凶悪犯罪増加の誤解を解くページ

凶悪犯罪増加の誤解を解くページ

巷にはびこる凶悪犯罪増加の誤解を解くためのブログです。コメントはご自由に イザブログ終了に伴い引っ越しました。

さて、今回は他人のフンドシで相撲を取らせていただきますが、

まずはこのサイトをご覧になってください。
http://pmazzarino.web.fc2.com/lesson2.html

そうです。統計上、もっとも、犯罪を犯す「キレやすい世代」は昭和35年の17歳とわかってます。
その世代が老人になっているのです。ちょうど今73歳とい
う計算ですね。

そして、近年、増えている老人の凶悪事件や粗暴犯ですが、
http://finalrich.com/sos/sos-economy-crime-rank-generation.html
こういうと医療の発達による平均寿命の向上や段階の世代の老齢化による老人の増加。
と反論されそうですが、このデータを良く見ればわかるとおり「件数」ではなく「人口当たり」で増えているわけです。
つまり「老人が犯罪化している」のは数値的に事実なのです。

要するに犯罪を最も犯しやすい「魔の世代」が七十台の老人になってきているわけですね。
ただし、「核家族化や年金の支給時期が65歳となり、支給額減少による恵まれない老人が増えてきているからではないか?」という反論もあるでしょうけど、
昔の老人の方がずっと恵まれてないと思います。彼らはとにかく恵まれない状況になっても、自分でバラックに住んだり、ゴミ拾いをして自力で生きているように感じてます。
それに対して、今の老人はとにかく受け身で社会に批判が多く、妙なプライドを持ち変な癇癪を起こしがちに感じます。

それに個々の事件を見る限りでは「恵まれないお年寄り」が食うに困って犯罪を犯したという事例は万引き程度で、
「癇癪による粗暴犯罪」が多いようです。まさに「キレやすいのは誰だ」ですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150112-00000008-kobenext-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150112-00010001-saitama-l11
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6145043

年配の方なら思いだしてみてください。
昔の殺人報道なんてのはよほど特殊な事件以外はや新聞の朝刊、夕刊の片隅に
ちらと 面白みも何も無い事務的な文面で一、二回の殺人報道がされてそれで終わりです。
 テレビ、ラジオのニュースも今ほどセンセーショナルな報道はされてませんでした。
正直、ほとんど印象にも残らないしすぐに忘れてしまったものです。

ところがネット社会の今では昔なら、本当におざなりな報道だった殺人事件がデンと載ります。
そして昔ならほとんど報道されなかったような殺人事件が詳細かつセンセーショナルに報道され、
加害者の生い立ちやら被害者の写真や家族構成が堂々と晒され、
さらにはいちいち2chでスレが立ったり、ヤフーのコメント欄やツイッター、フェイスブックなどで好き勝手に意見が言えるようになってます。
そのため、殺人事件がやたらと起きている印象が大きいです。

特に多くの人がネットの基本画面にしている例えばヤフージャパンのトップ画面に殺人のニュースが毎度のように掲載されている点が大きいと思うのです。
昔の新聞やらテレビ、ラジオのニュースでのみ情報を受け取ってたノンビリした時代とは違い、
現代のネット時代では、多くの人が多くの時間にネットになんとなく繋いでいるような状態です。
そのため、四六時中、殺人事件のニュースを受け取ってしまい、殺人が異常に増えているように感じるのでしょうね。

ここにまたデータを貼っておきます。
http://blog.livedoor.jp/panpanpanpad/archives/2423404.html

*追加文章
加えて言うとヤフーニュースなどネットのニュースは「日本全国の事件を拾ってくる」という特徴があります。
昔は地方ローカルなニュースは地方でのみ報道され、よほど特殊な事件以外は全国報道などされませんでした。
まあ、殺人自体が減ったせいというのもあるんでしょうね。
「犯罪、特に殺人報道は企画いらずで予算も要らず確実に数字の取れる優良コンテンツ」なのです。

そして、これは何度も書いてきた話しですがこういう傾向は昔からあります。
昔の新聞は政治、経済の記事がほとんどで主な読者層は上流階級や知的階級でした。
ところが「切り裂きジャック事件」を新聞報道したところ、新聞は一般大衆層に対して飛ぶように売れて、
それに味をしめた新聞社は犯罪事件(他に芸能、スポーツなども)を紙面に盛んに載せるようになったとか。

さらに追加文章
一年で1500件の殺人事件が起きていて100件程度の事件がそれも淡泊に報道されるのと
一年で400件の殺人事件が起きていて、そのほとんどの事件がが過熱気味に報道されるのとどっちが殺人が多く感じるかは明らかでしょう。
現代はまさにインターネットのおかげで後者の状態になっています。
そういう意味では「殺人は増えた」という意識はある意味「正常なもの」と言えない事ないですね。
事実としては間違いなんですが。

こんな事件があるとまた
「バーチャル世代の犯罪」だの「現代特有の犯罪」だのと自慢げに言い出す人がいますが

なんの根拠もありません。
昔から、猟奇殺人、子供の異常犯罪なんてものはゴロゴロありました。

こういうものは単に猟奇犯罪を犯した少年少女たちが異常だっただけの話しで
バーチャル世代とかなんの関係もありません。

宮崎勉事件が起きた時にアントニオ猪木は「最近の若い奴らは体鍛えてないからこのザマだ」とかコメントしてましたが、
すぐに某元プロ野球選手の幼女強制猥褻事件が発生して「体鍛えててもこのザマだ」と笑われました。
ちなみにこの元プロ野球選手はずっと小学生の頃からリトルリーグで頑張ってきた選手で、
多分、幼女趣味とかは生まれつきのもので「体鍛えてる」とかは関係ないのです。

過去に少年の犯してきた異常犯罪参考URL
 http://kangaeru.s59.xrea.com/ijou.htm

バーチャル世代は犯罪をあまり犯しません
http://pmazzarino.web.fc2.com/lesson2.html

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