漫画家アシスタント物語

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漫画家アシスタントの馬鹿人生40年と、リタイア後のタイ移住生活。

漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その30

2024年11月20日 02時07分48秒 | 小説家志望
               

       ( ↑写真、チェンライにあるロンスアテン寺、寺院全て、土産物店まで青色で統一している。写真の
        奥が本堂で、手前は広場中央のモニュメント・・・・・《 2023年、9月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、同じくロンスアテン寺にある大きな石像。中央下の人物と比較するとその大きさがわかり
        ます。こうした演出が仏教とどういう関係があるのか、さっぱりわかりませんが‥‥こうした派手
        な演出がタイの寺院で流行っています。まるで、競争でもしているかの様に・・・・《 2023年、9月、
        撮影 》 )




               

       ( ↑写真、こちらは、地元でピンク寺と呼ばれているお寺です。私が暮らすタートンという町から山
        道を少し行った所にあります。御覧の様に、こちらは寺院も石像も門もピンク一色です。噂では住
        職の趣味だそうですが、ちょっとLGBTQな方みたいです。とても品のある優しい住職です・・・・・
        《 2024年、5月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、このピンク寺は以前「その19」でも紹介しました。この写真は、その当時とは衣装も変わ
        り、仲間の人形も増えて賑やかにお布施の宣伝に努めています。実は、貧しい人のために無料の棺
        桶を作るための寄付です。一日も休まずにガイコツ君がお辞儀をし続けているのです・・・・・《 2024
        年、5月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、今年もロイクラトンのお祭りがやって来ました。駐車場のわきに電飾の飾りつけをしたり、
        門や壁、植木に行燈をかけたりして賑やかに夜を楽しみます・・・・《 2024年、11月、撮影 》 )


 

               

       ( ↑写真、友人の家族と一緒にコムロイという行燈を準備します。これは、どの家庭でも必ず一つや
        二つは空に上げます。ちなみに値段は一個150円ほど・・・・《 2024年、11月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、ドーナツ状の燃料に点火して、行燈を充分に温めればゆっくりと上がって行きます・・・・
        《 2024年、11月、撮影 》 )




               

      ( ↑写真、まず両親の健康を願って、そして、恋人や親類、子供のために・・・・《 2024年、11月、撮影 》 )




               

          ( ↑写真、一つのコムロイに一つの希望や夢をこめて・・・・《 2024年、11月、撮影 》 )




               

       ( ↑写真、家族や親しい友人たちとコムロイが空の彼方へと去って行くのを静かに見つめています
        ・・・・《 2024年、11月、撮影 》 )




         【 はじめての方は、どうぞ 「第1章 改訂版」 よりご覧ください。 】

 
                    その30


今回も、前回に続いて応募した小説の話です‥‥‥‥

「 第16回、小説野性時代新人賞 」の締め切りは、9月13日でした。

私がチェンマイから、原稿を郵送したのが9月4日ですから、締め切りギリギリでした。( 国際郵便
が遅い場合は二週間かかります )

無事に届くのかどうか、締め切りに間に合うのかどうか、まったく運任せだったわけです。

原稿と一緒に、 「どうか、原稿が届いたらお知らせください 」と要望を記したメモを同封しました。
しかし、応募規約には「 一切、回答できない 」とあるので‥‥‥無駄を承知でメモを封筒に入れた
わけです。

予想通り、1ヵ月ほどなんの返信もありません。( これは当然ですね )

それでも、届いたのかどうかさえわからないのでは、これから先どうしたら良いか戦略の立てようが
ないわけで‥‥‥‥

仮に、落選しても欠点があるから落選したのか、ただ届いていないだけなのか、それが分からないの
はホントに辛いわけです。

そこで、編集部への連絡方法が「 X 」しかなく、そこへ投稿しても何の返信も無い‥‥‥‥やむなく
カスタマーサービス( 読者用問い合わせ )にメールを送りました。

とにかく、原稿が届いたかどうかを知りたかったのですが‥‥‥‥

なにせ、投稿原稿1000作品の中から私の一作を探し出すだけでも大変な作業です。仮に、「 規約上、
お答えできません 」と返信が来ても文句は言えません。

ところが、数日後‥‥‥‥

正直言って、まったく期待していなかったので、すっかり問い合わせメールの事を忘れていた頃、カ
スタマーサービスから返信がありました。

そこには‥‥‥‥

個別の質問には答えられません。今後とも、当社の製品をご愛顧下さい‥‥‥‥みたいな返事が書か
れていました。

そこで、私は考えました。その結果、表現を変えてもう一度カスタマーにメールしようと‥‥‥‥

今度は、選考関係の質問ではなく‥‥‥‥以下の様な問い合わせに書き換えました。

「 では‥‥‥‥郵便物の行方か、噂をご存じありませんか? 」と。

「 イエス小池の小説***が行方不明なのです! 」と。

「 回答が必要なわけではなく‥‥‥‥もし、届いていれば無視してください( ご返信不要です) 。
もし、届いていないなら‥‥‥‥一言、フィリピン沖に沈んでますね‥‥‥‥とご返信ください! 」

はたして、返信やいかに‥‥‥‥?

返信が来るのか、来ないのか‥‥‥‥何も無ければ「 届いている 」し、もし返信があったら「 届い
ていない 」! ?

毎日、毎日‥‥‥‥複雑な気持ちで‥‥‥‥私は待ちました。

本気で、一本のメールを待ちました!

タイからの国際郵便が不着になる事は数%の確率で起こります。私としては、集英社の「 小説すば
る新人賞 」の時の事があるので、毎日気になって仕方がありませんでした。

そろそろ、そんな心配も諦めに変わっていった頃、丁度質問のメールを送ってから2週間が経った時
でした。

小説野性時代のカスタマーから返信がありました。

これは‥‥‥‥まさか‥‥‥‥

‥‥と、ちょっと心配しつつ、メールを開く‥‥‥‥

そこには、「 到着を確認 」と記されていました。

1000本もの作品群から、私の一作を探し出してくれたのか‥‥‥‥ちょっと感激!

そして、‥‥‥‥通常、個別の到着確認はしてません。ご了承ください‥‥‥‥との文句があり‥
‥‥‥

最後に、例の如く‥‥‥‥今後とも、当社の製品をご愛顧下さい!

このメールが届いたのが、9月26日。

その前日の9月25日が私の誕生日で、69歳になっていました。

この二週間で、一つ歳を取り、体重が2㎏ほど減った気がします。

さすが‥‥‥‥

「 小説やせる時代 」


この応募作品が第一次選考を突破できるかどうかは‥‥‥‥「 小説野性時代1月号 」に発表されま
すので、12月末には結果がわかります。

もし、ダメだったら‥‥‥‥

その時には、2025年3月締め切りの「 小説すばる新人賞 」かポプラ社の「 小説新人賞 」へ応募す
るつもりです。

そのための作品は、もう準備しています‥‥‥‥

年取って、ヒマになるとしつこいよね。


1000本の‥‥‥‥

その一本、一本の作品が、私の様なしつこい老人たちが、ネチネチと書き込んでいるのだったら‥‥
‥‥ちょっと気味が悪い かも。( 笑 )



               「 漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その31 」へつづく・・・・
 
              ( 月一連載を目指していますが、無理だと思います )
 

               ★前の記事へ→ 「漫画家アシスタント移住物語 こりゃタイ編 その29」へ戻る 】

 
 

 
   


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「もう終わりで章 その1」 「移住物語 こりゃタイ編 その1」




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