かっきーのアンガーマネジメントブログ : 2018年11月

かっきーのアンガーマネジメントブログ

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会認定アンガーマネジメントファシリテーターの垣尾成利です。 日々感じる怒りの感情。どんなふうに対処すればイライラせずに済むか、自分自身の経験を書いていきます。

2018年11月

新大阪~東京、こだまで4時間♪

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移動時間は短いほど良いですか?

新大阪~東京に新幹線で四時間、どうでしょう?
受け入れられますか?

のぞみなら2時間半くらいで行けます。

そこを敢えて4時間です。

こだまグリーン、通常より2500円くらい安いのです。

いくら安くてもそんなに時間かかるのは嫌だわ、という声が圧倒的だと思います。

実際、東京まで乗る人なんてほとんどいません。

目的地には早く行くべき、と思っていると、まず選ばない手段です。

でも、この時間に何かをやる、と思うと、グリーン車のゆったりした車内環境は極上の空間に変わります。

ゆっくりと寝て、のんびりと本を読み、車窓の景色を楽しむ。

のぞみならすっ飛ばしていく景色も、全部の駅に停まるから、のぞみでは見えない景色も楽しめたりします♪


流れていく景色の遅さは喉かで心地よく、私自身の気持ちものんびりしました。


普段、時間との戦いばかりで、のんびりすることが少ないなぁと感じているなら、たまにはこんな時間の使い方もありだと思います。

移動に時間がかかることを良くないことだと思ってしまうと、こだまなんて選べませんが、この時間に価値あり、と思えたら心地よい時間になります。

時間がかかることも受け止め方次第で良くも悪くもなり、イライラしたりゆっくりできたりします。

どうせなら良い受け止め方ができるようにしたいですね。


明日は日本アンガーマネジメント協会のカンファレンス、全国からたくさんの仲間が集まります。

楽しんできたいと思います。

横断歩道で

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信号のない横断歩道を渡ろうとしているときに、実に90%以上の車が停まらないそうです。

少し古い記事ですがJAFのサイトにもその話が出ています。

2017年度の調査でも一旦停止した車両は10%に満たないという結果です。


私の住んでいる地域でも同じで、渡りたいのに停まってくれず、車がいなくなるまで待つことがほとんどです。


歩行者がいても停まらないのが当たり前、になっていますが・・・


これ違反ですから!!


歩行者優先、です。


私自身も信号のない横断歩道で車が停まってくれた経験はほとんどないので、自分の身を守るために、車がいなくなるまで待ってから渡っています。

でも、歩行者優先、車は停まるべきなので、都度ムカッ!とします。

だからと言って、通り過ぎる車に怒鳴ったりはしません。

違反だから許したくはないのですが、どこの誰だかわからないのに大声上げて怒鳴ってまで伝える必要はない、自分が安全に渡ればいい、と思っています。

運転する立場の時には、歩行者がいれば必ず停まるようにして、ルールを守ることを意識しています。


同じように、ルール、マナーに反する場面で自分がどう行動するか、を考える機会は多いです。

伝えなければならない相手だったら、言葉を選んで必要なことを伝えればいいし、言っても仕方のない相手なら、言わないことを選ぶ、どちらも選択できた方がいいのです。


正義感に燃えて誰にでも注意するのもありですが、言っても伝わらない人もいます。

許せない!と思うことでも、伝えることが大事なのか、伝えなくてもいい、ほっておこう、と何もしないことを選ぶ方が大事なのか、を自分で選べるようになれば、感じたイライラはコントロールできます。

目的は停まらない車に怒りをぶつけることではなく、安全に渡ることです。


ほとんどの車は停まりませんが、いちいち腹を立てるのではなく、安全に渡ることを一番に考えて渡る、自分が運転する時は停まって歩行者が渡るのを待てるようになる。


そんな行動を落ち着いた気持ちで自然にできるようにしたいですね。

言葉を選んで気持ちを届ける

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「なにやってるねん!」、「うるさいわ!」、「迷惑やで!」
人に注意するとき、我慢して我慢して、やっぱり注意しようと思って行動に出た頃には怒りが膨らんでしまっていて相手を責める口調で怒鳴り付けてしまったことはありませんか?

アンガーマネジメントを学び、反射的に怒りをぶつけないように待つ、とわかっていても、いざ伝える段階になると相手を責める口調になってしまう。
そんな人もいます。

これって、反射的に言わないように待つ、と言いながら、待ってるつもりが怒りを膨らませてしまっているんです。

アンガーマネジメントでは6秒待てば冷静な判断ができるようになる、と学びますが、待っている時間にやりたいことは冷静さを取り戻すことで我慢することではありません。

伝える必要があるな、と思ったことは、我慢せずに伝えれば良いのですが、この時に冷静さを取り戻せているか、確認してくださいね。

そして、伝える時も相手を責める言葉を使わないことも大切です。

うるさい!と強く突きつけるよりも、静かにしていただけますか、とそっと言葉を届けた方が相手も受け止めやすいと思います。

同じことを伝えるにしても、言葉を選んで届けることを考えてみてください。


言葉が変われば、行動も変わります。


目的は怒ることではなく、伝えること。

どんな言葉で伝えたら上手く届くかな?を考えながら、思った通りが伝えられるようになりましょう。

小さなハッピーに気付こう♪

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今日は朝から一日、何もイラッ!とすることがない一日でした♪♪♪

それだけで今日はハッピーな一日です
私は怒りの頻度が高い傾向にあるので、小さな事にもイライラを感じることが多いです。

用事で大阪に出たのですが、電車のドアが開き、降りる人がまだいるのに乗ろうとする人を見たり、混雑した車内から降りるために前にいる人を突き飛ばしたり、隣に座った人の衣服が私にかかってきたり、といったことがありましたが、どれも、いちいち気にする必要はない、と捉えることができ、イラッ!とすることなくその状況を見ることができていました。

前なら、睨んだり文句を言ったりしていただろうな、という場面も特段何も反応することなく通りすぎることができるようになったのも、アンガーマネジメントの学びを深めたお陰だと感じています。

感じた怒りを書くのは「アンガーログ」ですが、よかったことを書く「ハッピーログ」というのもあるのです。

いつも怒りにばかり目を向けているとしんどくなります。

怒りを感じるのと同様に、喜びや嬉しさを感じることも日常にたくさんあるんだ、と 気付くためにも、ハッピーログも書いてみてください。

小さなハッピーに気付けるようになると、イライラも減りますよ♪

できないことは悪いこと?

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合気道の道場に来るこどもたちは毎回稽古の最後に、走ったり、跳んだり、転がったり少し頭を使いながら体を動かすことをやったりします。

これは、「キッズコーディネーショントレーニング」という、遊びを通じて楽しみながら運動能力を高める、という考え方のもとに取り組んでいることです。

詳しくはこちらをご覧ください

この時間にはいろんなことをやります。
少し難しい体の動かし方をみんなでやってみたりするのですが、大事なことは、「できないことは悪いことではない」という考えで取り組むことです。

これをできるまでやりなさい、ではなく、まずやってみよう!うわ!難しいなぁ(笑)全然できないやん(笑)なんやそれ、めちゃくちゃやんか(笑)

と、できないことを否定しない、みんなで楽しみながら取り組むのです。

70%くらいできていたらOK♪さっさと次のことをやります。
できなくても全然構わないよ、難しかったけど面白かったなぁ、何回もやってるうちにできるようになるよ。

できないことを責めるのではなく、できないことを楽しみながらどうやったらできるかな?を少しずつ考えて積み上げていきます。

ここまでやりなさい、と、基準を決めると、できないことは悪いことになります。

何でできないの?と責められたり、できない自分はダメなんだ、悪いんだ、劣ってるんだ、と自分を責めてしまったり、という事にも繋がってしまいます。

できないことは悪いこと、と思ってしまうと、そこには怒りが生まれます。

できなくても構わない、それでいいんだよ、と思えば、できないこともみんなで楽しめるのです。

できないこと、にどんな意味付けをするか、で受け止め方は変わります。

このキッズコーディネーショントレーニングはアンガーマネジメントに出会う前から取り組んでいることですが、やっていることの中にアンガーマネジメントでやっていることが重なります。

できないことは悪いことじゃない、って誰も否定しないので、ひとりひとり、みんなが笑いながら頑張る、そんな時間になっています(^-^)

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