漫画家アシスタント 第9章 その1 - 漫画家アシスタント物語

漫画家アシスタント物語

漫画家アシスタントの馬鹿人生40年と、リタイア後のタイ移住生活。

漫画家アシスタント 第9章 その1

2011年11月04日 21時10分20秒 | 漫画家アシスタント

 ( この写真は、ブログにいつも投稿してくれていた読者と初めてのオフ会をした場所の写真です。さすがに
  横浜中華街の老舗・・・貧乏人をハッキリと拒絶するそのエントランスは高級感を醸し出しています・・・。
  《 2011年11月、撮影 》 )
  
  
  【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】

 
 
                    その1  
  
      《 漫画家アシスタントが・・・漢字を読めない・・・!? 》
 
 
拙ブログのはじめてのオフ会を東京池袋サンシャインシティビルにある中華料理店「 聘珍
樓 」( ※参照 )でおこないました。

私が最初に電話で問い合わせをした時です・・・

 「 あのォ・・・チョウチンロウの料理についてお聞きしたいのですが・・・・・ 」

 「 はぁ・・・うちは・・・・・・ 」

 「 ・・・・・・? 」

 「 ヘイチンロウなんですが・・・・・・ 」

 「 ・・・・・・えっ!? あ・・・・・・はぁ、はい、ヘイチン・・・・
  ・・・あ、す・・・すいません! 」

お店の名前「 聘珍樓 」を「 聴珍樓 」と読んでいた私でした。


初めてのオフ会は、このブログに今でもよくコメントを寄せてくれる人物が奨めてくれた
事がきっかけで開いたのですが・・・・

さて、いよいよ、このブログに読者の面々が登場します・・・・・・

実は、読者というのは勝手なもので( 私自身を含めて )、ブログを読んで笑っているう
ちは楽しいのですが、いざ、自分が登場人物の立場になると・・・・これは、穏やかでは
なくなります。

たぶん・・・・この瞬間にも・・・・読者の中で、オフ会に参加した人物は・・・・

 「 えっ・・・・!? オ・・・オレの事が出るのかよ・・・・!! 」

と、突然・・・・心拍数や血圧がドッと上がる方もおられることと思います。

お気の毒だとは思うのですが・・・・・・一応、許可を得たり、お世辞や宣伝の類は抜き
で、率直に書かせていただく事をモットーにしていますので諦めて下さい。

ちなみに、このブログに登場した人物の半分は、私を怨んでいます。そして、後の半分の
方は忘れようと努力されています。( 申し訳ないことと思っております )

中には、自分が登場する部分を全て削除する様に迫り、私は泣く泣く数節( 原稿用紙で10
枚分ほど )の文章を修正した事などもありました。

世の中とは不思議なもので、本当の事は喜ばれず、ウソの方が喜ばれる場合が多い様です。

さて、話をこの初めてのオフ会に戻しましょう・・・・

2004年にこのブログがスタートし、2008年に書籍化( ※参照 )され、その年の暮れにオフ会
が開かれたわけです。

私は、以前から憧れていた(?)高級中華料理店「 聘珍樓 」でオフ会をしたいと考えてい
ました。

料金は全て私が払うつもりでいたのですが・・・・出席希望者が多いと破産してしまうので、
少しだけ( 2~3000円ほど )の「 会費 」をいただく事にしました。

実際、会費とはいえお金をいただくのには抵抗があったのです・・・・・・

このブログを読んで下さるだけでありがたいし、私の方からお礼を差し上げたい位の気持ち
でいましたので・・・・・・


さて、丸い中華風ターンテーブルを囲んで会食が始まるのですが・・・・・・

私は、何を喋って良いのかサッパリ分かりませんし、どう会を進行させるのかもサッパリで
した・・・・・。

当然、私が喋らなければ出席者も遠慮して喋らないわけで・・・・ちょっと気まずいスター
トになりました。

それでも、なんだか乾杯していただき・・・・お酒が入ることで皆さん少しづつ盛り上げて
下さいました。

私は、こんなブログをやってネチネチと文章を書いておりますが、実際は無口な方ですし、
人と会って話すよりも一人で遊んでいる方が好きな質ですので、宴会などでは、「 一人お
通夜 」状態になってしまいます。

そんな中、皆さん、よく私に質問してくれたり話しかけて下さったりして、私が窒息死する
のを防いでくれたのでした。

ちなみに、出席してくれたメンバーは6~7人で、皆さん30歳後半から50歳代まで、仲良く
メタボ系にメガネという業界の典型的なタイプが揃いました。

そのメンバーの職業のほとんどが漫画家、イラストレーターなど、私の様なチャランポラン
な人間ではなく、業界で活躍するプロフェッショナルな方々でした( 普通のサラリーマン
の方も )。

私を見てどう思われたかは知りませんが・・・・・なぜか、二度とオフ会のお声はかかりま
せんでした。


さて、料理は高級中華といっても定番のエビチリやら酢豚やら・・・・どれも高級店らしい
薄味の上品だが頼りない食事でした。

料金がいくらだったか・・・・・・・それは、さすがに「 聘珍樓 」値段! 一人当たりの
料金に換算すると約15,000円!

今、この値段を読まれた、オフ会の参加者は・・・・

「 え、あれで1万5千かよ!? 」

と、驚かれているかと思いますが・・・・・

もう一つ、驚く話が・・・・・・

この料金に支払われた現金こそ、例のサラ金からの利息返還金( ※参照 )だったのです。

私が30年間払い続けた利息が返還され、それが、中華料理という形で、彼らの胃袋に収まる
という、変換から円が縁を呼んだ・・・・というお話でした・・・・・・何か変かん?
 
 
 
           「 漫画家アシスタント 第9章 その2」( 11月10日頃公開 ) へつづく・・・・


               ★前の記事へ→ 「漫画家アシスタント第8章 その57」へ戻る 】





  【 ※参照 】
 ・聘珍樓・・・・・・・・・・池袋サンシャインビルにある高級中華料理店、本店は横浜の有名
  な老舗。
 ・書籍化・・・・・・・・・・拙ブログ「漫画家アシスタント物語」が2008年4月にマガジン・マ
  ガジン社より出版される。
 ・利息返還金・・・・・30年間の借金生活で支払った利息から、利息制限法にそって返還し
  ていただいた金額は700万円ほど、そのうち手数料や他の負債返済に使いましたので、
  ほんの少しだけ貯金ができました。

 
 
 

 
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13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オフ会してらしたんですね。 (taro)
2011-11-05 18:05:50
お久しぶりです。
いつも読んでますよ。

ちょっと気になったのですが(ここに書いていいのかどうか分かりませんが)、私が留学していたとき、カンパして頂いたお金も、その縁だったのでしょうか?
なんだか不思議な気持ちです。

世の中、やっぱり円なんですねえ!
返信する
オフ会では。 (ゆうじん宇宙船)
2011-11-06 00:25:41
え!?聘珍樓さんでのお食事はそこまで高額だったんですね・・・!

その当時


「ここ・・・2000円で大丈夫なんですか?」

とお伺いすると、yesさんが

「ホントは少し足が出るんだけどね」(笑)

と言われていたので心配では有ったんですが・・・・・・。
(全然少しじゃないじゃないですか。)
その時は大変お世話になりました。
今更ですが、ありがとうございます!

今度は僕の方から手頃なところで、
ワリカンで何か食べに行きましょう!

いただいたカメラも大活躍しております。

ゆうじ 拝
返信する
taroさん、ゆうじん宇宙船さん、コメントありがとうございました! (yes)
2011-11-06 06:14:05
 
 >taroさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
taroさん、ホントにお久しぶりです! 

 >カンパして頂いたお金も、その縁だったのでしょうか?

そう言えば・・・・・そんな頃だったかもしれませんね・・・・・・・・

私が、サラ金地獄のドン詰まりにいて、そろそろ決着をつけよう
かと思っていた頃・・・・・確か、そんな頃だったかと思います・・・・・。

でも、そんなカンパの事よりも、就職はどうなりましたか? 

心配していましたよ!


 >ゆうじん宇宙船さん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 >ワリカンで何か食べに行きましょう!

いいですね!

また、石神井に遊びに行きますから、駅近くでメシでも食べまし
ょう! 

きっとね!!


返信する
就職 (taro)
2011-11-06 21:55:24
大阪で働いてますよ。
普通のサラリーマンですが、これまでに学んできたことは役に立ってます。
今は本当に、いろんな人と会って話すのが楽しいし、大事だと思っています。

これからの計画もしっかりと立てているので、今は目の前の目標を一つ一つ達成していこうと思ってます。

いつか、お会いして話をしてみたいですね。
返信する
Unknown (ふじもん)
2011-11-07 00:34:01
その節は随分とご馳走になってしまいまして、ありがとうございました。
また機会がありましたら、私も是非ともご一緒に!

yesさんの知らない所でyesさんに会いたい人達がいたりして、私の元にそんなお話が聞こえたり聞こえなかったりしていますよ。

返信する
taroさん、ふじもんさん、コメントありがとうございました! (yes)
2011-11-08 00:43:37

 >taroさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 >今は目の前の目標を一つ一つ達成していこうと思ってます。

しっかりと、自分の道を歩まれている様で安心いたしました。

就職氷河期と言われて久しいですね・・・・・・会社が人材を(即戦力を)
えり好みする時代。

会社がtaroさんを選んだと言うより、taroさんがその会社を選
んだのだと思いますが・・・・・・ホント、運のいい会社ですよね!


 >ふじもんさん へ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 >その節は随分とご馳走になってしまいまして、ありがとうご
 >ざいました。

とんでもありません。 こちらこそ、色々とお世話になりました!

また、お会いできると思いますが、その時にはゆっくりとお話がし
たいですね!


返信する
続き2 (山のカラス)
2011-11-09 19:10:38
いよいよTPP論議が過熱してきたが、どじょう氏は明日、TPP論議に参加を表明することになりそうだ。

究極のTPPが欧州共同体だが、通貨まで統一してしまえば、関税も何もない。

日本も円高とか、先行不安なら、円を全部売って、通過をドルに変えてしまえばよい。

今は円が高いので、皆さん大量のドルを手にできて金持ちになれるし、為替問題で悩まされることもなくなる。

ユーロはギリシャ問題で悩んでいるが、これを支えようとするフランス、ドイツもGDPに対する債務残高が、危機ラインの160%を超えていて、楽観できない。

1950年代から取り入れられてきたケインズ政策も1930年代の世界恐慌に対する対抗手段として、広く世界に採用されてきたが、財政出動、つまり将来世代からの前借り政策も、それを返済する時期が来ることはなく、世界は新たな債務地獄で、破滅的状況が近付きつつあるようだ。

破滅的状況の最先端が日本で、債務は1000兆円に近付きつつある。

今後も40―50兆円づつ増えていくから、返済の金利だけで毎年15兆円、20年後には、債務は2000兆円になる(50兆円*20年)から、支払金利は毎年30兆円と、国家の税収と同額になって、給付すべきお金は「0」となり、税収30兆円は全額国債の利息に返済することとなり、生活費はゼロになって、さしもの役人の給料もゼロ、警察官にも給料は払えなくなり、腰のピストルは強盗に押し込む道具に変身する。
消防士にも給料は払えなくなり、火事が起きれば、都市は焼け放題になる。

もちろん、病院は閉鎖だ。

これが、20年後の日本だ。

JAを中心に農家をつぶすなとか言っているが、他の業種、たとえば証券業だと、証券セールスマンは、平成8年には16万人いたが、手数料自由化と、PC投資の普及で、5万人に激減した。
銀行も、機械化で窓口のねえちゃん社員は9割源になり、15万人が失職した。

だからといって、所得補償しろなどとは騒いでいない。
皆、他の仕事に転職したのだ。

サラリーマンだって、70歳になれば、職なんかなく、60歳からほそぼそ年金暮らしをしている。
70歳の農家が、TPPでつぶれると言うのなら、それはつぶれればいいので、70歳の農家に所得補償など、論外です。

消費者にとっては、TPPで生活費が下がれば、とてもいいことです。
食の安全なんていってるが、もともと農薬だらけの農産物を造っていて、最近は放射能も加わった商品を売らざるを得なくなっていて、いまさら取ってつけたような屁理屈を振りまわさないでほしい。
返信する
山のカラスさん、コメントありがとうございました! (yes)
2011-11-10 00:30:27
今回のコメント、大変面白く読ませていただきました。

 >究極のTPPが欧州共同体だが、通貨まで統一してしまえば、
 >関税も何もない。

確かに、日本の通貨である円を止めて明日らかドルに切り替えれ
ば、もう「円安」も「円高」もなくなるので、対米貿易が安定し
ますね。

ただ、これからも「ドル安」が続くだろうからアメリカ以外から
の輸入業種はちょっと大変かもしれませんが・・・・

まあ、アジア全域で通貨を「ドル」にしてしまえば一挙に問題解
決になるかとは思いますが・・・・

紙屑の様にドル札をジャンジャン刷って買いまくり、使いまくる
アメリカにっとっては「ドル統一」は許容できないでしょうが・・・・。


 >破滅的状況の最先端が日本で、債務は1000兆円に近付き
 >つつある。

どうも、最近は1000兆円の大台を越えているとも言われますね・・・・・・

もう、笑うしかないみたいな数字ですが・・・・・・

日本を年収400万円の家庭とすると・・・・その家庭の借金が1億円と
いう事になりますね。

おまけに、この家庭では毎年500万円の追加融資を受けてやりくり
している状態ですから・・・・・・常識で考えれば、とっくに破産状態
ですね。

ギリシャでは、お役人に随分と国家予算が食われている事が問題に
なっている様ですが・・・・まあ、なんとも、どこかの国とよく似てい
ることか!


 >・・・・15万人が失職した。だからといって、所得補償しろな
 >どとは騒いでいない。

なるほど・・・・

そうですね・・・・確かに、不況(円高)の中、数100万人単位で失業や
賃金カットが起きているのは事実ですね。

それにしても、日本人は「農業問題」とか「漁業問題」なんて事に
なると、「国家的」とか「国民的」な問題(危機)に拡大していくと
ころが不思議ですね。

これも、各省庁のメディア戦略なのかもしれませんが・・・・・・。

返信する
Unknown (ラティ)
2011-11-10 14:56:58
横から失礼します^^;

>日本人は「農業問題」とか「漁業問題」なんて事に
なると、「国家的」とか「国民的」な問題(危機)に拡大していくところが不思議ですね。

>これも、各省庁のメディア戦略なのかもしれませんが・・・・・・。


なんですが・・これは、メディア戦略うんぬんではなくて・・

国として自給率が低いというのは外交的にとても危険ですし、他国に食料を頼るというのは
致命的なぐらい危ない行為なのです。

いわゆる、他国から兵糧攻めができるカードを与えているもんです・・そうなると、他国の言いなりになるしかないわけです。下手すると、お前気に食わないから、輸出してやんねーと言われたら・・国民は飢えてしまうわけで・・死活問題なんですよ^^;;

ついで言うなら、国なんて基本、自分の利益しか考えてませんので、いくら、品行方正なことしていて、ああ、日本かわいそう、じゃあ助けてあげましょう、なんて国はどこにもないわけです。自国の利益のためなら、他国を踏み台や、利益をすいとってやれというものです。(日本だってそういう外交してます)

そういった意味で、国内の一次産業を必死で守ってるわけです。特にお米は主食ですし、他の穀物にくらべればすごく栄養も高いわけで
ぶっちゃけ、米さえあれば、最悪、生きてけるだけの栄養素はあるそうです。(小麦やトウモロコシなどはビタミン不足に陥るので、なにかで補足しなければなりません)

そういった意味で、米農家を必死で守っていたりするわけす。特に日本は人口多いですからね・・(一億以上いる国というのは世界レベルで言えば、そこそこ人口多い国です)

余談ですが、シリアという国は、昔、経済制裁をくらい、農産物などもまったく輸入されなくなったことがあるそうです。経済制裁をくらう前は、他国から農産物をたくさん買っていたそうです。なので、まったく入らなくなったその当時はとても大変だったそうです。パンを手に入れるのに何十分も並んでまってもらうという状態だったそうです。(好きに買うということもできない配給制です)

そういうことがおきたので、国は農業の自給率をあげる製作をしたそうです。今ではほとんど国内産でまかなえる上に、輸出産業まで発展しています。去年、行きましたが、とても農産物は豊富で食べるに困るという時代があったとは今は、信じられないぐらい豊かでした。とはいえ、シリアは土地も豊かですし、何よりも、人口が2000万クラスの国ですのでなんとかなるわけで、これが今の日本で起きれば・・どうなると思いますか?(この一番苦しかった時代は、2,30年前ぐらいの話ですので人口も今より少なかったかもしれません)
(※ちなみに、シリアの政治体系云々という話はこれについては横においての話です。単に、農産物を他国に頼り、外交で入らなくなるとどうなるという話の例であげました)


経済制裁くらうとかなるまででもなくとも、
外交の政策関係で、高い値段で売りつけられたりするだけだってこまるわけです。
そうなった時に、じゃあ国内でまた、つくればいいやとかなったとしても・・農産物などは
今日、昨日ですぐできるものではないのです。
ので、継続して守ることに意味があるわけです。


とまあ、長々と失礼しました^^;
返信する
TPP3 (山のカラス)
2011-11-11 23:22:51
米の収穫量って、3万坪当たり、800万円ぐらいです。(知り合いの農家からの聞き取り)

http://www.komenet.jp/_qa/seisan_kenbetsu.html

精米の売値 キロあたり260円

農家は8カ月かけて800万を売り上げるのですが、ここから肥料代、農薬代、トラクターの減価償却費等を引くと、手取りは300万円ほどです。

このため、暇な時期は工場、自動車修理工、道路工事、運送などのバイトで400万円ほど稼ぎます。

すると年収700万円になって、家族の自動車代、学費なども出せるのですが、米の売り上げが、関税で守られていても年間300万円なら、いっそ普通の仕事についても、年収的にはあまり変わりません。

一方、台風、洪水、害虫の大発生、天候不順などがあると、年収は100万円とか、赤字とかになってしまいます。

そのため、息子、娘たちは農業をやりません。

「TPP反対はおやじで、工場に勤めている息子は賛成というのが、農家の実態です」と、安住大臣が、今日の国会で説明してました。

関税で守られてる今でさえ、こんなもんですから、TPPと関係なくても、やめちゃってもいいのです。

ただ、若い者は今の技術(長トラ、工員、商売)に適合しますから、農家なんてやらないのですが、70歳の農民は、中学校卒で転業が利きませんから、田んぼにしがみついているわけです。

TPPが実効する10年後には、多くはこの世にいないか、足腰役に立たないかで、かなりの農民が田んぼから消えているので、国として自給できる田んぼなんて、どんどん無くなっていることになります。

TPPに入らなくても、アセアン21で、同じような貿易自由化議論が進んでいるので、ビッグ3(米、中、印)とその他の太平洋アジア地域国で、関税撤廃はどんどん進んでいく、と今日の5chで説明していました。
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