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久留米自習室のユーチューブチャンネルです!

得意科目を作るか?苦手科目の克服か?

○大分県の藤蔭高校が生徒たちに受験させていたのが、「併願できる推薦試験」ですね。普通、推薦試験は専願になりますが、一部の大学では「併願」ができます。そこをまず、腕試しといいますか、度胸をつけるために受けさせていました。これは良い作戦です。

○九大医学部に合格した久留米附設卒のN君は、大手予備校に通いながら、私のところには「古文」だけ習いに来ました。彼は現役の時に、防衛医科大と産業医科大に合格していましたが、一浪して慶応大学の医学部も合格しました。数学の質問を私に持ってきていたけど、私では対応できなかった。難しすぎたので、東大出や京大出の先生に任せました。ここで、難関医学部狙いの生徒が数学の質問に来るなら、末嵜先生に任せます。話を戻して、彼が古文を習ったように、普通は誰しも「苦手科目」を習いに来ます。明善高校で昔「センターで90%以上取れない人は、医学部に出願させないよ!」と言われてあったように、N君もセンターで古文が足を引っ張ったことが現役の時の失敗だったとわかっていて、古文を習いに来ていました。ここでも、末嵜先生が古文を教えてあるので、そういう生徒も対応はできます。一般的な大学を受験する場合は、漢文を満点狙いなど「得意科目」を作って行くことが大事ですが、センター90%以上を狙う難関大学の場合は「苦手科目」を上げて行くことが重要になりますね。N君の親は、「勉強ばかりして、遊ばないから心配です」と羨ましい相談をされていました。勉強に没頭できるのは、大事なことですね。

○三池高校のI君は、東京都立大学に合格しました。彼は併願で、西南大学も合格したので、「センター対策で、よく西南に合格したね?」と私は感心して聞きました。当時の西南大学は、英語がやたら難しかった。しかし、彼は「センターで8割取れましたから、それだけの力があれば通用しますよ」と答えました。彼は私大対策として、英語・国語・社会に重点を置いていました。特に、英語が難しい西南大学だったので、英語はセンターでも高得点取れるように作戦を立てていたわけです。得意科目を作るのが大事ですね。

○分詞構文のやり方が通用しないから覚えるしかない熟語が「to dojustice」で「~を公正に判断すれば」と「strictly speaking」で「厳密に言えば」と「weather permitting」で「天気がよければ」。みんなが間違うから、この三つがよく出るので、ここで差をつけよ!

○私の弟が高校生の時に、私は高校の数学教師だったので、弟は毎日のように隣の部屋の私のところに数学の質問に来ていました。数学では、学年一位をキープしたね。そんな環境にいたら、嫌でも成績は上がるでしょうね。私も、兄か姉が欲しかったな(笑)。

○東大に合格したN君は、センターの小説対策に50時間以上投資したけど、50点満点で13点でした。工業高校のG君は、漢文に50時間程度投資して、50点満点を取りました。大学受験は要領です。最近、世の中でよく言われる「選択と集中」ですね。限りある時間を、どこに投資するのか選択しましょう。後は、「時間×集中力」ですよ。

○センター世界史で、ウマイヤ朝が滅びて、王族がイベリア半島へ逃げて「後(新)ウマイヤ朝を作った」という設問でも、首都コルドバを選ばせるね。ここで、イベリア半島の地図から番号で選ばせるけど、間違えてコルドバの隣のグラナダを選ぶ人が多いから注意。