はじめに
先日、MacとiPhoneをそれぞれ最新のmacOS SequoiaとiOS 18にアップデートしました。
OSを新しくしたので、試しに新機能のiPhoneミラーリングを使ってみました。
使う前は「これ、なんか役に立つの?」と思いましたが、2要素認証するときにいちいちiPhoneに手を伸ばしたりしなくて済むので意外と便利ですね!
ただ、iPhone画面の操作時に日本語入力と英語入力を切り替える方法がわからず、ちょっと苦労したのでその方法を書いておきます。
MacBook本体のキーボードを使う場合:fnキーを押す
MacBookユーザーで本体のキーボードを使っているときは、地球儀マークの付いているfnキーを押してください。
これで日本語入力と英語入力を切り替えられます。
HHKBを使っている場合:Karabiner-Elementsでカスタム設定を追加する
ただ、僕は普段MacBook本体のキーボードではなく、Happy Hacking Keyboard (HHKB) を使っています(MacBook本体もHHKBも、どちらも英語配列)。
さらに、Karabiner-Elementsを使ってHHKBのコマンドキーを単体で押したときに、英数とかなが切り替わるようにカスタマイズしています。
これに近い動きになるように、以下のような設定をKarabiner-Elementsに追加しました。
- 左または右のコマンドキーを単体で押したときに、英数・かなを切り替える(=fnキーを押したことにする)
- 上記の設定はiPhoneミラーリングの使用時のみ有効にする
手順は以下の通りです。
- Karabiner-Elementsを開き、Complex Modifications > Add your own ruleボタンをクリックします。
- テキストエリアに以下の設定を入力して保存
{ "description": "iPhoneミラーリング時にコマンドキーにfnキーを割り当てる", "manipulators": [ { "conditions": [ { "bundle_identifiers": [ "^com\\.apple\\.ScreenContinuity$" ], "type": "frontmost_application_if" } ], "from": { "key_code": "left_command", "modifiers": { "optional": ["any"] } }, "to": [ { "key_code": "left_command", "lazy": false } ], "to_if_alone": [{ "apple_vendor_top_case_key_code": "keyboard_fn" }], "type": "basic" }, { "conditions": [ { "bundle_identifiers": [ "^com\\.apple\\.ScreenContinuity$" ], "type": "frontmost_application_if" } ], "from": { "key_code": "right_command", "modifiers": { "optional": ["any"] } }, "to": [ { "key_code": "right_command", "lazy": false } ], "to_if_alone": [{ "apple_vendor_top_case_key_code": "keyboard_fn" }], "type": "basic" } ] }
以下はHHKBの左右コマンドキーを使って、iPhoneミラーリングの英数・かなを切り替えている様子です。
なお、この場合はあくまでMacBook本体のfnキーのエミュレートをするだけなので、英数・かな(と絵文字)が切り替えられるようになるだけです。
左コマンドキーを押せば常に英数字入力、右コマンドキーを押せば常に日本語入力になる、というわけではない点に注意してください。
参考:HHKBのFnキーは使えないっぽい
ちなみに、HHKBにもFnキーが付いています。
最初はMacBook本体のfnキーと同じように、このキーを押せば英数・かなが切り替わるのかな?と思ったのですが、このキーを押しても何も変わりませんでした。
というわけで、上記のようにKarabiner-Elementsでカスタム設定を追加した次第です。