麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

青図と野帳

2024年12月01日 | 身辺雑記

ちょいちょい「土建屋の息子」と

自分のことを書くが、

生前の父が仕事にしていた。

私自身は一切関与しておらず、

損保代理店を兼業していた頃に

父の会社の自動車や火災等の

保険を担当した程度。

 

さて、小さい頃

インドア派だった病弱な私は

本を読んだり落書きしたり……。

その描くのに使っていたのが、

スケッチブックではなく

広告や青図の裏だった。

 

青図とは、青地に白線で書かれた

大判の印刷図面なのだが、

古くなって破棄するものを

適当なサイズに切って使っていた。

広告よりしっかりした厚さで、

また独特の風合いもあって

お気に入りだった

 

各駅しか停まらないような

小さな町にも、青図を焼く店が

昔は当たり前にあったけれど、

すっかり見かけなくなった

 

そうそう、青図といえば……。

eYACHOのテレビコマーシャルを

少し前に初めて目にして。

言わんとすることは理解できたが、

そのネーミングが不明すぎて

思わずポチったわけである。

 

「野外で用いる手帳。手簿(てぼ)。

実地調査のための記録帳」などと。

さらに「表紙に防水加工、

またはビニールカバーを施した

縦長のポケットサイズ」と説明が。

 

あっ、ちびっこの頃、

使えるとこが少ね〜と

ぶーたれながら使ってたぞ。

そう思わず口にした。

 

建設現場に特化した作りで、

尺貫換算表だの関連連絡先、

あと方眼のページもあって、

素人の、しかもガキンチョが

扱っちゃ駄目な代物だったのだ。

 

そうか「野帳」というのか。

半世紀経って知った。

そーゆーものって、いっぱいある。

あるはずなのに即思いつかない

 

 

 

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ぶらり館林その4〜まいどの余話

2024年11月30日 | 身辺雑記

11月24日に群馬県館林市へ。

県立美術館別館のイベントを観た。

 

下は別館からの風景。

沼との共生を「里沼」と称して、

そこに息づく文化を「日本遺産」に

認定されている。

 

 

駅西口。

美術館へのバス停すぐそばに

立派な建物があり、何かな〜と

近くまで行ったら・・・

 

 

機械ゲート式有料駐輪場でした。

「樽勘」は今はなくなった

醤油製造所の屋号らしく、

チャリPにその看板が掲げてある。

……情緒があって良い。

 

かたや情緒はまるでないけれど、

ある意味実用的な駅の時刻表。

 

 

左に写り込んだヒトと較べれば、

完全に無駄な大きさだと判るだろう。

だけど最近急激に視力が落ちていて、

個人的には嬉しい。

同様に高齢化の日本。

助かる人もきっと多いのだ。

 

・・・毎度の「ぶらり」からこぼれた話。

 

最後に。

邑楽郡の一部が合併し、市制70周年と

「その3」に紹介したけれど、

邑楽郡は今尚存在し「その2」に登場の

俳優・加藤亮佑(りょうすけ)の

出身地でもあるわけだが、難読だ。

 

「おうら」と読み、郡内には5町。

板倉、明和、千代田、大泉、邑楽。

板倉町には1997年開業の東武日光線

「板倉東洋大学前駅」があり、

今もあるのだけれど……

春にキャンパスが全て移転した。

 

町は勿論だが、県知事も反発。

大学側は「撤退」とは言っていないが

さて、どうなるかしら?

 

東急の「学芸大学前駅」などのように

ならないと良いけれど

 

そうそう。なくなるといえば、

都内と館林を往復する際に通過した

「春日部」のランドマークのひとつ

イトーヨーカドー春日部店が、

たまたまだがこの日閉店した。

……あとで知ったことだが。

 

(おわり)

 

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ぶらり館林その3〜カルピスのまち

2024年11月29日 | 身辺雑記

駅がカルピスのラッピング。

 

 

東武線「館林駅」東口。

伊勢崎線、佐野線、小泉線の

3路線ある駅で

「しゃれた模様の窓がある

洋館風の駅舎で小規模ながら

歴史を感じさせる駅」であると

〈関東の駅百選〉にもなっている

けれど……カルピス群馬工場が

館林にはあるから、つまり、

まぁ、そうゆうことだ

 

 

ホームには自販機。

ミュージアムも近くにあるらしい。

 

ただ、引いて見れば「百選」も頷ける。

 

 

そして。

昭和29年4月1日に館林町を中心に

1町7村の大同合併により県下7番目の

「市」になって、70年だそう。 

田中正造記念館、田山花袋記念文学館、

向井千秋記念子ども科学館に

製粉ミュージアムなどもある

両毛地域の中核都市にふさわしい発展を

周年を機にさらに目指して行くと言う。

 

 

前述製粉ミュージアムは日清製粉、

向かい合うように建つのは

正田醤油の正田記念館(写真なし)

 

館林を支えるさまざまな企業とともに 

近年は「聖地」も大きなパワー。

 

のぼりは〈よりもい〉こと

アニメ『宇宙よりも遠い場所』

(宇宙は「そら」と読むらしい)の

主要キャラ4名が、市では初の

「館林アニメアンバサダー」として

館林の魅力を広く市内外に発信。

 

(あと、もう1回ある

 

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ぶらり館林その2〜館林美術館

2024年11月28日 | 身辺雑記

 

館林にある美術館。

正式名称は「群馬県立美術館」。

高崎市の群馬県立近代美術館とは別。

そして「近代」が古く、

こちらが県2館目になるという。

2001年10月26日開館。

 

訪れた日は「ミロ展」がメイン展示

だったのだが、筆者の目的は別館。

 

 

フランスの彫刻家で『白熊』や

『コゼット』で知られるポンポン。

1855生まれ、1933年没。

フランソワ・ポンポンは本名。

作家として脚光を浴びたのは晩年で、

彫刻家の助手を長く務めた苦労人。

 

そんな彼の工房を「別館」として展示。

アトリエ内部も精巧に再現しており、

この美術館全体のアイコンを標榜。

 

また、もともとは沼地だった郊外の

水耕田跡地に建設された建物を含む

広大な敷地自体が「美術館」といえる。

 

 

路線バスで駅から約30分。

日祝のみ4本ある直通なら12分だ。

行きも帰りもラッキーなことに

貸し切りだった。

……みな自家用車で行くのだろう

駐車場は確かに混んでいた。

 

遊具のある公園や野球場、

ターゲットバードゴルフ場も隣接。

ファミリーの「憩いの場」としても

機能するつくり。

もちろんレストランもある。

 

 

そんな県立美術館別館では

ナレーションで楽しむ特別展示を

9月28日〜12月15日に開催中。

さる11月24日(日)には、

ナレーションを担当する俳優

加藤亮佑を招き、

学芸員とセッションする企画を。

 

それを覗いたのでした。

(その3につづく)

 

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ぶらり館林その1〜分福茶釜

2024年11月27日 | 身辺雑記

「鶴舞う形」と上毛かるたに謂う

群馬県の南東部にあたり、

ちょうど「ツルの頭」に位置する

館林市を生まれ初めて訪れた。

 

館林といえば「茂林寺」。

茂林寺といえば、分福茶釜を

ふつうは連想するけれど、

野球ファンには「地獄の茂林寺」。

巨人初代監督・藤本が敢行した

「茂林寺キャンプ」!

日本プロ野球のまだ黎明期、

「職業野球リーグ」と称された

1936年9月、昭和でいえば11年だから、

還暦近い筆者でも知る由がないのだが

 

長嶋巨人が79年5位に終わった

シーズンオフに、

江川、西本、角ら投手陣、

河埜、中畑、篠塚、淡口ら野手陣の

当時の若手をしごいた「伊東キャンプ」。

その参考にしたのが茂林寺だと

こどもの頃に耳にして、

それが強くインプットされている。

 

てなわけで。

駅前にも関連の石碑がありました。

茶釜のタヌキらと並んで。

 

 

長い前置になったが、目的は

茶釜でも茂林寺でもなく県立美術館。

 

地下鉄の半蔵門線が乗り入れていて、

一気に「久喜」まで行けちゃった。

そこで館林行きに乗り換えたのだが、

なんか良い感じに揺れて

旅気分がグッと湧いた。

「茂林寺前」駅を通過する頃からは

景色も旅情満点の田園

 

昼前に到着。

 

 

有名な「花山うどん」の本店は

日曜日でお休み

まぁ、目的はグルメじゃないからな。

 

(その2へ)

 

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出水田母娘〜都道府県対抗女子駅伝0013(後篇)

2024年11月26日 | スポーツ

第31回全国都道府県対抗女子駅伝

神奈川の優勝タイムは未だ

大会記録のまま燦然と輝いている

 

区間賞は4区のみながら、

区間2位の走りを2区、6区、7区

そしてアンカーが見せ、

5区4位、1区6位と総合力での勝利

と前篇に書いた。2013年のこと。

 

3区は14位。

しかし総合順位は4位と二つ落とすに留め、

4区松山の快走に繋げた。

 

 

連覇を狙った大阪は、

3区の高松望ムセンビ(薫英女中)、

5区の大森菜月(薫英女高)、

7区の松田瑞生(同高)が区間賞と

若き力が弾けたが、及ばず3位。

また、前半2区~5区でトップだった

岡山はダブルエースの

7区中村友梨香(天満屋)、

9区重友梨佐(同)が不調で、

終わってみれば10位。

優勝候補筆頭だった千葉は4位フィニッシュ。

 

 

さて前篇では双子の姉妹などについて書いた。

今日は母娘にスポットを当てたい。

 

神奈川5区の出水田眞紀(白鵬女高)は、

第5回大会で、神奈川初優勝時のアンカー

田村有紀(旧姓/日産自動車)の愛娘

 

その87年は熊本とのデッドヒート。

5区で先頭に立った神奈川に対し、

熊本は6区で奪首すると最終区まで

先頭で風を切った。

それをエース田村が逆転したレース

 

出水田は「いずみだ」。

眞紀は立教大時代には

世界大学クロスカントリーで

個人銅、団体金など活躍し、

現在は第一生命。

さる日曜日の「クイーンズ駅伝」

5区10kmのエース区間を担った。

 

オリンピアンの新谷仁美(積水化学)、

鈴木亜由子(JP)、一山麻緒(資生堂)

らを向こうに回し、堂々の区間6位!

ちなみに新谷3位、鈴木4位、一山8位。

 

今年の「クイーンズ」も熱かった

優勝はJP日本郵政グループが

4年ぶり4回目の優勝。

・・・ほかにも山ほど書きたいが

本日はここまで

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森田姉妹〜都道府県対抗女子駅伝2013(前篇)

2024年11月25日 | スポーツ

きのう双子の森田姉妹の活躍などと

弊ブログにあっさり書いたけれど。

 

その森田姉・香織が昨日、

杜の都でのラストラン

実業団の頂上決戦「クイーンズ駅伝」で

パナソニックのアンカーを務め、

アスリートパークのゴールへ!

チームは4位入賞。

個人順位も7位と上々!!

 

 

そんな彼女が都道府県対抗駅伝」の

未だ破られていない大会記録を樹立した

「神奈川」の一員だったのは2013年、

荏田高2年のシーズンだ。

 

前年と同じ6区で、国際会館前から

飛び出した時は3番手。

兵庫・福田に次ぐ2番目の時計で、

番手もひとつ上げ、妹へ。

 

保土ヶ谷中2年で代表入りしながら

3年続けて補員だった妹・詩織にとって

初の都大路。順位をさらに一つ上げ、

8区中学生の木下友梨菜(永田中)へ。

仲良くこちらも区間2位だった。

 

翌年も同じ6、7区で襷を繋いだ双子は

姉区間2位、妹区間3位と好走し、

総合4番手まで順位を引き上げた。

卒業後は地元の強豪パナソニックに

揃って入社。クイーンズ駅伝を制し

日本一に輝くなど活躍する。

 

妹・詩織は昨季シューズを脱いだ。

姉・香織も前述通り、今シーズンで

長い競技生活にピリオドを打つ!

 

話を「都道府県」に戻そう。

アンカーの吉川美香(パナソニック)に

トップと1秒差でリレーした神奈川。

 

夏にロンドン五輪10000mに出場、

06〜10年には日本選手権1500mで

5連覇を成したエース吉川だが、

麻溝中、荏田高、パナソニックと

進みながら計10回走ったこの大会では

28回大会の2区5位が最高成績で

他は二桁順位。25回は1区で40位と

力を発揮できていなかった。

 

迎えた31回。

前を行く大阪のアンカーとの力をみれば

逆転は容易かった。

むしろ後ろが怖かった。

新谷仁美(千葉)、小林祐梨子(兵庫)ら

各チームのエースの追撃をかわして

優勝テープを切った。

自身も区間2位と過去最高の走り!

 

2時間14分55秒。

既述の6区、7区、9区のほか2区も

区間2位。8区木下は3位で、

全9区間で区間賞は4区松山祥子

(パナソニック)のみだった。

しかし、5区出水田眞紀(白鵬女)が4位、

1区青山瑠衣(ユニバーサルAC)6位と

一人ひとりが余すことなく力を発揮した

総合力での勝利だった

 

【後篇へ】

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東日本と全国と

2024年11月24日 | スポーツ

東日本女子駅伝が今年をもって

その役割を終えたと記したのは昨日。

(大会自体はちょいと前で11月10日)

第39回大会は、東京の3連覇を阻止し

埼玉が18大会ぶり4度目の優勝

 

さて、年明けに都大路を駆ける

全国都道府県女子駅伝の前哨戦とも

称される「東日本」だが、

11月の福島を制して1月も一等最初に

ゴールテープを切ったのは

2012年度の神奈川県のみ!

 

京都が18回の優勝と圧倒的な強さ、

次いで兵庫と大阪も各4回と

西日本勢が制していることもあるが、

例えば昨年・・・

東日本を東京が連覇するも

全国は東日本2位の宮城が戴冠

という具合に東の女王が日本一も!

となるのはピーキングが難しく、

且つ実力伯仲ゆえ一度しかない。

(余談だが西日本女子駅伝はない)

 

その唯一の二冠が我が神奈川。

タイムは2時間14分55秒。

第31回大会に樹立し

破られていない記録だ!!

 

青山瑠衣・秋山桃子・佐藤成葉・

松山祥子・出水田眞紀・森田香織

・森田詩織・木下友梨菜・吉川美香

と繋いだ2013年1月13日のこと。

 

そんなことを綴った日に

宮城で開催される駅伝は

通称「クイーンズ」

〜実業団No.1決定戦!

明けて12時15分にスタート

 

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おのとらゆい

2024年11月23日 | スポーツ

「ぬくもり」という珍しい姓に

触れたのは昨日のブログ。

珍名でいえば、昨年11月12日に

〈おのとら〉というタイトルで

書いてもいるのだが……

 

駅伝に出場した選手の苗字から、

筆者が習ってはいない

小学校の産休教諭を思い出した、

という内容だった。

なので、走りには触れずじまい

 

タイトルを彼女のフルネームにし、

本日は彼女のことも書こう。

 

まず出場した「東日本女子駅伝」は

今年、微妙な開催数で役目を終えた。

その数39。さる10日のことだ。

 

1984年、福島テレビの提唱による

「東北・北海道女子駅伝大会」が前身。

前年からの「全国都道府県対抗女子駅伝」

を睨んだ、同地区の育成強化が目的だった。

 

85年には早くも関東・甲信越及び静岡の

18都道県代表が競う「全国」前哨戦となり

以来、熱い闘いの歴史が刻まれてきた

 

それら鑑みて無理苦理にいえば、

ありがとうのサンキューでゴール

というところか。

 

さて、第38回大会では中学生だった

男乕結衣(おのとらゆい)選手は

4区区間賞で宮城を9位から2位へ

押し上げる力強い走りを見せ、

年明けの「全国」では8区区間賞

宮城の優勝に貢献し、

「未来くん賞※」を受賞した。

 

(※京都府スポーツ賞の中の

中学生位以下に与えられるもの)

 

今春、ダルビッシュの母校でもある

東北高校に進んだ彼女は

東日本ラストランでは3区を担い

またも区間賞!

チームを3位からトップへ!!

最終的にチームは6位フィニッシュ。

 

活躍の続く彼女は、明治安田が

全国の地元アスリートを応援する

「地元アスリート応援プログラム」の

宮城県の代表でもある。

 

好物は地元の名物でもある「ずんだ」。

ずんだシェークや具体的に「喜久福」の

ずんだ大福も挙げている。

 

ちなみに「喜久福」とは、

仙台の誇る日本茶と和洋菓子の会社

大正9年創業の老舗

「お茶の井ケ田(いげた)」の看板商品。

抹茶、ほうじ茶、生クリーム、

そして、ずんだの4つの味

 

 

宮城出身の長距離ランナーは、

大崎市生まれで常盤木学園(仙台)から

東洋大学を経て積水化学。

2023世界選手権マラソン代表の

佐藤早也伽、

若柳町(現・栗原市)出身で、

聖和学園(仙台)から日本ケミコン。

99年世陸、翌年のシドニー五輪の

10000m代表の高橋千恵美らがいる。

 

そんな先輩たちに負けない走りを

目にする日は近いかもしれない。

 

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ぬくもり

2024年11月22日 | 身辺雑記

富山を訪れた話を随分長々と書いた。

(11月8日〜15日、弊ブログ)

 

夜10時過ぎ、一人コンビニへ。

旅の初日だから3日祝日だ

 

店員さんの名札に「ぬくもり」。

「まちのホットステーション」を

標榜するLで始まる店舗で、

出来過ぎにも程があるぞと思いつつ、

宿に戻って検索してみた。

どんな漢字かな、と。

 

《温森》さんは全国順位93,177位で

日本におよそ10人の珍名さんだった。

「名字由来net」によれば全て北海道。

他の都府県は現在「調査中」らしい。

 

一方「全国姓氏語源辞典」では

全国に約40人の《温盛》さん。

北海道紋別市、東京都町田市、

三重県桑名市に、ごく少数とあり、

富山県富山市に約30人と。 

 

 

わ、わ、わ、わ〜〜っ

その中のお一人に遭遇した

 

さらに「〜語源辞典」では解説があり、

〈富山県富山市森では同地を開拓して

「貫く森」と表現してヌクモリに当て字〉

とも。へぇ〜。

 

高橋という凡姓だから珍名さんには

そもそも惹かれがちだが、

「ぬくもり」は響きからして格段

 

例えば渡辺幸子さんとゆー

なかなかに平凡な方が温盛姓と結婚し、

温盛幸子。

いまどき婚姻による名字に関しては

センシティブかしらん。

 

温森家に誕生した男児に莞爾。

莞爾は「にっこり笑うさま」を指すが、

音としても「ぬくもり感じ」に。

いや、むしろ親は苗字と繋がらない

名を与えるのだろうか……。

 

富山は珍名の宝庫で、海と親しい

「釣」「網」「海老」「魚」「波」など。

また眼目と書いて「さっか」と読む

難読珍名さんもいるらしい。

 

 

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