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ヘルニアで手術しました。
同じように苦しむ人の参考のため僕が経験したことを書きます。
医学的な説明は専門家でないのでコメントは避けます。
参考になったらコメント頂けると幸いです。


経緯
僕は20代で重い物を持った時にぎっくり腰を
経験していて元々腰が悪いです。

今回は朝起きたらぎっくり腰のように痛みがあリましたが、
またぎっくり腰だから自然に治るだろうと思い、
1週間程度痛みを我慢しながら働いていました。
ところが1週間過ぎたあたりから左足全体に痺れが
あり、座っていられなくなって近くの整形外科に行きました。



診断
血液検査、レントゲン、MRIを撮って
結果を見たところ椎間板ヘルニアとの診断でした。
ここの医師は大した説明をせずいきなり


「手術しますか?」


まず手術の内容、メリット、デメリットを教えてくれと
言って説明してもらいました。
(説明省略しようとするなよと内心で思いました)

質問しながら理解したことには

 ・自然に治癒するのが7割ぐらい
  ただし治るには1〜3ヶ月

 ・手術には内視鏡でヘルニアを切除するMED法が
  一般的。緊急性(例えば排泄に障害がある場合など)
  がない場合は手術は断られることもある



整形外科での治療
プレガバリンという神経の痛みに効く薬を処方され、
電気治療のみ。
痛みが強いためストレッチなどはできない。

リハビリに週3回通うも電気治療のみ。
2週間通ったけど全く改善せず。
逆に整形外科まで歩いていくと自宅に戻ってきたあと
痛みが増す。

座っていられないので会社にはリモートワークにしてもらい
ソファーに横になって仕事をしました。



ペインクリニックへの転院
電気治療は意味がないと判断し、医師もやる気が感じられない
のでネットで調べて、MRIのデータを持ってペインクリニック
に行きました。
ペインクリニックでは詳細に症状とこれからの治療について
説明してくれました。
そして椎間板ヘルニアの患者が置かれている状況についても
理解しました。

ペインクリニックでは痛みを緩和するために2種類の
注射を用いて痛みを改善と椎間板に圧迫されている
神経周辺の血流を改善して治療していく。

医師と相談した結果、硬膜外ブロック注射を1週間に一回
打って、治らない場合神経根ブロック注射。
それでも治らない場合は手術を勧めるとのことでした。


硬膜外ブロック注射、神経根ブロック注射の説明は
以下のリンク。
メリット、デメリットもあるのでしっかり医療機関の
説明を読んで、説明してもらい自己責任で治療を開始
してください。


硬膜外ブロック注射
神経根ブロック注射


治療の開始

硬膜外ブロック注射1回目。
注射自体は痛くないのですが、硬膜外に局所麻酔薬を
注入する時に、腰あたりの内部にドーンという重りを
乗せたような感覚。

注射が終わった後は最初の30分ぐらいは痺れた感覚、
30分後に動けるようになって痛みは緩和されました。
しかし、2時間後には元の痛みに戻っていました。

硬膜外ブロック注射2回目。
1回目から1週間後に再度打ってきました。
また2時間後には元の痛みに戻りました。
果たして効果があるのか全く実感できませんでした。

神経根ブロック注射
2回目の注射から1週間後に次のステップ
神経根ブロック注射に進むことに。
これは痛いと有名な注射。

注射してみると


トラウマになるレベルの痛み!



痛過ぎて黙っていられなかったです。
特に神経に注射針があたってるか確かめながら
針を勧めるのだけど、まあ痛いのなんのって。
神経に針が当たったら当たったで左足に電撃が
走ったような感覚になる。

今までで一番痛い注射だった。
注射後、この注射は1ヶ月に1回しか注射できないから
「1ヶ月様子見てダメだったらもう1回打とう」
と言われたけど絶対無理!
それなら手術した方がいいって思いました。

注射を打った日は痛みが緩和されましたが、効果はこの1日だけ。
もうこの時点でヘルニアで動けなくなって1.5ヶ月ぐらい経っていたし、
あれだけ痛い神経根ブロック注射でも効果ないのであれば
もう打ちたくないってことで手術を決意しました。



実績のある整形外科の紹介
ペインクリニックで実績のある病院として
岩井整形内科病院を紹介して頂きました。
岩井整形外科内科病院


ペインクリニックで紹介してもらった次の日に診察へ。
入院前に入院前の検査を実施し、MED法で診察から4日後に
手術することに決まりました。



手術
入院1日目
自由に時間を過ごす。

入院2日目 手術
当日は全身麻酔で、手術室で点滴から麻酔を入れて
腕がピリピリ感じたのまで覚えているのですが、
気付いたらストレッチャーからベッドに運ばれていました。

意識が戻った段階で酸素マスクが外され、その日は
点滴、血液を排出するチューブ、尿管カテーテルに繋がれた
状態でベッドから動くことを禁止されました。
食事もできないので長い1日でした。

特に尿管カテーテルは動くと痛い、寝て男性の生理現象が起こる
と激痛。ずっと違和感を感じて慣れなかったですね。
それと普段の小便する感覚がないのに尿が排出されている感覚は
不思議でしたね。

入院3日目
朝の朝食前に尿管カテーテルと点滴が外れる。

尿管カテーテルを抜く時、激痛!


しかも一度に一気に抜いて欲しいのに、途中で
アレ?って感じで止めてまた抜くものだから
痛かった。少し出血していたし。
看護師さんに体を拭いてもらって
この日から自由に歩けるようになってました。
嘘のように足の痺れがなくなってる!

入院4日目
血液を排出するチューブが抜けて晴れて完全に自由に。
本読んだり、Netflix、Youtubeなど見て時間を潰す。
Wifiもあり凄い快適。
Netflix、Youtubeは本当に入院生活を劇的に変えたと
思う。いくらでも時間を潰せる。


入院5日目退院
この日の朝にシャワーを浴びることができて午前中に退院。


退院後
退院後2週間は自宅療養。
再発しないよう、コルセットを着用、姿勢良く座る、
走らないなど腰に負担をかけない生活とストレッチを
実施して今は回復しました。

僕の2ヶ月以上に渡る椎間板ヘルニアとの戦いは
正直しんどかったです。
肉体な痛みはもちろん会社を休むこと、いつ治るか見通しが
つかないことなど精神的にも辛いです。
会社の理解が得られない場合は地獄。
座ることができないと本当に何もできないです。
腰は本当に大切にした方がいいです。

痛みのレベルをランキングにすると
  
 1位 神経根ブロック注射(もう2度と経験したいない)
 2位 座った時
 3位 尿管カテーテルを抜く時
 4位 左足を下にして横になった時  
 5位 硬膜外ブロック注射
 6位 歩く、立つ時
 7位 仰向け、うつ伏せで寝た時


1〜3位は2度と経験したくないです。



今回の件で初めて入院したのですが、
医師、看護師さんには本当に大変な職業ですね。
Twitterでイキがってるコンサルとか外銀とか
どんな偉そうなこと語っても医療関係者の方が
凄いわ。尊敬しかない。感謝。

やはり歳をとると想像以上に体にガタがきます。
若いうちにやりたいことやっておくべき。
海外旅行中にヘルニアになったらそれこそ地獄だよ。
健康な体はそれだけで一番大事な資産です。
大切にしましょう。


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