あんりみてっど・くっきんぐ・わーくす : アニメ感想『魔法少女まどか☆マギカ』

あんりみてっど・くっきんぐ・わーくす

食い意地に任せて『Fate/stay night』に出てきた食事の再現、、、ということで立ち上げたブログ(原作ゲーム準拠。現在、凛√の途中で足踏み中)。今はちょっとアニメ視聴に比重が行っちゃってる感じです。アニメ飯も……と思ったら、『ef』1期飯しかやってない。そのうち、他のアニメ飯やゲーム飯も再現していくつもりで。

アニメ感想『魔法少女まどか☆マギカ』

弓使い誕生。『魔法少女まどか☆マギカ』12話(最終回)。

終わっちゃったねー。

んでもって、一抹の「あーやっちゃったねー」感と、
面白かったよ、感動をありがとう、感が、せめぎ合う。

そんな、12話(最終回)視聴後の、今。

サブタイトル見た時に、
もうこれでほむほむ浮かばれた、本望だろう、と思ったけれども、
本編では実際、微妙かなあ。

いや、良かったんだけどね。
いい話だったよ、ああ。


~□~

12話冒頭、ヒーロー顔のまどかが、「契約」を決断する。
詩編を編むかのように、願いを詠み上げる。

「全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女、この手で」

まさかの、ちゃぶ台返し、というか、設定全組み換え。

いや、想像した中の一つの候補ではあった、けどねー。

んでもって、それまで散々、
「まどかの潜在能力はスゴイスゴイ」って、
確か3話辺りから、延々繰り返されてきたけれどもねー。

で、彼女にそのポテンシャルがあると設定されていたとしても、
実際それやっちゃうのって・・・

このゲームのルールが嫌だから、ルール全とっかえするからな。よろー♪
だもん。

正直、この部分は「やっちゃったねー」としか。
キュゥべえの設定含めて、萎え萎えポイント。


とはいえ、この部分の画像は、やはり見事。

まどか、変身!
んでもって、彼女の弓が、やっぱカッコイイ。

んでもって、ここの梶浦ワークス(音楽)がまた、素晴らしい。

こうして変身したまどかは、
魔女化した少女を一人ひとり、まわって、解放していく。
あー、うめてんてー原案でホント良かったな、と思う、愛らしい少女たち。
す ば ら し い 。


~□~

超絶魔法少女化したまどか。
世界(の魔法少女たち)を救いに向かったまどかは、
さらに一体、どこへ行こうというのか。
ほむほむとキュゥべえだけが、
彼女の行方を見届けることに。


もちろん、ほむほむは納得しない。
一人、まどかを思って、涙を流す。

そりゃ、そうだ。
まどか一人で、人身御供になったわけなのだから。

ほむほむにしてみたら、まどか>全世界、だし。
世界は救われた、でもまどかは神になって孤独に存在し続けることになった、では
ほむほむの目的は達成されないわけだし。


涙を流すほむほむに、
さらにパワーアップ変身したまどかが戻る。

まどか、羽が生えてるぜ。
いや、カッコイイけど、このビジュアル。

つか、このシーンのまどか、カッコ良すぎ。
もう、ほむほむに求婚しちゃえよ、You!と、
激マジ プッシュしたくなるほど。
ナニ、このいちゃいちゃ。 超 ス テ キ !!

人外にパワーアップしちゃったまどかを目の前にしても、
ほむほむはその判断、つまりまどかの自己決定を、嘆いて、泣く。

そんなほむほむに、髪のリボンを託す、まどか。
つか、杏子のシーン(9話ラスト)を思い出すな、これ。
髪をほどくことは、過去からの呪縛の解放とか、
なんかそういうニュアンスを込めているのかな。
でも、10話の三つ編みから髪をほどくほむほむのは、
ちょっとニュアンス違うよなあ。


~□~

上條シーンとさやかの部分は、
まあ、さやかは最後までさやかだったなあ、と。


~□~

そして。
どうやらほむほむは、
条件的には3周目の次点に戻ったっぽい。
仲間が一番揃ってて、しかも、仲間割れする原因が改編された、世界。

でも、それでもさやかは、「持たなかった」わけかー。うーん。。。
報われないなあ、彼女。

魔女に殺された、マミ、杏子は、
それぞれ生き延び組に、歴史が塗り替えられた模様。
その前のシーンで、
まどかの決意をマミが再確認するシーンがあったが、
それがこの2人だったんで、
てっきり魔女化せずに死んだ魔法少女は、もうアウトかと思ったら。

マミマミファン、大勝利。
そして杏子の生存は、素直に、嬉しい。

で、これからはこの3人でチームか。
なんか個人的には、一番アリだと思った組み合わせだったんだが、
まさか実現するとは、予想だにしなかった部分。

魔法少女は、どうやら、一定の理でもって、
(魔女化する代わりに)消滅する、という設定に変わった、らしい。

つか、それを下支えしているのがまどかだ、と思うと、
ちと不憫。

それを知るほむほむは、
まどかのリボンを手にして、涙する。


~□~

その後。
ほむほむは、鹿目ファミリーと遭遇する。
弟くんは、まどか、を知っている。覚えている。
ここは、なかなか心憎い設定にしたな。
でも、ママは覚えていないのか。
これは、悲しいな。
ちょっと、泣いた。
つか、母と子の絆が断ち切られてしまうとか、
ちょっと不憫すぎ。
まどかにとっても、ママにとっても。


で。

ほむほむ、12話めにして、ようやく、微笑む。
弟くんの喋る、「まどか」、の声に。

まどかをまったく覚えてないママにも、
そのママにまどかのリボンを託そうとして拒否されてしまっても、
ほむほむは微笑んでいられる。

強くなったね、ほむほむ。
ほむほむ、やっぱり微笑むと、可愛いよ。


~□~

ラスト。
キュゥべえセンセが、別人に。
(人じゃないけど、たぶん)
なんか、ふつーに、使い魔っぽい。

淫獣、卒業!いえーい!

軽く、(まどかが組み変えた)今の世界の説明をキュゥべえにしているが、
どうやらキュゥべえ自身も記憶が組み変えられ、失われた模様。

(ほむほむと、弟くんだけか。寂しいね、まどか・・・)

浄化しきれなかったソウルジェム(魔法少女)は消滅するようだし、
穢れはインキュベーターさんたちが食べてくれるようだし。
魔女じゃなくて、瘴気とか魔獣とかって、
結局世の中の「悪」は、
人間の存在のその中にあるのではなく、
外部からもたらされる、という世界観はそのまんまみたいだ。

キュゥべえシリーズ、インキュベーターさんたちが言ってた
エネルギーを掻き集める話がどうなったのかは、
ちょっと判りづらい。
あの、ほむほむたち魔法少女が集めている穢れを転用してる、でOK?
うーん、ちょっとわかりづらいなあ。


そして、ビルから飛び降り、たたかいに挑む、ほむほむ。

おおー、ほむほむにも、翼が、生えたー!
(てか、あのビル高えーよ!)

そしてほむほむの武器が、
弓になったー!
おおー!!

(もう、ほむボマーではなくなったわけだな)

てか、設定資料が弓だったから、
いつ弓に変わるのかと思ったら、
こんなラストまで引っ張って来たか(弓だけに)。
てっきり11話くらいで、まどかと協力してアーチャー化するのかと予想していたぜ。

いやー、これはぎりぎりまで粘って引っ張った、つか、上手くやってくれたなー。


ほむほむだけが、覚えている。
リボンも、武器(弓)も、そして魔法少女が「愛と希望の物語」であることも、
みんな、まどかがほむほむに伝えてくれたこと。

まどかの心が、ほむほむの中に、生きている。


暁美ほむらの願いが綴る、「愛と希望の物語」が、今、始まる。


~□~

■まとめ。

俺個人としては、ほとんど最後まで「鹿目まどか」に興味が持てなかった、んで、
基本、この物語を「暁美ほむら」の物語として見立てて寄り添ってきたのだが、
ほむほむが救済されたのか、という点に関しては、半分以上諦めていただけに、
生存も解放もひとしお嬉しい。
まあ、悲しい別れを糧に真実の愛に目覚めた、という解釈で
ムリムリ納得させている面もあるけれども。

鹿目まどかが犠牲になって暁美ほむら(を含む魔法少女たち)を生かした、という構造は、
ほむほむにしか興味のない俺には無問題。
でも、まどか推しにはどーなんだろーこれ。

(まどかはねー、あの自己評価の低さがね、やっぱどうも、ダメだった。
人間的に受けいれ難いタイプ。
11話Bパートじゃなくて、もっと早くにまどかの解放と成長があればねえ。
というか、まどかというキャラクターが非常に作為的というか、
物語の駒的だったのが、何というか興味を削いだのかなあ)


あと、主役が人身御供となって消滅してサブヒロインを助けるということで、
なぜか『sola』(07年夏)を思い出した。
スケール的には『まど☆マギ』の方が断然大きいけど。
(主役がサブヒロインを生かすために犠牲になって生き延びたサブヒロインが主役の遺志と意思を継いで新しい物語を紡ぎ始めるよ、的なところでエンドロールっつーのも同じだったり)

探せば他にもこの構造の物語はありそうだけども、まあいいや。


あとは、虚淵テキストでありながらも
結構綺麗にハッピーエンド「的」なまとめに持ってきたのは、
意外だった。
きちんと「愛と希望の物語」でそこそこきちんとまとまって。
もうちょいバッドなニュアンスの濃いまとめを覚悟していたから。
ここは、新房テイストが活きたのかもしれないが。


俺の最大関心事(除くほむほむの笑顔の実現)であった、梶浦さんの楽曲に関しては、
もうひと押し何かが欲しかったな、といったところ。
『舞-HiME』シリーズの『目覚め』に匹敵するような・・・というのは、
要求し過ぎか。
あっちは2クールモノだったしなー。


で。

ほむほむが笑ったよ。
俺は、それだけで、嬉しい。

でも、できたら、まどかと一緒に笑っているほむほむが、
実は一番見たかったんだよなー。。。

まあ、そこはきっと夏とか冬とかにたくさん領布される薄い本で、補足するかー。


(そのうち考察とかするかもしんないけれども、とりあえず一区切り、ということで。おしまい)

※ちょっと誤字直した。あと、ニュアンスずれない程度に表現変えた。スマン。

梶浦ワークス。『魔法少女まどか☆マギカ』11話。

待ちに待った、11話。
続けて観られる12話。

てなわけで、完結直前の11話、から。感想、やや軽めに。


~□~

話は、9話終わりの時点から。
9話ラストの場面に続けて、ほむホームで会話する、
キュゥべえとほむほむから幕をあける。


平凡、平均的な少女・まどかがどうして「才能」を持つことになったのか。
それが、ほむらの「時間遡行」にある(らしい)ということでキュゥべえが納得。
そして、その指摘に愕然とする、ほむほむ。


てな具合に、アバンからキュゥべえ、結構饒舌。
まあ、こいつは解説キャラでもあるから、
饒舌なのは役割上仕方ないか。

けれども、アバンの説明台詞をざくりと文字に起こしたのを見ていると、
キュゥべえが知り得ない10話
(あれはほむほむの個人的体験を彼女自身が振り返る回である)
を、キュゥべえが理解しているっぽい感じがしないでもない。
「何度も時間を遡っている」など、ほむほむがキュゥべえに言ったとは思えない
(でも視聴者は知っている)事実を、キュゥべえが口にする、など。
ま、カマかけた可能性はあるが。
でもちょっと、台本上の交通整理、そこんとこあんまりいいカンジじゃないなー。


~□~

やや長めのアバンに続くOPは、10話バージョン。
気づいた変更点はなし。


Aパート。
さやかの葬儀の後、何気にまどかに疑惑を持つ感じのママン。
(けれども、ラストまで、基本的にママはカヤの外だったねえ・・・・・・)


そんでもってキュゥべえ、しつこくまどかにつきまとう。
つか、このシーンもまた、
まどかとキュゥべえの会話を通した、謎解き(つか、解説)だな。

なんか、キュゥべえ関連の設定だけは、明かされるたびにどんどん
がっかり感が増していく部分。
有史以前から地球人類に関わっていたとか、
なんか、そういうの。
いや、もうその手の設定、おなかいっぱいっつーか。

ただ、このシーン、画像はとても面白い。
というか、今まで観てきたイヌカレーの中で、
一番良かったんじゃないかな。

杏子の回想シーンでも思ったが、
イヌカレーの使い方は、魔女云々よりも、
こっち方面の使い方のほうが、俺は気に入っていたり。
魔女のは、やっぱ
どうしても「オサレな蛙男商会、さらにブラッシュアップ」感が
まとわりつくというか。
もうだいぶ慣れたけど。
まー俺が蛙男商会好き過ぎなのも問題か。


続いて挟まれる、大人タイム(←誤解を招く表現)。
ママとまどかの担任が仲良し、というのは1話以来描写がなかったが、
こういう所できちんと使うのは良かったと思ったり。

それにしてもまどかママ、喋りがずっと男言葉。
つか、今の女性のリアルではあるのだけれども。
(もはや女言葉なんて、リアルじゃ死語に近いもんな。。。)

中の人の声は結構色っぽいんだが、少しやり過ぎ感がなきにしもあらず。
(つか、キャリアウーマン=ボーイッシュ、ってことだとしたら、ちょっと感覚古いような)


~□~

で、やってきました、11話のハイライト。
いよいよ、まどかはほむホームへと突撃。
つか、11話まで、まどかはほむほむともっと積極的に会話しようとする機会、
どうしてあんまり持とうとしなかったんだろう?
もっと早く押しかけて状況把握に努めればよかったのに。

と、それはさておき。

ここでの、ほむほむの告白は、泣けた。
いや、マジで。

「杏子の顔を立てた」ナドナドのほむほむの強がり、嘘を、
きちんと五感で見破る、まどか。
その鋭さに、ほむほむは、もう、仮面をか被り続けることが、できない。


抱擁。
そして、
8話のあのシーン以上の、辛い、「告白」。

「繰り返せば繰り返すほど、あなたと私が過ごした時間はずれていく。気持ちもずれて、言葉も通じなくなっていく。」

このシーンは、まさに11話の白眉。
このくだりの背景は、これまでのワルプルギスの夜の関連図ではなく、
1周めからの、以前の、長い長い彼女の道のりの写真。
これは、リアルにほむほむの部屋のものというよりも、
視聴者に見せるためだけのビジュアル、だろうな。
グッと、迫る。迫ってくる。

「ただの私は、もうとっくに迷子になっちゃってたんだと思う」

ほむほむ、まどかが好きすぎて、孤独すぎて、
なんかもうグリーフシードのストックがなければ、とっくに魔女化しているレベル(涙。

てか、11話サブタイは、ほむほむの台詞からだったか。

てっきりあれ、まどかの台詞からになるのかなー、と予想していたんだが。

でも、「道しるべ」と言われた方は、重たいよなあ。


「それでもどうか。お願いだから貴女を私に守らせて」

涙の告白、そしてここまでの長い長い抱擁。
ここでようやく、2人は対等の立場に立ったのかな、と思わせておいて、
やはり立ち位置は変えたくない、というほむほむ。
ほむほむは、まどかの保護者をやめたくない。。。
そりゃ、ただの人間と魔法少女の違いもあれば、
しかもまどかを守る、の願いのもとに契約したという事情はあるとしても。
やっぱり、この一方通行は、歪だよ。

でも、そんなほむほむが、悲しくて、愛おしい(涙。
ああ、愛おしい。


~□~

ワル夜来たら、町がぶっ壊れる。
避難所云々、があったから、3月中の放映が無理だった、というわけか。
事情、把握&納得した。

んで、避難所でもまどかは制服かよ。
私服はないのか、この子は。


こうしてまどかを置いて、
一人、たたかいを開始する、ほむほむ。
つか、ここからの梶浦ワークス(音楽)が、すげえ。
真骨頂。
もっと聴きたい、正直。


そして避難所では、悩むまどかのもとに、
キュゥべえのうざうざ解説タイム。

「何度でも性懲りもなく、この無意味な連鎖を繰り返すんだろうね。もはや今の彼女にとって、立ち止まることと諦めることは同義だ」

ここでまどかは、ほむほむの涙を思い出す。
視聴者は、10話のほむループを思って、涙する。

「何もかもが無駄だったと、決してまどかの運命を変えられないと確信したその瞬間に、暁美ほむらは絶望に負けて、グリーフシードへと変わるだろう」
つか、もう既にある意味魔女とあんま変わらないような、と一瞬思ったももの。
ほむほむのために、踏みとどまる、視聴者の俺。

このキュゥべえ台詞の時の、「囚われのほむら」の図が、
アバンでほむほむが想像した「囚われのまどか」の図と、
鏡像のように一致。
ただし、絶望に負けた場合に、彼女がどうなるか。

「彼女自身も分かってるんだ。だから選択肢なんてない。勝ち目のあるなしにかかわらず、ほむらはたたかうしかないんだよ」


それにしてもどうしてワル夜がそんなに強い魔女だったのか、とかっていう説明は、
ついぞなかったような。


~□~

そして決意した、まどか。
意外なことに、ここで立ちふさがるのは、まどかママ。
そりゃそうだ。親だもん。
「消防署に任せろ、素人が動くな」
こういう常識的な台詞が出て来て、ちょっと安心。

ビンタを張るママに、まどかは言葉で説得を試みる。
「自分を粗末にしちゃいけないの、わかる」
「みんな大事で、絶対に守らなきゃいけないから。そのためにも、私、今すぐ行かなきゃいけない所があるの!」
ヒーロー顔で、ママを説得にかかる、まどか。
自分を粗末にしないこと、とは、8話のほむほむ台詞への返歌だね。
これまでの自分なんて存在意義がない、と、なんか諦めちゃってる感たっぷりの彼女が、
脱皮した模様。
11話Bパートにして、ようやくヒロイン、誕生。
まあ、10話も結構ヒロインではあったけどな。

そんなまどかに、
「なら、私も連れていけ」、とのたまう、まどかママ。
そりゃそうだ。

けれども、首を横に振る、まどか。
「ダメ。ママは、パパやたつやの傍にいて。2人を安心させてあげて」
・・・・・・スマン、いや、気持ちは分かるが。
でも、パパ、どんだけ去勢されてんだか、と思ってしまったり。

畳みかけるように、
「信じてくれる?私を正しいって思ってくれる?」
とまどかは詰め寄る。
この交渉、何気に上手いな、まどか。
苦悩を示すママの手元のアップが、印象的。
そして。
「絶対に下手打ったりしないな?誰かの嘘に踊らされてねえな?」
「うん!」
こうして、母は、娘の背中を押して、送り出す。
あ―これが、今生の別れになるのかなー、などと思ったり。
(と、思ったら、本当にそうなった)


いや、物語上、可愛い子に旅をさせる理解ある親、というのは、
この場面で必要なのはわかるにしても、
けれども常識的な観点を入れちゃうと、
まどかママははがいじめにしてでもまどかを行かせちゃ駄目だよなー。
災害時に家族(特に子ども)が離れ離れというのは、ちょっと、ねえ。


まー、そういった常識面はさておき。
(常識に則っちゃうと話が進まなくなるから)


~□~

ほむほむのアクションシーンは、むちゃくちゃかっけー。
つか、ランチャーとかあんだけ大量に、一体ホント、どうやって入手したんだwww
でも、カッコイイから許す。
つか、ほむほむだから、許す。


そして終盤のBGM、梶浦ワークスがまた、見事!
このシーンの楽曲は、素直に素晴らしい。


足を挟まれ身動きの取れないほむほむは、
諦めという穢れをため込みそうに、、、
てなところで、まどか参上。
このタイミング、まさに、ヒーロー。


ラストの赤字のスタッフロールが、
何気に怖すぎる。


~□~

てなわけで。
11話は順当に、
お話の設定の残りの大暴露大会+ほむほむの告白、そしてワル夜
(やっぱり敵わないほむほむ、駆けつけるまどか)、
という、王道的展開。


この中ではやはり、ほむほむの本心をキチンとまどかに伝えたことが、
個人的にはポイントかと。
もう、どうしてほむほむは、もっと早くに言わなかったんだよ、と。
でもまあ、前のこと(3周めとか)で懲りてる、というのがあるとはいえ。

つか、11話まで(10話過去を除けば)ずっと孤独の中にいたほむほむに、
もう涙腺刺激されっぱなしでなー。

あと、11話に関しては、ほむほむパートが良かった以外に、
梶浦ワークスはもっと評価されてもいいと思う。

つか、俺にとってはどうも、まどかの運命よりも、
梶浦ワークスの方が重要、みたいだ。


でもって、やっぱ、それを上回って、
ほむほむの行く末が一番の関心事、なんだがな。



(続けて12話みたけれども、長くなったからエントリー分けるよ、つづくよ!)

佐倉杏子にたい焼きを腹いっぱい食べて貰うことにした。

あまりにも『魔法少女まどか☆マギカ』の11話放映が待ちきれないんで、
過去話を観ていた。
ら。
杏子が、妙にかわいい。

んで。

つくってみた。

たい焼きを。

ウチのブログらしく。


つか、アニメ飯、今年初かよ!
(さぼり過ぎ)


~□~

杏子がたい焼きを食べていたのは、5話。
さやかとの初戦の際。

6話のポッキー(「食うかい?」)も印象的だが、
5話ではこのたい焼きが、一時話題をさらった、ような記憶が。

ちなみに彼女、
たい焼きのシーンの前には、
ワッフルっぽいの食べていたけども。


それにしても、
何度観ても、5話ラストのバトルシーン、カッコよす。


~□~

さて。

生まれて初めて、小豆からあんこを煮た。

杏子だけに、あんこももちろん手作りだぜ!

IMGP3206
(なんかあんま煮崩れなかったけど、ま、いいや。の、あんこの図)

つか、煮えるのに、ものっそい時間かかる。のに、驚く。

実はこれ、4月バカにアップするつもりだったのが、
あんまりあんこが煮えないもんだから、2日に持ち越した、という。


で。

あんこが煮えたところで、
(一晩置いたらやっとあんこらしくなった)
いよいよたい焼きづくりの本番へ。


まずは、たい焼き器。

IMGP3215
(これだ)

IMGP3218
(つか、2個しか焼けねえー! んだぜ。時間かかるの必須w)

つか、俺、よくこんなの持ってたな。
てか、持ってたこと、よく思い出したな。


あと、材料は、こんな感じ。

IMGP3225

はい、毎度おなじみ、ホットケーキミックス。 ※
 ⇒このブログにおけるホットケーキミックスの利用頻度の高さについて。
  http://blog.livedoor.jp/mjotvithr/archives/960606.html

つかこのたい焼き器、ホットケーキしか焼いたことない。

1袋あるんで、2回に分けて、
プレーン生地のと、抹茶生地のとを焼くことにした。
どーせ時間かかるの分かってたから、ま、イロイロ作ってみるか、と。
あんこは抹茶、プレーンにはジャムとかジャムとかチョコとかを入れることに。


IMGP3233
(捏ねた。こんな感じ。左がプレーン。右が抹茶味にする予定のタネ)


IMGP3242 IMGP3253
(抹茶味のタネから流し込む。あんこ投入、ちょっとポロポロしとる)


IMGP3245
(焼く!)

BGMは例によって例のヤンマー詐欺、『Xenosaga EPISODE II』、から。
梶浦由記BGMをガンガンと流す。

つか、『Fiction II』(梶浦最新アルバム)がまだ届かないだけなんだけども。
(マダ~?)


IMGP3257
(こんがりがりがり、たい焼き焼いた!)

とりあえず、一度に2個ずつしか焼けねーんで、
ちまちまとだが焼いていく。
どんどん、焼く。


IMGP3265
(で、焼いてる間に、1個だけとりあえずアップ)

BGMも、ゼノから『北斗の拳』の梶浦バージョンへ。
 ♪この胸に輝く~

で、とりあえず、半分(あんこの抹茶生地)分、7個くらい焼ける。
形のいい奴らだけ、泳がせてみた。

IMGP3277
(ブイブイ)

プレーン生地の方は、写真パス。
このころになると、もうダレてきたんで、写真撮る気力をなくす。
(袋1つでだいたい14個くらい焼けるんだが、
それ全部焼くのにだいたい2時間かかった)


~□~

で。
焼き上がったぜ!

で!!

可愛いあの子に、召し上がれ!!!


IMGP3293
(喜んでくれたっぽい←違)


IMGP3288
(もぐもぐもぐ・・・・・・(咀嚼中))

(まーこの後、さやかを「殺しちゃう」とかって状況だったりするんだけどね)


~□~

本命の彼女にも、あげてみた。

IMGP3300
(困惑してる、みたいだ・・・・・・)


・・・・・・
・・・・・・


つか、ほむほむは小食だよな。
6話でのまどかとのデート(←物は言い様)でも、コーヒーだけだったし。
対するまどかは、シリアスな話をするというのに、
バーガーとポテトとジュースだったしw。


~□~

それにしても、改めて観ると、
杏子の食への強迫観念的なこだわりは、
さやかの「Look Me」と同様に、
愛情への渇望だよなあ、、、
そう思うと、彼女が愛おしくて泣けてくる。


そして10話を観てから改めて過去話をみるにつけ、
ほむほむのまどかへの執着もまた
強迫観念的だよなあ、とも。


でも、大好きなまどかに
「愚かなの?」(6話)とかって上から目線は、無いと思うんだ・・・・・・


いや、それでもほむほむ、貴女についていくんだけれどもね。



(あーやっとウチのブログらしいエントリー上げたな・・・・・・久々に)

誰かを頼っていいんだよ――ほむほむはまどかを「守れ」ても「救え」ないのじゃないかという件について

11話、いつ放映されるんだろーか。。。

てなわけで、10話を見直している。


何度見ても、ほむほむの株は高値安定なんだが、
さらにどーにもこーにも杏子株が上がってきてたまらない。
10話、出番少ないんだけどな。


やっぱ杏子の持つ、
なんつーか、『Fate』で言うところのランサー的っつーか、
味方になってくれる情にあつい敵方、ちっくなキャラが、どーもツボっぽい。

何より、彼女はバトルシーンがすげえカッコイイ。

Pixivでも、ほむほむだけではなく杏子も巡回先に追加しようかどうしようか
悩むところ。

そこで、こんな名作を見つけてしまったり。

■Pixiv やかま さん
二人 
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=17185358

なんですか!この『ef』とのコラボ、っつーか
俺様ホイホイの構図は。

(元ネタ↓)

1期真OP景ちゃん&京介
(『ef』1期OP、最終回Ver.より。景ちゃんと京介のコンビ。手を取り合って)

(参考動画)

■ef - a tale of melodies. 11話 1期Op English.ver (ニコ動)
 
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5665710



(0:56くらいに元ネタの図が流れるナリ)

(1期OP最終回ヴァージョンをさらに2期で改良して突ッ込んできたもの。
 蓮治のリア充っプリに嫉妬、もげ(ry 。)

 

~□~

あー、いかん、ついつい『ef』MAD見始めてしまった。(←アフォ。


さて。

改めてお題の件、つまり
「ほむほむ、誰かを頼っておくれよ」の件について。
でないと、ほむほむは、
「まどかを守ることはできるかもしれないが、恐らく『救え』はしない」。


10話のほむら☆マギカ回で、
幾つもの重要なファクターとほむほむの心情が明らかになったわけだが、
その中で特に重要な部分は、ほむほむの契約内容だと思う。
その際の彼女の願いは、
「私は、鹿目さんとの出会いをやりなおしたい。彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい」
だった。


こうしてほむほむは、
時間停止、さらには巻き戻し(恐らくは最後の手段的な・・・)能力を
手に入れる。


10話で、少なくとも5回(それ以上の可能性もある)※
ループしている、ほむほむなんだが、
ふつーに「出会いをやり直したい」だけを言えば、
2巡めの1度めのループを達成した時点で、契約完了してるんだよね。

じゃあ、なんで彼女が2回目も3回目もループできるのかというと、
そもそもの能力が「そういうもの」となっているか、
(つまりは魔女化や死亡を免れれば、ある程度の巻き戻しが可能)
あるいは、
「彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい」の部分が
契約未成立だから、やり直しをやっているに過ぎない、
という可能性も含んでいるのではないか、という件。


じゃあ、「彼女を守る私」の定義とは、何ぞや、と。


以下、1話~9話までの流れを、ループ5周めと見立てて話を進める。


5周めのこれまでを見ていると、
ほむほむはまどかを(かろうじて)守ってはいる、けれども、
守り切っていない、という状況にある、
と見ることもできる。
まだ契約未成立状態だよ、と。
この説を取る場合、
ワルプルギスの夜をやり過ごしてもまどかを守りきったら、彼女の望みは成就、
となるのかな。たぶん。

もちろんこの説ではなく、
彼女がある程度魔法少女としてのスキルアップがなされた時点で、
なんとなく完了、とかって可能性もあるけれども。
(このラインだと、4周目くらいが完成系だろうか。
一人でワルプルギスに挑める程度にはスキルを高めてきたわけだし)

あるいは、契約の部分は、「やり直し」のみに働いていて、
守る、守られるの部分は完全スルー、という可能性もある。

つか、この契約システムの明確なガイドラインってよくわかんないのよな。


~□~

それはさておき。


既に9話までの時点で、マミが、さやかが、そして杏子も
喪われてしまった。

たとえまどか一人が守られ切ったところで、
それが彼女にとっての「救い」であるかどうかは、
また別ごとだ。
(杏子とさやかの場合は、取りようによってはまだ救いがあるとは言えるものの。まどか的にはどうか、と言う意味で)


結果的にほむほむは、
マミ、さやか、杏子を「守れ」なかった。
それなりに頑張ってたとは思うけど。
一人だもんね。限界あるよ。
淫獣は邪魔するし。
まどか一人を「守る」のに精いっぱい。


そして今。
残る少女は、ほむほむとまどかの2人のみ。


~□~

まどか一人が「守られた」ところで、
そこに「救い」がないのだとしたら?

でも、やっぱ、それは嫌だ、と思う。

てなわけで。

どうしたら、まとかが「救われ」るのか、
そして、
ほむほむ自身も「救われ」るのか、ということについて。

ただし、ほむほむは、もう魔法少女として契約を交わしてしまっている以上、
詰んだ状態だから(後は魔女化するしかない、遅かれ早かれ)、
自分に関しては半分以上捨ててる状態かもしれないけれども。


10話を見ていて改めて思ったんだが、
そもそもほむほむにとってまどかはオンリーワンであるけれども、
逆にまどかにしたら、ワン・オブ・ゼム、なんだよね。
少なくとも5周では。
賢いほむほむは、そのことにはもちろんわかっているだろう(涙。。。
寂しいよなあ(涙。。。

今の基本ラインを見ていくと、
ほむほむ抜きでもまどかは幸せであることは可能だし、
ほむほむもまたそれを判って行動している。
(内心泣いているほむほむが悲しいけれども、、、(涙 )

とはいえ、
理屈ではわかっていても、
ほむほむが感情でそれを納得しているかどうかは、わからない。


つか、ほむほむのまどかへの執着は、明らかに異様だし、
依存に近い。

行動の全てが「まどかを守る」ために特化していく、ほむほむ。
「まどかを守る」ために存在する、自分というものに
一切の揺らぎを見せないほむほむ。

その一方で、まどかの自主的な行動にはほとんど信頼を置くことはない。
(まーキュゥべえセンセがね、いるからってのはわかるけどよ)

これは、歪んでる。関係性として。

友情ってのは、どっちか一方だけが負担をしたり保護したりする、
ってもんじゃあないんだし。

ま、「守る」という望み自体が
もともと、そういう水平な関係、同じ地平に立つ立場、ということとは
ちょっとズレてるのがあるのだとしても。

ほむほむは、まどか自身が本来持つ力を
もっと「信頼」してもいいんじゃね?
確かにまどかは、その善良さ(頭悪いとも言う)が不安だし、
キュゥべえとかその他の事情で
道を踏み外すことはあるかもしれないけれども。

恐れる前に、やらせてみようぜ。

9話(10話)終盤までの段階では、
こうした一方通行な関係性だったから、
彼女はやっぱり、救う、ための糸口が
なかなかつかめなかったんだろう、とオモタ。
たぶん、だけど。


~□~

だから。
可能性があるとすれば、
ほむほむが、もっとまどか自身の持つ力を信じて、それをサポートすること。

これは、『Magia』のジャケット絵のアレだな。

まー、まどかが魔法少女になっちゃうと明らかに詰み、だから、
まどかが人間の状態のままでそれを目指さないといけない、というのが
あるのだとしても。

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(EDソング『Magia』Kalafina、期間限定版ジャケットイラスト)


そう。
一方的に守る、だけじゃあダメ。
だから、そうじゃなくて。


まだ、2人いるのだから。

どうか、2人が、お互いが、力を、尽くしあえるように。
一方的な流れの力学ではなくて。
相互に。
共に。

本当は、ここに、もっと多くの「誰か」がいればなあ、と
思うのだけれども。 ※※
(杏子・・・・・・(涙。。。

あと2話、かなり困難な道ではあるのだけれども、
ここからまどかが切ってくるカード、そしてそれを
サイドからサポートし尽くすほむほむ、ということで、
2人の関係性を大きく変え、構築しつつ、コトに挑むしかない、んだろーねえ。


ああ、放映が、待ち遠しい。


※(以下、今回の参考)

・ほむほむループについては、ほむほむ愛に溢れる考察、神尾そらさんのブログにドンピシャの提示があり。
 ⇒ ■暁美ほむらのループは10話で書かれた5回ポッキリ説と1話~9話のほむほむの行動原理を想像する (とある神尾の雑文目録)

それと人づきあいに関しての鋭い考察をされたブログも。

ほむほむは後ろ髪引かれる振り向きキャラ/まどマギの射程の話 (subculic、tatsu2さん)


※※・可能性として考えられるのは、まどかの家族とか。ただ、物語に絡む可能性はあると思うものの、そこは直接的という流れは、今までの作劇的な流れから想像すると、あんまなさそう。特にほむほむは「はじめまして」から始めないといけないわけだし。人づきあいの苦手なほむほむがいきなりまどか家族の懐に入っていけるのかどうかは、あんま想像できないからなあ。


(3月24日、誤字とニュアンス訂正しますた)

ほむら☆マギカ回。『魔法少女まどか☆マギカ』10話。

(日本がこの状況なので、アニメ感想エントリーなど甘いことやってどうする、と悩みました。被害を特に受けなかった地域にいる俺の認識が甘かったのか、時間を追うにつれ被害の大きさが伝わってきており、個人的に打ちひしがれています。普段寝ている時間までネットにつなぎ、地震情報を見ながらウツウツとしています。で、どうせ起きているのであれば、ということで、逆にここは無事報告がてら、でエントリーを上げることにしました。

今回の地震で亡くなられた方のご冥福、被害に遭われた方の一刻も早くのご回復を願ってやみません。この祈りが、どうぞ、無事、天と大地に届きますように)


~□~

と、ネジを締め直して。


~□~

衝撃の、10話。

ほむほむは、メガネっ子で、三つ編&内股だった!!!

と、ほむらスペシャルの今話。
まさに『魔法少女ほむら☆マギカ』。
暁美ほむらこと我らがほむほむの「過去」が、明かされる。


ほむほむは、何を願って、魔法少女となったのか。

「私は、鹿目さんとの出会いをやりなおしたい。彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい」

そうして彼女が手に入れたのは、「時間停止」、そして
「やりなおし」が可能な時間の制御。

こうして、彼女はタイムトラベラーとなる。

けれどもそこで語られるのは、
(最低でも)4回の失敗を繰り返している、彼女自身の軌跡。

今回は、5回目(あるいはそれ以上の可能性もある)の
彼女の時間の巻き戻し・再挑戦、らしい。


~□~

1巡め。・アーチャー(弓使い)まどか!
⇒初めての出会い、ほむほむ転入。まどかは既に魔法少女だった。
 魔法少女のまどかとマミに助けられる、ほむほむ。
 しかし後にマミは死に、さらにまどかも一人で討ち死にする。
 ほむらは「やり直したい」と契約。ここからスタート。


2巡め・「時間停止ね。使い方が問題よね」
⇒魔法少女となったほむら。まどかやマミとチームを組む。
 ドラム缶とたたかうメガネっ子ほむほむが、いじらしい。
 そして青空の中、魔女退治(爆☆殺)、まどかに褒められて笑うほむほむ。
 しかしマミ不在(恐らく死亡)の中、魔女化するまどか。
 からくりを(ほぼ)理解する。


3巡め・「伝えなきゃ。みんなキュゥべえに騙されてる」
⇒魔法少女チームにさやかが増えている!杏子の名前も!!
 マミの、「暁美さんには、爆弾以外の武器ってないのかしら?」の一言で、
 テラ切嗣ほむほむ!機関銃までゲットだぜ!時間停止、チョー便利。
 しかし、魔女化するさやか。それをほむほむが爆殺。
 魔法少女が魔女になる仕組みを理解し、マミが乱心、杏子を殺す。
 ほむほむをも殺そうとするマミを、まどかが殺す。
 「2人でワルプルギスの夜を倒そう」。しかし、敗北。
 「約束」のあと、ほむらは、まどかを(魔女になる前に)殺す。


4巡め・「誰も、未来を信じない。誰も、未来を受け止められない、だったら、私が」
⇒ほむほむ、まどかに夜這いし、警告。キュゥべえ1殺め。
 一人、孤独にたたかい、魔女を殺して回る、ほむほむ。
 こうして1話冒頭の、まどかが夢に見た、あのシーンへ。
 しかしほむほむの叫びは届かず、まどかは「契約」してしまう。
 そして「ワルプルギスの夜」を一撃するも、まどかは魔女化。


ここで、ほむほむは、再び時間のネジを巻き戻す。


5巡め、もしくは、今の、番組世界。
キュゥべえとまどかの出会いを、ほむほむ視線で観直すつくり。
(キュゥべえまた1匹殺やれてるけどな!)


そして、OP(今回の扱いはED)の改正版、キタコレ!!!


~□~

意外と、シンプルな理由だったな。ほむほむの契約。
もうちょっとひねるかと思ったが。
「どうしてほむほむがまどかに固執するか」の描写としては、
まあ妥当。
動機付けの描写については、杏子よりもはるかにわかりやすい。
し、視聴者的にもついていける。たぶん。

ただ、まどかだけを唯一の友、と考えちゃってる辺り、歪な気もするが。

(それでも、ほむほむは良いよ、ほむほむは)

あと、ループが重なっていくごとに、
まどかがどんどんダークになっていくような気がするのは、
俺だけか?

というか、ほむほむがまどか好き、っつーのは、よくわかったんだけども、
じゃあそのまどかがそこまで魅力的か、というと、
どーもよくわからない。
1巡め2巡めは(状況もまだよかったから)充分魅力的な少女とは思うけども。

まー、まどかが(俺にとって)魅力的に映らなくても、
ほむほむにとっては、まどかが全て、なんだよね。
まどかしか、彼女には、いないから。

3巡め、2人で力を合わせてたたかったのに、敗北した後のほむほむは、
瀕死の状態でまどかに嘆く。
「私たちこのまま2人で、怪物になって、こんな世界、何もかもめちゃくちゃにしちゃおうか」
「嫌なことも、悲しいことも、全部なかったことにしちゃえるくらい。壊して、壊して、壊しまくってさ」

ほむほむには、どうやら、世界よりもまどかの方が、大事、らしい。


4回、5回と繰り返していくにつれて、
経験置も上がり、そして魔女殺しにためらいもなくなり、
彼女は頑なになっていく。
ちなみに、体の動きはどんどんシャープになっていく。
(内股でおどおどとした動作から、堂々と胸を張ったきびきび系へ)

まどかを自身の手で射殺した後となる4巡め冒頭から、
彼女はメガネを捨て、髪をほどく。
ちなみに、キュゥべえの最初の一殺が、このタイミング。

魔女殺しまくりんぐも、この辺りから。

彼女が、人間を本格的に捨てたのは、この辺り、らしい。

涙。


~□~

さて。
今回もキュゥべえシリーズは、またも種をばらしてきた。

4巡め。
魔女化したまどかを遠くに見て、
ほむほむは、キュゥべえ(何体目だ?)に問う。
「その結果がどうなるかも、見越した上だったの?」

キュゥべえは、いつものように淡々と状況説明をした後、こう続ける。
「今のまどかなら、おそらく10日かそこいらで、この星を壊滅させてしまうんじゃないかな」
「ま、後は君たち人類の問題だ。僕らのエネルギー回収ノルマは、概ね達成できたしね」

ようやく、キュゥべえの「欲望」が、言語化された!


「ノルマ達成」。


いやーますます底が浅くなってきた、キュゥべえシリーズ。


チョイ前の考察で、
地球の代表と話し合って少女を人身御供に欲しいと交渉しないのはなぜか、
という疑問を上げたが、
(そっちの方が効率的に魔法少女を掻き集められると思うんだが)
意外と頭悪いんだな、淫獣。

ノルマ達成のために、原料調達地が全滅しても無問題、
という発想で暮らすような星だから、
おまえが言わんとするところの「エネルギー」が枯渇するんだと思うよ、それ。


とはいえ、
まだキュゥべえのバックにより上位存在である「ラスボス」がいて、
キュゥべえはその御遣いに過ぎない、
という可能性も、まだ残っている。
(インキュベーターという名前の付け方は主体といううよりかは道具的だし)
そうすると、その上位存在がどんな立場なのかで、
また解釈が変わってくるんだけども。
残り2話となって、そういうギミック入れてくるかはわからんが。


~□~

ふたたび、ほむほむに視点を戻すと。

キュゥべえの、「たたかわないのかい?」に対して、
「いいえ。私の戦場はここじゃない」と返すほむほむの、
なんとカッコいいことか。

そして、さびしいことか。

「同じ時間を何度も巡り、たったひとつの出口を探る。あなたを、絶望の運命から救い出す道を」

「あなたの、あなたのためなら、私は、永遠の迷路に閉じ込められても、構わない」


救いが、必要なのは(まどかもだけれども)、
むしろ、ほむらの方ではないのか。


つか、俺だったら、ほむらに救いが必用だと思う。


あと、4巡め以外は、まどかが「何のために」契約したのかが、
判っていないのも、これも引きなのかな。


もう一度上げるが、ほむほむは、
「私は、鹿目さんとの出会いをやりなおしたい。彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい」
という願いで魔法少女になった。

これ、全く、自分のため、だよね。

ひとつは、やり直し。
そしてもうひとつは、こうありたいと思う自分になりたいよ、ということ。

ちなみに、後者の願いは、まだ、成就していない。
なんせ、ほむほむは「まどかを守る」ことに
少なくとも3回(初回は契約前なので除く)失敗しているのだから。

と、いうことは、まだ、ほむほむには、チャンスがあるということか。

逆に、まどかを守りきったら、彼女の望みは達せられて、
その後どうなるんだろーか。


今回の改正OP、最後のシーンで5人、揃ったけれども、
杏子も、ほむらも、残り3人と違って別方向を向いているんだよね。

俺が観たいのは、ほむほむも、杏子も、
みんなと向き合って笑っている顔、なんだけれどもね。


(地震の起きない世界を願う魔法少女はいないのか・・・・・・つづくよ)


今日のタワゴト、キュゥべえ与太話、つづき。

杏子に倣って、『Pocky』食ってる。
つか、ポッキー(赤)の売上伸びてるかもな・・・・・・
(『ef』1期1話でも、ビスコが大量に出てくるシーンがあったけど。シャフトはグリコから菓子折りでも貰ってるのかw)


と、御菓子なことを考えつつ、
昨日の続き、というか言い忘れを少し。


~□~

というか、キュゥべえシリーズから、まだ隠されたカードが出てくるのか。
それとも、もう出尽くしたのか。

まあ、まだ出てくるかもしれないが、とりあえず
9話までに出そろったカードで話をするとして。


ひとつ、昨日書きそびれたことなんだが、
キュゥべえの正体がほぼ『レベルE』とモロ被りの件について。
(9話感想のエントリーで少し話題にしたけれども)

これ、ちょっと比べてみたい。


共通項としては、
どっちも「地球よりもはるかに科学技術の発達した知的生命体」
であること。

但しキュゥべえシリーズたちは、生命体でない可能性はあるが。

『レベルE』では、
はっきり「異星人(たち、複数)」の括りで
その概念を捉えることが可能。


で、そうした存在が、外部から、
他者である地球人に介入をしていること。

なんだが。


一方のキュゥべえシリーズたちは、
少女に限定して、人攫いもどきに勧誘して、
エネルギー源として消費する。

まー、人間がやってるところの、
野生生物か何か、他種の生命体をてきとーに狩猟して、
それで発電所で燃やしているようなもんか。


もう一方の『レベルE』では、
地球人たちはまだレベルが低すぎるので監視をしておいて、
というパターナリズム(父権主義)でもって
地球人たちを「導こう」とする、
もしくは交流のできるレベルに進化するまで監視しつつ待っている、
そんな状態か。
(たぶん。。。ひょっとして違うかも、原作未読なんで)

各星々の知的生命体たちは、
相互に条約やらなんやら、
まあ地球的なところでいう「公正な立場に基づく外交」で
やり取りをしている(たぶん)が、
未熟な地球はまだそこには入れない、状態。
地球がドグラ星の監視下に置かれることになった、という取り決めも、
こうした星々の会議でもって(おそらくはある程度公正に)議決された模様。


こうやって比較すると、
キュゥべえシリーズたちが言っていること、やっていることは、
別に「公正(フェア)」でもなければ、合理的でもないと思う。

他者、自分の種とは違う知的生命体とどう向き合うか、の
姿勢の違い、だけだと思う。


まー、キュゥべえシリーズさんたちのそれって、
ある意味、非常に「地球人的発想」だけれどもな。 ※

恐らくは、ドグラ星人たちより。


~□~

と、キュゥべえシリーズの設定にツッコミしているブログが、
他にもありました。

というか、俺よりもずっと分かりやすい。

懐柔する怪獣 (青木レフ さん)の
「奇跡はなく想いだけがあった(2エントリ)」 
http://d.hatena.ne.jp/perfectspell/20110308/p2#c

考察も素晴らしいが、
紹介されているMADが・・・・・・Yoi!



ついでに、今日のちょっとウルッと来たPixivも。

■へるば さん
「女子会」
 http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=17189780

ガールズトーク。。。www


■法円坂潤太 さん
「ねこどうしの じゃれあい」
 http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=17211872

とても こころあたたまる ふうけいです。


~□~

てなわけで。
さーて、録画してあるアニメ(『レベルE』)を消化しないと・・・・・・

 
※・キュゥべえシリーズたちに「感情がない」というのは、アレはどう考えても設定破綻している。彼らの場合は、ただ単純に「感情」のベクトルや種類が「地球人」と違うだけ。個人がないこと、そしておそらく性愛や嫉妬や、そういう感情こそは持たないだろうが、それとは別のベクトルの「欲望」はあるわけだから。自然の摂理を上回るエネルギーが欲しい、という。
プロフィール

トネリコ

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