(コースとラップを再掲)
11.5km付近から山形まるごとマラソンの山場、「芋煮坂」の上りに入った。
毎年9月に、山形の秋の風物詩、「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催される。
山から山形市街に流れ込む馬見ヶ崎川の河川敷で、直径6mの巨大鍋で「芋煮」が市民や観光客に振舞われるが、この馬見ヶ崎川、実は結構半端ない傾斜があって、折り返しまでの土手道は約2.5kmで60mを一気に上る。
坂の序盤はまだ若干余裕があり、気持ちストライドを抑え、ピッチを上げて淡々と坂を上っていく。
ペースは想定の4'40"を少し切るぐらいをキープ出来ている。
坂の上りに入って直ぐ、風貌や髪の白髪具合などから同年代か少し若いぐらいと思しき「おじさん」風のランナーに先を越された。
「おじさん」と敢えて書いたのは、ビブスナンバーが私より100番以上若いのに、ウェアがあまり速いランナーらしからぬ(失礼)Tシャツとランパン、シューズで、ランニングフォームも決して軽快とは言い難い「小股走り」のような雰囲気にもかかわらず、全然追いつけないからだ。
ある意味良いターゲットが出来た、と思って、この「おじさんランナー」から大きく離されないように集中して付いて行った。
とは言え、キロ25m近い上りが延々と2.5kmも続くのはかなり辛い。
何とか「おじさんランナー」を視野に入れたまま「芋煮坂」を上り切った。
かなり息が切れかかった状態での折り返しはほぼ14km地点。
今まで息を切らして上ってきた坂を、今度はフィニッシュまで一気に下っていく。
最初の500mほどは息を整え直すのを優先したが、心肺が落ち着いてくるに連れて、ストライドが伸びペースも上がってきた。
この日履いていたシューズはあのピンクのヴェイパーフライN%。
もう800km近く走っているのでカーボンプレートはややヘタり始めてきた感はあるものの、アウトソールのZoomXフォームのクッションや反発力はまだそこそこ残っている感があり、軸足にしっかりウェイトを乗せてストライドを伸ばす走りで徐々に4分10秒前後までペースを上げて行った。
坂を下る途中、「おじさんランナー」には少々置いて行かれてしまったが、前後のランナーと少し差が開いたことも幸いしたのか、スライドの大会ゲストランナーの大迫傑さんから擦れ違いざま、一瞬目が合って声を掛けて貰えた。
因みに大迫さんはキロ5前後のペースでフィニッシュまで走ったようだ。
気分を良くして、芋煮坂の上りに入った地点(16.5km付近)を快調に通り過ぎ、なお下りは続く。
やや傾斜が緩くなり始めた18kmラップで4’10”を切り、何人か先行ランナーを抜いた。
坂は緩やかにはなったが、フィニッシュの競技場の照明塔を遠くに見下ろす景色は、気分的な面も含めて心肺にも脚にも余裕を感じさせてくれた。
さすがに高低差がほぼなくなった残り2km近くは、雲が切れて日が差し始めたことも相俟って若干ペースが落ち始めたものの、サブ3ペースより落ちることなく最後まで走り切れた。
僅かに92分切りはならなかったものの、シーズン緒戦でのこのタイムは正直上出来だろう。
10月最終週に横浜マラソンでカリフォルニアから遠来の妻の友人夫婦に伴走したのち、翌週の11月3日、山形の天童ラ・フランスマラソン(ハーフ)を走る。
このレースは今回の山形以上にアップダウンがあるし、前週にガチではないものの横浜マラソンを走るのでタイムは二の次。
そしてその3週後が秋の本番レース、つくば。
今回の山形のタイムを基にダニエルズフォーミュラで判定してみたところ、つくばでのフル想定タイムは3時間11分台。
FULL 3:11'48" 4'33"/km
去年の10月末の手賀沼ハーフで90分切りだったが、つくばでは3時間ひと桁を狙って終盤失速してしまいネット3時間14分切りがやっとだった。
今年は何とか2021年2月の非公認大会サブ3以来のフル・ベスト記録(60代公認ベスト)をマーク出来ればと思っている。
山形での新シーズン、
先ずは幸先良し。
雪が降る前、つくばに向けて
短期決戦で何とか結果を残したい。
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11.5km付近から山形まるごとマラソンの山場、「芋煮坂」の上りに入った。
毎年9月に、山形の秋の風物詩、「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催される。
山から山形市街に流れ込む馬見ヶ崎川の河川敷で、直径6mの巨大鍋で「芋煮」が市民や観光客に振舞われるが、この馬見ヶ崎川、実は結構半端ない傾斜があって、折り返しまでの土手道は約2.5kmで60mを一気に上る。
坂の序盤はまだ若干余裕があり、気持ちストライドを抑え、ピッチを上げて淡々と坂を上っていく。
ペースは想定の4'40"を少し切るぐらいをキープ出来ている。
坂の上りに入って直ぐ、風貌や髪の白髪具合などから同年代か少し若いぐらいと思しき「おじさん」風のランナーに先を越された。
「おじさん」と敢えて書いたのは、ビブスナンバーが私より100番以上若いのに、ウェアがあまり速いランナーらしからぬ(失礼)Tシャツとランパン、シューズで、ランニングフォームも決して軽快とは言い難い「小股走り」のような雰囲気にもかかわらず、全然追いつけないからだ。
ある意味良いターゲットが出来た、と思って、この「おじさんランナー」から大きく離されないように集中して付いて行った。
とは言え、キロ25m近い上りが延々と2.5kmも続くのはかなり辛い。
何とか「おじさんランナー」を視野に入れたまま「芋煮坂」を上り切った。
かなり息が切れかかった状態での折り返しはほぼ14km地点。
今まで息を切らして上ってきた坂を、今度はフィニッシュまで一気に下っていく。
最初の500mほどは息を整え直すのを優先したが、心肺が落ち着いてくるに連れて、ストライドが伸びペースも上がってきた。
この日履いていたシューズはあのピンクのヴェイパーフライN%。
もう800km近く走っているのでカーボンプレートはややヘタり始めてきた感はあるものの、アウトソールのZoomXフォームのクッションや反発力はまだそこそこ残っている感があり、軸足にしっかりウェイトを乗せてストライドを伸ばす走りで徐々に4分10秒前後までペースを上げて行った。
坂を下る途中、「おじさんランナー」には少々置いて行かれてしまったが、前後のランナーと少し差が開いたことも幸いしたのか、スライドの大会ゲストランナーの大迫傑さんから擦れ違いざま、一瞬目が合って声を掛けて貰えた。
因みに大迫さんはキロ5前後のペースでフィニッシュまで走ったようだ。
気分を良くして、芋煮坂の上りに入った地点(16.5km付近)を快調に通り過ぎ、なお下りは続く。
やや傾斜が緩くなり始めた18kmラップで4’10”を切り、何人か先行ランナーを抜いた。
坂は緩やかにはなったが、フィニッシュの競技場の照明塔を遠くに見下ろす景色は、気分的な面も含めて心肺にも脚にも余裕を感じさせてくれた。
さすがに高低差がほぼなくなった残り2km近くは、雲が切れて日が差し始めたことも相俟って若干ペースが落ち始めたものの、サブ3ペースより落ちることなく最後まで走り切れた。
僅かに92分切りはならなかったものの、シーズン緒戦でのこのタイムは正直上出来だろう。
10月最終週に横浜マラソンでカリフォルニアから遠来の妻の友人夫婦に伴走したのち、翌週の11月3日、山形の天童ラ・フランスマラソン(ハーフ)を走る。
このレースは今回の山形以上にアップダウンがあるし、前週にガチではないものの横浜マラソンを走るのでタイムは二の次。
そしてその3週後が秋の本番レース、つくば。
今回の山形のタイムを基にダニエルズフォーミュラで判定してみたところ、つくばでのフル想定タイムは3時間11分台。
FULL 3:11'48" 4'33"/km
去年の10月末の手賀沼ハーフで90分切りだったが、つくばでは3時間ひと桁を狙って終盤失速してしまいネット3時間14分切りがやっとだった。
今年は何とか2021年2月の非公認大会サブ3以来のフル・ベスト記録(60代公認ベスト)をマーク出来ればと思っている。
山形での新シーズン、
先ずは幸先良し。
雪が降る前、つくばに向けて
短期決戦で何とか結果を残したい。
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