自分が今どういう立ち位置で関わっているのか?
これを見誤ると、怒りを買ってしまうことになります。
上司と一緒に取引先に出向いた時に必要以上に会話に口を挟んで上司のプレゼンの邪魔をしてしまった。
奢ってあげようと言ってくれる先輩と食事に行った時に、一緒にいた後輩に先輩以上に偉そうな態度振る舞いをしてしまった挙句、店員にも偉そうな物言いをして先輩の顔を潰してしまった。
と言ったようなこと、皆さんの身の回りでもよくあることではないでしょうか。
自分がメインの立ち位置でない、サブキャラの位置付けで関わっているのに、メインを差し置いて振舞ってしまうと、メインさんはいい気がしなくて当然です。
もしかしたら、何も言われないかもしれません。
黙って笑っているかもしれません。
でも、内心では、お前が前に出る場面ではないだろう、ここは黙って一歩下がれよ、気の利かないやつだなぁ、なんて偉そうな振る舞いをするやつなんだ、と思われているかもしれません。
その時その時で、役割、立場ってあって、サブでもグイッと前に出ることがスパイス的に活きる時もありますが、そういうのは稀なことで、メインに花を持たせる、立てる、出しゃばらず謙虚に一歩下がる、といったことができないと、気付かないうちに相手を怒らせてしまうのです。
その時だけを取ってみれば些細なことかもしれませんが、「こいつは空気が読めないやつだ」、「立場をわきまえない失礼なやつだ」、「調子に乗りやがって」、と思われてしまうことは大きなマイナスなのだということに、言われなくても気付かなければなりません。
今、自分に与えられている役割はなんだ?
今この場で自分はどう動くべきだろうか?
そう考えることが出来る人と考えない人では自ずと行動に差が出て当然ですよね。
私がこういうことをしたら、相手はどう思うだろう?
逆の立場だったら、私ならどう感じる?
って、ちょっと考えれば答えは見つかります。
どうしていいか、わからない時は、黙っていればいいのです。
大事なことは、自分の行動が相手の怒りを生まないか? を考える気持ちをいつも持っておくこと。
そうすれば、余計なことをして怒りを生んでしまうことを回避できるのではないでしょうか?
自分の役割、わかっていますか?