SMAPの中居君が番組で面白い本を紹介していたと、職場で話題になり、親切なお友達が本を貸してくれました。
ひょっとして、一日で読めちゃったりして!なんて、勝手に想像していたのですが(失礼!)、確かに読みやすいですが、結構読みごたえがありました。
この本の魅力は、なんといっても、読者の思い込みを巧みに利用した、終盤のサプライズにあると思います。
私は、どこで勘違いしていまったんだろうと、思わず初めから読み返してしまいました。
でも、私の年齢だと、ある意味許せることでも、若い人はどうかなー?
思い描いていた主人公像が見事に壊されて、がっかりしてしまうかもです。
物語は、主人公の恋愛模様と、かつて探偵だったころの回想録、そして、蓬莱倶楽部という企業の詐欺を暴くという3つのお話からできてます。
霊感商法の怖さが、リアルに描かれており、興味深く読めました。
「葉桜の季節」・・・・なるほど、そういうことだったんですねー。
2015年01月
前回読んだ「狐笛のかなた」とは異なって、いよいよ本格的にシリーズの始まり~ということで、主人公をはじめ登場人物一人ひとりが魅力的で、ずーっと長くお付き合いしたいなーという気持ちにさせられました。
時代設定や、国も特定されてませんが、アジアンな感じで、共感しやすい設定だなと思いました。
主人公バルサと第2皇子チャグムが、だんだん姉弟のようになっていくのがほほえましく、バルサと幼馴染のタンダとの恋の行方はどうなるの?とか、スリリングなアクションの描写と、微妙な人間関係がバランスよくえがかれ、とっても楽しめる内容でした。
はじめ敵対していた狩人たちと一丸となって、真の敵と戦う場面は爽快で、今後のシリーズでも活躍してくれるのかな?と、期待してます。
また、新ヨゴ皇国が建国された歴史や、星読博士の存在など、同じようなことが、実際古代日本の言い伝えにもあったのではないかと思うくらい、リアリティーを感じさせてくれます。
このシリーズは、NHKBSでアニメ化され、大人気だったそうですが、今年の春から、NHKドラマで実写化されるそうで、主人公バルサ役は、綾瀬はるか!
楽しみですねー。
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葉月
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