かっきーのアンガーマネジメントブログ : 2022年02月

かっきーのアンガーマネジメントブログ

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会認定アンガーマネジメントファシリテーターの垣尾成利です。 日々感じる怒りの感情。どんなふうに対処すればイライラせずに済むか、自分自身の経験を書いていきます。

2022年02月

曖昧な態度は周囲の反感を買う

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あなたはどうしたいのですか? と尋ねても、一向に「こうしたい」を言わない人っていますよね。

明確に意見を言わないと困ってしまうような場面でさえ、曖昧な表現で答えることしかしない人にはイラッ! としてしまいます。

おそらく、ハッキリということに抵抗があるのでしょう。

こう言うと反論されるかも、こうしたいと言ったことがおかしな考えだと思われたくない、自分が決めたことに責任を負いたくないなど、理由は様々ありそうです。

こういう人ほど、ハッキリ言わないくせに他の誰かが決めたことに文句を言ったりするのです。

自分の態度は明確にせず、意見も言わない、なのに文句は言う。

こういう人は面倒なので関わりたくないし、信頼できないなと感じてしまいますよね。

この、ハッキリした態度を取らない、というのはある意味身を守る本能的な行動なのかもしれません。

自分の意見を強く出すと、賛同する人もいれば反対する人もいて、それが明確になってしまいます。

反対意見の人とは敵対することになるため、攻撃されたと感じてしまうのでしょう。

責められるのを避けるために、どっちつかずの曖昧な表現で言葉を濁そうとするのでしょう。

こういうことをしていると、結局どちらからも反発を受けることになり、全方位からの信用失墜、ということになることもあるため注意が必要です。

ハッキリと意見を言う、自分の考えを言うことが、他人を否定すること、という思い込みを持っていると、ハッキリ言うことで誰かの怒りを買ってしまうような気になるのでしょうね。

決して、ハッキリと意見を言うことと怒りを与えることはなんの関係もありません。

それどころか、曖昧な態度は余計に怒りを生むことになる危険があることを認識しておかないと、その言い方で失敗してしまうことにもなるのです。

どうしたいのか?
何を伝えたいのか?

相手に対するリクエストは明確でなければ相手も受け止められないのですね、少々キツく聞こえたとしても、伝えたいことが正しく伝わる事のメリットは大きいですよね。

もし、曖昧な言い方をする癖があるなと感じている方がいれば、それはこれまでの経験から身を守るための方便として身に付いたものかもしれませんが、一度キッパリと手放してみませんか?

意識して曖昧な言葉を使わない練習をすることで、自分の言葉に責任を持つことができるようになります。

普段どんな言葉を使っているか?
その言葉は曖昧な言い方になっていないか?

どう言い換えれば、違う言葉で同じ思いを伝えられるか、を考えてみましょう。

日本語は細かなニュアンスを伝えるために多彩な言葉がありますから、ピッタリくる言葉を見つけることはできるはずです。

気持ちを曖昧にせず、ハッキリ伝わる言葉を選べるようになりましょう。

溜め込みすぎて爆発しないために

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最近イライラしやすい状態にあるなぁと感じています。

なぜなら、心の中にマイナスが沢山たまっているからです。

なかなか解決しない不安な出来事がって、その事が心の中の許容範囲を大きく埋め尽くしているからです。

原因を取り除き、心の中を軽くしないと今の状態を改善することはできませんが、今しばらく時間がかかりそうです。

こんな時は余力がないため、怒りの処理能力も落ちるし、些細なことにも怒りを感じやすい状態になっているのが自分でもわかります。

何が原因か? がわかっているって、とても大事なことで、原因がわかっていればどうすれば取り除けるかも考えられるのですが、わからないままだと対処のしようがありません。

とはいえ、実際のところ、心の余裕がない状態になっていたり、精神的、肉体的に弱っていることに気付かないままの人も多かったりしますよね。

こうい時って、感情のコントロールが難しい時なので、普段以上に注意が必要です。

不安を感じている、疲れが溜まっている、忙しくてあせっているなど、どんなマイナスが生じているのか? がわかっていれば、自分でも対処できるのです。

イライラしやすいなぁと感じた時は、自分がどんなマイナスを受けているか? に目を向けてみてください。

そして、何があるかに気付いてください。

そうすることで、溜まっているものを抜くこともしやすくなります。

気持ちの余裕が無くなる前にどうすれば抜くことが出来るかを考えることを習慣づけておけば、マイナスが溜まりすぎることを防ぐことができます。
溜め込みすぎて爆発しないように。

いつも、気持ちが軽くいられるように努めていきたいですね。

イライラするものから離れる選択も大事

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列に並ぶことにストレスを感じますか?

私はアンガーマネジメントを学んでからあまり気にならなくなりましたが、それでもイラッ! とすることがたまにあります。

それはどういう時かと言うと、想定外に時間がかかる人がいる時です。

今日はそんなイラッ! とする人のいる列に並ぶ機会が2回もありました。


一回目はコンビニのレジでした。

たくさんの商品をカゴに入れた方がレジにいました。

とっくにレジ打ちは終わっているのですが、まだ財布を出していません。

ようやく財布を出したかと思うと更には、全部小銭で支払おうと一円玉から順番に、何枚も何枚も出しているのです。

これは時間がかかるなぁと見ていたのですが、何分かかっていたでしょうか、ようやくレジが終わったかと思えば購入した品物をマイバッグに入れるのにまたまた時間がかかっています。

こんな時に限ってレジは一人しかおらず、結構な時間待たされたのでした。

その後、バイクのガソリンを入れに行ったのですが、ここも長蛇の列。

それは仕方ないと思っていましたが、私の並んだ列の車が大型のミニバン。

満タン入れるのにも時間がかかります。
これはどうしようも無いけれど、入れ終わってから車を発車させるまで、何をしているの? と思うくらい時間がかかっていて、いつまで経っても乗り込まないのです。

こういう、何してるの? と思うような余計な時間がかかる人が列にいるととてもイライラします。

更にイライラが増すもうひとつの理由として、今日の2回とも私の用事がすぐ済むものだったというのもありました。

コンビニではコーヒー一杯飲むだけ、ガソリンもバイクなので少量のためすぐ済むものでした。

私の用事にかかる時間は短いのに、かなり余分な時間を待たされたのでした。

こういう時はやはりイライラしてしまいがちです。

想定していた時間以上に待たされるようなことが起きる、しかもそれがなぜなのかが理解できない理由だった、というのがイライラの原因です。

わからないままに足止めを食らってしまうことが私のイライラの原因の一つなんだということがよくわかりました。

イライラを感じることが目の前にあるとき、並ぶのやめて列から離れるのも上手な対処法です。

今回はできませんでしたが、今でなければ困らない時なら、レジには並ばず別のコンビニに行くことを選択しました。

わざわざイライラを我慢しながらやらなくてもよいことなら一旦手放す、後回しにする、そんな選択もできるようになると良いですよ。

ご飯屋さんにて

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仕事帰りに晩飯を食べに寄った店での出来事です。

店内はお客さんは私と同時に入店された方と私の2人だけでした。

たまたま同じものをほぼ同時に注文したのです。

もう一人のお客さんのところにはしばらくしたら食事が提供されましたが、私のところには何も出てきません。

厨房が見えていたのですが、焼いている様子もなくて、でもさすがに忘れられてしまうような状態じゃないからなんだろう? と思って待っていたのです。

すると、バイトの女の子が突然慌てて作り始めました。

あれ? もしかして忘れてた?(笑)

「お待たせしてしまい申し訳ありませんでした!」と女の子。

全然急いでいなかったし、のんびり待っていたのでなんとも思わずにいたのですが、さすがに悪いと思ったのか、赤だしがサービスで出てきました。

帰りに、「今度は早く作るので、是非また来てください!」と元気に言ってくれたので、腹立つどころかまた来るよ、と笑って店を出ました。

店員さんは皆何度も謝ってくださいましたが、私は全然気にならなくて、むしろ赤だしラッキーと思ったくらいでした。

こんなふうに思えるのも、アンガーマネジメントのおかげだと思います。

以前なら「いつまで待たせるの?」とか言ってたと思いますが、こういうこともあるよと受け止められるようになったのも成長の証ですね。

出来事をどう捉えるかによって感情は変わります。

待たされて不愉快だ、と捉えたら怒りが生まれていたけれど、2人しか客がいないのに忘れるなんて、本当かな? 本当だったらこんな面白いこと無いよな、どうなるかこのまま見ていよう、と思ったら楽しい時間でした。

バイトの女の子の最後の返しが気持ちよくて、また絶対行きます(笑)

こんなふうに、些細なことでも上手く処理できればイライラしなくて済むのです。

捉え方は自分次第で怒りにも笑いにもなるのです。

せっかくなら、笑えた方がいいですよね。

アンガーマネジメントに出会って5年が経ちました

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今日は私の人生が変わった日です。

2017/2/25土曜日

職場の休日研修があり、メインの講師の先生が時間が余るからということで組み込んでくださったのがアンガーマネジメントでした。

集められたのは45歳の中堅社員80人。

事前に渡されたレジメに書いてあった「アンガーマネジメント」の文字を見て、部下を怒りすぎて辞めさせないようにという注意を受けるのだろうな、と思っておりましたところ、全く違うものでした。

怒りをよく知り、どう対処すれば良いか、という入門講座の内容を含む講義でした。

当時の私は毎日イライラしていて、職場でも家庭でも、怒りを我慢することにしんどさを感じながら耐えていたような状態でした。

こんな説教を受けたってどうにもならないわ、と思いながらその場にいました。

ところが、講義が始まってみると、あれあれ? なんか思っているのと全然違うぞ? と感じて、瞬きするのももったいないと思うくらいに講師の先生のひとことひとことに聴き入っている私がいました。

私がなぜ怒りを抑えられないのか?
その奥にある気持ちを伝える事が出来ていないままに、わかって欲しいと望んでいるからだということがわかりました。

自分の感情にいかに無責任だったかも気付くことができました。

大切な人にほど強く当たってしまう理由もわかりました。


私がしてきたことは全部間違っていた、やり方を知らなかったことでたくさんの人に嫌な思いをさせてしまっていた、ということを目の前に突き付けられました。

そして、アンガーマネジメントを学べば、本当に生き方が変わる、人生が変わると確認しました。

帰りに本を買い、講師の先生のFacebookを探して連絡しました。

自分自身のために学びたい、そして合気道の道場に来ている子どもたちにも教えてあげたい、そな気持ちをいっぱい伝えました。

ひとつの学びに、あれほど感動し心動かされたことはありませんでした。

そして、すぐに説明会を聞きに行き、資格を取得しました。


病気に、「寛解」という言葉があります。

完治はしないけれど、5年経てば治ったのと同じように捉えましょう、という考えです。

今日で5年、アンガーマネジメントを知ったあの日から5年を迎えました。

まだまだ怒りを感じるけれど、それでも上手に対処できることが増えました。

もう以前みたいに簡単にキレたり暴言を吐いたりものに当たったりしなくなりました。

完璧ではないけれど、怒りと上手に付き合える人になったと思います。

この5年間、一日たりともアンガーマネジメントを忘れることなく真っ直ぐに向き合ってきたと思っています。

おかげで、ずいぶん楽に生きられるようになりました。

これからも、自分自身のために、そして私と同じように怒りで苦しんできた人のために、心を込めて精一杯、私の言葉でアンガーマネジメントを伝えていきたいと思います。

5年間、本当にあっという間でした。
そう感じるくらい、私にはアンガーマネジメントと向き合っている時間が心地よい時間なんだ、ということです。

もっともっと心地よい時間になるよう、更に磨いていきます。
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