かっきーのアンガーマネジメントブログ : 2019年02月

かっきーのアンガーマネジメントブログ

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会認定アンガーマネジメントファシリテーターの垣尾成利です。 日々感じる怒りの感情。どんなふうに対処すればイライラせずに済むか、自分自身の経験を書いていきます。

2019年02月

頼んでイライラ、任せてイライラしないために

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これやっといて。

この仕事お願いね。

これ頼むわ、出来たら机に置いといてな


仕事やそれ以外でも誰かに何かを頼むときにこんな言葉で頼み事をすることは多いと思います。

しかし、この頼み方にはイライラが生まれる間違いがあります。


わかりますか?


それは、

期限を示していない

ことです。


許容範囲を伝えていないことがマズイのです。

・簡単なことだからすぐできるだろう
・朝イチに頼んだんだから昼までには仕上がるだろう
・会議は16:00からだから、遅くても1時間前には完成させて持って来るだろう
・会社に行く前に買ってきてと頼んでおいたのだから、帰ったら買ってあるだろう

こんなふうに思っていたのに、全く期待はずれで、まだできてないの?いつまでかかってるの?なんでまだ取りかかってもいないの?いつやるつもりだったの?とイラッ!としたことがあると思います。


頼むときに、いつまでに、と伝えていたらこんなことは起こらないですね。


期限を示さなかったことによるイライラは、身近な、親しい間柄の人との間ほど起こりがちです。

なぜなら、言わなくてもわかるだろうと思ってしまうからです。

たしかに、言わなくても察してもらえる機会は多いかも知れませんが、いつもいつもとは限りません。


頼むときに、
・何時までに、を具体的に伝える

・できないときは対処できる余裕のあるうちに報告してもらう

・相手の予定も考慮した期限を示す


といったことをして、相手に配慮しながら時間の主導権を握っておくことが大事ですね。

期限を示さない依頼は、相手に時間の主導権を渡すことになります。

頼んでイライラ、任せてイライラしないために、時間の主導権を手放さない伝え方をしましょう

世の中には勝ち負けでは測れないものがたくさんある

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ものごとを勝った負けたで判断していると、余計な怒りを生みます。

世の中には勝負け基準では測れないものがたくさんあります。

他にも、○か×か、高いか安いか、良いか悪いかなど、ものごとをどちらかに分ける考え方は怒りに繋がります。


日本アンガーマネジメント協会でも問題意識をもって撲滅に積極的に取り組んでいる「煽り運転」は勝ち負けを基準として不必要な怒りを生む事例です。


事実は、車の速度が違って速く走る車が勝手に追い抜いていっただけ、です。

しかし、この事実に「追い抜かれた、負けた、バカにされた」と自分勝手な思い込みで負けたと考えたことで怒りが生まれ、勝つために追いかける、ということが起こります。


同じような考え方で負けたと感じて怒りを感じる場面は日常あちこちにありますね。

・同じものを人より高く買ってしまった

・買った翌日から値下がりした

・自転車で追い抜かれて前に入られた

・急いでないのに目の前で電車が出てしまい乗れなかった

・座ろうと思ったシートを他の人に取られてしまった

・同僚が昇格した

・並んでいる目の前を人が横切った

・マクドで並んでいたら次の人のポテトは揚げ立てだった


どうですか、こういったことでイラッ!ムカッ!としたことはありませんか?

こんなことも勝ち負けを意識した結果生まれた怒りです。

生まれる仕組みは煽り運転と何ら変わらないものですね。



勝ち負けを考えるとき、常に誰かを比較にしていると思います。

あの人に勝った負けた、という基準です。


でも、すべてにおいて勝ち負けを基準とする必要って無いですよね?


まあいいか、タイミング悪かったな、残念だったけど仕方ないな、別に競う必要なんてないよな、どうでもいいよな、そんなふうに思えることもたくさんあるはずです。


白黒思考は勝ちか負けかに分ける考え方になるため、まあいいか、の領域が狭くなります。

でも、世の中には「まぁいいか」でいいことも多いですし、自分でこの領域を増やすことができたら、負けたと感じて怒りを生むことは減らせるのです。


なんでも勝たなきゃ気が済まない人もいるでしょうが、どうでもいいこと、負けたと感じているだけで負けでもなんでもないことにまで勝ち負けを当てはめるのをやめてみませんか?


人は人、私は私。


私は、誰かに勝つのではなく、自分に負けなければ、それでいいと思います。


イライラを手放すためにやったこと

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目の前を同じ速さで歩くおじいさんがいます。

というか、微妙に速くて抜けないのです(汗)

しかたなく・・・2メートルくらい後ろをずっと歩くことになってしまいました。

こういうとき、なんだか気まずくて。

もう・・・もっと速く行くか遅くなるか、どうにかしてくれよ!!

と念を送っておりました。


しかしながら、そんな思いが通じることもなく、ぴったり歩く私はある意味変質者。

これがうら若き女性ならアウトです。


小さなイライラが溜まり始めたので、歩くのをやめてこのブログを書いてます。

写真の右隅っこに小さく写るおじいさんがその人です。


私、急いでいません。

川岸のポカポカした日だまりに足を止めて、お日さまいっぱい浴びながら、心地よい春を感じる風に吹かれています♪♪♪

ああ♪♪♪気持ちいい(* ̄∇ ̄*)

この、立ち止まる行為もアンガーマネジメントですよ♪♪♪

早く行け~!!
抜かせろ~!!

と思っても相手には伝わりません。

私にはどうしようもないことです。

私が求めていることは、おじいさんと離れたい、でした。

なら、立ち止まればいいじゃないですか。

止まることは敗けでもなんでもありません。

こうして書いているうちに、おじいさんはもうどこかへ行ってしまいました。


立ち止まったお陰で、春を感じる穏やかな時間も味わえました♪♪♪

相手になにかを求めてイライラするよりも、自分にできることをさっさと選ぶ。

やったことはそれだけですが、勝った負けたと思ってしまうとなかなか止まれなかったりもするものです。

自分にとって楽なものを選ぶ、そうすることでイライラが手放せたらそれでいいですよね♪♪♪

今日から3年目☆

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アンガーマネジメントに出会って今日から3年目が始まります。


アンガーマネジメントをお伝えするときに気を付けないといけない、強く意識しないといけない、と思っていることがあります。

少し誤解を与えてしまうかもしれませんが、講座の時間は知識を伝えるだけの場ではないということです。

私のアンガーマネジメントは、私の言葉で思いを伝える場でなくてはいけないと思っています。

そこに立っているのが私でないといけないのです。

だからといって、我流になってはいけない。正しい知識を正しくお伝えすることを忘れてはいけない。

その上で私の言葉でお伝えすることが大事なのです。


知識だけなら、たくさん出ている書籍からもっと安い値段で得ることができます。

いつでもどこでも、好きなときに何度でも読み直すことができます。


講座はその場限り。ライブです。

ライブでお伝えするからこそ、書籍にはないものがある、だからこそ価値があると思っています。



アンガーマネジメントの一番の基礎は「入門講座」です。

入門講座の内容はどこで聴いていただいても構成は変わりません。

同じテキストを使ってお伝えするのがルールなのです。

でも、お伝えするファシリテーターによって味付けは様々です。


ファシリテーターひとりひとりのアンガーマネジメントへの思いや、自身の怒りの経験や得てきた事例などによって、講座の内容には大きな差が出たりもします。


同じ具材を使って料理を作っても味に違いが出ますよね。
それと同じです。

作るなら美味しい!と言ってもらいたい。


私の講座を選んでくださった方が、今日来て良かった、垣尾さんで良かった、そう言ってくださるのが最高の誉め言葉です。

怒りに関することなら、どんな具材も美味しく調理できるぞ、と自信を持って言えるように、技を磨き続けるアンガーマネジメントファシリテーターでありたいと思います。

アンガーマネジメントに出会って2年が経ちました

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今日はアンガーマネジメントに出会った記念日です。

2017/2/25、アンガーマネジメントという言葉を初めて知りました。

すぐに資格を取り、毎日24時間ずっと、アンガーマネジメントファシリテーターとして自分の怒りの感情と向き合っています。


あれから2年が経ち、たくさんの仲間と共に活動し、怒りに振り回されない毎日を送ることができています。

本当に私の人生は大きく大きく変わりました。

あの日、偶然出会ったアンガーマネジメントのおかげで毎日がこんなにも素晴らしい時間に変わるなんて思ってもみませんでした。

ご縁って大切ですね。

私にアンガーマネジメントを教えてくださった師匠とは今も仲良く共に励んでおります。

いつも私の前を明るく照らしてくださる師匠の存在はとても心強く、いつもあたたかく接してくださいます。

この世界に連れてきてくださって本当にありがとうございます。
感謝の気持ちでいっぱいです。


この恩返しは受講者さんに。


講座で出会う受講者さんは、アンガーマネジメントを学ぶ前の私だと思っています。

怒りに振り回されてしんどかった頃の私ですが、アンガーマネジメントとのご縁で大きな変化を実感することができました。

私の講座を受けてくださった受講者さんにはきっと穏やかであたたかい毎日がやって来る。

そう信じて、これからも心を込めてアンガーマネジメントをお伝えしていきます。

これからもよろしくお願いいたします。

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