かっきーのアンガーマネジメントブログ : 2020年06月

かっきーのアンガーマネジメントブログ

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会認定アンガーマネジメントファシリテーターの垣尾成利です。 日々感じる怒りの感情。どんなふうに対処すればイライラせずに済むか、自分自身の経験を書いていきます。

2020年06月

ラッキーの呼び掛けを聞き逃さない

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今朝は雨、電車もよく混んでいます。

次の駅で、たまたま目の前の座席が空きました。

ラッキー♪♪

ひとつずれていたら座れませんでした。


こんな、ちょっとしたラッキーが1日を変えていきます。

一日中雨だけど、朝は小降りだった、ラッキー☆

雨で遅れていて乗れないはずの電車に乗れた、ラッキー☆

そんな、小さな出来事からラッキーを見つけ出せるようになると、一日が楽しく穏やかに過ごせます。

しかし、悪いところばかり探してしまうと、せっかくラッキーが目の前にあっても見えなくなってしまいます。

なぜなら、怒りの感情の方が強いからです。

喜怒哀楽、とれも同じてすが、怒りの持つパワーは大きくて扱いづらいので、怒りに振り回される生き方をしていると他の感情に気付きにくくなるのです。

怒りが、大きな音をたてている傍で囁くようにラッキーが呼び掛けても、注意して聞かないと聞こえないのです。

普段から、小さな幸せの呼び掛ける声が聞こえているんじゃないかな? と耳を傾けるようにしていれば、聞こえてきます。

そして、ラッキーの呼び掛けが聞こえるようになれば、怒りが放つうるさい音は聞こえなくなっていきます。

今も、すぐ傍で聞こえているかもしれません。

小さなラッキーの呼び掛けを聞き逃さないでくださいね。


誰も見ていなくても

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今日は代休で、日中に歩きに出ていました。

小学校の横を歩いていると、下校時間だったためたくさんの小学生が歩いていました。

その中に、とても言葉遣いの悪い女の子がいまして、聞こえてくる話し声がとても嫌なものでした。

「おまえ!なにやっとんねん!」

「違うわ、アホか!」

文字にすると関西弁的には普通の言葉です。

しかし、聞こえてきた言葉は嫌な気分になるものでした。

一体どんな子が話してるんだろう?

気になって見てみたら、見た目は普通のおとなしそうな女の子でした。

この子があんな話し方をするのかぁ……

見た目とイメージとが、余りにも違いすぎたので驚きました。

それでも、友達同士の会話なので、相手の子は至って普通に受け止めていたので、きっと、悪気もなければその言葉に毒も無いのでしょう。

しかしながら、無関係だからこそ、嫌なものとして聞こえてきたのです。

会話は、どこで誰が聞いているかわかりません。

誰も居ないからと、赤信号を無視するようなことをしていると、ついうっかり出た素の状態の態度で評価を落としてしまいます。

人が見ているから、ではなく、自分の責任で常に恥ずかしくない行動をしよう、という意識で行動できていれば、誰からも悪く思われることはありません。

意外と人は見ています。

そして、そういう人は注意をしてくれません。

自分の行動や言動は誰かに怒りを与えていないか? を考える癖付けをしていきたいですね。

かもかもかも?

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私の声は届きにくいようで、マスクをしていると聞こえないことがあるようだと気づく出来事がありました。

普通に聞こえているであろう声で話しているつもりが、無視されることが良くあるのです。

伝えているに返事をしないなんて気分悪いなぁ!

と、相手の態度に腹を立てていたのですが、先日、すぐ近くにいる相手に頼み事をしたら見事に知らん顔されました。

無視はあり得ない状況でのことだったので、もう一度同じことを伝えてみたら、全く聞こえていなかったことがわかりました。

モスキート音、という周波数の異なる音を鳴らしたときに、耳の劣化により聞こえない音域があると、周りには聞こえている音が聞こえない、ということが起こる、そんな実験を見たことがあると思います。

聞こえない音もあるし、届いているつもりでも届いていない音もあるのです。

私は聞こえているだろう、と思って疑わなかったけれど、実は聞こえていなかったんだ、という事実を実際に体験して、思い込みで腹を立てていたことに気付きました。

聞こえてないかも?
なにか考え事をしていて気付いていないのかも?
体調が悪いのかも?

相手の態度にムッ!としたとき、「かもしれない」を考えて鴨の親子の行列を思い浮かべてみてください。

親切か、お節介か

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山歩きをすると、迷わないように分かれ道には道標が立ててあります。

知らないところを歩いているときは、この道標があることが大変心強く感じます。

この道標は、優しくそっと見守るように、静かにそこに立っていて、必要な人には心強いものになりますが、必要のない人の邪魔はしません。


親切なのか、お節介なのか


他人の行動や言動に関わるとき、どこまで関わって良いものか? と迷うときってありますよね。

ここまで言ったら言い過ぎなのかなぁ、これは余計なことだったのかなぁ……

伝えるだけ伝えてみて、相手の反応によっては、モヤモヤしてしまうこともあります。

必要な人が、必要なときに、頼ってこれるように、を関わり方のひとつの目安に考えてみれば、関わりすぎることは減らせるのかな、とも思うのですが、実にこれが難しいですよね。

どうでもいい人ならば看過できることでも、近しい人だからこそついつい深く立ち入ってしまい、その結果余計なお節介だと言われることもよくあります。

関わり方の距離感を、相手との関係性で変えてしまうことは、悪いことではないと思いますが、その結果モヤモヤしてしまうなら、道標のように誰からも見えるところにいて、必要なときに役に立てる方が良さそうです。


迷わないための、先回りの親切が、余計なお節介になってしまうこともあります。


そこにいてくれる安心感、必要なときには頼れる心強さを備えて準備万端で待機している、控えめな関わり方もできるようにしておくと良いですね。

見た目怖い先輩と話してみたら大違い

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もうずいぶん前の話です。

職場にコワモテの先輩が転勤してきました。

その先輩は見た目も怖いし、眼光鋭く話し方も大声で高圧的な印象でした。

仕事を頼まれるときも、何か失敗したら、言われた通りにやらなかったら、怒鳴られるんじゃないか、といつも過度に緊張しながら仕事をしていました。

課が違うこともあり、関わる機会も少なくて、個人的な雑談をするでもないので、どういう人かわからなかったのでした。

数ヵ月経ち、飲み会が行われたときに、思いきって言ってみたのです。

「○○さんはなんでいつも不機嫌なんですか? いつ怒られるかとドキドキしてしまいます」

怖いから仕事がしにくいですよ、と伝えてみたのです。

すると、「え? 俺、怖がらせてしまってるんか? それはすまんかった。 不機嫌でもなんでもなくて、まだ転勤してきたところでよくわからんこともたくさんあって緊張してるねん。 見た目は怖いのは自覚してるけど、不機嫌でもなんでもないし、全然!そんなつもりなんて無いんやで。 俺も怖い言われんように気を付けるわ。 またやってたら、遠慮なく注意してくれるか、楽しくやれな仕事楽しくないからな」

あれれ。。。

思ったことを伝えてみたら、思わぬ返事が返ってきたのでした。

それ以降、先輩とは普通にワイワイ話せるようになり、20年近く経った今でも良い関係が続いています。

見た目で、怖い人に違いない、機嫌を損ねたら大変そうだ、注意しなきゃ。

私が一方的に感じた印象と、実際は真逆でした。

思い込みがそう感じさせていたのでした。

やりにくそうと感じて距離を取ったままだったら、良い関係は築けなかったと思います。

また、先輩の立場になったときも、自分の話し方や態度、外見から人に与える印象はどうか? を客観的に見て、気になるところは改善することも、悪い印象を与えないためには必要です。

どちらの立場になることもありますから、一方的な印象を持たないこと、悪い印象を与えないこと、両方意識しておきたいですね。
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