2019年08月 : kurumeroomのblog

2019年08月

今の時代、みんな勉強や受験はそつなくこなしていますね。

しかし、昔より「受験の技術が向上している」のに、「進学への情熱」が弱くなっています。

1学年200万人が100万人になっているのですから、昔なら小郡高校や南筑高校などに合格していた生徒たちが、今の時代は明善高校や久留米高校に通っている時代です。

当然と言えば、当然なのですね。

生徒数が半減していますから、やる気も半減しています。

そうなると受験指導だけでなく、気合を入れてくれる久留米自習室が効果を発揮するわけですね。

あとは「やる気」だけです!

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私は中学生の時、多くの友人が進む工業高校に進んで学校の教師になるつもりでした。高卒の両親から「高卒は大変だ。大学へ行きなさい」と言われても反発していたのですが、「大学に行かないと教師の免許が取れない」と知り、仕方なく大学へ行きました。
 
 大学の友人が将棋部に入っていたので、私もそこに入部し、一番将棋が弱い部員でしたが、後輩への指導は厳しく、ドンドン退部していきました。私が後輩たちに「いい加減にしろ!」と怒鳴ると、同級生や先輩が「いい加減にするのはお前だ!」と怒られていました。(笑)
 
2個下の後輩は、たった二人になってしまい、「血縁関係でもない相手に本気を出したらいけない」という現実に、「学校の教師にはならずに、IT業界かな?」と迷い始めました。そんな大学4年生になったばかりの頃、転機が来ました。
 
私が1年間付き合っていた同じ大学の彼女に振られてしまったのです。久留米市に高良山という山があり、私は原付でそこへ登って、崖から下を覗き込んでは「ここから飛び降りたら、楽になれるかな?」「また来るぞ、バカヤロー!」とやっていました。
 
「今日の気づき」
 
(分かり合える?)
 
「たった一人の自分の彼女すら自分の思い通りにならない」という現実に、「このままIT業界に行ってもPCいじりでは成長がない、学校の教師になって、人を思い通りにできる人間になるのだ!」と、私はようやく行動を開始しました。
 
そこで、大学4年生なのに部活を続け、3個下の1年生たちが一人もやめないような部活を作りました。チームプレーの部活と違い、将棋のような個人プレーの競技はバラバラでまとまりがありません。そこで、私は北朝鮮の偉大なる将軍様のようにまとめました。(恐怖政治・笑)
 
失敗して二人だけになった2個下の後輩の一人T君が横着で、「自分はレギュラーだから、大会に参加するだけで、雑用はやらない!」と口には出しませんが、やりません。私は「それでは組織人としてダメだ」とよく説教していました。
 
自分がやりたいことをやるだけでは組織人ではありません。周りの人たちからやって欲しいと思われている事をやるのが組織人です。 「部内で一番将棋が弱いお前が何を言うか!」とレギュラーたちは私に反発するのですが、私は説教していました。
 
ところが学園祭の時に、T君が来ないという事があり、私は怒り狂いました。
 
「出ていけ!やめちまえ!!」と、周りが止めるのを無視して、弟にやる時と同じ本気モードでやりました。恥ずかしながら、「叱り」ではなく「怒り」でした。「彼女だけでなく、お前も俺の思い通りにならないのか?」と衝動的になっていました。それで22歳・・・。
 
へそを曲げたT君は、私の卒業時にお礼参りにくるという後味の悪い事になったのでしたが、その数年後のOB会で、社会人になったT君がいきなり「ありがとうございました」と私に言ってきたので、びっくりしました。話を聞くと、
 
2個下の彼の年にバブルが崩壊、新卒採用しない企業が続出、彼が採用された会社では入社次の日から毎日山登りだったそうです。「エンジニアになったのに、なぜ山登り?」と、周りはドンドン辞めていったそうです。そんな時、
 
T君は私の顔が浮かぶわけです。「そら見ろ、俺の言った通りだろ。自分のやりたいことだけやらせてもらえるわけがない」としたり顔で説教されるのを思い出しては、「なにくそ」と歯を食いしばって試用期間を生き残った、その感謝でした。
 
 
新入社員を全員辞めさせるつもりで、当時は新入社員研修をやっていましたから。
 
私がいくら言っても、「そんなはずはない」と固定観念でガチガチでしたので、私はそれをボコボコに粉砕しておいたのですが、彼はよくあそこで部活を辞めなかったものです。私は本気でやめさせるつもりでやりましたから。
 
 T君にとって良い勉強になったようですが、私にとっても良い勉強になりました。最初は「分かり合えないのかな?」と思ったのですが、時間が解決してくれるものですね。目の前の壁を見て見ぬふりをしていても、いつか乗り越えないといけない時がきますね。

残り席がわずかになってまいりました。

よろしくお願いいたします。

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この前、久留米自習室に来られたある塾長先生が私のブログに貼られていた画像「努力する者は楽しむ者に勝てない」を褒めてありました。
この漫画の一コマですが、孔子の格言だそうです。←私は知らずに貼っていました。(笑)
 
この前、入会希望の明善高校3年生が私の塾に来ると、自習室でみんなガリガリ勉強しているので、逃げ出しました。
 
「楽しそうではない」と言うわけです。
「勉強を楽しんでいるから、机に向かっているのだけどな?」と思っているのですが、伝わりません。
 
最近の傾向として、明善高校生が0名になり、中高一貫の生徒たちが増えています。
 
机に向かう事を、努力ではなく楽しいと思える生徒は小学校を卒業すると、中高一貫に行くのかと思っています。
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私が高校教師2年目、世間ではちょうど「日本のバブルが弾けた!」と大騒ぎになっていた時、バドミントン部の顧問も2年目でした。全くのド素人でしたが、キャプテンは私より強く、副キャプテンは私と互角に打ち合えるぐらいになりました。
 
 団体戦ベスト4が地区代表で福岡県大会に出場できるのですが、ちょうどそのベスト4をかけての戦いに挑んだ時でした。1年生の第1シングルスと第2ダブルスは敗北、2年生の第1ダブルスは勝利。1勝2敗、後は第2、第3シングルスを残すのみ。
 
相手は今年できたばかりのチーム。しかし、顧問が国体強化選手。「短期間でいいチームを作ってきたな。しかし」副キャプテン対決の第2シングルス、キャプテン対決の第3シングルスは共にこちらが強い。「3-2で、逆転勝ちだ!」と思いました。
 
ところが、第2シングルスに相手はキャプテンを出してきました。慣習に反して、キャプテンと副キャプテンを入れ替えてきたのです。うちの副キャプテンには、相手のキャプテンに勝てる力がありません。「ズルいぞ!」と私は思いましたが、2勝3敗で戦略負けです。
 
「今日の気づき」
 
(戦略や戦術より可能思考)
 
ちょうどその年、甲子園ではゴジラ松井が敬遠ばかりをされて、「スポーツマンシップに反する」などと高野連が言っていました。しかし、職場の先輩の高校教師たちと議論していても、「5番、6番打者を強くして、4番の松井を敬遠できなくすればいい」でした。
 
私の場合も、キャプテン・副キャプテン以外を強くすれば良かったのです。どんなに戦術の強い人間がいても、リーダーの戦略が無ければ負けるのです。松井を敬遠して5番、6番勝負ように、うちのキャプテンを敬遠して副キャプテンたち勝負という「敬遠で捨てる」わけです。
 
戦術的に強い人間が上に上がるのではないのです。戦略的に頭の良い人間が上に上がっているのです。ただし、「頭の良い子供」が戦略を考えているのではありません。「大人が入れ知恵」して、弱い子供たちが上に上がっているのです。
 
「ジャイアントキル」とは、「弱い人間を強くして、強い人間に勝てるようにする」というイメージでしょうが、スポーツや受験では違います。幼い頃からの10年以上の積み上げを無視して、試合や受験の直前1年間ぐらいで逆転しているという事は、本来おかしいのです。
 
日本の中枢が弱い人間だらけになるのは、そういう事です。
 
福岡県の大人たちは、大学受験の時だけ、入試と言うB29爆撃機が飛んで来ると、「竹槍持って突撃!」と言って突っ込ませ、死屍累々です。福岡県で唯一合格実績を出している附設高校の生徒たちを見ると、彼らは防空壕でやり過ごしています。
 
附設高校の中だけ、私の言っている事を実践しています。附設高校の生徒たちも、武器は竹槍ぐらいしか持っていません。「医学部は9割必要」と言われていますが、2013年に佐賀大学医学部に合格した附設生は、古文50点満点で19点でした。「難問は敬遠です」
 
その代わり、他の教科で9割以上を取るのです。爆撃機が通り過ぎると、敵の地上部隊が来ますので、そこで竹槍を持って突撃です。「附設生は竹槍より強い武器を持っているに違いない」ではないのです。少子化の今、そんな生徒は附設でもわずかです。
 
「戦術的に優秀」なのではないのです。「戦略的に優秀」なのです。要するに、頭が良いという事です。偏差値は低いのですが、附設生は私の言う事の理解が早いです。そういう訓練をされています。しかし、附設生以外の生徒はなかなか理解しません。固定観念が凄く強く「生活指導」が大事と気づかされます。
 
「敵を目の前にして逃げ出すのは卑怯者だ!」と、福岡県の親子は言います。
 
ですから他県と違い、「情報の孤島・福岡県」だけは、「竹槍持って、B29爆撃機に突撃!」とやっています。私は30年間「やめろー!」と言っていますが変わりません。なぜなら、合格実績より林修先生のような「やる気」が好きなのです。
 
私のように「教科指導」や「進路指導」中心ではダメなのです。「今でしょ!」と言っているような「生活指導」、心の教育を欲しているのです。7年やり続けてうまく行かないのですから、そろそろ私自身気づいて良さそうなものです。可能思考を求めている時代だと言う事に。

この前、ある高校に大手予備校の方が来られて、講演会をされてあったそうですが、

「今年、皆さんが合格できる大学はございません!」とおっしゃってあったのですが、本当です。

 

今年の高校2年生から、「共通テスト」というものに変わりまして、センター試験が廃止されます。

 

よって、多くの受験生が「来年は不利になるから、浪人はできない!」と思っています。

つまり、志望校を下げてでも、今年の受験で必ず合格したいと考えています。

 

いつもなら東京大学を受験するような生徒が、久留米大学を滑り止めなどで受験してくるのは確実です。

 

久留米筑後地区の今年の高校3年生や浪人生は、久留米大学すら合格できないと予測されます。

 

今年だけは過去に前例がないほど、大学受験が厳しくなります。

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私の母方の祖父が農家で、戦後のドサクサで一代で財を築き上げた化け物みたいな経営者でしたので、そのお話はもう少し練って後日にします。筑後地区の八女の町内で3本指に入るほどの金持ちになっています。営業手腕が凄かったです。

 

 大学受験に関してですが、ほとんどの高校3年生と浪人生が受験するセンター試験。これが、数学と国語がとても難しいです。昨日、弟を連れて来た熊本大学法学部3年生は、センター試験の数学で200点満点で79点でした。

 

熊本大学と言えば、九州・四国・中国地方の国立大学では九州大学に次ぐナンバー2の難関大学です。それでも、たった4割の80点すら取れなくて合格です。ちなみに、九州大学法学部に合格した教え子は90点台の子がいました。

 

ナンバーワンの九州大学に合格するような生徒でさえ、5割の100点が取れないのが私のようなプロの常識ですが、ほとんどの塾や予備校では大学生のアルバイトが指導していたりするので、そういう事が指導できておらず、福岡県は総崩れです。

 

「今日の気づき」

 

(親を恨んで良い学年?)

 

数学は毎年難しいので、そのように捨てて、他の教科を頑張った生徒が合格します。その熊大生は立命館大も合格しています。数学を捨てて、英語・国語・社会に専念したため、難関の私大にも合格しています。早慶上智に次ぐ明青立法中・関関同立レベルです。

 

逆に、今年九州大学B判定で滑り止めとして、神戸大学に合格した生徒は数学で120点台を出しましたので、滑り止めの同志社大学に5点ほど足りずに合格できませんでした。関関同立の同と立の同志社と立命館で、同列に語られるのですが、同志社が難しいのはたしかです。

 

明青立法中・関関同立の中では最強の同志社大学なのですが、数学をもう少し手抜きして、英語・国語・社会に力を入れてくれれば同志社大学も合格できて、安心して国立受験を受けられたのですね。入会が遅かったから、仕方ないのです。

 

その子はとても数学大好きで、高校3年生のちょうど今ぐらいに入会した時には数学ばかり勉強していて手遅れでした。残り短期間で英語・国語・社会中心で勉強させ、附設を除くと筑後地区では一番の高校で文系4位となりましたが、それでも競り負けました。

 

それぐらい、数学を手抜きさせている私のライバルたちは手強いです!

 

彼女が合格していた私大は西南学院大学だけで、そうやって福岡県の学生だけが、全国の私のライバルたちの教え子に返り討ちにあって、福岡県内の大学に押し返されています。よって、福岡大学や西南学院大学のような地元の普通の大学の学生が異様に優秀なのです。

 

たまたま国立の神戸大学に合格できただけで、紙一重でした。安全に行くなら九州大学受験に落とすべきですが、冒険させるのが私の信条です。最近の若い者は、なかなか冒険をやりたがらないので、その子はとても良い素質「冒険する」を持っていました。まず数学が鬼門です。

 

そして次が前回もお話した「国語の異様な難しさ」ですが、これが数学のように「毎年難しい」ではなく、「時々難しい」というところがやっかいです。国語が易しい年に手抜きをしていると、みんな取れているのに自分だけ取れてないという致命傷になります。

 

今年は難しくなるでしょう。そして、難しくなると九州大学などの理系がとんでもなく難しくなります。なぜなら、大阪大学の理系はセンター試験の国語の配点が大きいのです。国語が難しいと、普通は理系の生徒たちは志望校を落とすのですが、この場合大阪大学と九州大学が同レベルなので、

 

大阪大学を避けて、国語の配点が小さい九州大学に殺到してくる関西の生徒が出てきます!

 

今年1月のセンター試験の国語が易しかったので、反動で来年の1月は難しくなるのが毎度のパターンです。そして、国語が難しい年は、阪大の理系受験予定の生徒が九大に殺到するのが毎度のパターンです。これすら解説しない塾や予備校が多い。

 

今年の高校3年生は最後のセンター試験の学年であるため、とても厳しい入試になります。つまり、「今年の高校3年生に産んだ親を恨んで良い」と言われている子供たちです。ですからそうならないように、私の全能力を注ぎ込んで、より良い選択を与えたいと考えております。

 

今日は更に高校3年生からのお問い合わせ電話がありました。

そして、高校3年生の男子生徒がお兄さんたちと一緒に来ました!

お兄さんは久留米高校のテニス部で、普通クラスの生徒ながら熊本大学法学部に合格しています!

前にも紹介しましたが、センター試験の数学で200点満点で79点で合格した生徒ですね。

普通科ですから、選抜クラスの習熟度別クラスの生徒でさえ、今年は60点台で鹿児島大学法文学部に合格しているぐらいです。

今年のその生徒は入会が遅かったからですね。60点台も仕方ない。

しかし、普通科のお兄さんは高校3年生になってすぐ入会しましたから、立命館大学も熊本大学も合格しています。

要は文系なら、文系らしく、英語や国語や社会で勝負ですよ!

さあ、残りの座席がわずかになってきましたね。

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