RAKUS Developers Blog | ラクス エンジニアブログ

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株式会社ラクスのITエンジニアによる技術ブログです。

ラクスのプロダクトデザイン組織紹介― 顧客価値を高める新たな挑戦

はじめに

ラクスのプロダクトデザイン組織マネージャーの小林です。
私たちの所属する「プロダクトデザイン課」は、お客様の業務課題を解決すべく、全プロダクトのUI/UXデザインを担うチームです。

2025年、プロダクトデザイン課はお客様への価値提供をより一層高めるため、新たな挑戦に踏み出します。
そこで改めて組織紹介も兼ね、ミッション・ビジョン、これまでの歩み、現在取り組んでいること、今後の挑戦についてお話したいと思います。

  • はじめに
  • プロダクトデザイン課のミッション・ビジョン
  • ミッション・ビジョン策定に至る経緯
  • 顧客理解を高めるデザイナーの取り組み
  • 顧客ニーズを踏まえ主体的な提案も増える
  • UI刷新への挑戦
  • 顧客価値を高める今後の取り組み
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「顧客志向のSaaS開発組織」であり続けるための取り組み

はじめに

プロダクトをつくる私たちエンジニアや組織は

「本当に顧客のために開発できているだろうか?」

と、一度は自問したことがあるのではないでしょうか。

事業成長し、組織が大きくなるにつれ、エンジニアと顧客の距離は遠くなりがちです。 かつては直接届いていた「この機能、助かりました」「ここが使いづらい」といった顧客の生の声も届きづらくなります。 複数チームでの分業や、多くのステークホルダーが関わる場合、このように感じる方もいるのではないでしょうか。

こうした環境下では、

 「リリースした機能は、本当に役に立ったのだろうか?」
 「顧客はどんな機能をよく使い、どんな課題に直面しているのだろうか?」
 「この対応の優先度は、本当に正しいのだろうか?」

といった疑問がよぎることもあるのではないでしょうか?

私たちラクスも例外ではありません。
近年、開発メンバーが増え、組織が大きくなる中で、顧客の声がエンジニアに届きづらくなってきました。

しかし、私たちは創業当初から「顧客志向」を徹底して大切にし
開発組織としては
「顧客をカスタマーサクセスに導く圧倒的に使いやすいSaaSを創り提供する」
というミッションを掲げ、「顧客志向」での開発に取り組み続けてきました。

結果としてプロダクトが顧客に支持され、
国内SaaS市場でARR No.1を達成することもできました。

今後も顧客に選ばれ続けるプロダクト開発をするため、
私たち開発組織は「顧客志向」を徹底し大切にしていく事が重要と考えています。

今回は「顧客志向のSaaS開発組織」であり続けるために
私たちがどんな取り組みを行っているのか
その一端を、技術広報からご紹介します。

  • はじめに
  • 開発組織の「顧客志向」を強化する取り組み
    • 管理職全員でのワークショップ
    • 開発組織全メンバー向けワークショップ
    • 顧客理解を深めるための情報を集約
    • 顧客志向表彰
  • 「顧客志向」を日々実践し、これからも徹底
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そのAnsibleコード適用して大丈夫?安全性を高めるAnsible CI環境を紹介します。

インフラ開発部でテックリードを務めております上畑です。

みなさんはAnsibleコードを修正した後に そのAnsibleコードを本番環境へ適用する際、ドキドキしていませんでしょうか?

前回、Ansibleをバージョンアップする記事を執筆し、大量のコード修正が必要になりました。

この記事では、ラクスがどのようにしてAnsibleコードをドキドキせずに本番に適用しているか、その仕組みを紹介します。

目次

  • 目次
  • 1. はじめに
  • 2. DockerによるAnsible自動実行CIシステム
  • 3. その他、CI環境の工夫
    • 3-1. 本番環境Dockerイメージの最新化
    • 3-2. CI実行時のエラー調査
    • 3-3. CI/CDの並列実行を実現するコード化
    • 3-4. 定期Dockerイメージの構築
  • 4. 最後に
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眠っていたAnsibleを叩き起こす! Ansibleバージョンアップ作業まとめ

インフラ開発部でテックリードをしております上畑です。

ラクスで利用しているAnsibleコードについて、Ansibleのバージョンアップを行った内容を記事にしました。 この記事が同じような境遇のどなたかの助力になれば幸いです。

  • 1. 背景
  • 2. Ansibleバージョンアップ
    • 2-1. AnsibleとPythonの関係調査
    • 2-2. 各OSの標準Pythonバージョン一覧調査
    • 2-3. Porting Guideによる仕様変更の確認
    • 2-4. バージョンアップ戦略
    • 2-5. Ansibleコード修正内容
      • [修正対応内容]
        • ansible-2.9.27 to ansible-8.7.0
        • ansible-8.7.0 to ansible-9.12.0
  • 3. コード修正にはAnsible-Lintの自動修正(autofix)機能を使う
    • 3-1. 実行方法
      • オプションの使い方
      • ルール一覧
  • 4. Ansible-Lintバージョンアップ
    • 4-1. Ansible-Lintバージョン推移
    • 4-2. Ansible-Lint各バージョンへの対応
      • v4.7.0 to v5.4.0
        • var_naming
        • unnamed-task
      • v5.4.0 to v6.14.0
        • missing document start "---" (document-start)
        • missing starting space in comment (comments)
        • too few spaces before comment (yaml[comments])
        • deprecated-module
        • name[casing] ※autofix利用可能
        • fqcn[action-core]※autofix利用可能
        • fqcn[action]
        • no-changed-when: Commands should not change things if nothing needs doing.
        • yaml[truthy]: Truthy value should be one of
      • v6.14.0 to v6.22.2
        • var-naming[no-role-prefix]
      • risky-shell-pipe
  • 5. まとめ
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PHP Conference Japan 2024【参加レポート】 #phpcon

はじめに

配配メール開発チームの id:takaram です。

2024年12月22日に、東京・蒲田でPHP Conference Japan 2024が開催されました。

ラクスはブロンズスポンサーとして協賛させていただいたのに加え、エンジニア3名のトークを公募で採択いただき、登壇してきました。

今回はラクスからの参加者によるレポートを紹介させていただきます!

  • はじめに
  • 参加レポート
    • PHPの今とこれから2024
    • PHP RMは何をする?コア開発者と兼任するメリット/裏話
    • 終了の危機にあった15年続くWebサービスを全力で存続させる〜Twilog・Togetter統合の舞台裏〜
    • 見えないメモリを観測する: PHP 8.4 `pg_result_memory_size()` とSQL結果のメモリ管理
    • 20年続くレガシープロダクトに10年携わったエンジニアが思う、システム長期運用のカギ
    • PHPerのための計算量入門
    • 情報漏洩させないための設計
    • PHPConferenceへの参加を後押しするためにしていること
    • どうして手を動かすよりもチーム内のコードレビューを優先するべきなのか
  • ラクスからの登壇セッションのご紹介
    • PHP開発者が挑むDKIM導入:Googleガイドライン対応の実例と学び
    • Rustで作るPHP拡張モジュール:PSR-7ライブラリ編
    • 20年もののレガシープロダクトに0からPHPStanを入れるまで
  • まとめ
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【PostgreSQL】クエリのパフォーマンス改善の記録と「UNNEST」構文の使い方

はじめに

こんにちは、@rs_tukkiです。
この記事は、ラクス Advent Calendar 2024の25日目の記事です。

今回は、開発中に見つけた重いクエリを改善するための記録と、改善のために使用した見慣れない構文の紹介をしようと思います。

  • はじめに
  • 開発中の出来事
  • パフォーマンスチューニング
  • UNNESTとは?
  • チューニング結果
  • まとめ
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新卒エンジニアが取り組んだリファクタリングの記録

目次

  • リファクタリングに着手するまでの経緯
  • 苦労した点や学び
    • 仕様を理解する
    • 既存コードを読み解く
      • ①目的や仮定を持たずに一気に全体を追ってしまう
      • ②コメントに惑わされてしまう
      • ③効果的な作業メモを取らない
    • 適切な命名
      • ①コードリーディング時
      • ②実装時
  • まとめ
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