風に吹かれて足まかせ

　今回銚子でのランチは、飯沼観音前にある「観音食堂・丼屋七兵衛」さんにお邪魔しました。

久しぶりの来店でしたが、今回店内にお客さんがおりません。
開店間もない頃から時々お邪魔していましたが、最初の頃はともかく、最近は結構人気になりお客さんも増えてきていたのですが・・・・・。
全国旅行割りで、逆にお客さんが減ってしまったのでしょうか。

好きな席に着くと、定員さんから「今日はイワシとサンマがありません」とのこと。
このどちらかを頼もうと思って行ったので、少し拍子抜け。

そこで、壁に掲げられたメニューを見渡して、「まんぼう」漬け丼をお願いしますと・・・
あまり注文が入らないみたいで、少し意外な雰囲気が・・・・・

実はこのお店で、マンボウを食べるのは2回目です。
マンボウといっても水族館で泳いでいるマンボウではなく、赤マンボウの呼び名を持つ別の種類の魚で、マンダイというマンボウに少し似た形の大きな魚です。




このお店は漬け丼がメインで、銚子に来るお客さんの中では刺身を食べたいと思っている方はお奨めしませんが、漬け丼では一番美味しいお店だと思います。
もっとも、銚子の町の賑わいを取り戻そうと始められたお店です。
私も結構始めたころから時々お邪魔しています。



この赤マンボウは良く言われているのが、マグロの赤身とそっくりだから、安い回転すし店で使われているなどのうわさがあると聞いた事があります。
でも流通にはあまり乗らず、あまり食べられていないと言ったことだけで、一度食べてみて欲しいと思います。
味は確かにマグロに近く、私はカジキマグロとマグロの中間くらいと思います。
私としてはこれは美味しい部類に入ると思います。

実はこのお店には私のかいた本（銚子を行く（神社仏閣編および、観光名所編）、千葉県の難読地名など）を置かせていただいています。
「先日お客様からこの本のことを聞かれたので、連絡先などを教えておきました」とのこと。

BASEショップでふるさと風の書籍をネットでも販売しています。
他のお客さんも見えたので、銚子界隈の少し雑談をしてお店を後にしました。

余談ですが、江戸時代に書かれた「甲子夜話」に水戸公の話として「ウキキ」の食用の話しが載っています。
このウキキは一般的なマンボウのことのようですので、江戸時代に常陸の国ではマンボウも食べられていたようです。
記事は
巻之三十五　〈23〉 ウキキ　（今マンボウ） - 甲子夜話のお稽古 (fc2.com)
(参考まで)