どうも、オルソンです。
今回はタイトルの通りですが、まずはこちらのツイートをご覧ください。
鉄道・旅行系ということで相互フォローの関係にある方のツイートですね。このツイートを読めば「夜行列車は実用性がある、少なくとも自分には需要がある」という旨であることは読み取れるわけですが、どうにも「夜行は採算が取れない」「前泊で何とかなる」という旨のツイートが多いようです。困った逆張りですね。
しかし、私はその逆逆逆張りをして、タイトル通り「夜行列車は不要!前泊最高!」という記事を書きます。
さて、なぜ前泊が否定されているのか?それは、サンライズの寝台料金と前泊の費用があまり変わらない、いやサンライズの寝台料金の方が安いまであるということである。
これに対して反論する手立てはただひとつ。そうです前泊の値段を下げれば良いのです。
もう一回、ダメ押しで大きい文字で書きます。前泊*1の値段を下げれば良いのです。
なぜ、そんな記事を書くのかって?それは、個人的に俺の宿泊遍歴に火を吹かせたいからです。俺の宿泊遍歴に火を吹かせたいから、俺の宿泊遍歴が火を吹くぜ!
東京→岡山でバトル。
①東京→岡山がのぞみの場合
10670円+指定&特急料金6990円=17660円
②東京→岡山がサンライズの場合
10670円+シングル&特急料金11000円=21670円
この2つの単純比較であれば、②の方が高く見えるが、①+前泊と②の比較ならどうか?という話である。
今回の記事では何としても、①+前泊<②という主張を勝ち取るため、前泊に使える値段は4010円以内となる。また、前泊するにあたっては、6時ちょうど東京発に乗れない場合は意味のない手段とみなすものとする。
なお、平日料金と休日料金があるものは、平日料金で比較するので、最後は自分で調べましょう。
一応調べましたよ、東横イン東京駅八重洲北口。2024年10月1日という平日でも9310円と大幅なレギュレーション違反を達成。GWやお盆を調べたらどうなるのか………
ここからは、宿(広義)のコーナーです。
トップバッターは快活CLUB。ネットカフェではあるが、鍵付完全個室が嬉しい。ということで、東京駅から一番近い快活CLUBは神田駅南口店。東京駅の一駅横ですね。もちろん、新幹線の始発より山手線の始発の方が余裕で早い。ゆえに、間に合う。
そんな快活CLUB神田駅南口店の料金は……9時間4130円、12時間5170円である。つまり、快活CLUBに9時間居座るとレギュレーション違反となる。なお、6時間パックが2700円であり、10分150円であることから、7時間の宿泊で3600円と健闘してしまう。岡山行くのに、快活前泊するくらいならサンライズ乗りましょう。逆にサンライズが使えなかったり*2、サンライズが満室だった場合は快活前泊+新幹線でギリトントンです。
そういえば、ネットカフェは宿泊の際に身分証明書が必要なのでご注意を。
ピー助作戦、それは東京で前泊するのではなく、前泊時に少しでも岡山に近づいておけば、前泊の費用は下がるし、のぞみの特急料金も下がるという作戦であり、由来はのび太の恐竜で、フタバスズキリュウのピー助を白亜紀の日本へ戻そうとしたときに、タケコプターの充電が切れてしまった際、のび太が「歩けばいいじゃないか!陸続きなんだから!いつかは日本に着くんだ!」と言ったことに由来させている。
そんなわけで、新横浜駅前にも快活CLUBはある。そこに泊まるというのはどうだろう?この場合、ナイト8時間パックが2570円となる。神田駅南口店にはなかったナイトパックがあるんですね。これはデカい!さらに、特急&指定料金が730円下がるのもポイントで、予算4010円から換算すると、差し引き2170円のオトクとなる。
ちなみに、岡山到着で考えれば、始発のぞみと4分差である新横浜6時ちょうど発の始発ひかりに乗るために、静岡に前泊するという手もなくはなく、その場合静岡駅南口店ではなく、静岡曲金店で泊まるとナイト8時間パックが2110円となる。新神戸までであれば始発ひかりが先発なので、始発ひかり前泊も積極的に狙っていくべきといえるだろう。
実は、神田には自遊空間もある。
そして、神田の自遊空間にも鍵付完全個室はある。料金を調べたところ、6時間2600円、9時間3600円と快活CLUBよりややお値打ちである。ドリンクバーにインスタント味噌汁とソフトクリームがないなど、快活CLUBに劣る点はどうしてもあるが、2600円ならまあ……と射程範囲にならんこともない人はぜひ試してみるべき。
ちなみに、神田の快活CLUBは鍵付完全個室のみだが、神田の自遊空間は、ブース席という天井が塞がっていないタイプの鍵なし不完全個室があり、そちらであれば6時間1800円、9時間2400円とさらにお求めやすくなる。言い忘れましたが、普通は読めば読むほど耳寄り情報なのですが、この記事は読めば読むほど安いけど安いだけで居住性がカスになっていきます。
なお、新横浜駅前には、なんと自遊空間もあり、値段は6時間2130円、9時間2930円である。なお、自遊空間の新横浜店にはブース席もあり、6時間ナイトパック1620円、8時間ナイトパック1990円と値段だけを見れば前泊が見えてくる。
ちなみに、自遊空間は静岡県内には浜松市にしかなく、始発ひかりは浜松通過である。過ぎたるピー助作戦はなお及ばざるピー助作戦が如しということで、自遊空間の場合、ピー助作戦はせいぜい新横浜までである。
ネットカフェの話はここまで、ここからはさらに安いホテルのお話。
カラオケボックスは鍵こそないが、快活CLUBより大きな個室を占有でき、なおかつ宿泊費として考えると安くなる。ついでに、カラオケもできるし、大体ドリンクバーもありがちということでカラオケボックスはもうホテルなのである。
一方で、一人カラオケはフリータイムを断られやすいという欠点もあるため、事前に確認はしておきたい。確認しておかないと3時間交代などと言われて3時間後には夜道に引っ張り出されてしまう。東京駅周辺にはカラオケ館、ビッグエコー、まねきねこの3店舗があるが、カラオケ館は3666円+ワンドリンク制、ビッグエコーは4650円*3まねきねこは4125円*4というわけで、まねきねこがやっとサンライズとトントンである。まあ、その、あれだな…サンライズってカラオケカーついてないからな。カラオケ好きな人はサンライズよりまねきねこの方がいいんじゃないかな。な!あと、カラオケで歌われると関係者に数円程度の印税が入るらしいので、推し活している人にもオススメかな!な!
ちなみに、新横浜駅前にはなぜかビッグエコーが2つあり、深夜のフリータイムは3070円ながら、公式サイトの書きっぷりからして、ひとりカラオケが会員限定っぽいため、なかなかである。なかなかである………というか、自遊空間の方が安いじゃん。すみませんでした。カラオケボックス泊するくらいだったら、潔くサンライズ乗るかネットカフェを頼ってください。カラオケボックスは、カラオケしたい人か、知らんアイドルが知らんアイドルユニットを回す知らん歌番組を見たい人が行く場所です。あざした。
スーパー銭湯泊は今年の夏に経験した。
このとき書いている通り、湘南台のスーパー銭湯で前泊→新横浜から乗車、を達成しているんですよね私は。
このときは湘南台ですか。湘南台は新横浜に1本で出れる鉄道が2本ありますからね。何を言っているんだ俺は。
湘南台温泉らくや、RAKU SPA 1010神田*5にはこういう個室がある。
エアウィーヴとかいうカッコいい名前なのはさておき、これにカーテンがついたものを個室と呼べるかどうかはあなた次第だろう。ちなみに自分は、個室すら満室だったため、休憩所のその辺にある椅子に座って寝てましたよ。このために休憩所全体が真っ暗になってましたね。湘南台温泉らくは。それでも健康で文化的な最低限度のコンセントはあったので充電して寝たのだが…。
ちなみに値段は湘南台温泉らくの場合、2500円である。湘南台→新横浜が430円なのを加味しても安………いや、加味したら大体3000円か………微妙だな……。ちなみに、RAKU SPA1010の場合は平日2000円、休日でも2500円ということで、値段が安定してやがる………。
なお、ここまではスーパー銭湯のデメリットだが、ここからはメリット。ここまで書いた宿でシャワーはともかく風呂がついている宿というのは非常に貴重で、しかもスーパー銭湯によっては温泉だというのは立派すぎるメリットだろう。サウナもついてることが多い。また、宿泊費が時間によらないというのも特徴で、ネットカフェ特有の、部屋に入ったときからパソコン画面についているタイマーに急かされるあの感じがないのも心理的に安心感がある。寝坊しても宿泊費は変わらないということですからね。
さて、この辺りから感覚が終末してきました。ファミレスね、私泊まったことあるんですよ。熱海のジョナサンでしたねえ。確か、北海道東日本パスでサークル合宿出て、そのあと西日本行くってときに熱海まで出たろってなったけど、熱海で泊まろうにも熱海ってネットカフェとかないからこんなことしたんだと思います。
そんなわけで、防波堤的なところで若者がスケボーに乗ってクルックル回ってたことはよく覚えてます。あれ何だったんだろうな。
ただ、そんな我が思い出のジョナサンも、現在は24時間営業を取りやめています。働き方改革とコロナ禍の売り上げ減少により、まず泊まれるファミレス自体がどんどん減っているというのが実情です。
そんななかで、東京駅周辺を探すと「ジョナサン有楽町店」が見つかりました。24時間営業ではなく朝6時から朝5時までの23時間営業という、痒いところにだけ手が届かない仕様ですが、起こしてもらえるとも取れますね。
宿泊費は……まあ、「俺はドリンクバーだけで朝までファミレス居座れるぜ!」という猛者であれば549円*6になりますね。私は猛者ではないのでそこそこしっかり夕飯を頼みましたが…。ただ、そこそこしっかり夕飯を頼んだところで、宿泊費1500円で泊めてくれて、なおかつカキフライ御膳が出てくるホテルがこの世のどこにあるのでしょうか?もちろん、カキフライ御膳限定ではなく、さまざまな品揃えがあなたを待っているのです。素泊まり549円、食事付き約1500円、どちらを選ぶかはあなた次第だ!
ただし、デメリットとして、消灯なし、BGM消音なし、横になると店員さんに起こされる*7という3点ですね。ホテルだと思ってると横になった途端、秒で注意されます。ご飯は美味しかったですが、ホテルとして失格だと思います。
ちなみに、新横浜駅前のファミレスを調べたところ24時間営業のすき家が2個出てきました。やってみろよ。
あと、これは今年の夏に得た知見なのですが、マクドナルドはGoogle Mapに24時間営業と書いてあっても、深夜帯はUber Eatsの対応しかしていないということがあるのであてにしすぎないよう注意!!!
これはね、2回やったことがあります。1回目は函館、2回目は難波ですね。
1回目の函館は、当時「はまなす」という夜行列車がありまして、あれこそ朝方札幌につけるという新幹線にも飛行機にもない独自の需要を得ている夜行列車だったのですが、函館に早朝1時23分に着ける夜行列車でもあったわけです。どうしても函館に早朝着きたかったので、はまなすに乗り函館で降りたものの、3時になると駅員が私のような駅でぬくぬく泊まろうとする不届き者を退散させ、外に出るとファミリーマートしかないためベンチで横になったという経緯がある。確か9月ごろで一般的に「残暑」と呼ばれがちな時期に実行したのですが、翌朝起きると震えが止まらなくなり、ファミマでほっとレモンを購入し、その瞬間だけ「アツアツほっとレモン280mL一気飲み」という特技を手に入れました。人は外で寝てはいけないということがわかりましたね。
さて、2回目は難波ですね。難波の快活CLUBに泊まったところ、値段が高すぎて横転した私は、朝3時ごろにチェックアウトして難波の街へ繰り出したのである。最初は「マクドナルド」というホテルをあてにしていたが、先述の通りの有様。寝れる場所もなく完全にアテを失って彷徨っていると、
通行人「あの、すみません。迷惑な話だと思うんですけど、500円もらえませんか?」
俺「何でですか?」
通行人「財布を取られてしまって…警察に行ったんですけどお金貸してもらえなくて…家が加古川ってところにあるんですけど帰れなくて…(1000円は裸で持ってたから耐えたことを見せる)」
と話しかけられ、野宿したせいで500円損してしまう。しかも、この通行人の話から、通行人自身がウソだった場合難波には寸借詐欺師が、通行人の話が本当だった場合財布泥棒がいるという治安の詰みを見せつけられる。結局近くの磯丸水産に引っ込んだのでもう1000円かかり、そうなると普通に快活CLUB泊まるのと変わらなくなったのであった。野宿は田舎すぎるところでやると翌朝変な場所に変死体が出来上がるだけだが、都会すぎる場所でやるのも治安が悪くていけねぇ。
・サンライズ乗れない場合に快活、と考えるのが現実的であって、快活があるからサンライズはゴミカス、とは断じてならない。
・サンライズの寝台費用より前泊の費用を下げるにはスーパー銭湯、ファミレス、野宿だが、劣悪な環境での睡眠となるため翌朝寝過ごすリスクも高まる。
以上です、ありがとうございました。