醤油手帖

醤油手帖

お醤油について書いていきます。 料理漫画に関してはhttp://mumu.hatenablog.comへ。お仕事の依頼とかはkei.sugimuraあっとgmail.comまでお願いします

カイさんのポッドキャスト番組「かいだん」に出演しました

今月のことなんですが、お友達のカイさんのポッドキャスト番組に出演しておりました!

listen.style

3回分あります。

1回あたり30分ほどなんですが、ArtificialなIntelligenceの力によって書き起こされた文字起こしも各ページには記載されているので、今は音声を出せない……という人は、読むだけでも!(ただし、誤変換とかAIの認識ミスとかはいろいろあります)

きっかけは、カイさんが京都に遊びにきて一緒に飲んでいるときでした。

「今度、うちのポッドキャストに出てくださいよ〜」

「いいよ〜」

という二つ返事で出演が決定。

収録をしたというわけです。

一部、音声が遠くなっている場所があると思うんですが、これは単に、こう、話しているときに背中がかゆくなってなんとか椅子の背でごまかそうと体をよじっていたらマイクから遠ざかったというだけのことだったりします。すみません。

番組中でコミケの本の話をしているんですが、正式にこのブログで告知していなかったですね。次のエントリはたぶんそれです!

10月26日に「関西めしけっと」に参加します(新刊あり)

10月26日に、大阪の「マイドーム大阪」で開かれる飲食系同人誌イベント「関西めしけっと」に参加いたします。

meshiket.dojin.com

そして、そのための新刊を作りました! それがこちらです!

『白熱日本酒教室増補改訂版 発売記念 むむ先生の補習講義』です!

A5版24Pモノクロで300円の予定です!

さっき入稿したので、たぶん、たぶんギリギリ受け取って会場に向かえるはずです!!

白熱日本酒教室増補改訂版の発売記念冊子

というわけで、ちょっと内容を説明していきましょう。

タイトルの通り、9月26日に発売された『白熱日本酒教室増補改訂版』の発売を記念して、急遽作成いたしました!

shouyutechou.hatenablog.com

気になる内容ですが、わたくしこと「むむ先生」と、イラスト・漫画を担当してくださったアザミユウコさんに、インタビューをしたという本です。インタビュアーは、漫画版白熱日本酒教室や、うちのサークルの同人誌のデザインをしてくれている地獄のデストロイ子ことデス子さんです。

なんかもう、裏話とかいろいろと盛り込みましたよ!

  • 「白熱日本酒教室」のシリーズやら歴史やら
  • 十年間で日本酒業界はどう変わったと見ているのか
  • 増補改訂版で意識したこととは
  • 漫画版の経験はいきているのか
  • 二人がいま一番飲んでいる日本酒とは何か
  • 没にしたところはあるのか

などなどたくさんお話しました!

あと、おまけとして、増補改訂版のために作成した(編集さんに見せようと作成した)企画書もつけちゃいました。まあ、企画書とか、見て面白いものではないとは思うんですが、この企画書からこの本が出て、あの部分が削られたり、あの部分が増えたりしたのかーなんて楽しんでいただけたらと思います。

一応、通販も少部数予定しております。こちらは決まりましたら告知いたしますね!

コミケに持って行けるかは不明です。持って行けたら持っていくんじゃないかなとは思いますが……そもそもどれだけ1営業日で印刷するときってどのぐらい印刷すればいいのかわからない! という感じです。

関西めしけっとおしながき(暫定)

というわけで、10月26日の関西めしけっとのおしながきですが……

  • むむ先生の補習講義 300円
  • 天然信仰      1500円
  • 毒を喰らわば    1500円
  • わるいはうまい   1500円

の予定です。それぞれの本の詳しい内容は、このエントリ末にリンクを張っておきますね。

あと、新書版の、先日発売された『白熱日本酒教室増補改訂版』のサイン本も持っていきますよ! みなさまよろしくお願いいたします!

 

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「醤油の日の集い」に参加してきました #PR

醤油業界最大のイベント「醤油の日の集い」

令和6年度「醤油の日の集い」に参加してきました!

と、いきなり「醤油の日」と言われてもわからないという人が多いかもしれません。毎年10月1日は「醤油の日」でして。その日の近辺の集まりやすい日に、「醤油の日の集い」というイベントが行われるのです。

全国から醤油醸造家の皆様が集まり、「全国醤油品評会の各賞授賞式」が行われたり、記念講演が行われたり、懇親会で情報交換をするのです。まさに、醤油業界最大のイベントと言っていいでしょう。

そこに参加してきたのです。

いや、まあ、何度も参加しているのですが、今回は「しょうゆ応援隊」という枠で参加してきました! なのでこのエントリには「#PR」とついております。

そう、醤油好きの一般の人も参加できるチャンスがあるんですね。こんな感じで応募することができるのです。

何人の方から「えっ、その枠なんです……?」と言われたりもしたのですが、まあ、そこはそれ!

どんな感じなのかをちょっと書いていきましょう。

と、その前に。

なぜ10月1日が醤油の日なのかを簡単に説明しておきましょう。

「醤油」という漢字を見ると、「酉」という文字が含まれていますよね。これは液体を保存する甕を意味する象形文字だったんです。醤油も液体ですから、保管するには甕がいる。なので、酉の字が含まれているんですね。

そして、「酉」は十二支の「とり」を表す漢字でもあります。

「とり」は十二支で言うと10番目。なので、10番目の月、すなわち10月1日を醤油の日としたのです。ちなみに同じ「酉」が含まれている「酒」の、つまり日本酒の日も10月1日だったりします。

全国醤油品評会の出品醤油大集合

見てください。この写真。圧巻ですよね。

全国醤油品評会で優秀な成績を収めたというか、賞を受賞した醤油を含め、出品した醤油の大集合です! 中には皆さんが見かけたり普段使っている醤油があるかもしれません。

この全国醤油品評会は毎年行われています。

えっ、なんで毎年行うの? と思われるかもしれません。でもとても重要なことなんです。

醤油は、大豆と小麦を発酵させて造ります。そして大豆や小麦は農作物です。農作物である以上、どうしても気象などの影響を受けて、できばえが変わってしまうのですね。ワインなどでは「今年の○○はできが良い」と言ったりしますが、実は醤油でも同じようなことがあるんです。

ただ、毎年同じ商品を買っていても、そんなに違いは感じられないですよね。それはもう、造り手の職人さん達の超絶技巧だったり不断の努力の賜物で、変わらぬ品質に保たれているだけだったりするのです。

そういう事情があるので、違いの分かる達人達がききくらべをして、毎年醤油のできばえをチェックし、特に優れたものを表彰するというのは醤油の品質向上にとって非常に重要なのですね。そこで、毎年全国醤油品評会が行われ、評価されているというわけです。

今年の農林水産大臣賞(一番上の賞)を受賞したのは5点です。

4点が濃口醤油で、1点が白醤油ですね。

これらはきき比べコーナーで味見することもできました!(上の写真は懇親会で使われたものです)

受賞式では各蔵の紹介インタビュー動画が流れ、どういう蔵なのか、どういう思いで醤油を造られているのかも知ることができます。

あ、言い忘れましたが、今回の(今回も)司会は安住紳一郎しょうゆ大使と宇賀神メグアナウンサーです。テレビやラジオでもおなじみの、軽妙洒脱な回しっぷりも堪能できますよ!

第二部には記念講演が

第二部は記念講演です。

「醤油の時代 —江戸から続く日本料理の本質—」

として、近茶流宗家の柳原尚之様による講演が行われました。

写真等は載せちゃ駄目だったと思うので載せられないのですが、これまた非常に興味深い内容で、めちゃめちゃノートをとっていました。

第三部は懇親パーティー

そして第三部は懇親パーティーです!

ロイヤルパークホテルの料理を堪能するだけでなく、農林水産大臣賞を受賞した醤油を使った料理を楽しめます。

これが、なんといいますか、挨拶とかしていたら出遅れまして全部手に入らなかったという……あんなにすぐに売り切れるとは……

これは何とか確保できた、味の司を用いた数の子豆です。

まあ、他の料理もビュッフェ形式でたくさん食べられますので、そちらを堪能させていただきました!

石川・富山応援コーナーも

会で繰り返し言われていたのが、能登半島地震および豪雨での被害です。もちろん、能登半島にもすばらしい醤油がたくさんあります。

一日も早い復興をお祈りいたしております。

 

というわけで、もりだくさんな「醤油の日の集い」。

最後には、農林水産大臣賞受賞醤油の小瓶をお土産でいただけたりもします。興味を持った方は、ぜひ、来年は応募してみてください!

「白熱日本酒教室 増補改訂版」本日発売!

「白熱日本酒教室 増補改訂版」9月26日発売!

本日、発売です!

正確には、取次に入るのが9月25日で、ほとんどの書店に並ぶのが9月26日(木)からという感じなので、9月25日に手に入れた方もおられるかもしれません。ただ、電子書籍とか、大手通販サイトなどでは9月26日からのようなので、9月26日を発売日として告知させていただいております。

改めて、どんな本なの?

10年前の2014年に発売した、「白熱日本酒教室」の増補改訂版です。10年ぐらい前に、初心者のための日本酒本を作ろうという気持ちで白熱日本酒教室は誕生しました。

日本酒の初心者が疑問に思う点はいくつかあると考えています(実際に、いろいろな人から意見を伺ったうえで出した考えです)。

  • 結局、どの日本酒がおいしいの?
  • 度数が高くてたくさん飲めないから、どうせならおいしいのを飲みたい
  • 日本酒ってなんかたくさん名前がついているけれども、どういう意味なの?
  • どういう飲み方をすれば悪酔いしないの?
  • お店で頼むときのマナーとかあるの?
  • というか、どういうふるまいなら上級者に怒られないの?

などなど。

他にもあるでしょうけれども、代表的なのはこのような感じでしょうか。

どうせ飲むのなら(お金を払うのなら)おいしいのを飲みたい。あとは、諸先輩方にふるまいとかで怒られたくない。というのが、一番思うことではないでしょうか。細かい部分とかは二番目なんじゃないかなとも。

どんな趣味でもそうなんですが、「いきすぎたマニアが門戸を狭めてしまい、初心者お断り状態になる」のが、そのジャンルの衰退の第一歩だと考えています。

10年以上前には、実際に自分が経験したこととして、あったんですね。僕が大好きなお酒が、非常にフルーティーで果実味が強いタイプの日本酒だったんです。それを、とある日本酒会で「これが好きなんですよ〜」と話したら、

「ああ、あれ、日本酒じゃないよね。ジュースだよね。ふーん、あれが好きなんだ」

みたいに言われたんです。めちゃめちゃ日本酒を飲んでいて、家にもものすごくたくさん日本酒を保管しているという方から。

はっきり言って、まあ、暴言です。そして、もし自分が初心者だったら、中上級者の方からこんなことを言われたら「自分の飲んでいるお酒は日本酒じゃないんだ……」なんて萎縮してしまい、「好きを好き」と言いにくくなったのではないでしょうか。

それから、10年以上前は、今よりももっと、とある作品達の影響が大きかったといいますか……

「○○の造り方をしているのは本来の意味の日本酒じゃない。大手が金儲けのためにやっていることだ。明日また来てください。本当の日本酒を飲ませてあげますよ」

みたいな感じの台詞を言っていたり言っていなかったりする作品とか、あれやこれやの影響を受けた方が、特定の製法を本当に悪し様に言っていたりしたんです。

でもこれも、自分が好きだと思ったお酒がどんなお酒か調べていたら「本来の意味の日本酒じゃない」と言われていたらショックですよね。

というわけで、趣味の世界なのでこういう要素を否定する、という書き方はやめよう。味わいの好みが個人によって違うのは当たり前なので、どちらかというと、知識を得て選択肢を広げてもらい、自分の好きなお酒を探す手伝いをしよう、ということを重視した本にしました。したつもりです。

この考えで書いたので、10年は読んでも大丈夫な本になったんじゃないかと思っております。もうちょっとミーハー寄りだったら、ネタが風化していたなとも……

挿入する写真を新しく撮りに行きたかったんですが、風邪を引いてしまって新しく撮れていないので過去のと同じのを入れさせていただきます……

じゃあ改訂版は?

では増補改訂版はと言いますと。

さすがに10年経つと、前述のような先鋭的なことを言うマニアの方は減った気がします。過去のあれやこれやの作品も、影響力が大きく落ちたといいますか。休載が長引いたといいますか。さすがに「知識が古い」ということが知れ渡ってきた感があるのです。

そして、醸造技術が本当に進歩していて、まあ、どんな日本酒を飲んでもおいしいことおいしいこと! なので、「これこれは日本酒じゃない」みたいなことを言う人は、本当に減った気がします。

まあ、いないわけではないです。年配の方で、過去の知識にとらわれている方が。そういった人の謝った知識に関しては、このブログでも今年の2月ぐらいに何回か書いていたりするので気になる方は見てみてください(文末に過去記事へのリンクを張ります)。

ただ、そういういいことばかりではありません。

コロナ禍などもあったおかげで、若い人がお酒を飲む機会がめちゃめちゃ減ったのではないでしょうか。

何人かの大学生に聞いてみたところ、集まって家飲みとかはほとんどやらなくなった、と。

そしてお酒に対する態度もだいぶ変わり、「お酒は飲みたい人が飲みたいだけ買ってくる」ものであるという感じになっています。とりあえずビールの缶の6本セットを買ってきて、乾杯はビールでやって……みたいなじゃくって、基本的には自分の飲みたい分だけ自分で買う、みたいなのが家飲みでも多いのではないかと(サンプル数はそんなに多くはないのですが、聞いた範囲ではこうでした)。

どちらかというと、ファミリーレストランカラオケボックスのフリードリンクというか、ドリンクバーのような概念が染みついているので、飲みたいものを飲みたいだけ自分で用意する、となっているんですね。

つまり、新しいお酒に出会う機会が結構減っていっているのではないでしょうか。もちろん、中には好奇心旺盛でどんどん挑戦する人もいますが、全体的には減っていっているのではないかと考えております。

そしてまた、お酒に対する恐怖心……ではないですね。えーっと、酔った醜態を見せる事を恐れる、みたいなのが、一昔前よりも強い気がします。自己責任論が強いといいますか。泥酔したら泥酔した人のせい、みたいなのが強いとも思いました。なので、度数の強いお酒を好まない、と。

そういう時代にどういう日本酒の初心者向きの本を書いていけばいいのか、悩みに悩んで増補改訂版を書いたという次第です。

じゃあ、結構書き直しているの?

書き直しています!

たとえば、「一時間目」。旧版は

一時間目:いま、日本酒が面白い!

に対して、増補改訂版では

一時間目:いま、日本酒が面白い! 日本酒でお酒を覚えよう!

としています。

スタート地点は同じですが、ゴール地点をひとつ増やしてみました。日本酒に関する基礎知識を学べば、他のお酒のこともある程度わかるようになります。それは、日本酒はラベルの情報量が多いためなんですね。なので、若干コストパフォーマンス(?)が良いですよ、というお話にもなっているんです。

その一方で、まったく同じ目次のものもあります。

二時間目:特定名称酒ってなあに?

は、旧版も増補改訂版も同じ目次です。でも、よりわかりやすくするために、法律面の説明を強化したり、たとえ話を加えたりと、だいぶ加筆しています。

その一方で「事実」はまったく動かせないものでもありますので、ほぼ似たような章もあります。そこでも、法律の改正によって変わった部分とかはしっかりと加筆をいたしました。

ただ、加筆をしたといっても、ゴール地点が同じものが含まれているのは間違いありません。前述の一時間目も、ゴールを二つにしたといっても、一つは旧版と同じ結論になっているわけです。そのため、うける印象としては、同じ事を言っている、となるかもしれません。ただ、そこにたどり着くまでに得られる知識は間違いなく増えていますよ、というわけです。

一番多く加筆したのは、間違いなく「日本酒で悪酔いしないためにはどうしたらいいの」という部分です。

旧版が12ページに対して、増補改訂版では20ページを費やしました。

やはり、すべての人にとって一番重要な知識であり、需要が高い部分だと思いますので、より詳細に書かせていただいたというわけです。

あ、そうそう。もっと重要な情報として、よりわかりやすくするために、漫画版の白熱日本酒教室よりコマを引用したりしています!

アザミさんの素敵なイラストを、ふんだんに活かした本になっています。旧版でもアザミさんの漫画がありましたが、今回は漫画部分は全部新たに描き下ろしていただいております!

ぜひ、楽しんでいただけたら幸いです。

というわけで、本屋さんで見かけましたらぜひともよろしくお願いいたします!! 見かけなかったら、注文してみてください!!!

通販情報(検索して出てきたのを随時追記していきます)

Amazon

講談社BOOK倶楽部様

bookclub.kodansha.co.jp

●Rakutenブックス様

books.rakuten.co.jp

ヨドバシカメラ

https://www.yodobashi.com/product/100000009003888434/

e-hon

www.e-hon.ne.jp

タワーレコード

tower.jp

TSUTAYA

store-tsutaya.tsite.jp

●Honya Club様

www.honyaclub.com

 

冒頭でちょっと言っていた過去記事コーナー

 

shouyutechou.hatenablog.com

 

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ビア・ブラボー 2024Autumnで『琥珀の夢で酔いましょう』コラボビール第二弾を出します

前回の、春に行われたビア・ブラボー2024Springでもやりましたが、今回もやります!

琥珀の夢で酔いましょう』コラボビール第二弾!

その名も「白熊の冒険」です!!

beer-bravo.com

今回のコンセプトは「氷を入れてもおいしいコーヒービール」です。

なんといいますか。

前回は作中に出てきて話題になったビールを、我々なりの解釈で新たに造り直していただくという試みをしました。

では今回はどうするか。

前と同じことをやってもいいけど、せっかくだから秋らしいビールにしたいと考えたのです。いい意味で、ビールらしくないというところの軸はぶらさずに、「秋」という要素を考えるとどんなことができるのかということを話し合いました。

ぶっちゃけ、今は9月下旬ですが、めちゃめちゃ暑いじゃないですか。8月に制作していたのですが、そのときから多分9月もきっと暑いだろう、と。なので、秋の味覚は取り入れたいけれども、重厚な味わいのビールよりは、もうちょっと爽やかに寄せたいと考えたのです。暑い中でもぐいぐい飲めるのがいいですよね、と。

 

「果物を入れて爽やかにするのはどうでしょう?」

「アイスコーヒーが好きなんですが、ビールと合わせられませんか?」

「あまりに暑いんだから、氷を入れて飲みたいと思うときがあります」

 

ええい、全部やりましょう!

というわけで、リンゴベースのフルーツビールに、神戸のコーヒー豆店「COZY COFFEE」様にご協力いただいたコーヒー豆を組み合わせ、さらには氷を入れても味が壊れないし、むしろ氷が溶けていくと味が変わるさまを楽しめる、というビールに仕上げていただいたのです!

こちらがCOZY COFFEE様。

cozycoffee.stores.jp

造っていただいたのは、前回のコラボビールと同じく、大阪のAPE BREWING様です。

www.instagram.com

我々としても前回の「白熊の夢」よりも、ちょっと新しい試みが多いかも。というわけで、「白熊の冒険」と名づけました。

そして!

おそらく、たぶんですが、前回大好評だった「白熊の夢」も、今回のビアブラボー2024Autumnのためにもう1タンクだけ、ちょっとレシピを改良して醸造してもらったのが出るはずです!

前回のビールのお話はこちら

shouyutechou.hatenablog.com

前回飲まれた方々も、是非今回のバージョンを飲んでいただけたらと思います。

我々もまだ飲んでいないので楽しみです!

そして。

何やら台風が急カーブを切ってこっちに来るかもという話や、週末のお天気はあまり良くなさそうという話も出ております。みなさま、くれぐれもさまざまなことにお気をつけて、大阪の京橋はビア・ブラボーまで足を運んでいただけたらと思います。9月21〜23日ですよ!

東京ではどうなの?

前回、東京で飲めるかもという話が進行中と言いました。実は、9月の頭にようやく実現し、吉祥寺のP2Bさんで1樽だけつながったのです。

ただ、あっという間に売り切れてしまったようで、ブログに書く隙がなかったという……申し訳ありません。

今回のビールがどうなるのか、当日にAPE BREWINGさんのところで聞いてきます。

単行本の新刊は10月11日発売!

そうそう。大事な告知を忘れていました。

琥珀の夢で酔いましょう』の最新8巻は、10月11日発売予定です! まだ書影は出ていないっぽいですね。こちらもよろしくお願いします!

 

「白熱日本酒教室 増補改訂版」が9月26日発売されます!

「白熱日本酒教室 増補改訂版」が出ます!

9月26日頃に、星海社新書から「白熱日本酒教室 増補改訂版」が発売されます!!

www.seikaisha.co.jp

出版社のページには「9月25日発売 ※発売日はお住まいの地域によって異なります」とありますよね。

これは、ちょっとややこしい出版の事情的なものによるんですが、9月25日というのは「取次に入る日」なんです。この取次から全国の書店さんに発送されて、そこから並ぶというステップを経るため、実質的な発売日は9月26日と考えていただくと良いかと思います。Amazonさんとかも9月26日ですね!

今回は電子書籍版も同時に発売されるようです!

やったー!

紙の本の取次入荷日に合わせているんじゃなくて、店頭に並ぶ日に合わせているみたいですね。というわけで、9月26日が発売日ということで!!

あ、大変申し訳ないんですが、地域によっては、(取次から発送した荷物が届くのが遅れるために)発売日が遅れる可能性があります。詳しくは、最寄りの本屋さんに聞いてみると良いと思います!

それから、昨今のあれやそれやもありまして、初版発行部数がめちゃめちゃ多いというわけではないために、確実に手に入れたい方は本屋さんに問い合わせていただくと、こちらといたしましても大変助かります!!

10年ぶりの大改訂

もともと、「白熱日本酒教室」を書いたときに、「10年ぐらい読んで大丈夫なように作ろう」という意図がありました。

新書って、どのタイミングで読まれるかわからないじゃないですか。発売日に読んで下さる方もいれば、5年後、8年後に読まれる方もいるかもしれません。

そんな、時間が経ってから読んで下さった方が「こう書いてあるから信じていたのに、昔の知識と言われてしまった」となるのはこちらも本位ではありません。なので、もとの本は10年間ぐらいは読んでも、そんなに古い知識ではないようにしよう、汎用性のある、基礎的な部分に力を入れよう、というコンセプトでした。

それが、10年経ってみて改めて読み返してみると、こちらが予想したよりも進化した部分などがあったりして、さすがに情報が古びた部分が一部にあったのは間違いありません。そこで、改訂版を書かせて下さいとお願いしたところ、企画が通ったのでした。

見本誌が届きました!

ちょうど、見本誌が先ほど届いたんですよ。

近所の宅急便の営業所(営業所止めにして着いたらすぐに朝から受け取れるようにしました)に取りに行き、早速写真を撮って参りました!

はい。

「増補改訂版」という文字と、帯も一新されていて「読めば、自分好みの日本酒を選べるようになる!」という文章がありますね。こちらは編集さんにつけてもらいました。ありがとうございます!

え? 気になるのはそこじゃない?

いやまあ、ほら、日本酒の本の宣伝に、日本酒がないのは寂しいじゃないですか。なので午前中から開いている立ち飲み屋さんに駆け込み、撮ってきたという次第です。ここ、本当に美味しいんですよ。あ、お酒は山本本家さんの神聖(伏見のお酒)です。

よだれ鶏、めっちゃおいしい……

それはさておき。

「増補改訂版」とついているということは、どれだけ増えているか、気になりますよね。帯にも「10年ぶり50ページ以上加筆の大増補改訂!!」とあるんですが、本当に書きまくりました。

写真だとうまく伝わらないかもしれません。この、旧版との厚みの違いが。

前回の本が232ページに対して、今回の本が288ページなんです。冗談抜きで50ページ以上の加筆をしているんですね。

今回の企画を進めるにあたって、最初に編集さんに聞いてみました。何ページまで書いていいですか? と。

「そうですね……288ページぐらいまでにおさまると助かります(厚さや価格のバランスで)」

わかりました! 288ページまでOKですね!!!

と、本当に許されるギリギリまで書き込んでしまいました。

というか、加筆だけじゃなくてですね。全体の90%ほどは書き直しているんです。章を見直して削除したり、合体させたり、新しく増やしたり。今の日本酒は本当に技術が進みすぎているというか、10年前に予想したよりも4歩ぐらい先を進んでいるので、書きたいことがたくさん出過ぎてしまったのでした。

というわけで、これからどんどん発売日まで、むしろ発売日以降も、どんな内容か、どういう思いを込めて作ったのかという話を盛り盛り載せていきます。

割とどこでも行きます

書店さんとかで、うちで大々的に売ってあげるから、来てコメントやらサイン書いて! という方。ぜひ、ご連絡いただければ、割と全国どこでもふらふら伺います。行ったことないところでしたら、いけず石とか探せるのが嬉しいんで!

飲食店さんや酒屋さんも応相談ということで!

お気軽に、メール等でお問い合わせください。ちょっと酔っているのは事実ですが、本当になるべく伺います。

お寿司おいしい……

というわけで、9月26日頃発売の、「白熱日本酒教室 増補改訂版」をよろしくお願いします!

通販情報(検索して出てきたのを随時追記していきます)

講談社BOOK倶楽部様

bookclub.kodansha.co.jp

●Rakutenブックス様

books.rakuten.co.jp

ヨドバシカメラ

https://www.yodobashi.com/product/100000009003888434/

e-hon

www.e-hon.ne.jp

タワーレコード

tower.jp

TSUTAYA

store-tsutaya.tsite.jp

●Honya Club様

www.honyaclub.com

TYPE-MOONエースVol.16の「三蔵ちゃんと行く京都サーヴァント巡りプラスワン」をお手伝いしました

2024年8月28日に発売される、『TYPE-MOONエース VOL.16』内の漫画、磨伸映一郎先生の「三蔵ちゃんと行く京都サーヴァント巡りプラスワン」をお手伝いしました!

と、言われてもわからないという方もいると思います。

ちょっと冒頭の1コマを見てもらいましょうか。

(以下、画像は公式のポストと同じものです)

はい。

わからない人はまったくわからないですね!

TYPE-MOONさんのスマートフォン用ゲームFate/Grand Order(通称FGO)』がありまして。ものすごくあれこれを省略して簡単に言いますと、世界各国の偉人を「サーヴァント」として召喚して戦うというゲームです。

世界各国の偉人ですから、当然日本の偉人もいます。

その日本の偉人は、やはり、日本の古都である京都に由来する人がとても多いのです。だったら、その偉人にゆかりのある地「聖地」をみんなで巡ろうではないか。というのが2018年の最初の企画『三蔵ちゃんと行く 京都日本サーヴァント巡り」という漫画だったのです!

そして、2024年にその企画が復活!

『三蔵ちゃんと行く 京都日本サーヴァント巡りプラスワン』

として蘇ったのです。そのお手伝いをしましたよ、というお話なのでした。説明が長い!

この漫画は実録漫画なので、本当に京都の地にみんなで集合して、巡っております。

ただ、そのまま人物を描いたりするとあれなんで、ゲーム内のキャラクターに模しているというわけですね。

磨伸映一郎さんの「藤丸立香」は偉人というわけではなく、ゲームの主人公(自分でつけられるけれども、公式の名前としてある)です。編集のF原さんのマシュというのも、その主人公の相棒的ポジションのキャラクターです。

リアル住職、略してリア住の蝉丸Pさんは三蔵法師になっていますね。はい、偉人です。えっ、女性に見える? いやだなあ。夏目雅子さんとか深津絵里さんとか、日本では三蔵法師といえば女性が演じるものと相場が決まっているじゃないですか。

で、そこにわたくしも登場しているというわけです。京都の道案内やら、聖地の選定や情報提供などを担当いたしました。

どんな姿になっているかというと、こちら!

マイケルさんというのは……

これも文脈がたくさんあるんですが、コンスタンティヌス11世ローマ帝国最後の皇帝・偉人)がゲーム内で初登場したときに用いていた偽名がマイケルです。はい、コンスタンティヌス11世に模していただきました。

何気に、男性アバターというか、男体化(?)は何十年ぶりレベルかも! いつもはむむ先生で女性化で描かれているので!

なんかいきなりエジソンを紹介していますね。

エジソンがライオンなのも、説明するとめちゃめちゃ長くなるので、このゲームでは歴代アメリカ大統領の魂と合体して百獣の王的な姿になったとか思ってください。思ってください?

それはさておき。

なんでお手伝いをすることになったかというと、それはもう、毎日のように京都の街をふらふらと歩き回り、(いけず石を探したり)観光しまくって、サーヴァントゆかりの地でガチャを回すという奇行をくり返していたからです!

なので今回紹介する京都内はすべて散策済みのところだったりします。要所要所には、いつ訪れると見頃なのかとか、周囲の情報とか、そういった観光情報のコラムも書かせていただきました!

いまが旬(?)の、紫式部についてもお話をたっぷりとしていますヨ!

あと、結構遠いところにも行っております。

(これはほぼ岡山県と言っても差し支えのない、兵庫県の西の端の方でした)

もちろん、私のうろんな観光情報の話だけでなく、本職の住職さんである蝉丸Pさんの仏教的な面でのお話なコラムもあったりします。

この漫画は磨伸さんが言及していますが、大きな雑誌でフルカラーで読むことを前提とした贅沢な絵作りをしているので、他のところに流用したりとかはおそらくないと思われます。

というわけで、ぜひとも雑誌(ムック)を買って読んでみてくださいネ!

電子でも買えると思うけれども、ぜひとも紙で見て欲しいかも!!

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