’45"
 2:17'22"  23'43"  4'44"6/km




そして、しばらく緩やかな下り基調ののち、31km過ぎから3番目の上り坂。


この坂も距離は短いが、結構な傾斜で再び5'20"前後まで減速を余儀なくされたものの、無事にクリア。


一時は歩きも覚悟したが、思っていたよりは大したことない落ち込みで留めたまま3つの坂をクリアして、いよいよ最後の難関、ハートブレイクヒルを迎える。


4'45"~50"/km程度で巡行しなから、ハートブレイクヒルの坂に取りついた。


700mほどで30m上る。


最初の2~300mほどはまだ良かったが、坂の中盤からは5'30"前後まで落ち込んだ。


周りも落ち込んでいる中、むしろ追い抜くぐらいの勢いで上っていく。


周りの声援も凄い。


さすがにきつかったが、両手を広げて歓声を煽ると応えてくれる。


坂の最後、派手に大きなポーズで両手で煽ったら、姿勢が反り上がった反動で一瞬ふくらはぎが攣りそうになってしまった(笑)


無事ハートブレイクヒルを上り切ると、坂の上には横断幕が!


BostonHeartbreakHill

"Congrats on summiting Heartbreak Hill!"
       (Youtube動画より拝借)
 

ハートブレイクヒルを過ぎると、もう上りはほとんどなく38km付近まで下り基調が続く。


34km過ぎからボストンカレッジ脇の沿道では、多くの大学生とハイタッチ。


ハーフ付近の女子大とは違って共学の名門校。


男女半々かやや男子が多いぐらいだったが、ここでも声援を煽りながらハイタッチで元気を貰う。


ハイタッチで右腕を後ろに持って行かれた反動で、また脚が攣りそうになり、ハイタッチは控えめにして、声援を煽るだけにした。


下り基調のボストンカレッジ前を4’30"~40"/kmのハイペースで通り過ぎたところで35kmを通過。


いよいよ残り7kmあまりだ!


【30~35km】
 4'47" 5'02" 4'58" 5'08" 4'42"
 2:42'00"  24'38"  4'55"6/km



Garminと距離表示に200m近い誤差が出ているが、残りをキロ5で行ければ何とか3時間20分は切れそうな状況。


別大の35kmの第2折り返しを思い出し、さあラスト頑張り切るぞ!と気合を入れ直した。



一旦小降りになっていた雨が
再び強くなりつつあった。
一時は歩きも覚悟したが、
ついにここまでやって来た。
次回、Finishまで!
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ボストンマラソン・レース編(3)

早いもので今日からGW。
9連休だ。


まもなくボストンから2週間だが、ようやくヒザ痛が少しずつ治まってきたので、そろそろ短めのユルJOGを再開できそうな感じ。



それでは、ボストンマラソンの続き。


15kmを過ぎてNatickの街に入る。


静かな落ち着いた田舎町といった感じで淡々と通り過ぎたが、20kmが近づくにつれ、少しずつ脚の重さも感じ始めていた。


Natickの街を過ぎて家並みが途切れ、森の中を進んでいくと、モルテンのGELを無料配布していた。


あの黒いやつだが、ここまで基本5kmごとに交互にBCAA顆粒とエナジージェルを摂っていたので、直ぐに口にはせず、次の20kmまでそのまま持って走った。


ちょっと疲れ始めたな、と思いながら20kmを通過。
給水はここまで2マイル(3.2km)ぐらい毎にまず右側、そして左側にゲータレード、水の順番で潤沢に用意されていたので、左側の給水に合わせてモルテンを口にした。


【15~20km】
 4'38" 4'35" 4'38" 4'30" 4'36"
 1:30'43"  22'57"  4'35"4/km



モルテンは初めてだったが、何だかとっても元気になった気がした。

もちろん直ぐに効果があった訳ではないけれど、何だか元気になったという実感があったのは事実だ。


本当にモルテンの効果だったのかは不明だが、実はもうひとつ元気になる要因が...


20kmを過ぎて直ぐ、道路右側のかなり先の方から大きな歓声が聞こえ始めた。


コースの「予習」で分かってはいたのだが、Wellesley College の女学生たちによる熱狂的な歓声だ。


Boston Wellesly College
 (画像はnet上から拝借しました)


沿道の数百mにわたってこんな感じで大歓声が続き、写真のような "Kiss me" のバナーも多数。


実際、ランナーとキスしているのを少なからず目撃した。


さすがに立ち止まってキスする勇気はなかったが、数えきれないぐらいの女学生と"ハイタッチ"。


直前のモルテンと相俟って、俄然元気になった。


BostonWellesleyMap2

あとで確認してみたら、はっきりとその辺の経緯がペースの変化で読み取れた。


18km付近、少しアップダウンがあった森の中でモルテンを受け取った時に一旦ペースダウン。


20km手前の給水でモルテンを摂取し、再びペースダウン。


20km過ぎのウェルズリー大学で俄然元気になりハイタッチの連続でペースアップ。


21km過ぎにペースが上がり過ぎたことに気づき、ペースダウン。


現金なものだが、これから先、難所のアップダウンが続く25km以降に向けて再び元気が戻ったことだけは確かだ。


Boston2023course2ndHalf

ハーフ以降のコースマップを再掲。


ハーフ付近のウェルズリー大学を過ぎ、25km付近まではほぼ平坦だが、そこから一気に40mほど下る。


そして26kmから4つの坂が33kmの"ハートブレイクヒル"まで連続するコース最大の難所を迎える。


当然、このことは何度もYoutubeの動画で予習済みなので、"モルテン"と”Kiss me"声援で俄然元気を取り戻し、難所に備えむしろ抑え気味に淡々と25kmの下り坂まで進んだ。


【20~25km】
 4'27" 4'36" 4'41" 4'36" 4'35"
 1:53'39"  22'56"  4'35"2/km


25kmから一気に長い坂を下り、谷の小さな街に掛かる橋を抜けると、いよいよ最初の上り坂だ。



25km通過は、別大の時に
比べればかなり余裕があった。
さあ、これからだ!と意気揚々と
最初の坂に取りついた。
レース編(4)に続く。
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ボストンマラソン・レース編(2)

いよいよボストンマラソンのスタート。


第3ウェーブは第1ウェーブから遅れること50分のスタート。

そのCorral 2はスタートラインから20~30mほど。


号砲から30秒足らずでスタートラインを通過した。


Boston2023course無題


改めて、ボストンマラソンのコースは、ボストンの街から西南西にあるHopkintonからほぼ直線的なワンウェイコース。


スタートからfinishの高低差が-130mあまりあり、公認条件の「高低差-42.195m以内、スタートtoフィニッシュの直線距離=ハーフ以内」を満たしていないため非公認コースだが、そんなことを超越した歴史と伝統あるタフなマラソンコースだ。


スタートから4マイルほど(約6km)は80mほど一気に下るが、実際には細かなアップダウンがあり思った程下り一辺倒という感じではなかった。


特にスタートから1km余りは、3時間28分台の持ちタイムでのエントリーということもあって、スタート直後の一気の下りではキロ5近くのランナーが多く、なかなかペースが上げられなかった。


道路の端をすり抜けながらようやく目標の4’30"~35"/kmに落ち着いて、以降は出来るだけ淡々と進んだ。


スタートからしばらくは森の中を走ることが多く、時おり通過する小集落での家族連れでの声援が中心だ。


しばらくは、ほぼ同じペースのオーストラリア人女子と思しきペアのランナー(黄色のタンクトップ、緑のショートパンツ)が並走するすぐ後ろについていった。


【Start~5km】
 4'38"    4'28"    4'27"    4'33"    4'20" 
 22'26"  4'29"2/km

(ラップは手元のガーミンベース、以下同)


6km付近でAshlandの小さな田舎町を通過。

この辺りからは、小さなアップダウンはあるもののほぼ平坦な道が続く。


相変わらずオーストラリア人女子ペアの順調なペースに多少ついたり離れたりはあったものの20-30m以内の距離でついていった。


この第3ウェーブはほぼ女子が半数近くいて、私の周りは3時間台前半の持ちタイムの筈なので結構アスリート然とした薄着の女子が多い。まだこの辺りでは時折小雨がある程度だったが、上半身はスポーツブラだけ、パンツも小さく日本であれば少し目のやり場に困るような格好の女子選手も少なくなかった。

概して白人ランナーは男女を問わず寒さには強い印象だが...


そのまま淡々と10kmを通過。
まだ田舎町ではあるが少しは街らしい雰囲気のFraminghamへと入っていった。


【5~10km】
 4’27" 4'36" 4'32" 4'30" 4'28"
 44'59"  22'33" 4'30"6/km



Framingham以降は、コースの両側に家や店があまり途切れなくなるが、まだ田舎のコースを淡々と進む雰囲気が続く。


ただ、声援は明らかに日本の沿道より賑やかで熱狂的。

特に女性の甲高い声援が目立った。



ここまで4'30"前後のペースを重ねてきたが、後半に難所が控えていることも考えてややペースを抑え、4'35"前後に落ち着かせた。


まだ十分余裕はあるが、かといって楽々という訳でもない。


過去6回走った別大の距離感を頭に浮かべ、「そろそろ別府の北浜近くに戻ってきた」みたいなイメージで、身体の調子との対話を試みた。


別大の時との比較で言えば、まだ少し余裕があるかな?と言う感じだった。


そして事前のコースのイメージ確認でしっかり頭に入っていた、Natickの街の手前の湖岸で15kmを通過した。


【10~15km】
 4'32" 4'34" 4'35" 4'31" 4'35"
 1:07'46"  22'47"  4'33"4/km



今日のところはここまで。



20km以降、一気に見どころが
増えてくるので続きをお楽しみに。
レース編(3)に続く
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ボストンマラソン・レース編(1)

早くもボストンマラソンから10日近く経ったが、まずはレースを振り返り、その後エントリーから旅行準備、その他諸々をじっくりと振り返っていこうと思う。


ということで、まずはレースを振り返る。


ボストンマラソンは4月第3月曜日、Patriots' Day の祝日に開催される。


スタートはボストンの西南西に位置するHopkintonからのワンウェイコース。


一般的には、ボストン市内のfinish地点近くからスクールバスに乗ってHopkintonに向かうが、今回私はカリフォルニア在住の妻の友人の女性ランナーグループ3人とともに、チャーターコーチバス(観光バス)に同乗し、Hopkintonに向かった。(妻の友人ランナーが手配してくれた有料サービスで確か$60前後)


Hopkintonのスタート地点から0.7マイルに位置するハイスクールがAthlete Villageとしてランナーの待機場所になっており、スクールバスでピストン輸送される訳だが、前述のとおり私はボストン市内、フィニッシュ地点から徒歩圏内のBoston Park Plaza Hotelからチャーターバスでスタート地点へ。

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Athlete Village に隣接(徒歩5分弱)の小学校がチャーターバスの待機場所で、仮設トイレも十分用意されていて、スタート地点への移動の直前までバスの中で待機できた。

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今年のレースは天候に恵まれず、朝から雲が低く垂れこめて微かに霧雨が舞う肌寒いコンディション。予想気温は日中を通して10度前後。レースの時間帯は時々シャワーの予報。そして風は東寄りで、ワンウェイコースのボストンマラソンでは終始向かい風。


待機中にAthlete Villageの知り合いランナーさんに会いに行ったが、雨がパラつく中、大きなテントの下で待機していた。

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今回の天気や気温なら許容範囲という感じだったが、観光バスの中でゆったりと待機できたのは正直大きなメリットではあった。ただ、スクールバスでスタート地点に向かいAthlete Villageで待機するのもボストンマラソンの貴重な経験うち、と考えると一概にどちらが良いかは考え物かもしれない。


隣接の小学校でトイレも含めゆったり過ごしているうちに、ウェーブスタートの指定時間に合わせて順次ランナーがAthrete Villageへと移動を始める。


私は第3ウェーブのcorral 2。


スタートは4ウェーブに分かれていて、第1ウェーブが10:00スタートで、私の第3ウェーブは10:50のスタート。ウェーブの中が更にcorral(牛などの囲いの意)に分かれていて、私はcorral 2。


指定の時間までにAthlete Villageに向かい、ここから順次corralごとに歩いてスタート地点へ向かう。


道端には着ている防寒、防雨のジャケットなどをいつでも「寄付」できるビニール袋が多数用意されている。


Hopkintonの小さな町の三叉路に到着すると、交差点脇のドラッグストアCVSの広い駐車場にもびっしりと簡易トイレが用意されていて、ほとんど並ぶことなく最後のトイレで「絞り出す」ことができた。


そして、第2ウェーブがスタート地点に全員移動し終わるのを待たずに第3ウェーブの整列が始まった。


Hopkinton の交差点からスタート地点までは500メートル弱といったところ。


Corralごとに移動してスタート地点のCorral 2エリアに陣取ったのはスタート10分ほど前。

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ここでEXPOで貰ったビニールポンチョと着古しのジャージ上下を脱いで「寄付」。

Athlete Villegeを出る頃に降っていた雨はほぼ止み、そんなに寒さは感じない。
とは言え、レース中のシャワーを見越して、私はTシャツの下にノースリのコンプレ、アームカバーにキャップ、ボトムスは2XUのハーフタイツのやや「厚着」の出で立ち。

周りを見ると、多くの女性ランナーはタンクトップにショートパンツ、ヘソ出しも多数。男性はシニアが多いのでそこまで薄着は目立たなかったが、概して薄着のランナーが殆どだった。


第3ウェーブで持ちタイムは3時間30分弱なので、周りは殆どシニアや女性のランナー。


ピリピリした雰囲気は殆どなく、のんびりとスタートタイムを待つ。


そしてスタートタイムがやって来た。


スタート前に多少盛り上がる場面もあったが、思っていたよりは大人しめに号砲が鳴った。


スタートでのロスタイムは30秒弱。


いよいよ待ちに待ったボストンマラソンのスタートだ。


レース編(2)に続く
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カリフォルニア~帰国

本日、日曜日の早朝、サンフランシスコから羽田に帰国。

9泊11日の旅が終わった。


ボストンマラソンからはや1週間近くが経ったが、あっという間だった。


サクラメント近郊の友人宅に2泊して、木曜日の朝、レンタカーを借りてまずナパに向かった。


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レンタカーはHertzで借りたトヨタハイランダー。街中の営業所の車はサンフランシスコ空港に乗り捨て出来ないため、サクラメント空港まで旦那様に送って貰った。


車格的にはRAV4より一回り大きく、3.6LのV6なのでフリーウェイでも軽快。


左ハンドルに慣れるまで何度もワイパーを回してしまったが、道路も広いので直ぐに慣れた。

写真は、Napaに向かう途中のVacaville のアウトレットで。

 

お昼過ぎにNapaに到着。

友人ファミリーがメンバーになっているRound Pond ワイナリーへ。

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予約してくれたワインテースティングはこんな感じで、お奨めワインを数銘柄試して、気に入ったワインやオリーブオイルなどを持ち帰る仕組み。


30年ほど前、Napaには何度か来たことがあるが、当時は簡単な無料テースティングだけでこんな洒落た雰囲気は全く無かった。アメリカのバブルの雰囲気を反映しているのかもしれない。友人によれば、ナパはホテルやレストランも以前とは比較にならないほど価格高騰しているらしい。


ここは会員制のかなり高級なワイナリーなのでとても美味しく、結局メンバー割引で135ドルのカベルネを含む3本とオリーブオイルのお試し6本セット持ち帰る事にした。


前日のワイナリーでの2本とその後サンフランシスコで買い求めたシャルドネ1本を併せ免税枠一杯の6本を持ち帰った。


1時間半ほどゆったりと楽しんで、一路サンフランシスコへ。


サンフランシスコの中心、ユニオンスクエア近くのNikko SFにチェックイン。


わざわざ日系ホテルを選んだというよりは、場所、部屋、値段などコスパ的にたまたま良いのがあったから。


最近リノベーションを済ませたばかりらしく、とても綺麗で清潔なホテルで思った以上に良かった。

今回の旅行を通してだが、日系ホテルでも日本人観光客を殆ど見掛けなかった。円安の影響もあるが、やはりまだコロナの影響が大きいのかも知れない。


サンフランシスコでは、到着した日の夕方、日暮れ間際にケーブルカーでフィッシャーマンズワーフをササッと往復。

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コロナの影響だろうが閉まっている店も多く、レストランも閑散としてかつての賑わいが感じられず残念な雰囲気だった。


翌最終日は、ミッション地区の流行りのカフェへ。

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倉庫を改装し、独自のオリジナルブレンドの豆を併売するスタイルがトレンドのようだ。


その後、ゴールデンゲートブリッジから対岸の海辺の街サウサリートでランチ。

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この後、ベイエリアをぐるりとドライブ。


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バークレー、スタンフォードと有名大学を回り、スタンフォードのショッピングセンターでお土産を買い終わった頃には日が暮れていた。


10時頃にサンフランシスコ空港でレンタカーを返却。


そして夜中過ぎのANA羽田便で長かったボストンの旅を終えた。


早朝、羽田に着き、今日は1日自宅で時差調整。


今回、ボストンで左ヒザを再び傷めてしまい、週前半は歩くにも難渋したが、1週間近くが経ちだいぶ良くはなってきた。

JOG再開にはもう少し掛かりそうだが、GW頃までには何とかなるだろう。


明日以降、レースの様子を
中心にボストンマラソンを
じっくりと振り返ります。
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ボストン最終日&カリフォルニア初日

ボストンマラソンが明けて夕方の便でシカコ経由、カリフォルニア・サクラメントへ。


今回、ボストンマラソンを一緒に走った妻の友人宅へ泊めて貰う。


空港に向けホテルを発つお昼過ぎまで、ボストン市内を散策。

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妻とフィニッシュ近くのコプリーでショッピング。


その後ダウンタウンのクインシーマーケットへ移動。

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ネットの観光案内で絶賛されていたボストンクラムチャウダの"ブレッドボウル"と"ホットバタードレッドロブスターロール"。


やはりアメリカは何処へ行ってもボリュームが凄い。


満腹になってホテルまで歩いて戻り、友人と一緒にUberで空港へ。


9泊11日の長旅ゆえ荷物が重く、空港でチェックインの度に重量オーバーで手荷物に詰め替えるトラブルがあったが、羽田、NYに続く3度目となると手馴れたもので、難なく荷物を預けたが、セキュリティチェックで今度は友人への手土産の「とらやの羊羹」が怪しまれ、パッケージまで開けられてしまった。爆発物かと怪しまれたようだ。


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シカゴまで3時間、2時間弱のトランジットでサクラメントまで4時間の長距離フライト。


サクラメント到着は現地夜10時半、ボストン時間だと1時半だ。


空港までご主人の出迎えで友人宅へ。


ベッドに入った時には日付が変わっていた。


翌朝、友人宅周辺を散策。

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彼女のお宅は日本に住む我々から見れば大豪邸だけど、「全然狭い」とご謙遜。
(左から日系人のご主人、妻、妻の友人)



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お昼前から1時間程掛けてシエラネバダ山脈の少し標高の高い地域にあるこじんまりとしたワイナリーを訪れてテースティング。


翌日、ご夫婦と別れてレンタカーでサンフランシスコに向かう途中、ナパの高級ワイナリーでのテースティングをセット(予約)してくれているので、その予行演習を兼ねて。


リーズナブルなワインながら充分以上に美味しくて、楽しいひとときを過ごした。


そして夕方にはお宅に戻り、日本ならちょっとしたマンションが建てられるぐらい広い庭でバーベキュー。


何とも羨ましい限りであっという間にカリフォルニアでの実質的初日が終わった。


今日は、ナパ経由でサンフランシスコに泊まっているが、それは明日のアメリカ最終日の様子とともに改めて。


あっという間に9泊の旅も
いよいよ最終日を迎える。
明日深夜にSFを発って
日曜日早朝、羽田に戻ります。
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【速報】ボストンマラソン

ボストンマラソン、完走しました。


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時折冷たい雨が降って、強くは無いものの終始向かい風。


途中で傷めていたヒザにトラブルも…


しかしそれ以上に思っていた以上にタフなコースでした。


別大には少し及びませんでしたが、それなりに頑張れたと思います。


詳しくは改めて。

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ボストン1~2日目

金曜日、再び30度超えのNYからボストンへ移動。


実は色々と大変な事があったが、なかなか書ききれないので、後日談で改めて。


とにかく無事ボストンに到着後、夕方からフェンウェイパークのレッドソックス-エンゼルス戦を観戦。

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大谷は四球、ヒットで出塁し先制点に貢献こそしたものの、チャンスでの凡打や三振も目立ち、エンゼルスの守備の乱れの連発で逆転負け。


レッドソックスの吉田は残念ながら出場せず。


全体的にメジャーリーグらしからぬ雑なゲームではあったが地元のレッドソックス勝利で球場の雰囲気は存分に楽しめた。


そして一夜明けて、別途ボストン入りしていたNB-TAKESHIさんとホテルで待ち合わせて、朝JOGへ。

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ホテル近くの公園から、川沿いのランニングコースを往復。


公園内をスタート地点としては関連行事のB.A.A.5Kを開催していた。

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参加者は1万人と本大会出場が叶わないランナーや本大会の足慣らしのランナーまで、大勢のランナーで溢れていた。



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一緒にJOGったNB-TAKESHIさんとは別大前の皇居での30km走以来の再会。
TAKESHIさんは2度めのボストンなので道案内してもらいながら、あれこれ情報交換。


TAKESHIさんは土日もフェンウェイパークを観戦するとの事だったが、2戦目の今日もエンゼルスは打撃妨害?の連続でまさかの逆転負けを喫したようだ。


その後、午後には予定より1日遅れでExpoへ。

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ビブナンバーを受け取り、昨日訪問済の妻の友人の案内で会場内をサッと見て回った後、お目当ての公式ジャケット(ウィンドブレーカー)は、アディダスショップの支払いが大行列で2時間も掛かったとの事で、会場を出てフィニッシュ至近のスポーツ店、Marathon Sportsを訪れていとも簡単に購入出来た。


202304ボストンジャケット

写真ではイマイチ分からないが、生地の質感が良く、ランナー向けにスリムなシルエット。


過去のバージョンも含めて街中の至る所でボストンジャケットのランナーが目立った。


夕食は早速このジャケットを羽織ってホテル近くのシーフードレストランに出掛けた。

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レース2日前だが、折角の料理もあって地元で人気のビール、"Harpoon"を1杯。

対艦ミサイル(!?)ではなくて、捕鯨の銛に因んだ命名らしい。クラフトビール的なコク深いなかなかの味だった。


そんなこんなで、アメリカに着いてはや4日が過ぎた。


明日からは天気が下り坂で気温も12~3度止まりの予報。


レースでは多少の雨は覚悟が必要だろうが、川内が優勝した時の様に極寒、大荒れって事は無さそう?


明日はごく軽く調整RUNしたあとは、1日のんびり過ごす予定。



25年振りのアメリカを満喫中。
とても書ききれないので
現地では速報に留めて
帰国したらじっくりと
振り返ります。
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NY 1~2日目

水曜日の昼にNYに到着。


約25年振りのNYだ。


JFK空港からタイムズスクエア近くのホテルへは初めてUberを利用。


Amazonで用意していたsimは妻のiPhoneではすんなり使えたので、車を呼ぶのも簡単。


車の乗り心地も良く、予め指定したホテルまで運転手をナビが誘導してくれて、支払いも呼ぶ段階で確定しているので旅行者にも安心出来る。


ホテルにチェックイン後、タイムズスクエア周辺を散策。

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そして近くのMLBフラッグシップストアへ。


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お目当ての大谷のネーム、背番号入りウエアは150ドルもして、50ドルのTシャツは大きなサイズばかり。


結局エンゼルスのキャプのみを購入。


早速被ってちょっと街を歩いただけで、何度か「オータニ」と声を掛けられた。さすが大谷のスーパースターぶりは別格だ。


時差で眠いのと、30度に迫る暑さで一旦ホテルに戻り1時間ほど仮眠。


そして8時から始まるミュージカル、MJへ。


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マイケル・ジャクソンのアーチスト人生を、MTVの特番で振り返るストーリー仕立てで、楽曲もダンスもさすがにブロードウェイの1番人気だけある、と大満足。


グローサリーで缶ビールを仕入れてホテルに戻り、喉を潤した時にはもう日付けが変わっていた。



そして翌朝、夜明け早々に妻と歩いてセントラルパークへ。


すでに20°あり、Tシャツ、ショートパンツで十分。


一応持参していた、ボストンのスタート待機用の上下ジャージをトレールバックパックごと妻に預けて走り出した。

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セントラルパークをほぼ1周。


途中、3kmだけ本番ペースよりやや速い4:30を切るペースで。


流石のセントラルパークパーク。


ランナーやロードバイクの数はかなり多いが、広さが半端ないので気持ちよく自分のペースで走れた。


走り終えて、セントラルパーク脇のブランチが有名なサラベスで朝食。なかなか高級なお店にショートパンツ姿で入れるのはアメリカのおおらかさと場所柄か?


その後五番街を散策しながらホテルに戻った。


今日は31°の猛暑予報なので、ポロシャツ、ショートパンツの出で立ちで地下鉄に乗りダウンタウンへ。



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ブルックリンブリッジを歩いて渡りダウンタウンの景色を楽しんだ。


ブルックリン側でアイスクリームを食べたりで、暑さの中歩き回るのも疲れるので、のんびりと時間を潰してからブルックリンのステーキの名店、ピータールーガーへ。


4月初めの段階で予約出来たのは4時前のスタートのみ。


少し早く着いたが、直ぐに店に入れてくれて、定番のステーキ2人前を注文。




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サラダとグラスワイン3本でチップ込み250ドル(約35000円)といいお値段だったが、評判通り熟成肉の味は抜群。


何とか完食して店を出た。



まだ日が高いうちにホテルに戻り、時差調整のため仮眠。


2時間程で起き出して、そのままホテルに籠りのんびりしながら、simの調子がイマイチな私の中華アンドロイドスマホを試行錯誤。


2時間近く掛けてようやく普通にネットが使えるようになった。


Amazonで販売されていた10日間使い放題のT-Mobileのsim。


説明書きには中国製アンドロイドは使える保証がない、との事だったが、これでネットや地図、妻や友人とのLineやメール、仕事のメール連絡にもフルに使えそうなので、3500円なら十分元が取れそうだ。


特にiPhoneなら設定をいじる必要も全くなくsimを差し替えるだけ。


以前、ドイツやニュージーランドなどへの出張でも現地の空港でsimを調達して使えていたが、今回アメリカでは初めて。


WiFiルーターを日本で借りて使うのが日本人旅行者の間ではまだ主流のようだが、iPhoneならほぼ簡単に使えるので現地調達を含めお奨めです。



明日は午後にボストンへ移動。


ボストンのお天気は土曜日から雨模様の予報。


気温も季節相応に落ち着くので、酷い雨にならない事を祈るのみ。


明日は午前中、ホテル近くを
散策してからボストンへ。
夜にはレッドソックス-エンゼルス
の大谷、吉田対決を観戦します。
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いよいよ明日、アメリカへ向け出発

いよいよ明日水曜日のお昼前の便でアメリカへ向け出発する。


今朝、国内最後の朝JOGをごく軽く。


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右脚スネ外側付近の張りはだいぶ治まり、左ヒザ周りの痛みはいつもの範囲内。


まず水~金に滞在するNYは、予想気温28~9°という季節外れの暑さ。


金曜日にボストンへ移動し、夕方にEXPO、そしてナイトゲームで大谷-吉田対決の頃までは季節外れの初夏の陽気だが、土曜日以降は今の関東の4月初旬の頃の気候に落ち着きそうだ。


今回、レース以外は全行程妻と一緒だが、NYに着いたらたぶん簡潔にレポートぐらいはできると思っているのでお楽しみに。


ようやく荷造りもほぼ完了。
時差調整で少し夜更かしして
機内でしっかり寝ようと思っている。
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KJ

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