よくあるリボ払いの知識は「大金を借りた場合にほとんど元金を返しておらず、手数料が非常にかかる」というもの。実際にそうなのだろうか?シェア上位のリボ払いについて調べてみた。
シェア
2023年に所有しているクレジットカードのアンケートを参考にした。 https://zuu.co.jp/news/detail/id=5354
楽天カード
支払う元金を3,000から999,000円までの間でユーザーが任意に設定できる。元金が一定に支払われるので、確実に元金は減っていきます。毎月の手数料分で支払い金額が追加で支払われます。例えば、50万円を借りて、1万円に設定した場合は50回支払い、合計66万円程度になります。
イオンカード
各コースごとのお支払い例・コース変更 | イオンカード 暮らしのマネーサイト
支払う元金を2,000、5,000円、7,500円、10,000円からユーザーが設定できる。さらに、支払い残高によって支払う元本が増える。そのため、見かけの上限は低いものの必ずしも楽天より支払いが遅くなるわけではない。例えば、50万円を借りて、1万円に設定した場合は10回支払い、合計534,375円となる。
JCBカード
複数の支払い方法がある
定額コース
支払う元金を5,000からユーザーが任意に設定できる。上限は不明。楽天カードと同じ金額を設定した場合は、手数料率が同じであれば同じ金額になる。
残高スライド
ゆとり(最低3,000円)、標準(最低10,000円)、短期(最低20,000円)からユーザーが任意に設定できる。残高によって支払う元金が増加する。イオンカードに近い金額になる。
dカード
支払いコースの明記を探すことができず、シミュレータの挙動から推定した リボ払いお支払いシミュレーション | dカード
支払う元金を5,000円または1万円単位で設定できる。概ね楽天と同じような金額なると思われる。
三井住友カード
支払いコースの明記を探すことができず、シミュレータの挙動から推定した 三井住友VISAカード
支払う元金を5,000円または1万円単位で設定できる。概ね楽天と同じような金額なると思われる。
au PAYカード
定額方式
支払うを5,000から100,000円までの間でユーザーが任意に設定できる。お支払例この支払いが手数料を含めた支払い金額なので完全に一定の金額を払うことになる
残高スライド方式
長期(最低3,000円)、標準(最低10,000円)からユーザーが任意に設定できる。残高によって支払う元金が増加する。イオンカードに近い金額になる。
セゾンカード
ショッピングリボ払いのお支払いコース | クレジットカードはセゾンカード
定額コース
支払うを5,000以上でユーザーが任意に設定できる。概ねau PAYの定額方式と同様の金額になる。
標準コースと長期コース
標準コース(1万円)と長期コース(3,000円)からユーザーが任意に設定できる。残高によって支払う元金が増加する。イオンカードに近い金額になる。
支払い方式のまとめ
概ね3種類の支払い方法があるということがわかった。
返済方式 | カード会社 | 支払い方法の名称 |
---|---|---|
元利均等返済 | au PAY | 定額方式 |
セゾン | 定額コース | |
元金均等返済 | 楽天 | |
JCB | 定額コース | |
d | ||
三井住友 | ||
残高スライド | イオン | |
JCB | 残高スライド | |
au PAY | 残高スライド方式 | |
セゾン | 標準コースと長期コース |
総量規制
クラジットカードを使ってお金を借りる場合は総量規制がある。簡単に言えば同じ人物であれば全てのクレジットカードを合わせても年収の3分の1までしか借りることができない。年収が150万円であれば50万円しか借りることができないということです。 私は年収が150万円の人であれば頑張れば毎月5万円は支払いに当てることができるだろうと思います。少なくとも5,000円よりかは遥かに大きいと考えています。 総量規制があるので、5,000万円借りようと思った場合は1億5,000万円収入が必要になります。1億5,000万円収入がある人が1万円づつしか返さないようなことは想定するべきではない。切り詰めて年収の30分の1程度、余裕を持って年収の50分の1程度を毎月返すことができると考えた方が自然な想定をすることができると考えています。
邪悪と言われた元利均等返済
元利均等返済は元金と利子を合わせて一定金額払うという方式。この方式はローン等にも使われるのでよくある方法なので邪悪ではない。クレジットカードのリボ払いを行った時は邪悪な支払い方法になる場合がある。50万円借りて、5,000円しか返さない場合だ。毎月の手数料が1%〜1.5%程度なので50万円借りた場合は手数料が5,000円を超えるのだ。この場合は、いくら払っても返すことができない。 だが、現実的な想定をした場合に50万円借りれる人の年収は150万円ある。年収が150万円ある人が5,000円しか返さないというのは合理的な想定とは言えない。毎月4〜5万円程度支払いを行なっていけば1年程度で返済ができる。もう少し時間を掛けて3万円づつ2年程度で返す想定をした方がまともそうだ。
毎月の支払い金額をまともに設定をして明細を毎月ちゃんとみてる人に限っては、元利均等返済は完全に支払い金額が一定になるので利便性がある支払い方式である。
現在スタンダートな元金均等返済
元金が固定で毎月の手数料は追加で支払う方式。完全に一定の金額を支払いわけではないので、多少のバラつきは発生するので設定する金額は手数料の上限をある程度意識して元利均等返済よりは低めに設定した方が良いだろう。元利均等返済のほぼ元金が減らないという問題を修正して、元金を決めて払って確実に元金が減るようにしている。 50万借りれる状況で、5,000円づつしか返さないのはあまり合理的な判断とは言えない。25,000円に設定して、大体3万円づつ払うようにすると良いです。
元金が確実に減るので比較的安心感がある方式である。
残高スライド
クレジットカード会社によって呼び方は異なりますが、「残高によって支払い金額が増加する方式」を残高スライド方式と呼ぶことにします。残高スライドは、残高が大きいときはかなり多くの支払いがあり、小さいと少なくなる。各社の標準的なコースだと2年、支払いが少なめにするコースだと4年程度で完済できるようになっている場合が多い。元利均等返済や元金均等返済で書いた年収によって支払い金額を適切に設定するということは必要ない反面。支払い金額の平滑化が小さくなっている。
お金を借りるということ
リボ払いの支払い方法が3種類あることを述べた。この3種類は一長一短があり、どれが良いというものではない。リボ払いが全てダメというわけではないし、分割払いなら良いという話でもない。「お金を借りる前に返す方法を考えましょう」ということが重要です。クレジットカードが簡単にお金を借りられるから邪悪なもののように扱われる時もあるが、実際には返す算段も立ててないし、返済方法も大して理解していないことが問題です。
お金を使うということ
お金を借りない方が良いかと言えばそうではない。必要か投資、ラグジュアリなものには借金してでも買うべきだと考えている。必要なものは、例えば洗濯機が壊れたとしてお金を貯めるのに1年かかるよりは借金してでも買った方が良い。毎日、手洗いやコインランドリー行くよりもさっさと買って一年分先に使える権利を手数料として払った方が良いからです。投資は、主に自分への投資でなりたいものになるために必要なものを買う。1年早く始めればそれだけ上達も早くなるそのための手数料といて見合うなら借金する価値がある。ラグジュアリとは今この瞬間に価値があることに対して払う必要があるならするべきだ。例えば結婚式やハネムーンがそれに当たる。その瞬間にこそ価値があるのであれば多少の手数料は払った方が良い。 ただ、これらは返せる宛があるということが前提が、返せないのに高いものを買うべきではない。少し背伸びすることに払うべきだということである。
まとめ
- ちゃんと調べましょう
- 借りる前に返せるかを考えましょう